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第二章 森にて
森へ
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それだけの思いが湧いたにもかかわらず、僕に言えたのは、
「そうなんだ……」
という、平凡な、相づちだけだった。潤は夢遊病者のように視線を虚空に彷徨わせていた。
森の入り口に佇んで、時空を超えて交歓していた僕らは、現実に舞い戻ってきた。正確には、僕は高揚したままで、潤は、ぼんやりしたままだった。少なくとも僕は、潤の過去から、自分の現在に戻ってきていた。けれど、肝心の潤は、過去に行ったまま、戻ってきていなかったのかもしれない。
「ねえ、行ってみる? 森へ」
潤は、僕を誘った。
「行くよ」
僕は、今や、どこまでも行くつもりだった。僕らは、互いに疑いながら臆病に愛を探り合っていた。そして、秘密を分かち合ったことに興奮と勇気と連帯感を得て、僕らは、手をつないで、暗い森、心の奥へと踏み込んだのだった。
森の立木の元で、魂のあくがれ出たごとく茫然自失の態のまま、潤は言った。
「お尻に指を入れているところを兄に見とがめられたんだ」
潤は、不安な自分を落ち着かせるためのように制服のズボンのポケットに手を突っ込んだ。
「兄のモノを尻に入れられて、泣き叫んでいたら、うるさいと大人に言われて、尻を叩かれた」
「潤……」
僕は、見かねて潤の側に寄った。
「もういいよ……もう話さなくていいから」
潤は僕の首にかじりついてきた。えっ、えっ、と嗚咽を漏らしているので、泣いているのかと思ったら、吐き気をもよおしているらしい。
「無理に話さなくていいから……」
苦しそうな潤に僕は言った。
「違うんだ、興奮してるんだ、ほらこんなに」
潤は、潤の熱く高ぶった下半身を僕に触らせた。
「……う、うん……」
僕は、ごくりとツバをのみこんだ。
「でも、ちょっと休もう? 潤、具合悪そうだよ?」
僕は潤をいたわった。潤は、崩折れて地面に手をついた。顔が真っ青だった。潤は地面に手をつきながら屈んで、嘔吐いた。唾液が、潤の口元から垂れて、枯れ草と、小さな緑の葉と健気に美しい紫の常盤はぜの花を濡らした。
僕は木の根方に潤を寄りかからせた。潤は、僕の膝枕をねだった。僕は潤の頭を腿にのせ、髪を撫でてやった。
潤は、しばらくして、僕の下半身に触れてきた。
「ちょっと……」
と僕は潤の手をどかそうとしたが、
「お礼」
と潤は言った。
「お礼って何さ?」
「話を聞いてくれたから」
「お礼なんていらないよ。話くらい、いくらでも聞くし」
「俺、こういうことしかできないし」
そんなことしなくたっていいのに。
「そんなお礼したら、だめだよ。それに、むしろ僕の方が無理やり聞き出してしまったんだから……しつこく詮索して悪かったって思ってる……ごめん」
潤と噂のあるいろいろな人たちは、潤に、そんな「お礼」を求めたのだろうか? 守ってあげたお礼、助けてあげたお礼、優しくしてあげたお礼、勉強をみてあげたお礼、寂しい時にいっしょにいてあげたお礼、ご飯をおごったお礼、つきあってやったお礼、いくらでも潤をだます口実は作れそうだった。
「俺、うまいよ?」
「いいって、ほんとに」
僕は何をしてくれるのかわからないけど、断った。
「気持ちよくしてあげるから」
潤が僕を撫でた。
「やめて……」
僕は潤を押しのけた。
「してほしくないの?」
「うん」
「どうして? みんな、してもらいたがるのに」
潤は不思議そうに尋ねた。
「みんなって誰?」
僕は聞き返した。
「みんなだよ。きもちいいんだよ?」
潤とうわさのあった人たちは多岐に渡った。上級生、卒業生、教師、他校の生徒、大学生、サラリーマン、OL、知らない男、囲われているという噂の男、僕は、潤にそんなことを要求する「みんな」を呪った。
潤は、気持ちを持ち直したようで、起き上がって僕の隣に座り直した。手近の草の葉を千切りながら潤は言った。
「その後また、兄が続きをしてきたんだよね」
「その話、続けるの?」
僕は人の話を遮るのは悪いと思ったけど、特に、あまり自分のプライベートを話さない潤の話を聞いてあげないのは、潤を傷つけるかもしれないと思ったけれど、聞いている自分がつらくなってきたので、正直にそう言った。
「大丈夫」
潤は僕の口に唇をつけた。サービスのつもりかもしれない。僕は潤を押しやって言った。
「やめて、そんなことしなくていいから」
僕は、潤が僕の機嫌をとっているのだと思った。頭痛がする。兄さんとだって? その前に何をされたって言ってたっけ、潤に悪いことをした人は誰なの、僕は、怒りで頭がくらくらした。
「いいんだよ」
潤が僕に言った。
「心配しないで」
潤は、僕のシャツをめくりながら、僕の唇に口をつけてきた。潤の手が、さわさわと皮膚に触れた。頭がぼうっとしてきた。潤が僕のシャツをめくりあげて顔を近づけた。
「んっ……」
なまあたたかい感触に僕はびくっとなった。ぴちゃっとした舌先の濡れた感触にぞくっとした。
「なにしてるの……?」
僕は潤に上体を柔らかく押し倒された。僕らの上には夕暮れの空が朱色に広がっていた。血を流したように赤く。潤は、仰向けにした僕の制服のズボンのベルトを外した。
「ちょっと、やめて……何するの?」
僕は潤に訴えた。
「いいこと」
潤は僕の上に屈んだ。潤の顔が僕の股間にあって、潤は僕を上目づかいで見上げた。僕は潤と目があって、ドキッとした。
「やだ……だめ……触らないで」
僕の体は、ずきんずきん脈打っていた。
「苦しいよ、潤……」
僕は、音を上げた。
「今、楽にしてあげるから」
潤は言って、僕の口にゆびを二、三本突っ込んだ。魔物が現れそうな赤黒い空を背景に、潤の姿が逆光で覆い被さった。僕は切なく口を動かそうとした。口に潤の指が三本も突っ込まれていて、うまく動かせない。その拘束感が、僕を欲情させた。潤は冷ややかに僕を見つめた。口がきけないのが、口枷をはめられているようで、潤に無理やりされてる感じがして、僕はさらに高ぶった。触って、触って、早く触って。僕の彼処を見下ろす潤の冷たい眼差し。猛っているのを知っているくせに、触れてもくれない。いじわる。僕は迫りくる欲望の苦しさに目をつぶり、潤の指を舌で舐めた。それが唯一の接点だったから。口の端から唾液が漏れそうだ。触って、お願いだから。僕は目を開けて、眼差しで懇願した。潤の片手が、僕の下半身を剥いた。僕は羞恥に顔が熱くなった。ひやひやとした夕刻の湿気のある空気が地面から這いのぼり僕の下半身にまとわりついた。
「そうなんだ……」
という、平凡な、相づちだけだった。潤は夢遊病者のように視線を虚空に彷徨わせていた。
森の入り口に佇んで、時空を超えて交歓していた僕らは、現実に舞い戻ってきた。正確には、僕は高揚したままで、潤は、ぼんやりしたままだった。少なくとも僕は、潤の過去から、自分の現在に戻ってきていた。けれど、肝心の潤は、過去に行ったまま、戻ってきていなかったのかもしれない。
「ねえ、行ってみる? 森へ」
潤は、僕を誘った。
「行くよ」
僕は、今や、どこまでも行くつもりだった。僕らは、互いに疑いながら臆病に愛を探り合っていた。そして、秘密を分かち合ったことに興奮と勇気と連帯感を得て、僕らは、手をつないで、暗い森、心の奥へと踏み込んだのだった。
森の立木の元で、魂のあくがれ出たごとく茫然自失の態のまま、潤は言った。
「お尻に指を入れているところを兄に見とがめられたんだ」
潤は、不安な自分を落ち着かせるためのように制服のズボンのポケットに手を突っ込んだ。
「兄のモノを尻に入れられて、泣き叫んでいたら、うるさいと大人に言われて、尻を叩かれた」
「潤……」
僕は、見かねて潤の側に寄った。
「もういいよ……もう話さなくていいから」
潤は僕の首にかじりついてきた。えっ、えっ、と嗚咽を漏らしているので、泣いているのかと思ったら、吐き気をもよおしているらしい。
「無理に話さなくていいから……」
苦しそうな潤に僕は言った。
「違うんだ、興奮してるんだ、ほらこんなに」
潤は、潤の熱く高ぶった下半身を僕に触らせた。
「……う、うん……」
僕は、ごくりとツバをのみこんだ。
「でも、ちょっと休もう? 潤、具合悪そうだよ?」
僕は潤をいたわった。潤は、崩折れて地面に手をついた。顔が真っ青だった。潤は地面に手をつきながら屈んで、嘔吐いた。唾液が、潤の口元から垂れて、枯れ草と、小さな緑の葉と健気に美しい紫の常盤はぜの花を濡らした。
僕は木の根方に潤を寄りかからせた。潤は、僕の膝枕をねだった。僕は潤の頭を腿にのせ、髪を撫でてやった。
