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第一章 レアスナタの世界へ!
第七話 幕開き 報酬の話
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縁はグリオードが住んでいる大きな宮殿の目の前にワープしてきた。
「縁様、お待ちしておりました、皆様は応接室にてお待ちになっています、こちらへ」
着いたとほぼ同時に執事のジンが声をかけてきて、案内をしてもらい応接室の扉の前までやってきた。
「グリオード様、縁様がいらっしゃいました」
「ああ、入ってくれ」
応接室の扉をノックすると中からグリオードの声が聞こえた、扉を開き縁はジンに軽く会釈をして中に入る。
「よく来たな縁」
「こんにちは縁様」
「お、やっと来たか」
「おやおや縁さんではありませんか」
応接室にはグリオード、麗華、色鳥、いずみが居た。
「いずみが居るのは珍しいな」
「さっきまで会議してまして」
「会議? なんのだ?」
「縁様、お茶を用意しますので座って下さいませ」
「ああ、失礼」
縁は近くの椅子に座った。
麗華はお茶とお菓子の準備を始める。
「ジャスティスジャッジメントに対しての会議ですね」
「内容は?」
「各々が戦うであろう敵戦力を予め教えておきました」
「お前なら結果も見えてるだろうに」
「はい、ですが必要以上に説明と解説をすると色々と面倒くさい事になるんですよ」
「グリオードに説明したのか?」
「ええ、加護を持っている皆さんと絆さんにも説明しておきました」
「俺にも何かあるか?」
「ええ、近々『はた迷惑な神に縁さんがとどめを刺す』ですね」
「それだけ聞ければ何が起こるか想像できるな」
「はい、縁さんに弓を引くとはおバカさんですよ」
「縁様、失礼いたします」
麗華が縁の目の前に紅茶と小さなお皿に雪だるまやかまくら等、雪景色をモチーフにしたお菓子とフォークが置かれた。
「麗華さんありがとうございます」
「私の自信作ですのでご賞味下さいませ」
一礼すると麗華はグリオードの隣に移動した。
「縁、報酬の話がまだだったね」
「報酬? いらないって訳にはいかないんだろうな」
「うん、僕の顔を立ててほしいな」
「……あ! なら溶けない氷像が欲しいかな」
「氷像かい?」
「ああ、久しぶりに俺と絆の神社で祭をやろうかなって今思った」
「祭かいいね、麗華、お願い出来るかい?」
「もちろんです、神社に奉納するからにはこの麗華、本気で創作いたします」
「っても祭やるにしても今のゴタゴタ片付けてからだろうけどな」
縁はため息をした後に出されたお菓子に手を付けた。
「冷た! しかしこれは美味い、雪のようにスッと溶けていった」
「お口に合って何よりです、紅茶もご賞味下さい」
「では失礼して……ほう、いいぬるさというか常温の紅茶だ、これはお菓子が進む」
あれよあれよとお菓子と紅茶は無くなった。
「やっぱりうまいよなそれ、お土産に持って帰りたかったがダメらしい」
「そうなの?」
「はい、氷点下でないと形を維持出来ないお菓子でございます」
「なるほど、麗華さんが居るから食べられると、これは価値のあるモノを頂いてしまった、ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」
「そいや色鳥、お前の報酬は何にしたんだ?」
「この国で雪合戦大会をやってもらうことにした」
「……ん?」
「いや、聞けばこの国で雪合戦やった事ないっていうからよ、子供たちは達に雪遊びの楽しさを伝えたいのよ」
「……雪を用意するのは私ですがね」
「遊びに全力とはお前らしいよ色鳥」
その時ドアをノックする音が響いた。
「グリオード様、縁様の友人と仰るスファーリア様という方が来ました、何やらお急ぎの様子です」
「ん? スファーリアさんが何でここに? てかよく分かったな、グリオード、俺の知り合いだから通してやってくれ」
「ジン、ここに案内してやってくれ」
「承知いたしました」
しばらくしてドアが開き、少し切羽詰まった顔をしているスファーリアが応接室へと入ってきて色鳥に駆け寄った!
「色鳥君、桜野学園が襲われて椰重ちゃんが怪我をした、病院に居る」
「なんだって!?」
色鳥は険しい顔をして立ち上がった!
