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プロローグ
私の初恋
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親戚の結婚式、子供の時の私にはウェディングドレスを着た新婦の姿が、とても綺麗でとても素敵に見えた。
式が終わり、一人の男の子が花束を私に渡してきた。不思議に思い、どこでもらったのかと尋ねると
「なんかむこうでもらった」
と、男の子は飽きた感じで言った。
大人達が写真を撮っている間に、私はその男の子と話すことにした。そしてしばらく話してるうちに、話題は叔母の結婚式の話になっていった。
「綺麗でしたね…」
「なにが?」
「叔母さんがですよ。あのドレス、私も将来着ることになるのでしょうか。」
幼い私の頭には、叔母が着ていた純白のドレスの印象がまだ残っていた。
「まずは相手を探さないといけないですね。」
「なら…俺とすればいい…」
「え?」
「俺と…結婚すればいい」
それは男の子からの突然のプロポーズだった。
嬉しさと同時に気恥ずかしさがこみ上げてくる。
「そうですね…私も貴方と結婚したいです。」
それは、人生で最初の恋だった。
「俺…絶対に『姉さん』を幸せにするから!」
それは初恋の日、私が弟を好きになった日ーー
式が終わり、一人の男の子が花束を私に渡してきた。不思議に思い、どこでもらったのかと尋ねると
「なんかむこうでもらった」
と、男の子は飽きた感じで言った。
大人達が写真を撮っている間に、私はその男の子と話すことにした。そしてしばらく話してるうちに、話題は叔母の結婚式の話になっていった。
「綺麗でしたね…」
「なにが?」
「叔母さんがですよ。あのドレス、私も将来着ることになるのでしょうか。」
幼い私の頭には、叔母が着ていた純白のドレスの印象がまだ残っていた。
「まずは相手を探さないといけないですね。」
「なら…俺とすればいい…」
「え?」
「俺と…結婚すればいい」
それは男の子からの突然のプロポーズだった。
嬉しさと同時に気恥ずかしさがこみ上げてくる。
「そうですね…私も貴方と結婚したいです。」
それは、人生で最初の恋だった。
「俺…絶対に『姉さん』を幸せにするから!」
それは初恋の日、私が弟を好きになった日ーー
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