222 / 421
~第七章:魔神復活編~
222ページ目…魔族再び
しおりを挟む
『聖王都』の冒険者ギルドの冒険者達と一緒に『零の使い魔』と関係のあった聖騎士団との一戦を終え、みごと聖騎士団を討伐した僕達は、『聖王都』での用を全て終わらせる事が出来た。
ちなみに、討伐と言っても魔物の討伐同様、殺すのではなく、捕縛する事による討伐である。
なお、聖騎士団なのだが、驚く事に全員が僕と同じ転移者だったのだが、此方の世界に転移して来た時代もバラバラで、古い人だと、江戸時代から来た人もいるらしく、僕としては驚く事ばかりである。
さらに、余談ではあるが、その聖騎士団なのだが…なんと、『聖王都』が責任を持って保護する事になった。
と言うのも、転移者には転移した際に、どう言う原理か分からないが、不思議な力を手に入れる事が多いらしく、その能力が何かと重宝するらしい。
また、団長と副団長が魔族に体を奪われただけでなく、みんなの記憶から消されていた為、それに関連する『零の使い魔』との繋がりが分からなくなった事で、その能力を無駄に失うよりも、有効利用しようというのが本音の様だ。
まぁ、何はともあれ、『聖王都』での調査も、冒険者達には少なからず被害があった様だが、僕達には被害がないので、本拠地であるメルトの町に戻る事となったのだ。
その為、僕達は『聖王都』の冒険者ギルドのギルドマスターに『お世話になりました』と、挨拶を済ませると、メルトの町へと出発したのだった…。
◇◆◇◆◇◆◇
聖王都を出てから30分程した頃、僕達は、主要道路から外れ、近くの森の側へと移動すると、こっそりと人目に付かない場所に移動していた。
と、言うのも長距離移動するのには、基本的に馬車か竜車と言う物を使うのが主流で、襲われない為に冒険者を護衛に雇うのが一般的である。
そして、当たり前の事だが、この世界には車なんて物は存在しない。
つまり、僕の持つテスタロッサ…『高速移動用搭乗型ゴーレム』は、この世界では奇異な物と見られる事となる。
場合によっては、大型の魔物の一種と見られ、攻撃されてしまう可能性がある。
その為、極力、出し入れする所は見せたくないし人通りの多い場所での使用は極力減らすつもりだったのだ。
そんなこんなで人目に付かない所に来たのだが、どうも先程からプリンの様子が可怪しい…。
さっきから、妙に落ち着かないと言うか周囲を警戒していると言うか…聖騎士団を調べだしてからプリンの様子がどんどん可怪しくなっている気がする。
だけど、もう聖騎士団とは決着が付いているのだから心配する事なんて無いはずなのだが…いったい何がプリンを心配させているのだろうか?
「プリン、ずっと様子が可怪しいけど、体調でも悪いのか?」
僕は、プリンに声を掛ける。
僕の声を聞いて、プリンは直ぐに返事をしてくれた。
「い、いえ…ご主人様、体調は何とも無いんですが、その…どんどん不安になって…。
ッ!そこにいるのは誰ッ!?」
いきなりプリンが大声を上げる、僕は慌ててプリンの視線の先を追って振り向くと、そこには『聖王都』で会った聖騎士団の副団長の体を奪った魔族、ラドルが立っていた。
「よう、また会ったな!あの時、邪魔したお礼だ、今度こそ貴様を殺させて貰うぞ!」
ラドルはそう言うと、目の前に〖魔法:火球〗を数発発動させると僕に向けて放ってくる。
だが、それに対して僕も同数以上の火球を発動させて迎撃する。
『チュドドドドドドドドドーーーン!』
僕の放った火球は見事にラドルの火球を迎撃して爆煙を上げる。
だが、これにより視覚が遮られる事になった。
僕達は直ぐに車で移動するつもりであった為、鎧も着ていないラフな格好だ。
その為、防御に関しては紙と同じ…なので急いで無限庫から、僕専用の鎧を取り出すと急いで装備する。
もちろん、クズハにも装備を渡すのを忘れない。
ちなみに、プリンに関しては種族特権として無限庫と、ほぼ同じ作用をする〖胃袋〗があるので、プリンは自分の装備に関しては自分で持っているので、ラドルが攻撃をした瞬間、すぐに装備していたりする。
