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第一世界 神魔交錯戦域ヴェレツェルト 序章 勇者召喚世界
2,ステータス&お勉強
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「私のステータスはこんな感じ。」
name:森宮 静
種族:人族
mainjob:巫女
subjob:結界師
種族Lv:1
体力 C
魔力 B
筋力 C
知力 B
スキル─────────────────
・ノーマルスキル
『祈祷術 Lv1』『結界術 Lv1』
『回復魔法 Lv1』『光属性魔法 Lv1』
『魔力回復速度上昇 Lv1』
『舞踏 Lv1』『付与術 Lv1』
・エクストラスキル
『降霊術』『言語理解EX』
────────────────────
称号──────────────────
『光の加護』『創造神の加護』『異世界人』
────────────────────
「ほー、2人そろって守り系のステータスビルドかー。なんか作為的なものを感じる。」
「ハハハ、でも私攻撃系スキルが光属性魔法しかないからなぁ。多数に囲まれると大変かもよ?でもまぁその時は秋くんに頼ればいっか。」
「おぅ、なんかナチュラルに惚気けてきたんですけど。リア充こっわ。あと回復魔法って攻撃スキルだと思うんだけど。」
「……何言ってんだおまえ?」
「いやだって秋、過回復なんて言葉もあるくらいだから魔力多めに込めて健常者を回復させたら一周まわって攻撃にならない?」
「あー、確かに。世の中にはバーサクなヒーラーなんて人もいるくらいだからな。」
「いや秋くん、その人は意味が違うよ。でも一応頭に入れとくよ、ありがとね真緒くん。」
「よし、俺たち2人のステータスを見せたから次は真緒が見せる番だぞ。さっきなんかツッコミどころ満載とか言ってたから気になってるんだ。ステータスボードはよ。」
「ハイハイ。これが僕のステータスだよ。」
name:九條 真緒
種族:人族
mainjob:魔剣使い
subjob:四元魔導師
種族Lv:1
体力 E
魔力 S
筋力 D
知力 A
スキル─────────────────
・ノーマルスキル
『中級剣術 Lv1』『肉体強化 Lv1』
『解析 Lv1』『光属性魔法 Lv1』
『魔力操作 Lv1』
・マスタースキル
『四元魔法 Lv1』
・エクストラスキル
『魔剣召喚』『全言語理解EX』
────────────────────
称号──────────────────
『光の加護』『創造神の加護』『異世界人』
『魔剣の担い手』
────────────────────
「え、確かあの姫様召喚された勇者は地球にいた頃より能力値に強化入るから大抵皆能力値が全てC以上とか言ってなかったか?」
「うん、言ってた。まぁ地球にいた頃から運動系苦手だったし体力なかったからね。ステータスの筋力がこの世界の人達の平均クラスらしいDもあったったのはむしろ有難いくらいだよ。」
「あー、確かに真緒くん運動あんまり好きじゃないって言ってたもんね。でもこのステータスなら魔法使いとかの職業の方が良かったかもね。」
「まぁね、でも肉体強化の仕様次第では近接戦闘も出来るかも。魔力の消費量によって出力が変わるタイプなら僕の魔力は神城よりも高いからもしかしたらってこともあるかも。」
「そうだな、そういうのなら確かに可能性もある。あとそろそろメイド長さん来そうじゃね?」
「あっ、そっか。確か呼びに来るって言ってたよね。部屋に戻って待っとこうかな?」
「あ、そうだった!じゃあ私も自分の部屋に戻るね。2人ともまた後で!」
さてステータスの共有はすませて別れたけどメイド長が来るまで何しようかな。王姫が言ってたことの復習?でもそれは明日以降にやる座学的なやつでやりそうなんだよなー。
んー……よし、寝よう。何気にこっちに来てから学校にいた頃みたいな強烈な眠気にあってないんだよな。また突発的にこられても困るから一応寝溜めしとこう。
「イルマ様、夕食会の準備が出来ましたのでお呼びしに来ました。イルマ様ー!」
んー、あっ。やば!急がなきゃ!