潤は、しばらくして、僕の下半身に触れてきた。
「ちょっと……」
と僕は潤の手をどかそうとしたが、
「お礼」
と潤は言った。
「お礼って何さ?」
「話を聞いてくれたから」
「お礼なんていらないよ。話くらい、いくらでも聞くし」
「俺、こういうことしかできないし」
そんなことしなくたっていいのに。
「そんなお礼したら、だめだよ。それに、むしろ僕の方が無理やり聞き出してしまったんだから……しつこく詮索して悪かったって思ってる……ごめん」
潤と噂のあるいろいろな人たちは、潤に、そんな「お礼」を求めたのだろうか? 守ってあげたお礼、助けてあげたお礼、優しくしてあげたお礼、勉強をみてあげたお礼、寂しい時にいっしょにいてあげたお礼、ご飯をおごったお礼、つきあってやったお礼、いくらでも潤をだます口実は作れそうだった。
「俺、うまいよ?」
「いいって、ほんとに」
僕は何をしてくれるのかわからないけど、断った。
「気持ちよくしてあげるから」
潤が僕を撫でた。
「やめて……」
僕は潤を押しのけた。
「してほしくないの?」
「うん」
「どうして? みんな、してもらいたがるのに」
潤は不思議そうに尋ねた。
「みんなって誰?」
僕は聞き返した。
「みんなだよ。きもちいいんだよ?」
潤とうわさのあった人たちは多岐に渡った。上級生、卒業生、教師、他校の生徒、大学生、サラリーマン、OL、知らない男、囲われているという噂の男、僕は、潤にそんなことを要求する「みんな」を呪った。
潤は、気持ちを持ち直したようで、起き上がって僕の隣に座り直した。手近の草の葉を千切りながら潤は言った。
「その後また、兄が続きをしてきたんだよね」
「その話、続けるの?」
僕は人の話を遮るのは悪いと思ったけど、特に、あまり自分のプライベートを話さない潤の話を聞いてあげないのは、潤を傷つけるかもしれないと思ったけれど、聞いている自分がつらくなってきたので、正直にそう言った。
「大丈夫」
潤は僕の口に唇をつけた。サービスのつもりかもしれない。僕は潤を押しやって言った。
「やめて、そんなことしなくていいから」
僕は、潤が僕の機嫌をとっているのだと思った。頭痛がする。兄さんとだって? その前に何をされたって言ってたっけ、潤に悪いことをした人は誰なの、僕は、怒りで頭がくらくらした。
「いいんだよ」
潤が僕に言った。
「心配しないで」
潤は、僕のシャツをめくりながら、僕の唇に口をつけてきた。潤の手が、さわさわと皮膚に触れた。頭がぼうっとしてきた。潤が僕のシャツをめくりあげて顔を近づけた。
「んっ……」
なまあたたかい感触に僕はびくっとなった。ぴちゃっとした舌先の濡れた感触にぞくっとした。
「なにしてるの……?」
僕は潤に上体を柔らかく押し倒された。僕らの上には夕暮れの空が朱色に広がっていた。血を流したように赤く。潤は、仰向けにした僕の制服のズボンのベルトを外した。
「ちょっと、やめて……何するの?」
僕は潤に訴えた。
「いいこと」
潤は僕の上に屈んだ。潤の顔が僕の股間にあって、潤は僕を上目づかいで見上げた。僕は潤と目があって、ドキッとした。
「やだ……だめ……触らないで」
僕の体は、ずきんずきん脈打っていた。
「苦しいよ、潤……」
僕は、音を上げた。
「今、楽にしてあげるから」
潤は言って、僕の口にゆびを二、三本突っ込んだ。魔物が現れそうな赤黒い空を背景に、潤の姿が逆光で覆い被さった。僕は切なく口を動かそうとした。口に潤の指が三本も突っ込まれていて、うまく動かせない。その拘束感が、僕を欲情させた。潤は冷ややかに僕を見つめた。口がきけないのが、口枷をはめられているようで、潤に無理やりされてる感じがして、僕はさらに高ぶった。触って、触って、早く触って。僕の彼処を見下ろす潤の冷たい眼差し。猛っているのを知っているくせに、触れてもくれない。いじわる。僕は迫りくる欲望の苦しさに目をつぶり、潤の指を舌で舐めた。それが唯一の接点だったから。口の端から唾液が漏れそうだ。触って、お願いだから。僕は目を開けて、眼差しで懇願した。潤の片手が、僕の下半身を剥いた。僕は羞恥に顔が熱くなった。ひやひやとした夕刻の湿気のある空気が地面から這いのぼり僕の下半身にまとわりついた。
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