そして、ラドルが風魔法を使ったのか爆煙が一気に吹き飛ぶ頃には、全員が戦闘態勢を完了させていたのだった…。
ちなみに、討伐と言っても魔物の討伐同様、殺すのではなく、捕縛する事による討伐である。
なお、聖騎士団なのだが、驚く事に全員が僕と同じ転移者だったのだが、此方の世界に転移して来た時代もバラバラで、古い人だと、江戸時代から来た人もいるらしく、僕としては驚く事ばかりである。
さらに、余談ではあるが、その聖騎士団なのだが…なんと、『聖王都』が責任を持って保護する事になった。
と言うのも、転移者には転移した際に、どう言う原理か分からないが、不思議な力を手に入れる事が多いらしく、その能力が何かと重宝するらしい。
また、団長と副団長が魔族に体を奪われただけでなく、みんなの記憶から消されていた為、それに関連する『零の使い魔』との繋がりが分からなくなった事で、その能力を無駄に失うよりも、有効利用しようというのが本音の様だ。
まぁ、何はともあれ、『聖王都』での調査も、冒険者達には少なからず被害があった様だが、僕達には被害がないので、本拠地であるメルトの町に戻る事となったのだ。
その為、僕達は『聖王都』の冒険者ギルドのギルドマスターに『お世話になりました』と、挨拶を済ませると、メルトの町へと出発したのだった…。
◇◆◇◆◇◆◇
聖王都を出てから30分程した頃、僕達は、主要道路から外れ、近くの森の側へと移動すると、こっそりと人目に付かない場所に移動していた。
と、言うのも長距離移動するのには、基本的に馬車か竜車と言う物を使うのが主流で、襲われない為に冒険者を護衛に雇うのが一般的である。
そして、当たり前の事だが、この世界には車なんて物は存在しない。
つまり、僕の持つテスタロッサ…『高速移動用搭乗型ゴーレム』は、この世界では奇異な物と見られる事となる。
場合によっては、大型の魔物の一種と見られ、攻撃されてしまう可能性がある。
その為、極力、出し入れする所は見せたくないし人通りの多い場所での使用は極力減らすつもりだったのだ。
そんなこんなで人目に付かない所に来たのだが、どうも先程からプリンの様子が可怪しい…。
さっきから、妙に落ち着かないと言うか周囲を警戒していると言うか…聖騎士団を調べだしてからプリンの様子がどんどん可怪しくなっている気がする。
だけど、もう聖騎士団とは決着が付いているのだから心配する事なんて無いはずなのだが…いったい何がプリンを心配させているのだろうか?
「プリン、ずっと様子が可怪しいけど、体調でも悪いのか?」
僕は、プリンに声を掛ける。
僕の声を聞いて、プリンは直ぐに返事をしてくれた。
「い、いえ…ご主人様、体調は何とも無いんですが、その…どんどん不安になって…。
ッ!そこにいるのは誰ッ!?」
いきなりプリンが大声を上げる、僕は慌ててプリンの視線の先を追って振り向くと、そこには『聖王都』で会った聖騎士団の副団長の体を奪った魔族、ラドルが立っていた。
「よう、また会ったな!あの時、邪魔したお礼だ、今度こそ貴様を殺させて貰うぞ!」
ラドルはそう言うと、目の前に〖魔法:火球〗を数発発動させると僕に向けて放ってくる。
だが、それに対して僕も同数以上の火球を発動させて迎撃する。
『チュドドドドドドドドドーーーン!』
僕の放った火球は見事にラドルの火球を迎撃して爆煙を上げる。
だが、これにより視覚が遮られる事になった。
僕達は直ぐに車で移動するつもりであった為、鎧も着ていないラフな格好だ。
その為、防御に関しては紙と同じ…なので急いで無限庫から、僕専用の鎧を取り出すと急いで装備する。
もちろん、クズハにも装備を渡すのを忘れない。
ちなみに、プリンに関しては種族特権として無限庫と、ほぼ同じ作用をする〖胃袋〗があるので、プリンは自分の装備に関しては自分で持っているので、ラドルが攻撃をした瞬間、すぐに装備していたりする。
そして、ラドルが風魔法を使ったのか爆煙が一気に吹き飛ぶ頃には、全員が戦闘態勢を完了させていたのだった…。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる