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十八章
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「あれ? ひょっとして久保田は、夜の森が怖かったりする?」
「うん、少し怖い。でも大丈夫だから、今は猫将軍の話を聞かせて」
という僕らのやり取りを聞いていたのだろう。美夜さんが気を利かせて、駐車場と公道を結ぶスロープの照明を通常より明るくしてくれた。夜の森への恐怖も、そして今のホッとした気配も、恥ずかしがらずどちらも素直に纏う久保田につくづく思った。秋吉さんは久保田のこの強さを、見誤っていたんだろうなあ、と。
その推測を駅に着くまでに打ち明けるべく、僕は話を再開した。
「なんでもかんでも羞恥に見える色眼鏡を掛けていたことに気づいても、その外し方が僕には解らなかった。それを教えてくれたのは、三年生のとき近所に引っ越してきた北斗でさ。あれ以来ずっと努力してきたから、羞恥眼鏡をそこそこ外せるようになれたと思う。その僕の目に今日の放課後、帰り支度を慌ててしている四十二人の中に一人だけ、羞恥に染まるクラスメイトが映った。正確には、羞恥心を抱いた自分にその子は途惑っていた。その、戸惑うあまり隠す演技を忘れていた子は、秋吉さん。秋吉さんは久保田を怒っていたんじゃないって、僕は考えているよ」
とても苦しげにしつつも、久保田もそれに同意した。続けて、
「猫将軍以外に、それを僕に言ってくれる人は、他にいるかな」
久保田はかなり際どい質問をした。この際どさは、僕を信頼している証なのか? それとも恋の苦悩が巨大すぎ、気に掛けられなくなっているのか? その判断が、僕には付かなかった。だがいずれにせよ、答えないという選択肢はない。際どいと感じた複数の理由のうち、二番目を僕は述べた。
「智樹は十中八九、僕と同じ見解だと思う。けど、智樹がそれを久保田に伝えるか否かは、二人の友情の強さが作用するから久保田に判断してほしい。那須さんと香取さんは同性ということもあり、僕より多くのことに気づき、そして多くの情報を得ているはず。そっちの分野で男子は女子に、絶対勝てないからさ」
昇降口への道すがら行われた情報交換で、僕、智樹、那須さん、香取さんの四人は有益な情報を持っていたにもかかわらず、口を閉ざすことを選んだ。しかもその選択は、目配せすらせず一瞬で成された。僕と智樹は見解がほぼ同じと直感したため、目配せの必要が無かった。一方那須さんと香取さんは、僕らにあえて目配せしなかった。仮に二人がそれをしたら『今は言えないの、後で連絡して』を意味していると僕らは経験から知っていた。しかし目配せをしなかったという事は『現時点では話せないの、訊かないで欲しい』だと僕らは判断したのだ。繰り返すが僕ら四人はこの一連のやり取りを、仕草を一切せず一瞬で終わらせた。そしてそれが、際どいと感じた一番目だった。「猫将軍以外に、それを僕に言ってくれる人は他にいるかな」との問いは解釈次第では、
――僕には友達がいない
という意味に、なるからである。
「猫将軍ごめん、負担のかかる質問をしてしまったね」
照明の光が燦々と降り注ぐスロープを下りながら久保田はそう言った。そこに久保田本来の芯の強さを感じた僕は、無言で首を横に振るという、弱さを晒した返答をした。弱さを臆さず晒せて、かつ強さを奢らず示せる人。僕にとって友達は、そういう人だからね。
「秋吉さんが僕に怒っていないのは、薄々感じていた。でもその考察を始める前に、ワンクッション入れたかった。考察を経て明瞭になる事実が、僕は恐かったんだよ」
秋吉さんは自分にも弟がいるからか、所沢へ向かう電車の中で、久保田のお姉さんの話を聴きたがったらしい。あるとき秋吉さんはお返しに、「久保田君のお姉さんの優しさとは違うと思うけど、私も弟達をほとんど怒らないの」と教えてくれた。そして所沢駅到着寸前、それはこう結ばれたと言う。
――弟達には年齢的にまだ無理なことが多々あるって、弟達の世話を介して実感したから、自分と対等以上の人にしか怒りを覚えなくなった――
「秋吉さんは今日の放課後、男子の実行委員達が時間を気にせずはしゃいだとき、怒りを露わにしたよね。あれは実行委員の男子を対等以上と感じているから成されたことで、そして僕はその秋吉さんを、今日初めて見た。僕と二人でいる時の秋吉さんはいつも、姉が僕と一緒にいる時の優しい雰囲気を纏っていて、そして僕はそんな秋吉さんに、惹かれていたんだよ」
僕は衝撃を受けた。それは、恋愛感情は人によってこうも異なるのか、という衝撃だった。
例えば、昴は知り合った直後から、優しくて頼りがいのある最高のお姉さんだった。そんな昴が僕は大好きだったけど、しかしだからと言って、昴に似ているという理由で女性に恋心を抱いたことは一度もない。それは美鈴にも当てはまり、はっきり言って僕は妹を溺愛するバカ兄だが、それでも「好きなタイプの女の子は美鈴に似た子」なんて微塵も思わない。どんなに大切で愛していても、昴と美鈴は僕の恋愛感情の形成に、ほぼ影響していないのである。
けどそれは、まさしく「人による」系のものだったらしい。いやそんなことは重々承知しているつもりだったが、それは実体験のないただの知識でしかなかった。久保田が秋吉さんに惹かれた根本には大好きなお姉さんが影響していると、久保田自身から聞いてこうも驚き立ち止まってしまったのがその証拠だろう。今僕らのいる場所がスロープと公道の境界と言う、一時停止し左右を確認せねばならない場所だったことを僕は神に感謝した。その、首を左右に振った一瞬の時間が、ある可能性を僕に気づかせた。それは、
――秋吉さんの好きなタイプは、北斗なのではないか?
という、可能性だったのである。
秋吉さんは美鈴に、家事を手伝ってくれるしっかり者の妹が欲しかったと言った。それが、恋愛感情に影響を及ぼしている事はないだろうか。自分と同じ目線で弟達を世話してくれる、頼りがいのある優しい男性が好きという事はないだろうか。如何なる分野も高レベルでこなし頭もすこぶる切れ、それでいて人情に篤い頼れるリーダーである北斗は、秋吉さんの好みのど真ん中なのではないか。秋吉さんが北斗を七ッ星君と苗字で呼ぶのは、特別な感情を抱いているという一種のアピールなのではないか。その可能性に、僕は気づいたのである。
しかしそれは、現時点における最もしてはならない寄り道と言える。魔想と命懸けの戦闘をしている翔人としても、人類を凌駕するモンスターと戦う新忍道部員としても、その寄り道の先には高確率で敗北が待っていると断言できる。なぜなら、
――ギリギリの戦いにおいて自分を見失うのは、最悪の状況の一つ
に他ならないからだ。久保田が全力を傾けるべきは、自分自身を磨き上げることであって、北斗の真似をすることではない。僕はそれを、実体験をもって知っているのである。したがって、
「秋吉さんが怒った男子の中に久保田は含まれていないって、感じる何かがあったとか?」
久保田と秋吉さんの二人が中心となる話題を、僕は選んだ。ほんのついさっき、秋吉さんが怒っていなかった場合の考察の行方を案じていた久保田には酷かもしれない方角へ、僕はあえて舵を切ったのだ。
それは正しかったのか?
それとも、間違っていたのか?
個人的には、大間違いだったと思う。この話題は久保田にとって酷かもしれないのではなく、恋心の封印すらあり得る、正真正銘に過酷な話題だったのである。清水の舞台から飛び降りるという慣用表現に、飛び降りるか否かを逡巡している状況があるとするなら、まさしくその状況に暫し身を置いたのち、久保田は飛び降りた。
「うん、少し怖い。でも大丈夫だから、今は猫将軍の話を聞かせて」
という僕らのやり取りを聞いていたのだろう。美夜さんが気を利かせて、駐車場と公道を結ぶスロープの照明を通常より明るくしてくれた。夜の森への恐怖も、そして今のホッとした気配も、恥ずかしがらずどちらも素直に纏う久保田につくづく思った。秋吉さんは久保田のこの強さを、見誤っていたんだろうなあ、と。
その推測を駅に着くまでに打ち明けるべく、僕は話を再開した。
「なんでもかんでも羞恥に見える色眼鏡を掛けていたことに気づいても、その外し方が僕には解らなかった。それを教えてくれたのは、三年生のとき近所に引っ越してきた北斗でさ。あれ以来ずっと努力してきたから、羞恥眼鏡をそこそこ外せるようになれたと思う。その僕の目に今日の放課後、帰り支度を慌ててしている四十二人の中に一人だけ、羞恥に染まるクラスメイトが映った。正確には、羞恥心を抱いた自分にその子は途惑っていた。その、戸惑うあまり隠す演技を忘れていた子は、秋吉さん。秋吉さんは久保田を怒っていたんじゃないって、僕は考えているよ」
とても苦しげにしつつも、久保田もそれに同意した。続けて、
「猫将軍以外に、それを僕に言ってくれる人は、他にいるかな」
久保田はかなり際どい質問をした。この際どさは、僕を信頼している証なのか? それとも恋の苦悩が巨大すぎ、気に掛けられなくなっているのか? その判断が、僕には付かなかった。だがいずれにせよ、答えないという選択肢はない。際どいと感じた複数の理由のうち、二番目を僕は述べた。
「智樹は十中八九、僕と同じ見解だと思う。けど、智樹がそれを久保田に伝えるか否かは、二人の友情の強さが作用するから久保田に判断してほしい。那須さんと香取さんは同性ということもあり、僕より多くのことに気づき、そして多くの情報を得ているはず。そっちの分野で男子は女子に、絶対勝てないからさ」
昇降口への道すがら行われた情報交換で、僕、智樹、那須さん、香取さんの四人は有益な情報を持っていたにもかかわらず、口を閉ざすことを選んだ。しかもその選択は、目配せすらせず一瞬で成された。僕と智樹は見解がほぼ同じと直感したため、目配せの必要が無かった。一方那須さんと香取さんは、僕らにあえて目配せしなかった。仮に二人がそれをしたら『今は言えないの、後で連絡して』を意味していると僕らは経験から知っていた。しかし目配せをしなかったという事は『現時点では話せないの、訊かないで欲しい』だと僕らは判断したのだ。繰り返すが僕ら四人はこの一連のやり取りを、仕草を一切せず一瞬で終わらせた。そしてそれが、際どいと感じた一番目だった。「猫将軍以外に、それを僕に言ってくれる人は他にいるかな」との問いは解釈次第では、
――僕には友達がいない
という意味に、なるからである。
「猫将軍ごめん、負担のかかる質問をしてしまったね」
照明の光が燦々と降り注ぐスロープを下りながら久保田はそう言った。そこに久保田本来の芯の強さを感じた僕は、無言で首を横に振るという、弱さを晒した返答をした。弱さを臆さず晒せて、かつ強さを奢らず示せる人。僕にとって友達は、そういう人だからね。
「秋吉さんが僕に怒っていないのは、薄々感じていた。でもその考察を始める前に、ワンクッション入れたかった。考察を経て明瞭になる事実が、僕は恐かったんだよ」
秋吉さんは自分にも弟がいるからか、所沢へ向かう電車の中で、久保田のお姉さんの話を聴きたがったらしい。あるとき秋吉さんはお返しに、「久保田君のお姉さんの優しさとは違うと思うけど、私も弟達をほとんど怒らないの」と教えてくれた。そして所沢駅到着寸前、それはこう結ばれたと言う。