「縁様、お待ちしておりました、皆様は応接室にてお待ちになっています、こちらへ」
着いたとほぼ同時に執事のジンが声をかけてきて、案内をしてもらい応接室の扉の前までやってきた。
「グリオード様、縁様がいらっしゃいました」
「ああ、入ってくれ」
応接室の扉をノックすると中からグリオードの声が聞こえた、扉を開き縁はジンに軽く会釈をして中に入る。
「よく来たな縁」
「こんにちは縁様」
「お、やっと来たか」
「おやおや縁さんではありませんか」
応接室にはグリオード、麗華、色鳥、いずみが居た。
「いずみが居るのは珍しいな」
「さっきまで会議してまして」
「会議? なんのだ?」
「縁様、お茶を用意しますので座って下さいませ」
「ああ、失礼」
縁は近くの椅子に座った。
麗華はお茶とお菓子の準備を始める。
「ジャスティスジャッジメントに対しての会議ですね」
「内容は?」
「各々が戦うであろう敵戦力を予め教えておきました」
「お前なら結果も見えてるだろうに」
「はい、ですが必要以上に説明と解説をすると色々と面倒くさい事になるんですよ」
「グリオードに説明したのか?」
「ええ、加護を持っている皆さんと絆さんにも説明しておきました」
「俺にも何かあるか?」
「ええ、近々『はた迷惑な神に縁さんがとどめを刺す』ですね」
「それだけ聞ければ何が起こるか想像できるな」
「はい、縁さんに弓を引くとはおバカさんですよ」
「縁様、失礼いたします」
麗華が縁の目の前に紅茶と小さなお皿に雪だるまやかまくら等、雪景色をモチーフにしたお菓子とフォークが置かれた。
「麗華さんありがとうございます」
「私の自信作ですのでご賞味下さいませ」
一礼すると麗華はグリオードの隣に移動した。
「縁、報酬の話がまだだったね」
「報酬? いらないって訳にはいかないんだろうな」
「うん、僕の顔を立ててほしいな」
「……あ! なら溶けない氷像が欲しいかな」
「氷像かい?」
「ああ、久しぶりに俺と絆の神社で祭をやろうかなって今思った」
「祭かいいね、麗華、お願い出来るかい?」
「もちろんです、神社に奉納するからにはこの麗華、本気で創作いたします」
「っても祭やるにしても今のゴタゴタ片付けてからだろうけどな」
縁はため息をした後に出されたお菓子に手を付けた。
「冷た! しかしこれは美味い、雪のようにスッと溶けていった」
「お口に合って何よりです、紅茶もご賞味下さい」
「では失礼して……ほう、いいぬるさというか常温の紅茶だ、これはお菓子が進む」
あれよあれよとお菓子と紅茶は無くなった。
「やっぱりうまいよなそれ、お土産に持って帰りたかったがダメらしい」
「そうなの?」
「はい、氷点下でないと形を維持出来ないお菓子でございます」
「なるほど、麗華さんが居るから食べられると、これは価値のあるモノを頂いてしまった、ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」
「そいや色鳥、お前の報酬は何にしたんだ?」
「この国で雪合戦大会をやってもらうことにした」
「……ん?」
「いや、聞けばこの国で雪合戦やった事ないっていうからよ、子供たちは達に雪遊びの楽しさを伝えたいのよ」
「……雪を用意するのは私ですがね」
「遊びに全力とはお前らしいよ色鳥」
その時ドアをノックする音が響いた。
「グリオード様、縁様の友人と仰るスファーリア様という方が来ました、何やらお急ぎの様子です」
「ん? スファーリアさんが何でここに? てかよく分かったな、グリオード、俺の知り合いだから通してやってくれ」
「ジン、ここに案内してやってくれ」
「承知いたしました」
しばらくしてドアが開き、少し切羽詰まった顔をしているスファーリアが応接室へと入ってきて色鳥に駆け寄った!
「色鳥君、桜野学園が襲われて椰重ちゃんが怪我をした、病院に居る」
「なんだって!?」
色鳥は険しい顔をして立ち上がった!
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