「はい!今行きます!」
思いっきり熟睡しちゃってたな。少し寝るだけのつもりだったのに。
「ではこの後トウドウ様とモリミヤ様をお呼びしてから夕食会の場所までお連れ致します。」
メイド長さんの後ろをついてすぐ近くの秋と森宮さんの部屋を回って2人を呼び1緒に夕食会の準備がされた部屋に向かったところもう既にほとんどのクラスメイトが集まっているみたいだ。
「勇者達よ、いきなり召喚してしまい申し訳ない。突然だがこの国、いやこの世界は危機に瀕している。遥か昔、神話の英雄達が総力を決して封印した邪神が封印を解きかけている。そして邪神に対抗するために貴君らを召喚した。貴君らが元の世界に戻れるようこちらも帰還方法を全力で探す、だからどうか力を貸してくれ。」
「何も陛下自ら頭を下げることなどないではありませんか!」
おぉ、まさか王様が自ら頭を下げてくれるとは。周りの貴族とか国の重鎮っぽい人達はなんか言ってるけど僕的にこの王様は信用できそうかな。
「陛下、こちらからも質問することをお許しください。」
「よい、申してみよ。」
「は、私たちに特別な力があることは分かりました、しかし我々は普通の学生として学校に通う身であり戦闘など経験したことがある者はいません。それと魔法についてですが我々が知る限り地球に魔法は存在しないため使い方などもわかりません。そこで訓練などは受けさせてもらえるんでしょうか?」
「うむ、無論すぐに前線に投入することはせん。まずはこの国の騎士団と魔法師団と共に戦い方やこの世界の常識などを学んでもらおうと思う。カミシロ殿意外に質問がある者がいたら申してみよ。……いないなら今日は勇者歓迎の宴だ。明日以降の訓練に備えて英気を養うといい。」
そう言われると共にいつの間にか皆控えていた執事やメイドさん達に連れられてテーブルの上に乗っている地球にいた頃であれば見た事もないくらい豪華な食事を食べ始めた。
そしてそのあとは特に何事もなく部屋に戻って騎士団と宮廷魔道士団の訓練の日になった。
でも実際は今日からすぐ訓練かと思っていたらまずは勉強からみたいだ。
隣でなんか秋が頭抱えてるけど僕個人としては学校の勉強よりは楽しめると思うんだけどね。
「皆さんおはようございます。皆さんの座学を担当するモーガンと言います。今日は皆さんにまずこの世界のことを勉強していただきます。」
「まずこの世界には多数の種族が存在します。種族はは人族、獣人族、森精族、土精族、魔法族、吸血鬼族、竜人族、鬼人族、魚人族、天魔族、天使族、悪魔族、神族の13種族がいます。
それぞれの特徴は後ほどまとめてお話します。
次に皆さんも昨日確認したステータスについてです。
この世界でステータスは【名前】【種族】【職業】【レベル】【能力値】【スキル】【称号】の7つの総称のことを言います。
それぞれについて説明しますね、
まず名前、これはスキルや魔道具等で偽っていない限り本名が表示されます。先に述べた2つ以外でこの欄を変えることはできません。
次に種族です、こちらは生まれた時から決まっているものになります。種族の欄が変わるのは神族まで至った時と吸血鬼族による吸血で眷属になった時のみです。
次に職業ですがこれはメインジョブとサブジョブの2つがあり、教会やギルドにある転職の宝珠によって変えることができます。
次にレベルについてですが最高でいくつまで上がるかはわかっていません。過去に邪神を封印した初代勇者様のレベルが480程だったとされています。レベルは本人が魔物を倒して経験値を得ることで上昇します。
次に能力値です。能力値は体力、魔力、筋力、知力の4つで構成されていて人族の平均値がそれぞれD、Cあれば秀才、Bあれば天才と言われA以上は各種族の中でその能力に特化した種族の中でも特に秀でたものか神族、天使族、悪魔族にしか無いとされています。
ですが勇者様方は元の世界からこの世界に召喚された時に創造神様からステータスに補正がかけられているので元の世界にいた頃よりも各能力値が上昇しています。
