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帰宅すると翌日には別の地へ
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新幹線に乗る前に車内販売では弁当の類が無いことから、握り飯を持たされてる。車内で食えってことらしい。ついでにドリンクも用意してくれたが。
駅舎のすぐ傍に道の駅もあるが飲食はできても弁当が無いらしい。実に不便だ。
観光で町を盛り上げる気も無いんだろう。調べたところでは「奥津軽いまべつ駅」は、青函トンネルの保守拠点だとかで結果、何も無いってことなんだと。
小山内母娘は改札前まで見送りに来てくれていた。
別れを惜しむ妹と親父によろしく、と言う母。親父と一緒になったら俺の母親になる、が確信してる。親父は絶対結婚する気は無いと。トラブルを避けるための方便。
いずれ迎えに来る、と言っておけば待ってくれるだろうからな。田舎の人間なんて都会もんからしたら、実に騙しやすい部類だろうよ。
ああ、そうだ。
妹とは認識できないが妹。
手を出してるんだよなあ。今さらながらに後悔しきりだ。エロい行為に流されたのはまずかった。親父の血が濃いから、こうなったのか、単に俺がエロい奴だったのか。親父とは違うと思っていたが、どうやら同じ人種であることは否定できないらしい。誘惑には弱いってことだよなあ。
悔やむ。
およそ四時間半。東京駅と新宿駅で乗り換えて、やっと自宅まで戻ってきた。
玄関を開けても、もちろん親父は居ない。仕事だろうからな。だが、今日は帰ってきたら徹底的に追及してやる。
一旦、荷物を片付け着替えは洗濯をしておく。そして新たに着ていく服や下着をバッグに詰める。
航空機チケットの確認もしておく。羽田九時五十五分発、長崎空港十一時四十五分着。座席種は普通席だ。
長崎空港に到着したら佐世保まで、乗り合いジャンボタクシーとやらで向かう。およそ五十五分。
出発時間は学校行く時と大差ないな。八時十一分の電車で途中何度か乗り換えて羽田だ。
行程が実に面倒だが已む無し。それだけ九州は僻地なのだと思うしかない。
ああ、そう言えば長崎と言えば観光地が豊富だ。端島に出島、グラバー園に眼鏡橋、大浦天主堂にハウステンボスとか。食い物と言えばあれか、ちゃんぽん。まあこっちでも食えるけど。あとはカステラか。要らねえな。
すぐに帰るのは勿体ないとは思う。ただ、ひとりで回ってもなあ。
交通費も勿体ないが、そっちは親父が出してるから気にする必要は無いか。
夜も十一時過ぎに帰宅したようだ。今日は俺が帰るってことで少しだけ早上がりしたそうだ。
さて、眠さもあるが追及しないと。
「親父」
「なんだ? ともちゃん、元気だったか?」
「その件だが」
「昨日電話で話しただろ」
先に風呂に入らせてくれってことで、已む無く小一時間ほど待つ。
すでに零時を回ってるじゃねえか。早く寝ないと明日がきつい。くそ、こうやって先延ばしにするわけか。
さらに三十分ほど待つとやっと出て来やがった。
「あれ? まだ起きてたのか。明日大丈夫か? 飛行機に間に合わないだろ」
「そうじゃない。六人居るって言ったよな」
「知り合いならそうだ」
「知り合いじゃない。手籠めにした数。そして妊娠させた数だ」
少し狼狽えた感じだが、ため息ひとつ。
「気付いたか」
「気付くわ! どアホ」
今後どうするのか問い詰めると。
「切り捨てるしか無いよなあ」
「反故にするってのか?」
「仕方ないだろ。重婚禁止だし、総勢十四人家族なんて不可能だし」
今は養育費として各四万。全員引き受けたら、そんな金額じゃ済まない。仮に六人にも働いてもらえば無理じゃない。にしても、そんな状況を誰が納得するのか。
浮気相手が六人。その娘も六人。変態も極めてやがる。
「けどな、小山内さん、その気で待ってるぞ。たぶん他も同じだろうよ」
「だからねえ。どうしようかって考え中」
「俺を巻き込むなよ。親父が勝手に刺されるのは構わんが」
「お前も道連れに」
冗談じゃねえ。親の不始末に子を巻き込むとか、どんだけ人でなしなんだよ。
「とりあえず、事を荒立てたくないから親父の異常性は黙っておくけど」
「異常性って」
「異常だろ。どこの世界に六人も隠し子抱えてる奴が居る」
「ここに居るぞ」
ぶっ飛ばされたいのか?
