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〜シンデレラガール〜
アスペルド信仰教団の陰謀②
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私はフードを被って誰にも見つからないように路地裏を歩いていた。
この前のペスト菌騒動で多くの人を救ったため町中の人が私を聖女様、聖女様と呼んでくるようになった。最近は家を出る時はなるべく人に見つからないようにフードを深く被って顔を隠すようにして外出している。
今日も本当はあまり外出することは控えたいのだが、アスペルド教会へ来てほしいと司祭様からの申し出があり家族に促され外出することになった。なんでも多くの人を救った功績が認められてアスペルド教団の重役に選ばれるかも知れないということだった。
アスペルド教団の重役に選ばれることはとても名誉なことだ、と言って家族はとても喜んでくれたので、期待を裏切る事ができずにアスペルド教会に向かうことにした。
私は路地裏をこそこそ歩いていると大きな門の前に衛兵が二人立っていて、私を見るなり衛兵の一人が怪しいやつと声をかけてきた。
「そこのお前! 止まれ。怪しい奴だな顔を見せろ!!」
私はビクビクしながら衛兵の言う通りフードをめくって顔を見せた。衛兵は私の顔を見ると驚いたように声を出した。
「お……お前は? ティアラ様じゃないか?」
衛兵の一人がそう言うともう一人の衛兵もびっくりして声を上げた。
「何! 本当か? こんなにかわいい少女が?」
私は男の人からかわいいと面と向かって言われたのが嬉しかったが、衛兵の二人は興奮して大きな声で叫ぶものだから周りの人たちが段々と私に気づいて近寄ってきた。
衛兵はそんなことお構いなしでさらに強引に声をかけてきた。
「ここで会えたのもいい機会だ。私たちと食事にいきましょう」
二人の衛兵はそういうと私の返事を待たずに腕を掴んでどこかに連れて行こうとした。私は必死で抵抗したが大人の男の人の力にはかなわず引きずられて行った。
「おーーーい。待ってくれ!」
後ろから声をかけられて私と二人の衛兵は振り向いた。そこには銀髪の整った顔立ちの男が走ってこちらに近づいて来ていた。すると銀髪の男は私に声をかけてきた。
「ごめん。ごめん。待った?」
私がポカンとした顔をしていると、銀髪の男は衛兵に向かって話をした。
「この子は僕の彼女です。貴方たち僕の彼女の手を離してくれないか?」
衛兵は暫く怪しい男の顔を見ていたが、急に衛兵の一人が驚いた顔をして申し訳ありません、と言って仲間の衛兵を連れて逃げて行った。その様子を見て私は何がなんだかわからなかった。
二人の衛兵が居なくなると周りの人々が私たちに近づいてきていた。あっという間に私たちの周りに人だかりができて、私は取り囲まれる形になった。私がどうしようか悩んでいるといきなり銀髪の男が私を抱っこしてきた。私は急のことなので頭がパニックになっていると銀髪の男は耳元でそっと囁いた。
「しっかり捕まれよ」
銀髪の男は私を抱っこしたままそう言うと近くのゴミ箱の上を踏み台にして飛び上がった。するとフワリと高く空中に舞い上がり、家の二階まで届いた。二階の窓枠を踏み台にして再び高くジャンプするとあっという間に家の屋根上まで飛んでいた。
まるで無重力空間をジャンプしているようにフワリと私たちは舞い上がった。銀髪男は家の屋根を次々と踏み台にしてジャンプしていった。私は銀髪男に抱っこされながら空を飛んでいた。私はこれがお姫様抱っこというものなのかと思った。
小さい頃より周りの友達はいっか運命の人に会ってお姫様抱っこされたいと言っていたがこんなにも良いものであれば憧れるのも納得した。屋根の上にはまだ昨晩の雪が積もっていたので銀髪の男は新雪の雪に足跡を残しながら次々と家の屋根を飛んで行った。私はなぜ重力を無視して飛んでいられるのか不思議に思い銀髪の男に聞いてみた。
「なんで重力を感じないの?」
「魔法の力だよ」
銀髪の男は当たり前のように私に言った。私は魔法という言葉を聞いて自分が異世界に転生したことを実感した。ここは異世界だから魔法が存在したのである。ゲームのように私にも魔法が使えるかもしれない。私は魔法を使えるようになりたいと思っていたので男に聞いてみた。
「すごい! どうやったら魔法が使えるようになるの?」
「魔法を使うにはまず、魔力が必要になるんだ」
「魔力はどうやるともらえるの?」
「魔力は人の思いが力になるんだ」
「人の思い?」
「そうだ。人から尊敬や愛されるとその思いが力になりやがて思われた人の魔力になる。だからティアラ。君はすでに多くの人から慕われているおかげで魔力が普通の人よりは多いけど、まだまだ魔法が使えるようになるにはもう少し時間が掛かるだろうな」
「本当に? 魔力が溜まったら使い方を教えてくれる?」
「いいよ。時期が来たら俺が会いに来てやるよ」
「いいえ。そんなの悪いわ私から会いに行くから居場所を教えて?」
