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第三章 桜野学園編
第六話 演目 努力で積み上げてきたものは?
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中央にリリアールと一本槍が向かい合っている。
施設の点検は終わり、いよいよ2人の手合わせが始まろうとしていた。
「では、一本槍とリリの試合だ、自分達のタイミングで始めろ」
マイクを使って喋る虚言坂は、どんどん雑な対応になっていっていた。
リリアールは品定めするように一本槍を見る。
「一本槍、ちょいといいかい?」
「何でしょうか」
「アタイはこれでもサキュバスなんだけどさ」
「ええ、さっき自己紹介の時に聞きました」
「なんつーか、アンタから下心を感じないんだよ、この場に立ったらそれが強くなった」
「風月先生からの教えです、今は手合わせですが……殺し合いだったら老若男女関係ありません」
当たり前の様に答えた一本槍とは違い、納得いかない顔をしているリリアール。
「まあ、彼氏以外のアプローチはいらないんだけど、こう……ある程度は注目されたいサキュバス心」
「すみません、性根に叩きこまれているので」
「いやすごいよ、サキュバス目の前にして下心がほぼ無いのは」
リリアールの言葉に同調すようにルルが頷いた。
「確かに凄いわ……この私でもちょっと手を焼きそうな精神力、風月ちゃん、どうやったの?」
「え? 変なこと考えたら蹴り上げるって言っただけ」
その言葉を聞いて男性陣、特に斬銀と縁は顔が青くなる。
風月はニヤニヤとしていた。
「いや待て風月、蹴り上げただろ?」
「脅しに何回かだよ斬君~」
「……下手したら死ぬだろうよ」
「殺し合いの最中に……馬鹿な事考えて死ぬくらいなら、私が殺す」
酷くドスの効いた声でそう言った風月。
一本槍は身体が無意識にビクッとしていた。
脅し文句ではなく、本気で殺すつもりなのだろう。
「あーこりゃ性根に叩きこまれるわ」
斬銀は少し可哀想だと思いつつ、一本槍達に集中した。
「さて、そろそろ始めようか」
「はい、よろしくお願いいたします」
「ほーう? 何か準備してると思ったら」
リリアールは再び品定めするように一本槍を見た。
「その『氣』の練り方アタイの相思相愛波……真似したかい」
「僕は恋人は居ませんから、打ち出すのは愛ではありません」
「だったら何だい?」
「それは僕の『努力』です」
「いいねぇ……んじゃ、小手調だ!」
余裕そうに片手を振りかぶりながら、距離をとった。
対して一本槍もリリアールから距離とり、左足を一本前に出し右足はそのままで、少し腰を落としつつ身体を右に捻る。
両手の手首を合わせ、手は何かを包み込むようにしていた。
「相思相愛……波!」
「愚公移山!」
お互いに太いレーザーの様な氣を放った!
リリアールは淡い赤色、一本槍は燃えるような赤い色。
お互いの技が中心でぶつかり合い、押し押されの状態。
それを見て風月はうんうんと頷いていた。
「ふむ、愚公移山か」
「どんな言葉?」
「町から山二つ離れた所に住んでいた老人が、一族に山を切り崩して道を作ろうと提案した」
「ふむふむ」
「老人の行為にお前に無理と笑う人達も居たけど、一族は続くが山は増えないだろうと答えた」
「おお、なるほど」
「でまあ、しばらくして一族の山を切り崩す姿に、神様が心打たれて山をどけてあげたと」
「面白い言葉だな、意味合い的には?」
「何事も根気よく努力していれば、最後には成功するって例え」
「彼の努力にはピッタリだな」
「私も鼻が高いね~」
満足そうな風月だったが、一本槍は押されていた。
最初は均衡していたものの、リリアールの相思相愛波に徐々に押されていく。
足腰を踏ん張り技を放ってはいるが、現状維持が精一杯だ。
「ははは、中々だけどアタイはまだ片手だぜ?」
「……愛の力が凄まじいのは、先生方で知っています」
「ほう? そんなにかい? 見てみたいもんだ、ま、それは後でだな、ほれほれ、後が無いぞ」
「継続!」
一本槍の足元に、兎術の『継続』が姿を現した。
白いふさふさな毛に熱い闘志の目、そして鉢巻きをまいている。
会場からは所々で黄色い声が響いた。
「……」
一本槍の身体を駆け巡り、頭の上に立った。
そして、主人と同じポーズをして、同じ技を放ったのだ!