そしてスキルですがこれはほとんど人それぞれでその人の行動によってスキルを習得します。剣が得意な人には剣術が、魔力を多く持つ人には魔法がと言った感じです。まぁ勇者様方は召喚された時点でいくつかスキルを持っていますが。
最後に称号についてです。称号には主にその人の立場や職業が書かれています。その他その人の成した悪行や偉業、2つ名なども称号になることもあります。称号が見られれば立場や職業などがバレることに繋がりかねないので他者に見られることのないよう注意しておかなければなりません。
ステータスについては以上です。」
「それと勇者様の中に城の書庫を利用したい方などおられますか?もしいれば私の名前で許可証を発行しますが」
へぇ、城の書庫に入らせてくれるんだ。もし戦争とかに利用しようとする国なら書庫に入って他国の知識なんて得られたら謀反を起こされそうだから書庫に入らせたりしないだろうしね。この国に対する個人的な信頼度がまた1つ上がった。
でも周りを軽く見た感じだと誰も手をあげようとはしない。国自体は信用できるとしても自分で知識を集められるのは役立つと思うんだけど。僕なら手を挙げる。
「はい、書庫を利用したいと思います」
「かしこまりました、えっと……マオ様ですね。後で部屋に届けさせます。それと申し訳ありませんが今まだ皆様の名前を覚えきれてないので鑑定を使わせていただきました。」
なるほど、名前がわからなくて詰まったけどその後すぐ分かったのはそういうことか。
「ありがとうございます」
その後は他国についてや奴隷と言われる身分が存在すること、奴隷と言っても借金奴隷と犯罪奴隷のみであり双方ともに地球で言う人権は一応保証されていることなどの話があった。
奴隷については初代勇者が真っ先に改革に乗り出したため現在のように人としての生活が保証されているらしい。
それと初代勇者と初代魔王のステータスについても話があった。文献によれば双方ともに全能力値が最低でもSランクを超えており能力値だけでなく戦闘技術の方もトップクラスだったようだ。
初代勇者と初代魔王については様々な本の題材にされているみたいなので書庫の利用許可を貰ったら書庫で勇者と魔王関係の本を探してみてもいいかもしれないね。
そんなことを考えていたら今日の分の訓練(実際は座学)も終わり夕食の時間になった。昨日の勇者達の歓迎会を兼ねた夕食会の時ほど豪勢なものでは無いみたいだけれどそれでも地球にいた頃なら食べたことの無いくらい豪華な夕食だった。
昨日と同じくほとんどの人がガツガツ食べてるけどテーブルマナーとかは大丈夫なのかな?
うーん、この国の人達なら勇者と言えどもとは普通の子供だからということでマナーとかは知らなくても仕方ないとか思ってくれそうではあるし大丈夫かも?
昨日は正直豪華すぎて味がわからなかったけど今日のは昨日より多少味がわかる。秋と森宮さんは普通にファミレスとかで食べるのと同じ感じで食べてるけど……まぁあの二人はほっとけば2人だけの世界を構築するからもしテーブルマナーにうるさい人がいてもあの二人は周りのことが眼中になさすぎて声かけるのを躊躇うと思うし大丈夫でしょ。
今日もお腹いっぱいになったしそろそろ寝たいところだけどその前にモーガン先生の授業の復習をしないとね。
多分明日からは普通に訓練するだろうしそうなると一般常識なんて教わるのは今日が最初で最後だろうからね。
・・・・・・眠いな、ってかもうこんな時間か、復習をまとめるのに集中してたけどそろそろ寝ないと本格的に明日からの訓練に支障をきたしそうだな。よし、残りは明日に時間見つけてやるとしてもう今日は寝よう。
ん、もう朝か。まだ少し眠いけど起きなきゃな。起きて備え付けの洗面台で顔を洗ってその後部屋着から外用の服に着替えて準備完了。
メイドさんが呼びに来るまで昨日の続きをしようかな。
「クジョウ様ー!朝食の準備が整いましたのでお呼びしに参りました!」
「はーい!今行きます!」
朝食を食べる場所に着いたけどクラスメイトのほとんどが集まっていると共に騎士団の団長副団長と宮廷魔導師団の団長だと思われる人たちもいるな、あとモーガン先生もいる。
これからいったい何が始まるんだろう。
name:森宮 静
種族:人族
mainjob:巫女
subjob:結界師
種族Lv:1
体力 C
魔力 B
筋力 C
知力 B
スキル─────────────────
・ノーマルスキル
『祈祷術 Lv1』『結界術 Lv1』
『回復魔法 Lv1』『光属性魔法 Lv1』
『魔力回復速度上昇 Lv1』
『舞踏 Lv1』『付与術 Lv1』
・エクストラスキル
『降霊術』『言語理解EX』
────────────────────
称号──────────────────
『光の加護』『創造神の加護』『異世界人』
────────────────────
「ほー、2人そろって守り系のステータスビルドかー。なんか作為的なものを感じる。」
「ハハハ、でも私攻撃系スキルが光属性魔法しかないからなぁ。多数に囲まれると大変かもよ?でもまぁその時は秋くんに頼ればいっか。」
「おぅ、なんかナチュラルに惚気けてきたんですけど。リア充こっわ。あと回復魔法って攻撃スキルだと思うんだけど。」
「……何言ってんだおまえ?」
「いやだって秋、過回復なんて言葉もあるくらいだから魔力多めに込めて健常者を回復させたら一周まわって攻撃にならない?」
「あー、確かに。世の中にはバーサクなヒーラーなんて人もいるくらいだからな。」
「いや秋くん、その人は意味が違うよ。でも一応頭に入れとくよ、ありがとね真緒くん。」
「よし、俺たち2人のステータスを見せたから次は真緒が見せる番だぞ。さっきなんかツッコミどころ満載とか言ってたから気になってるんだ。ステータスボードはよ。」
「ハイハイ。これが僕のステータスだよ。」
name:九條 真緒
種族:人族
mainjob:魔剣使い
subjob:四元魔導師
種族Lv:1
体力 E
魔力 S
筋力 D
知力 A
スキル─────────────────
・ノーマルスキル
『中級剣術 Lv1』『肉体強化 Lv1』
『解析 Lv1』『光属性魔法 Lv1』
『魔力操作 Lv1』
・マスタースキル
『四元魔法 Lv1』
・エクストラスキル
『魔剣召喚』『全言語理解EX』
────────────────────
称号──────────────────
『光の加護』『創造神の加護』『異世界人』
『魔剣の担い手』
────────────────────
「え、確かあの姫様召喚された勇者は地球にいた頃より能力値に強化入るから大抵皆能力値が全てC以上とか言ってなかったか?」
「うん、言ってた。まぁ地球にいた頃から運動系苦手だったし体力なかったからね。ステータスの筋力がこの世界の人達の平均クラスらしいDもあったったのはむしろ有難いくらいだよ。」
「あー、確かに真緒くん運動あんまり好きじゃないって言ってたもんね。でもこのステータスなら魔法使いとかの職業の方が良かったかもね。」
「まぁね、でも肉体強化の仕様次第では近接戦闘も出来るかも。魔力の消費量によって出力が変わるタイプなら僕の魔力は神城よりも高いからもしかしたらってこともあるかも。」
「そうだな、そういうのなら確かに可能性もある。あとそろそろメイド長さん来そうじゃね?」
「あっ、そっか。確か呼びに来るって言ってたよね。部屋に戻って待っとこうかな?」
「あ、そうだった!じゃあ私も自分の部屋に戻るね。2人ともまた後で!」
さてステータスの共有はすませて別れたけどメイド長が来るまで何しようかな。王姫が言ってたことの復習?でもそれは明日以降にやる座学的なやつでやりそうなんだよなー。
んー……よし、寝よう。何気にこっちに来てから学校にいた頃みたいな強烈な眠気にあってないんだよな。また突発的にこられても困るから一応寝溜めしとこう。
「イルマ様、夕食会の準備が出来ましたのでお呼びしに来ました。イルマ様ー!」
んー、あっ。やば!急がなきゃ!
「はい!今行きます!」
思いっきり熟睡しちゃってたな。少し寝るだけのつもりだったのに。
「ではこの後トウドウ様とモリミヤ様をお呼びしてから夕食会の場所までお連れ致します。」
メイド長さんの後ろをついてすぐ近くの秋と森宮さんの部屋を回って2人を呼び1緒に夕食会の準備がされた部屋に向かったところもう既にほとんどのクラスメイトが集まっているみたいだ。
「勇者達よ、いきなり召喚してしまい申し訳ない。突然だがこの国、いやこの世界は危機に瀕している。遥か昔、神話の英雄達が総力を決して封印した邪神が封印を解きかけている。そして邪神に対抗するために貴君らを召喚した。貴君らが元の世界に戻れるようこちらも帰還方法を全力で探す、だからどうか力を貸してくれ。」
「何も陛下自ら頭を下げることなどないではありませんか!」
おぉ、まさか王様が自ら頭を下げてくれるとは。周りの貴族とか国の重鎮っぽい人達はなんか言ってるけど僕的にこの王様は信用できそうかな。
「陛下、こちらからも質問することをお許しください。」
「よい、申してみよ。」
「は、私たちに特別な力があることは分かりました、しかし我々は普通の学生として学校に通う身であり戦闘など経験したことがある者はいません。それと魔法についてですが我々が知る限り地球に魔法は存在しないため使い方などもわかりません。そこで訓練などは受けさせてもらえるんでしょうか?」
「うむ、無論すぐに前線に投入することはせん。まずはこの国の騎士団と魔法師団と共に戦い方やこの世界の常識などを学んでもらおうと思う。カミシロ殿意外に質問がある者がいたら申してみよ。……いないなら今日は勇者歓迎の宴だ。明日以降の訓練に備えて英気を養うといい。」
そう言われると共にいつの間にか皆控えていた執事やメイドさん達に連れられてテーブルの上に乗っている地球にいた頃であれば見た事もないくらい豪華な食事を食べ始めた。
そしてそのあとは特に何事もなく部屋に戻って騎士団と宮廷魔道士団の訓練の日になった。
でも実際は今日からすぐ訓練かと思っていたらまずは勉強からみたいだ。
隣でなんか秋が頭抱えてるけど僕個人としては学校の勉強よりは楽しめると思うんだけどね。
「皆さんおはようございます。皆さんの座学を担当するモーガンと言います。今日は皆さんにまずこの世界のことを勉強していただきます。」
「まずこの世界には多数の種族が存在します。種族はは人族、獣人族、森精族、土精族、魔法族、吸血鬼族、竜人族、鬼人族、魚人族、天魔族、天使族、悪魔族、神族の13種族がいます。
それぞれの特徴は後ほどまとめてお話します。
次に皆さんも昨日確認したステータスについてです。
この世界でステータスは【名前】【種族】【職業】【レベル】【能力値】【スキル】【称号】の7つの総称のことを言います。
それぞれについて説明しますね、
まず名前、これはスキルや魔道具等で偽っていない限り本名が表示されます。先に述べた2つ以外でこの欄を変えることはできません。
次に種族です、こちらは生まれた時から決まっているものになります。種族の欄が変わるのは神族まで至った時と吸血鬼族による吸血で眷属になった時のみです。
次に職業ですがこれはメインジョブとサブジョブの2つがあり、教会やギルドにある転職の宝珠によって変えることができます。
次にレベルについてですが最高でいくつまで上がるかはわかっていません。過去に邪神を封印した初代勇者様のレベルが480程だったとされています。レベルは本人が魔物を倒して経験値を得ることで上昇します。
次に能力値です。能力値は体力、魔力、筋力、知力の4つで構成されていて人族の平均値がそれぞれD、Cあれば秀才、Bあれば天才と言われA以上は各種族の中でその能力に特化した種族の中でも特に秀でたものか神族、天使族、悪魔族にしか無いとされています。
ですが勇者様方は元の世界からこの世界に召喚された時に創造神様からステータスに補正がかけられているので元の世界にいた頃よりも各能力値が上昇しています。
そしてスキルですがこれはほとんど人それぞれでその人の行動によってスキルを習得します。剣が得意な人には剣術が、魔力を多く持つ人には魔法がと言った感じです。まぁ勇者様方は召喚された時点でいくつかスキルを持っていますが。
