230 / 351
第四章 縁と結びで縁結び
第七話 演目 不釣り合いな行動もしなかった結果
しおりを挟む
響山はタバコを吸いながら縁を見る。
そして当たり前の質問をしたのだった。
「って、冷静に考えたらあんた達が俺を助ける義理は無くないか?」
「ああ、あたしには無いな」
「俺にはある、良き縁を持った者を救いたい」
「悪人の俺を救うのか?」
「縁に善も悪も関係無いだろう、手を取り戻しに行きましょう」
縁を先頭に歩き始める、道中様々な敵と遭遇するが、縁とサンディと縁の敵ではない。
「はっ! こいつはすげぇな、あの時俺に重傷をおわせ、忠告を聞けないならここで死ねと言っていた……クソガキと違う、本当の神の後光を感じる! 本物の神の慈悲だ! そして会話しながら進んでいる! この化物達を相手にしながら! 自慢になるが、俺も相当の魔法の使い手だ、この化物を一匹だけだったら楽勝だ、だが連続で! しかも俺を守りながら! まあ時間をかければ俺にも出来るが、技量の差を感じる!」
「響山さん……なんかうるさいな」
「ま、その理由は直ぐにわかるよ」
響山がいずみ顔負けの解説をしていると、保管室と書かれた扉にたどり着く。
サンディが扉を破壊すると、中には研究員達が作業をしていた。
「ば! 馬鹿な! 縁だと!? 使い捨ての所長をぶっ殺したらここには来ないんじゃ!」
「……」
響山は一瞬でそこ居た科学者達を亡き者にした。
燃えている者、凍った者、土で潰された者、風の刃で斬られた者。
そして響山は、いつの間にか液体が入っているガラスの筒を持っていた。
その中身は皮膚移植の跡がまだ残っている右手だった。
「あれは解説魔法だな、喋る事で詠唱、魔力の回復や力を高める方法、珍しい魔法だ」
「そんな技術があるのか、世の中広いな」
「ああ、真似ようとしてテンションが維持出来なかった」
「えぇ……どんな魔法技術なんだよ」
「今度説明してやるよ」
「なあ神様……色々と経験したうえで言うぜ? 俺はあんたに復讐なんてしない、少なくなったが部下も食わせなきゃならん、だが一番は……この手は子供達からの贈り物だからだ、そろそろ俺も……足を洗う時か」
喋り終わるとタバコを吸いながら、取り戻した右手をじっと見つめていた。
「実際見るとすげぇな、先程の長い説明の中で、魔法の詠唱も済ませていたのか」
「言葉の力強さからも、絶対に死なない覚悟を感じた」
「あ、響山、ツッコミがあるんだけど、そこまで強かったら、何でさっき死にかけてたんだ?」
「子供の事くれた最高のプレゼントを取られて、ブチギレ無い奴が居たら見てみたいぜ」
「確かにそうだな、愚問だった」
「そして今は、胸がいっぱいで……喋れそうにないし、動けそうにない」
響山はその場に泣き崩れた、縁達が来なかったら死んでいた事。
それもあるだろが、取り戻した喜びの方が今は大きい。
響山が落ち着くまで待つ、縁達は微笑ましくその光景を見ていた。
「恩人が受けた依頼でこの施設……いや、この街の機能を止めるがいいですか?」
「ああ、噂で隣国がこの街を無傷で欲しいってあったな、本当だったか……俺はもうこの街に未練は無い、引っ越しもすんでるしな」
「遠慮なく止めようぜ」
遠慮なく機能を停止させた3人は、入口へと向かった。
「ふぁーあ、授業しに学校帰るのは面倒くさい」
「え? だったら来なきゃよかったのでは?」
「縁わかるか? 生徒達の自習はある意味で試験だ」
「試験?」
「ああ、そいつの本質がある意味で見えるからな、サボる奴、真面目にする奴、私に秘密で危ないことする奴とかな」
「なるほど……いやいや、最後はいいのか?」
「いいんだよ、自己責任さ」
入口付近では絆と風月、同じスーツを着た男性が2人、女性が1人居る。
周りには動かない化物や人間達の中で、優雅にティータイムをしていた。
「お兄様、終わりましたか?」
「縁、お疲れ様~」
「兄貴! 大丈夫でヤンス!?」
「兄貴! 兄貴! 無事でゲスか!?」
「兄貴! 一人で行かないで欲しいザマス!」
「馬鹿野郎! 何で来やがった!」
響山とその部下達は抱きしめあった、4人は嬉しそうに笑っている。