単純に2倍の攻撃、リリアールの相思相愛波は簡単に打ち返される!
「うおお!?」
リリアールが慌てて両手で技を出すと、両者の技は均衡状態に戻った。
「……なるほど、その兎ちゃんはアンタの『努力の塊』か」
「そうです!」
「ならお遊び無しだぜ!? はああああぁぁぁぁぁ!」
紅水仙に放った本気の相思相愛波が一本槍を襲う!
あっという間に押し返され、一本槍が両手て相手の技を防いでる状態になった。
「ぐっ! ここまでの威力とは! こ、これ以上は!」
伸ばしていた両手も徐々に曲がっていき、表情は苦しそうだ。
もう負けが確定している様な状況だが、一本槍は耐えている。
風月は苦笑いしながらそれを見ててた。
「こりゃ純粋な種族の差が出てるね~悪魔とただの人間のさ」
「風月、ここは助言しよう」
「え? していいの?」
風月と縁は虚言坂を見た。
「して変わるならいいんじゃねーか?」
その言葉を聞いて風月はニヤリとする。
「お~い、一本槍、お前の努力は『一人で』培ってきたものか?」
「!?」
「後は自分で考えな~」
一本槍は図星を突かれた顔した。
確かに努力は自分でするもの。
だが積み上げてきた技術も、元は誰かの技術。
つまり一本槍の努力は他人無しでは積み上げてこられなかったのだ!
「……自分が恥ずかしいです」
一本槍の目が苦しい表情から、再び気合の入った目になった!
「貴女が恋人との思い出、気持ちを力にするならば!」
頭に乗っていた継続がキラキラと光り出し、一枚の鉢巻きに姿を変えた。
「今思い知りました! 僕の努力は色んな人達との努力です! ならばこの技は!」
相思相愛波をしっかりと受け止め、気合の入った声で叫んだ!
「愚公移山・芝蘭結契です!」
愚公移山・芝蘭結契が相思相愛波をあっさりと飲み込み、会場全体を包み込んだ!
「ちょちょちょ! 本当にただの人間かよ!」
一本槍の渾身の必殺技をくらっても無傷なリリアール。
しかし、怪我よりも本気で放った技が返された方が、驚きが強かった。
「ぐっ! ぐぁ……」
胸を抑えながら膝から崩れ落ちる一本槍。
明らかに無茶をしているが、手合わせだからこそだ。
縁は何処か満足そうにその様子を見ていた。
「芝蘭結契か、良い影響を受ける賢者との交友、つまりいい人達と知り合ったって事だな」
「おお、縁その手の言葉は知ってるね~」
「まあな」
「凄いわね、一瞬とはいえ、リリを超えたわ……面白いじゃない」
ルルは舌なめずりをしている。
「ルルちゃん、うちの生徒を変な目で見ないでね」
「ああん、風月ちゃん! つれないわね、私も味見してみたいわよ」
「おあずけ」
「んもう、ケチ!」
そんなルルはさておいて。
リリアールは凄く満足そうに一本槍に近寄っていった。
「お前すげーな! よし、回復してやろう」
指を鳴らすと一本槍の身体がほのかに光る。
すぐに苦痛の表情が無くなり立ち上がった。
「正直もう限界でした、手合わせは僕の負けですね」
「ああん? アタイに一矢報いたなら負けじゃねーだろ」
「ほんの一瞬です」
「んな謙遜すんなよ」
豪快に背中をバシバシされながら、メーナ達が居る場所へと戻っていった。
「よし、次はメーナと紅水仙だ、軽い点検が終わったら始めるぞ」
もはやマイク無しで話している虚言坂、段々と雑になっていっていた。
施設の点検は終わり、いよいよ2人の手合わせが始まろうとしていた。
「では、一本槍とリリの試合だ、自分達のタイミングで始めろ」
マイクを使って喋る虚言坂は、どんどん雑な対応になっていっていた。
リリアールは品定めするように一本槍を見る。
「一本槍、ちょいといいかい?」
「何でしょうか」