「それは秘密だ。魔法使いは居場所を知られちゃだめなんだ」
「そうなの? わかったわ。それじゃせめてあなたの名前だけでも教えてもらっていいかしら?」
「アルフレッド」
アルフレッドはそう言うと一際高い建物の屋根を飛び越えた。私はフワリとした感覚にまるで夢の中のような感覚になり心地よく思っているとアルフレッドがいきなり、まずい、と言った。
「どうしたの?」
「魔力が切れた」
「え? どう言うこと?」
「このまま落ちるから気をつけて」
「は?」
私がそう言った途端二人とも落下していった。
「キャーーーーーーー!!!!」
私たちは古い古屋の屋根を突き破ると高く積み上がった藁の上に落下した。
「ゴホゴホ……大丈夫か?」
「ええ……、何とか生きてます」
私はそう言って顔を上げると目の前に怒った馬の顔があった。
「まずい! 早くここから出るぞ!!」
アルフレッドは私のフードを掴むと引っ張りながら古屋から飛び出した。私達は二人で藁と埃だらけの格好で路地裏を走った。
しばらく走ったところでようやく落ち着いた私は服に付いた藁や埃を払いながらアルフレッドを見るとバツの悪そうな顔で悪かったな、と言ってきた。
私はアルフレッドの顔に付いた藁を取りながらお礼を言った。
「いえ。私の方こそ助けてくれてありがとうございます」
「本当はこんなはずじゃないからな」
「え? あ……はい」
「きょ……今日は調子が悪かったんだ」
「そ……そうなんですか。あ……あの私先を急いでいるので……そ……その……」
「あ……ああ、そうか、それじゃまたな」
「はい」
私はアルフレッドから離れるとありがとうございます、と再度お礼を言って別れようとしたらアルフレッドが服の内ポケットからストールのようなものを出して私の首に巻いてくれた。
「これを首に巻いていろ」
「これは?」
「気配を消してくれるストールだ。これを首に巻くと人から見つかりずらくなる」
「本当に? これでフードを被らなくてもいいの?」
「そうだ。ほらやるよ」
「え? 悪いわこんな効果そうなものを貰えないわ」
「いいんだ。こんなものまだ家にいっぱいあるから」
「え……本当に? もらっていいの?」
「ああ。君とはまたすぐに会えそうな気がするからな」
「わかったわ。本当に助けてくれてありがとう」
私はストールを首に巻いたままアルフレッドと別れた。アルフレッドの言う通りストールを巻いた私は周りの人に気づかれなくなった。私は久々にフードを脱いで広々と視界の開けた町を散策しながらアスペルド教会を目指したが一点気になる事があった。
(なぜアルフレッドは私のことを知っていたのだろう?)
この前のペスト菌騒動で多くの人を救ったため町中の人が私を聖女様、聖女様と呼んでくるようになった。最近は家を出る時はなるべく人に見つからないようにフードを深く被って顔を隠すようにして外出している。
今日も本当はあまり外出することは控えたいのだが、アスペルド教会へ来てほしいと司祭様からの申し出があり家族に促され外出することになった。なんでも多くの人を救った功績が認められてアスペルド教団の重役に選ばれるかも知れないということだった。
アスペルド教団の重役に選ばれることはとても名誉なことだ、と言って家族はとても喜んでくれたので、期待を裏切る事ができずにアスペルド教会に向かうことにした。
私は路地裏をこそこそ歩いていると大きな門の前に衛兵が二人立っていて、私を見るなり衛兵の一人が怪しいやつと声をかけてきた。
「そこのお前! 止まれ。怪しい奴だな顔を見せろ!!」
私はビクビクしながら衛兵の言う通りフードをめくって顔を見せた。衛兵は私の顔を見ると驚いたように声を出した。
「お……お前は? ティアラ様じゃないか?」
衛兵の一人がそう言うともう一人の衛兵もびっくりして声を上げた。
「何! 本当か? こんなにかわいい少女が?」
私は男の人からかわいいと面と向かって言われたのが嬉しかったが、衛兵の二人は興奮して大きな声で叫ぶものだから周りの人たちが段々と私に気づいて近寄ってきた。
衛兵はそんなことお構いなしでさらに強引に声をかけてきた。
「ここで会えたのもいい機会だ。私たちと食事にいきましょう」
二人の衛兵はそういうと私の返事を待たずに腕を掴んでどこかに連れて行こうとした。私は必死で抵抗したが大人の男の人の力にはかなわず引きずられて行った。
「おーーーい。待ってくれ!」
後ろから声をかけられて私と二人の衛兵は振り向いた。そこには銀髪の整った顔立ちの男が走ってこちらに近づいて来ていた。すると銀髪の男は私に声をかけてきた。
「ごめん。ごめん。待った?」
私がポカンとした顔をしていると、銀髪の男は衛兵に向かって話をした。
「この子は僕の彼女です。貴方たち僕の彼女の手を離してくれないか?」
衛兵は暫く怪しい男の顔を見ていたが、急に衛兵の一人が驚いた顔をして申し訳ありません、と言って仲間の衛兵を連れて逃げて行った。その様子を見て私は何がなんだかわからなかった。