サンディが部下達を興味深く見ている、姿というより言葉使いが気になるようだ。
「……」
「お父さんと斬銀はもう帰ったよ~」
「そうか、俺達も帰ろうか」
「お兄様、後で斬銀に色々と請求いたしましょう」
「ああ……ってサンディ、どうした?」
「語尾魔法とはまた珍しいと思ってな」
「何だその技術は?」
「そのまんまだな、語尾魔法は特徴的な語尾で魔法詠唱をする、基本は一撃必殺型だな」
「そうそう、んで使い手によって種類とか、効果とか、色々と違うね~あ、それは普通の魔法使いと同じか」
「なるほど」
響山が縁の目の前にやって来た、そして握手を求めて左手を突き出しす。
「ありがとう縁、おかげで今生きている」
「俺は良き縁、身の丈の幸せを守っている人を守っただけです、運が良かったですね」
「ありがとう神様! ありがとうでヤンス!」
「拝む! 拝み倒すでゲス!」
「お賽銭! お賽銭ザマス!」
「お前ら落ち着け、お礼なら後だ今は帰るぞ、オチーニャン、頼む」
「はいはいザマス! では皆々様! ごきげんようザマス!」
響山達は現れた魔法陣と共に消えた。
「さて、いずみに挨拶してこようぜ、どこに居るんだ?」
「ああ、アフロ先生の病院だが……どうした?」
「ちょっと聞きたい事があるだけさ」
縁、風月、絆、サンディは病院へと向かうのだった。
そして当たり前の質問をしたのだった。
「って、冷静に考えたらあんた達が俺を助ける義理は無くないか?」
「ああ、あたしには無いな」
「俺にはある、良き縁を持った者を救いたい」
「悪人の俺を救うのか?」
「縁に善も悪も関係無いだろう、手を取り戻しに行きましょう」
縁を先頭に歩き始める、道中様々な敵と遭遇するが、縁とサンディと縁の敵ではない。
「はっ! こいつはすげぇな、あの時俺に重傷をおわせ、忠告を聞けないならここで死ねと言っていた……クソガキと違う、本当の神の後光を感じる! 本物の神の慈悲だ! そして会話しながら進んでいる! この化物達を相手にしながら! 自慢になるが、俺も相当の魔法の使い手だ、この化物を一匹だけだったら楽勝だ、だが連続で! しかも俺を守りながら! まあ時間をかければ俺にも出来るが、技量の差を感じる!」
「響山さん……なんかうるさいな」
「ま、その理由は直ぐにわかるよ」
響山がいずみ顔負けの解説をしていると、保管室と書かれた扉にたどり着く。
サンディが扉を破壊すると、中には研究員達が作業をしていた。
「ば! 馬鹿な! 縁だと!? 使い捨ての所長をぶっ殺したらここには来ないんじゃ!」
「……」
響山は一瞬でそこ居た科学者達を亡き者にした。
燃えている者、凍った者、土で潰された者、風の刃で斬られた者。
そして響山は、いつの間にか液体が入っているガラスの筒を持っていた。
その中身は皮膚移植の跡がまだ残っている右手だった。
「あれは解説魔法だな、喋る事で詠唱、魔力の回復や力を高める方法、珍しい魔法だ」
「そんな技術があるのか、世の中広いな」
「ああ、真似ようとしてテンションが維持出来なかった」
「えぇ……どんな魔法技術なんだよ」
「今度説明してやるよ」
「なあ神様……色々と経験したうえで言うぜ? 俺はあんたに復讐なんてしない、少なくなったが部下も食わせなきゃならん、だが一番は……この手は子供達からの贈り物だからだ、そろそろ俺も……足を洗う時か」
喋り終わるとタバコを吸いながら、取り戻した右手をじっと見つめていた。
「実際見るとすげぇな、先程の長い説明の中で、魔法の詠唱も済ませていたのか」
「言葉の力強さからも、絶対に死なない覚悟を感じた」
「あ、響山、ツッコミがあるんだけど、そこまで強かったら、何でさっき死にかけてたんだ?」
「子供の事くれた最高のプレゼントを取られて、ブチギレ無い奴が居たら見てみたいぜ」
「確かにそうだな、愚問だった」
「そして今は、胸がいっぱいで……喋れそうにないし、動けそうにない」
響山はその場に泣き崩れた、縁達が来なかったら死んでいた事。
それもあるだろが、取り戻した喜びの方が今は大きい。
響山が落ち着くまで待つ、縁達は微笑ましくその光景を見ていた。