「アタイはこれでもサキュバスなんだけどさ」
「ええ、さっき自己紹介の時に聞きました」
「なんつーか、アンタから下心を感じないんだよ、この場に立ったらそれが強くなった」
「風月先生からの教えです、今は手合わせですが……殺し合いだったら老若男女関係ありません」
当たり前の様に答えた一本槍とは違い、納得いかない顔をしているリリアール。
「まあ、彼氏以外のアプローチはいらないんだけど、こう……ある程度は注目されたいサキュバス心」
「すみません、性根に叩きこまれているので」
「いやすごいよ、サキュバス目の前にして下心がほぼ無いのは」
リリアールの言葉に同調すようにルルが頷いた。
「確かに凄いわ……この私でもちょっと手を焼きそうな精神力、風月ちゃん、どうやったの?」
「え? 変なこと考えたら蹴り上げるって言っただけ」
その言葉を聞いて男性陣、特に斬銀と縁は顔が青くなる。
風月はニヤニヤとしていた。
「いや待て風月、蹴り上げただろ?」
「脅しに何回かだよ斬君~」
「……下手したら死ぬだろうよ」
「殺し合いの最中に……馬鹿な事考えて死ぬくらいなら、私が殺す」
酷くドスの効いた声でそう言った風月。
一本槍は身体が無意識にビクッとしていた。
脅し文句ではなく、本気で殺すつもりなのだろう。
「あーこりゃ性根に叩きこまれるわ」
斬銀は少し可哀想だと思いつつ、一本槍達に集中した。
「さて、そろそろ始めようか」
「はい、よろしくお願いいたします」
「ほーう? 何か準備してると思ったら」
リリアールは再び品定めするように一本槍を見た。
「その『氣』の練り方アタイの相思相愛波……真似したかい」
「僕は恋人は居ませんから、打ち出すのは愛ではありません」
「だったら何だい?」
「それは僕の『努力』です」
「いいねぇ……んじゃ、小手調だ!」
余裕そうに片手を振りかぶりながら、距離をとった。
対して一本槍もリリアールから距離とり、左足を一本前に出し右足はそのままで、少し腰を落としつつ身体を右に捻る。
両手の手首を合わせ、手は何かを包み込むようにしていた。
「相思相愛……波!」
「愚公移山!」
お互いに太いレーザーの様な氣を放った!
リリアールは淡い赤色、一本槍は燃えるような赤い色。
お互いの技が中心でぶつかり合い、押し押されの状態。
それを見て風月はうんうんと頷いていた。
「ふむ、愚公移山か」
「どんな言葉?」
「町から山二つ離れた所に住んでいた老人が、一族に山を切り崩して道を作ろうと提案した」
「ふむふむ」
「老人の行為にお前に無理と笑う人達も居たけど、一族は続くが山は増えないだろうと答えた」
「おお、なるほど」
「でまあ、しばらくして一族の山を切り崩す姿に、神様が心打たれて山をどけてあげたと」
「面白い言葉だな、意味合い的には?」
「何事も根気よく努力していれば、最後には成功するって例え」
「彼の努力にはピッタリだな」
「私も鼻が高いね~」
満足そうな風月だったが、一本槍は押されていた。
最初は均衡していたものの、リリアールの相思相愛波に徐々に押されていく。
足腰を踏ん張り技を放ってはいるが、現状維持が精一杯だ。
「ははは、中々だけどアタイはまだ片手だぜ?」
「……愛の力が凄まじいのは、先生方で知っています」
「ほう? そんなにかい? 見てみたいもんだ、ま、それは後でだな、ほれほれ、後が無いぞ」
「継続!」
一本槍の足元に、兎術の『継続』が姿を現した。
白いふさふさな毛に熱い闘志の目、そして鉢巻きをまいている。
会場からは所々で黄色い声が響いた。
「……」
一本槍の身体を駆け巡り、頭の上に立った。
そして、主人と同じポーズをして、同じ技を放ったのだ!