――弟達には年齢的にまだ無理なことが多々あるって、弟達の世話を介して実感したから、自分と対等以上の人にしか怒りを覚えなくなった――
「秋吉さんは今日の放課後、男子の実行委員達が時間を気にせずはしゃいだとき、怒りを露わにしたよね。あれは実行委員の男子を対等以上と感じているから成されたことで、そして僕はその秋吉さんを、今日初めて見た。僕と二人でいる時の秋吉さんはいつも、姉が僕と一緒にいる時の優しい雰囲気を纏っていて、そして僕はそんな秋吉さんに、惹かれていたんだよ」
僕は衝撃を受けた。それは、恋愛感情は人によってこうも異なるのか、という衝撃だった。
例えば、昴は知り合った直後から、優しくて頼りがいのある最高のお姉さんだった。そんな昴が僕は大好きだったけど、しかしだからと言って、昴に似ているという理由で女性に恋心を抱いたことは一度もない。それは美鈴にも当てはまり、はっきり言って僕は妹を溺愛するバカ兄だが、それでも「好きなタイプの女の子は美鈴に似た子」なんて微塵も思わない。どんなに大切で愛していても、昴と美鈴は僕の恋愛感情の形成に、ほぼ影響していないのである。
けどそれは、まさしく「人による」系のものだったらしい。いやそんなことは重々承知しているつもりだったが、それは実体験のないただの知識でしかなかった。久保田が秋吉さんに惹かれた根本には大好きなお姉さんが影響していると、久保田自身から聞いてこうも驚き立ち止まってしまったのがその証拠だろう。今僕らのいる場所がスロープと公道の境界と言う、一時停止し左右を確認せねばならない場所だったことを僕は神に感謝した。その、首を左右に振った一瞬の時間が、ある可能性を僕に気づかせた。それは、
――秋吉さんの好きなタイプは、北斗なのではないか?
という、可能性だったのである。
秋吉さんは美鈴に、家事を手伝ってくれるしっかり者の妹が欲しかったと言った。それが、恋愛感情に影響を及ぼしている事はないだろうか。自分と同じ目線で弟達を世話してくれる、頼りがいのある優しい男性が好きという事はないだろうか。如何なる分野も高レベルでこなし頭もすこぶる切れ、それでいて人情に篤い頼れるリーダーである北斗は、秋吉さんの好みのど真ん中なのではないか。秋吉さんが北斗を七ッ星君と苗字で呼ぶのは、特別な感情を抱いているという一種のアピールなのではないか。その可能性に、僕は気づいたのである。
しかしそれは、現時点における最もしてはならない寄り道と言える。魔想と命懸けの戦闘をしている翔人としても、人類を凌駕するモンスターと戦う新忍道部員としても、その寄り道の先には高確率で敗北が待っていると断言できる。なぜなら、
――ギリギリの戦いにおいて自分を見失うのは、最悪の状況の一つ
に他ならないからだ。久保田が全力を傾けるべきは、自分自身を磨き上げることであって、北斗の真似をすることではない。僕はそれを、実体験をもって知っているのである。したがって、
「秋吉さんが怒った男子の中に久保田は含まれていないって、感じる何かがあったとか?」
久保田と秋吉さんの二人が中心となる話題を、僕は選んだ。ほんのついさっき、秋吉さんが怒っていなかった場合の考察の行方を案じていた久保田には酷かもしれない方角へ、僕はあえて舵を切ったのだ。
それは正しかったのか?
それとも、間違っていたのか?
個人的には、大間違いだったと思う。この話題は久保田にとって酷かもしれないのではなく、恋心の封印すらあり得る、正真正銘に過酷な話題だったのである。清水の舞台から飛び降りるという慣用表現に、飛び降りるか否かを逡巡している状況があるとするなら、まさしくその状況に暫し身を置いたのち、久保田は飛び降りた。
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