「それと、母さん。顔も知らんけど離婚理由も理解した」
「そうか。話す手間が省けて助かるよ」
「違うだろ。まともな神経してるなら、母さんに済まないと思わんのか?」
「思ってるぞ。慰謝料一千万払ったからな」
今ごろは新しい男と再婚してるだろうとか、一千万あれば再出発の資金として申し分ないとか。こいつ責任全然感じて無いだろ。お前のせいできっと母さんは苦しんだことだろうよ。とんだクソ野郎だったと。
そうなると息子である俺にも憎しみしかないかもな。こんな奴から生まれた俺だ。一生母親の顔を知らずに終えるんだろう。釈然としないものはあるが、こいつが元凶。最早過ぎたことはどうにもならん。
夜も遅いこともあり、この辺で切り上げて寝ることに。
明日は早い。
「また帰ってきたら追及するからな」
「ネタが無いだろ」
「あるんだよ。このクソ野郎」
「クソ野郎って、親だぞ」
親ならもっと人間らしくしろ、と言っておいたら。
「人間だから浮気するんだよ。年中発情してるようなものだからな。他の生物には発情期がある。人間の場合はいつでも発情できるのもある」
とか言いながら笑ってやがる。とんだ人でなし。それどころか人非人だ。悪魔の所業と言っても差し支えないだろうよ。
ついでに妹でも手を出していいんだぞ、とか言い出してるし。
「手を出したか? 那奈ちゃん」
母親に似てしっかり育ってただろ、じゃねえよ。「ボインボインになってたか?」とか。こいつ絞め殺していいか?
だが、出しちゃったんだよ。それを言うと「お前も同類だ」とか言われる。ゆえに「それは無い」と断言しておいた。少し疑ってたけどな。「俺の息子だし血は争えないぞ」とか。これほどまでに親父の血を引いてることを後悔したことは無い。
翌朝。ギリギリで起きて身支度を整え、まだ寝ている親父をあとに家を出た。
かなり眠いが飛行機に乗ってしまえば長崎までは寝ていられる。起きてても仕方ないからな。
早足で駅に向かい電車に乗り、途中乗り換えて浜松町に行き、さらにモノレールで羽田第一ターミナル駅へ。搭乗手続きを済ませ暫し待機、のちに搭乗口へ。
六〇七便に乗り座席に着くと、やっと寝られる。三列シートの通路側。落ち着けねえなあ。客室乗務員が飲み物は如何ですか、と声掛けやすい場所だし。
寝て行きたいから放置して欲しいものだ。
結局、到着までしっかり寝ていたようだ。寝てれば起こされることも無いわけで。
一時間五十分のフライトを終えて、硬直気味の体を伸ばし到着ロビーでうろうろ。昼飯は空港で済ませることにしてる。
二階へ上がるとレストランがあるから、そこでトルコライスとやらを食う。ちゃんぽんは街中にいい店があるだろうからな。こんな所で食うもんじゃない。
食後、休憩してから予約済みのジャンボタクシーに乗り、一路佐世保駅を目指す。
ジャンボタクシーとか言ってるが、ようはワンボックス。乗り合いタクシーだから他の客も乗車してるし。下車する場所は一緒だけどな。隣に座ってるのって、またおっさんだし。仕事で来てるんだろうな。さすがにネクタイはしてないが。
移動に五十五分。座席は狭い。足元狭い。ケツが痛くなる頃、佐世保に着いた。
佐世保駅みなと口で下車するが出迎えはと思い周囲を見回すと。
なんか、少し派手めな少女が居る。茶髪だし。あれがまさか麻帆とか言う子か? こっちを見ると近寄って来やがる。
でだ「笹井さん?」とか言ってるし。頷くと「酒井です」だとさ。
「じゃあ付いてきて。うちに案内するから」
そう言ってさっさと歩き始めるし。愛想のひとつもねえよ。あげくタメ口。俺の方が年上だと思ったが身内ってならタメ口もありなのか。
こいつ、いわゆるヤンキーって奴かも。
駅舎のすぐ傍に道の駅もあるが飲食はできても弁当が無いらしい。実に不便だ。
観光で町を盛り上げる気も無いんだろう。調べたところでは「奥津軽いまべつ駅」は、青函トンネルの保守拠点だとかで結果、何も無いってことなんだと。
小山内母娘は改札前まで見送りに来てくれていた。
別れを惜しむ妹と親父によろしく、と言う母。親父と一緒になったら俺の母親になる、が確信してる。親父は絶対結婚する気は無いと。トラブルを避けるための方便。
いずれ迎えに来る、と言っておけば待ってくれるだろうからな。田舎の人間なんて都会もんからしたら、実に騙しやすい部類だろうよ。
ああ、そうだ。
妹とは認識できないが妹。
手を出してるんだよなあ。今さらながらに後悔しきりだ。エロい行為に流されたのはまずかった。親父の血が濃いから、こうなったのか、単に俺がエロい奴だったのか。親父とは違うと思っていたが、どうやら同じ人種であることは否定できないらしい。誘惑には弱いってことだよなあ。
悔やむ。
およそ四時間半。東京駅と新宿駅で乗り換えて、やっと自宅まで戻ってきた。
玄関を開けても、もちろん親父は居ない。仕事だろうからな。だが、今日は帰ってきたら徹底的に追及してやる。
一旦、荷物を片付け着替えは洗濯をしておく。そして新たに着ていく服や下着をバッグに詰める。
航空機チケットの確認もしておく。羽田九時五十五分発、長崎空港十一時四十五分着。座席種は普通席だ。
長崎空港に到着したら佐世保まで、乗り合いジャンボタクシーとやらで向かう。およそ五十五分。
出発時間は学校行く時と大差ないな。八時十一分の電車で途中何度か乗り換えて羽田だ。
行程が実に面倒だが已む無し。それだけ九州は僻地なのだと思うしかない。
ああ、そう言えば長崎と言えば観光地が豊富だ。端島に出島、グラバー園に眼鏡橋、大浦天主堂にハウステンボスとか。食い物と言えばあれか、ちゃんぽん。まあこっちでも食えるけど。あとはカステラか。要らねえな。
すぐに帰るのは勿体ないとは思う。ただ、ひとりで回ってもなあ。
交通費も勿体ないが、そっちは親父が出してるから気にする必要は無いか。
夜も十一時過ぎに帰宅したようだ。今日は俺が帰るってことで少しだけ早上がりしたそうだ。
さて、眠さもあるが追及しないと。
「親父」
「なんだ? ともちゃん、元気だったか?」
「その件だが」
「昨日電話で話しただろ」
先に風呂に入らせてくれってことで、已む無く小一時間ほど待つ。
すでに零時を回ってるじゃねえか。早く寝ないと明日がきつい。くそ、こうやって先延ばしにするわけか。
さらに三十分ほど待つとやっと出て来やがった。
「あれ? まだ起きてたのか。明日大丈夫か? 飛行機に間に合わないだろ」
「そうじゃない。六人居るって言ったよな」
「知り合いならそうだ」
「知り合いじゃない。手籠めにした数。そして妊娠させた数だ」
少し狼狽えた感じだが、ため息ひとつ。
「気付いたか」
「気付くわ! どアホ」
今後どうするのか問い詰めると。
「切り捨てるしか無いよなあ」
「反故にするってのか?」
「仕方ないだろ。重婚禁止だし、総勢十四人家族なんて不可能だし」
今は養育費として各四万。全員引き受けたら、そんな金額じゃ済まない。仮に六人にも働いてもらえば無理じゃない。にしても、そんな状況を誰が納得するのか。
浮気相手が六人。その娘も六人。変態も極めてやがる。
「けどな、小山内さん、その気で待ってるぞ。たぶん他も同じだろうよ」
「だからねえ。どうしようかって考え中」
「俺を巻き込むなよ。親父が勝手に刺されるのは構わんが」
「お前も道連れに」
冗談じゃねえ。親の不始末に子を巻き込むとか、どんだけ人でなしなんだよ。
「とりあえず、事を荒立てたくないから親父の異常性は黙っておくけど」
「異常性って」
「異常だろ。どこの世界に六人も隠し子抱えてる奴が居る」
「ここに居るぞ」
ぶっ飛ばされたいのか?
「それと、母さん。顔も知らんけど離婚理由も理解した」
「そうか。話す手間が省けて助かるよ」
「違うだろ。まともな神経してるなら、母さんに済まないと思わんのか?」
「思ってるぞ。慰謝料一千万払ったからな」
今ごろは新しい男と再婚してるだろうとか、一千万あれば再出発の資金として申し分ないとか。こいつ責任全然感じて無いだろ。お前のせいできっと母さんは苦しんだことだろうよ。とんだクソ野郎だったと。
そうなると息子である俺にも憎しみしかないかもな。こんな奴から生まれた俺だ。一生母親の顔を知らずに終えるんだろう。釈然としないものはあるが、こいつが元凶。最早過ぎたことはどうにもならん。
夜も遅いこともあり、この辺で切り上げて寝ることに。
明日は早い。
「また帰ってきたら追及するからな」
「ネタが無いだろ」
「あるんだよ。このクソ野郎」
「クソ野郎って、親だぞ」
親ならもっと人間らしくしろ、と言っておいたら。
「人間だから浮気するんだよ。年中発情してるようなものだからな。他の生物には発情期がある。人間の場合はいつでも発情できるのもある」
とか言いながら笑ってやがる。とんだ人でなし。それどころか人非人だ。悪魔の所業と言っても差し支えないだろうよ。
ついでに妹でも手を出していいんだぞ、とか言い出してるし。
「手を出したか? 那奈ちゃん」
母親に似てしっかり育ってただろ、じゃねえよ。「ボインボインになってたか?」とか。こいつ絞め殺していいか?
だが、出しちゃったんだよ。それを言うと「お前も同類だ」とか言われる。ゆえに「それは無い」と断言しておいた。少し疑ってたけどな。「俺の息子だし血は争えないぞ」とか。これほどまでに親父の血を引いてることを後悔したことは無い。
翌朝。ギリギリで起きて身支度を整え、まだ寝ている親父をあとに家を出た。
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でだ「笹井さん?」とか言ってるし。頷くと「酒井です」だとさ。
「じゃあ付いてきて。うちに案内するから」
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