単純に2倍の攻撃、リリアールの相思相愛波は簡単に打ち返される!
「うおお!?」
リリアールが慌てて両手で技を出すと、両者の技は均衡状態に戻った。
「……なるほど、その兎ちゃんはアンタの『努力の塊』か」
「そうです!」
「ならお遊び無しだぜ!? はああああぁぁぁぁぁ!」
紅水仙に放った本気の相思相愛波が一本槍を襲う!
あっという間に押し返され、一本槍が両手て相手の技を防いでる状態になった。
「ぐっ! ここまでの威力とは! こ、これ以上は!」
伸ばしていた両手も徐々に曲がっていき、表情は苦しそうだ。
もう負けが確定している様な状況だが、一本槍は耐えている。
風月は苦笑いしながらそれを見ててた。
「こりゃ純粋な種族の差が出てるね~悪魔とただの人間のさ」
「風月、ここは助言しよう」
「え? していいの?」
風月と縁は虚言坂を見た。
「して変わるならいいんじゃねーか?」
その言葉を聞いて風月はニヤリとする。
「お~い、一本槍、お前の努力は『一人で』培ってきたものか?」
「!?」
「後は自分で考えな~」
一本槍は図星を突かれた顔した。
確かに努力は自分でするもの。
だが積み上げてきた技術も、元は誰かの技術。
つまり一本槍の努力は他人無しでは積み上げてこられなかったのだ!
「……自分が恥ずかしいです」
一本槍の目が苦しい表情から、再び気合の入った目になった!
「貴女が恋人との思い出、気持ちを力にするならば!」
頭に乗っていた継続がキラキラと光り出し、一枚の鉢巻きに姿を変えた。
「今思い知りました! 僕の努力は色んな人達との努力です! ならばこの技は!」
相思相愛波をしっかりと受け止め、気合の入った声で叫んだ!
「愚公移山・芝蘭結契です!」
愚公移山・芝蘭結契が相思相愛波をあっさりと飲み込み、会場全体を包み込んだ!
「ちょちょちょ! 本当にただの人間かよ!」
一本槍の渾身の必殺技をくらっても無傷なリリアール。
しかし、怪我よりも本気で放った技が返された方が、驚きが強かった。
「ぐっ! ぐぁ……」
胸を抑えながら膝から崩れ落ちる一本槍。
明らかに無茶をしているが、手合わせだからこそだ。
縁は何処か満足そうにその様子を見ていた。
「芝蘭結契か、良い影響を受ける賢者との交友、つまりいい人達と知り合ったって事だな」
「おお、縁その手の言葉は知ってるね~」
「まあな」
「凄いわね、一瞬とはいえ、リリを超えたわ……面白いじゃない」
ルルは舌なめずりをしている。
「ルルちゃん、うちの生徒を変な目で見ないでね」
「ああん、風月ちゃん! つれないわね、私も味見してみたいわよ」
「おあずけ」
「んもう、ケチ!」
そんなルルはさておいて。
リリアールは凄く満足そうに一本槍に近寄っていった。
「お前すげーな! よし、回復してやろう」
指を鳴らすと一本槍の身体がほのかに光る。
すぐに苦痛の表情が無くなり立ち上がった。
「正直もう限界でした、手合わせは僕の負けですね」
「ああん? アタイに一矢報いたなら負けじゃねーだろ」
「ほんの一瞬です」
「んな謙遜すんなよ」
豪快に背中をバシバシされながら、メーナ達が居る場所へと戻っていった。
「よし、次はメーナと紅水仙だ、軽い点検が終わったら始めるぞ」
もはやマイク無しで話している虚言坂、段々と雑になっていっていた。
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