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第十三話 春風まとう萌桜 2
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いよいよ特急列車自由席で移動となって、車内で大人と未成年に分かれて隣接席に陣取ると、それぞれ自由に過ごし始める。
未成年の実瑠と優花は動画配信とゲームで徹夜、余計に作業量が増えた事や、宿題にすら追われて一睡もしていなかったのか。
そしてプラスワンの萌香は何時ものニャンニャンがいなくてソワソワしながら、代わりにスマホでニャンニャンズを観ていた。
一方の大人勢はそれぞれ俺を観たまま静かに、妖しくも甘い顔でずっと観たまま、外の景色は完全に視界から消えているのか。
通路側の俺に対して正面に脚を組んで構える奈津美さんは、二十代中盤にして中間管理職だけに、自信と妖し気な風格がある。
その隣にはいつ新調したのか分からないが、流石にメイドインリアルでは悪目立ちするか、シックにも甘い献身に馴染んでいる。
俺はそんな二人の甘い顔と艶のある視線や、向かいの席から爽やかな寝息のする三人、それに惑いながら俺は窓の外を観た。
ゆっくりと流れる田畑や快晴の青い空は、花見に最適な日和な陽世利が映えて、黄や緑にチラホラと桜の樹に見送られる。
途中の駅で長時間停車してアナウンスが入ると、奈津美さんは素早く人数分の駅弁を買ってきて、隣接三人を起こして配る。
フタを開けてみたら有名店のモノか、油や具がしみていないキレイな駅弁で、作り置いたモノでも品質は佳く華奢にも量はある。
先ずは米だがどうやったのかやたらフワフワで、艶もある割に型崩れもなければ、ピカピカに白い白米に糖質の甘味が利いている。
メンチカツも弁当用に小柄でありながら、食感も佳く肉と衣の旨香が冷めていても観えて、サッパリしながらも旨味アリ。
ポテトサラダもマヨネーズが僅かに載っていたが、ジャガイモの存在感や微かな旨味が広がる中に、グリーンピースとコーン。
マヨネーズの濃さに消えそうな野菜やコーンは、水分を適度に閉じ込めながら、独特な甘味も調和してマヨが程良いアクセント。
更に口直しの香物も少量ながら、数枚の桜色に染まった沢庵は厚みがあって、卵焼きも淡い黄色でいてやや半熟に固まっていた。
どれも食材のオーガニックな旨味が利いた、下味や仕込みも充実した駅売弁当、この奥行きある素材の旨味がわかるだろうか。
そして峰輿共用LINEアカウントに、『やっと講義が終わったからこれから現地に行きます!』と、真胡都も別便で後から合流か。
未成年の実瑠と優花は動画配信とゲームで徹夜、余計に作業量が増えた事や、宿題にすら追われて一睡もしていなかったのか。
そしてプラスワンの萌香は何時ものニャンニャンがいなくてソワソワしながら、代わりにスマホでニャンニャンズを観ていた。
一方の大人勢はそれぞれ俺を観たまま静かに、妖しくも甘い顔でずっと観たまま、外の景色は完全に視界から消えているのか。
通路側の俺に対して正面に脚を組んで構える奈津美さんは、二十代中盤にして中間管理職だけに、自信と妖し気な風格がある。
その隣にはいつ新調したのか分からないが、流石にメイドインリアルでは悪目立ちするか、シックにも甘い献身に馴染んでいる。
俺はそんな二人の甘い顔と艶のある視線や、向かいの席から爽やかな寝息のする三人、それに惑いながら俺は窓の外を観た。
ゆっくりと流れる田畑や快晴の青い空は、花見に最適な日和な陽世利が映えて、黄や緑にチラホラと桜の樹に見送られる。
途中の駅で長時間停車してアナウンスが入ると、奈津美さんは素早く人数分の駅弁を買ってきて、隣接三人を起こして配る。
フタを開けてみたら有名店のモノか、油や具がしみていないキレイな駅弁で、作り置いたモノでも品質は佳く華奢にも量はある。
先ずは米だがどうやったのかやたらフワフワで、艶もある割に型崩れもなければ、ピカピカに白い白米に糖質の甘味が利いている。
メンチカツも弁当用に小柄でありながら、食感も佳く肉と衣の旨香が冷めていても観えて、サッパリしながらも旨味アリ。
ポテトサラダもマヨネーズが僅かに載っていたが、ジャガイモの存在感や微かな旨味が広がる中に、グリーンピースとコーン。
マヨネーズの濃さに消えそうな野菜やコーンは、水分を適度に閉じ込めながら、独特な甘味も調和してマヨが程良いアクセント。
更に口直しの香物も少量ながら、数枚の桜色に染まった沢庵は厚みがあって、卵焼きも淡い黄色でいてやや半熟に固まっていた。
どれも食材のオーガニックな旨味が利いた、下味や仕込みも充実した駅売弁当、この奥行きある素材の旨味がわかるだろうか。
そして峰輿共用LINEアカウントに、『やっと講義が終わったからこれから現地に行きます!』と、真胡都も別便で後から合流か。
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