最後に称号についてです。称号には主にその人の立場や職業が書かれています。その他その人の成した悪行や偉業、2つ名なども称号になることもあります。称号が見られれば立場や職業などがバレることに繋がりかねないので他者に見られることのないよう注意しておかなければなりません。
ステータスについては以上です。」
「それと勇者様の中に城の書庫を利用したい方などおられますか?もしいれば私の名前で許可証を発行しますが」
へぇ、城の書庫に入らせてくれるんだ。もし戦争とかに利用しようとする国なら書庫に入って他国の知識なんて得られたら謀反を起こされそうだから書庫に入らせたりしないだろうしね。この国に対する個人的な信頼度がまた1つ上がった。
でも周りを軽く見た感じだと誰も手をあげようとはしない。国自体は信用できるとしても自分で知識を集められるのは役立つと思うんだけど。僕なら手を挙げる。
「はい、書庫を利用したいと思います」
「かしこまりました、えっと……マオ様ですね。後で部屋に届けさせます。それと申し訳ありませんが今まだ皆様の名前を覚えきれてないので鑑定を使わせていただきました。」
なるほど、名前がわからなくて詰まったけどその後すぐ分かったのはそういうことか。
「ありがとうございます」
その後は他国についてや奴隷と言われる身分が存在すること、奴隷と言っても借金奴隷と犯罪奴隷のみであり双方ともに地球で言う人権は一応保証されていることなどの話があった。
奴隷については初代勇者が真っ先に改革に乗り出したため現在のように人としての生活が保証されているらしい。
それと初代勇者と初代魔王のステータスについても話があった。文献によれば双方ともに全能力値が最低でもSランクを超えており能力値だけでなく戦闘技術の方もトップクラスだったようだ。
初代勇者と初代魔王については様々な本の題材にされているみたいなので書庫の利用許可を貰ったら書庫で勇者と魔王関係の本を探してみてもいいかもしれないね。
そんなことを考えていたら今日の分の訓練(実際は座学)も終わり夕食の時間になった。昨日の勇者達の歓迎会を兼ねた夕食会の時ほど豪勢なものでは無いみたいだけれどそれでも地球にいた頃なら食べたことの無いくらい豪華な夕食だった。
昨日と同じくほとんどの人がガツガツ食べてるけどテーブルマナーとかは大丈夫なのかな?
うーん、この国の人達なら勇者と言えどもとは普通の子供だからということでマナーとかは知らなくても仕方ないとか思ってくれそうではあるし大丈夫かも?
昨日は正直豪華すぎて味がわからなかったけど今日のは昨日より多少味がわかる。秋と森宮さんは普通にファミレスとかで食べるのと同じ感じで食べてるけど……まぁあの二人はほっとけば2人だけの世界を構築するからもしテーブルマナーにうるさい人がいてもあの二人は周りのことが眼中になさすぎて声かけるのを躊躇うと思うし大丈夫でしょ。
今日もお腹いっぱいになったしそろそろ寝たいところだけどその前にモーガン先生の授業の復習をしないとね。
多分明日からは普通に訓練するだろうしそうなると一般常識なんて教わるのは今日が最初で最後だろうからね。
・・・・・・眠いな、ってかもうこんな時間か、復習をまとめるのに集中してたけどそろそろ寝ないと本格的に明日からの訓練に支障をきたしそうだな。よし、残りは明日に時間見つけてやるとしてもう今日は寝よう。
ん、もう朝か。まだ少し眠いけど起きなきゃな。起きて備え付けの洗面台で顔を洗ってその後部屋着から外用の服に着替えて準備完了。
メイドさんが呼びに来るまで昨日の続きをしようかな。
「クジョウ様ー!朝食の準備が整いましたのでお呼びしに参りました!」
「はーい!今行きます!」
朝食を食べる場所に着いたけどクラスメイトのほとんどが集まっていると共に騎士団の団長副団長と宮廷魔導師団の団長だと思われる人たちもいるな、あとモーガン先生もいる。
これからいったい何が始まるんだろう。
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