「恩人が受けた依頼でこの施設……いや、この街の機能を止めるがいいですか?」
「ああ、噂で隣国がこの街を無傷で欲しいってあったな、本当だったか……俺はもうこの街に未練は無い、引っ越しもすんでるしな」
「遠慮なく止めようぜ」
遠慮なく機能を停止させた3人は、入口へと向かった。
「ふぁーあ、授業しに学校帰るのは面倒くさい」
「え? だったら来なきゃよかったのでは?」
「縁わかるか? 生徒達の自習はある意味で試験だ」
「試験?」
「ああ、そいつの本質がある意味で見えるからな、サボる奴、真面目にする奴、私に秘密で危ないことする奴とかな」
「なるほど……いやいや、最後はいいのか?」
「いいんだよ、自己責任さ」
入口付近では絆と風月、同じスーツを着た男性が2人、女性が1人居る。
周りには動かない化物や人間達の中で、優雅にティータイムをしていた。
「お兄様、終わりましたか?」
「縁、お疲れ様~」
「兄貴! 大丈夫でヤンス!?」
「兄貴! 兄貴! 無事でゲスか!?」
「兄貴! 一人で行かないで欲しいザマス!」
「馬鹿野郎! 何で来やがった!」
響山とその部下達は抱きしめあった、4人は嬉しそうに笑っている。
サンディが部下達を興味深く見ている、姿というより言葉使いが気になるようだ。
「……」
「お父さんと斬銀はもう帰ったよ~」
「そうか、俺達も帰ろうか」
「お兄様、後で斬銀に色々と請求いたしましょう」
「ああ……ってサンディ、どうした?」
「語尾魔法とはまた珍しいと思ってな」
「何だその技術は?」
「そのまんまだな、語尾魔法は特徴的な語尾で魔法詠唱をする、基本は一撃必殺型だな」
「そうそう、んで使い手によって種類とか、効果とか、色々と違うね~あ、それは普通の魔法使いと同じか」
「なるほど」
響山が縁の目の前にやって来た、そして握手を求めて左手を突き出しす。
「ありがとう縁、おかげで今生きている」
「俺は良き縁、身の丈の幸せを守っている人を守っただけです、運が良かったですね」
「ありがとう神様! ありがとうでヤンス!」
「拝む! 拝み倒すでゲス!」
「お賽銭! お賽銭ザマス!」
「お前ら落ち着け、お礼なら後だ今は帰るぞ、オチーニャン、頼む」
「はいはいザマス! では皆々様! ごきげんようザマス!」
響山達は現れた魔法陣と共に消えた。
「さて、いずみに挨拶してこようぜ、どこに居るんだ?」
「ああ、アフロ先生の病院だが……どうした?」
「ちょっと聞きたい事があるだけさ」
縁、風月、絆、サンディは病院へと向かうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります
チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます!
ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。
この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。
戦闘力ゼロ。
「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」
親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。
「感謝するぜ、囮として」
嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。
そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。
「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」
情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。
かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。
見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる