ぼくのお姉ちゃんは悪役令嬢

「ぼくからお姉ちゃんをとらないでください」

 公爵家の嫡男として生まれたレオニートは、『前』の記憶を持っている。
 それによると悪役令嬢の姉は、一年後に第二皇子から婚約破棄され修道院に送られてしまう。

 ――ぼくがそれを回避して、お姉ちゃんを『幸せ』にするんだ。

 レオが日々奮闘する中、とある美少女ヤニーナと出会う。
 彼女はレオと同じ『前』を持つ『ヒロイン』だった。

「あたしの邪魔しないで!」
「ぼくに死ねってことですか?」

 これは『ゲーム』の『シナリオ』であるとの観念に囚われるヤニーナ。
 あくまでも立ち向かうべき『現実』だと言うレオ。
 二人は互いに反目し悩みながらも、それぞれの『幸せ』の形を模索し、寄り添っていく。

 ※ざまぁ要素はありません。
 ※間接的な虐待描写、ほのめかし表現あり。
 ※テンプレ要素を使った作品ですが、テンプレ通りに進みません。
 ※完結済み、全二十四話。
 ※他サイトにも投稿しています。
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