二人の衛兵が居なくなると周りの人々が私たちに近づいてきていた。あっという間に私たちの周りに人だかりができて、私は取り囲まれる形になった。私がどうしようか悩んでいるといきなり銀髪の男が私を抱っこしてきた。私は急のことなので頭がパニックになっていると銀髪の男は耳元でそっと囁いた。
「しっかり捕まれよ」
銀髪の男は私を抱っこしたままそう言うと近くのゴミ箱の上を踏み台にして飛び上がった。するとフワリと高く空中に舞い上がり、家の二階まで届いた。二階の窓枠を踏み台にして再び高くジャンプするとあっという間に家の屋根上まで飛んでいた。
まるで無重力空間をジャンプしているようにフワリと私たちは舞い上がった。銀髪男は家の屋根を次々と踏み台にしてジャンプしていった。私は銀髪男に抱っこされながら空を飛んでいた。私はこれがお姫様抱っこというものなのかと思った。
小さい頃より周りの友達はいっか運命の人に会ってお姫様抱っこされたいと言っていたがこんなにも良いものであれば憧れるのも納得した。屋根の上にはまだ昨晩の雪が積もっていたので銀髪の男は新雪の雪に足跡を残しながら次々と家の屋根を飛んで行った。私はなぜ重力を無視して飛んでいられるのか不思議に思い銀髪の男に聞いてみた。
「なんで重力を感じないの?」
「魔法の力だよ」
銀髪の男は当たり前のように私に言った。私は魔法という言葉を聞いて自分が異世界に転生したことを実感した。ここは異世界だから魔法が存在したのである。ゲームのように私にも魔法が使えるかもしれない。私は魔法を使えるようになりたいと思っていたので男に聞いてみた。
「すごい! どうやったら魔法が使えるようになるの?」
「魔法を使うにはまず、魔力が必要になるんだ」
「魔力はどうやるともらえるの?」
「魔力は人の思いが力になるんだ」
「人の思い?」
「そうだ。人から尊敬や愛されるとその思いが力になりやがて思われた人の魔力になる。だからティアラ。君はすでに多くの人から慕われているおかげで魔力が普通の人よりは多いけど、まだまだ魔法が使えるようになるにはもう少し時間が掛かるだろうな」
「本当に? 魔力が溜まったら使い方を教えてくれる?」
「いいよ。時期が来たら俺が会いに来てやるよ」
「いいえ。そんなの悪いわ私から会いに行くから居場所を教えて?」
「それは秘密だ。魔法使いは居場所を知られちゃだめなんだ」
「そうなの? わかったわ。それじゃせめてあなたの名前だけでも教えてもらっていいかしら?」
「アルフレッド」
アルフレッドはそう言うと一際高い建物の屋根を飛び越えた。私はフワリとした感覚にまるで夢の中のような感覚になり心地よく思っているとアルフレッドがいきなり、まずい、と言った。
「どうしたの?」
「魔力が切れた」
「え? どう言うこと?」
「このまま落ちるから気をつけて」
「は?」
私がそう言った途端二人とも落下していった。
「キャーーーーーーー!!!!」
私たちは古い古屋の屋根を突き破ると高く積み上がった藁の上に落下した。
「ゴホゴホ……大丈夫か?」
「ええ……、何とか生きてます」
私はそう言って顔を上げると目の前に怒った馬の顔があった。
「まずい! 早くここから出るぞ!!」
アルフレッドは私のフードを掴むと引っ張りながら古屋から飛び出した。私達は二人で藁と埃だらけの格好で路地裏を走った。
しばらく走ったところでようやく落ち着いた私は服に付いた藁や埃を払いながらアルフレッドを見るとバツの悪そうな顔で悪かったな、と言ってきた。
私はアルフレッドの顔に付いた藁を取りながらお礼を言った。
「いえ。私の方こそ助けてくれてありがとうございます」
「本当はこんなはずじゃないからな」
「え? あ……はい」
「きょ……今日は調子が悪かったんだ」
「そ……そうなんですか。あ……あの私先を急いでいるので……そ……その……」
「あ……ああ、そうか、それじゃまたな」
「はい」
私はアルフレッドから離れるとありがとうございます、と再度お礼を言って別れようとしたらアルフレッドが服の内ポケットからストールのようなものを出して私の首に巻いてくれた。
「これを首に巻いていろ」
「これは?」
「気配を消してくれるストールだ。これを首に巻くと人から見つかりずらくなる」
「本当に? これでフードを被らなくてもいいの?」
「そうだ。ほらやるよ」
「え? 悪いわこんな効果そうなものを貰えないわ」
「いいんだ。こんなものまだ家にいっぱいあるから」
「え……本当に? もらっていいの?」
「ああ。君とはまたすぐに会えそうな気がするからな」
「わかったわ。本当に助けてくれてありがとう」
私はストールを首に巻いたままアルフレッドと別れた。アルフレッドの言う通りストールを巻いた私は周りの人に気づかれなくなった。私は久々にフードを脱いで広々と視界の開けた町を散策しながらアスペルド教会を目指したが一点気になる事があった。
(なぜアルフレッドは私のことを知っていたのだろう?)
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