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十七章
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北斗の一組と、真山の六組と、僕らの二十組による三つ巴の可能性が初めて唱えられた、午後八時十分。僕と智樹は久保田と秋吉さんに電話を掛け、八時二十分から四人による会合を始めた。智樹がもたらした真山情報に久保田と秋吉さんは戦慄し、三つ巴はほぼ確定との結論に僕らは一瞬で至った。議題はすぐさま対策へ移り、明日のパワーランチで秋吉さんが「北斗は傑物プレゼン」をすることが決まり、それを力を合わせて制作している最中、八時五十五分になってしまった。とは言え、あとほんの二十分程度で完成しそうだったから最後まで参加したいと主張したのだけど、
「「「却下!!」」」
三人に声を揃えられたら諦めるしかなかった。三人にくれぐれも無理をしないよう頼み、後ろ髪を大いに引かれつつ、僕一人だけ会合を抜けさせてもらったのだった。
翌九月十四日、水曜日。
早朝研究を普段より早く終えて教室に飛び込んだ僕は、智樹達三人のもとへ駆け寄った。挨拶もそこそこに尋ねたところ、プレゼンは九時十五分に完成したと返された。その時間なら問題なかった抜けるんじゃなかった、と僕はかなり真剣に落ち込んだ。きっとそれを見越していたのだろう、秋吉さんの後に行う「三つ巴プレゼン」を作ってみないかと三人は持ち掛けて来た。僕が俄然やる気になったのは言うまでもない。一限から四限までの全時間を費やし、三つ巴プレゼンの製作に僕は没頭した。
そして迎えた、パワーランチ。
実行委員達は久保田のプレゼンに耳を傾けていた。メタモルフォーゼは別として、
「以上で、クラスHPに掲載する木製台座案の報告を、終えます」
久保田は高品質のプレゼンを堂々と終えた。実行委員達による盛大な拍手が湧き起こる。それだけで充分だったが手順に則り決を採り、同案は満場一致で可決された。帰りのHRを利用し智樹が木製台座案をクラスメイトに伝え、それと共に久保田が同案を掲示板にアップすることもすぐさま決定し、次の議題へ移ることを僕は宣言した。
「それでは次の、議題二です。秋吉さん、お願いします」
「はい!」
秋吉さんは張りのある声で応え、書記の香取さんと頷き合ったのち、原稿を読み上げた。
「猫将軍君が昨夕、文化祭の三つの部門賞へ高度な推測を立てました。そして昨夜、委員長からそれについて電話があり、猫将軍君と久保田君を交えた四人で話し合った結果、実行委員全員が早急に共有すべき重大情報であるとの合意に至りました。よってこの場を借り、私達四人が感服した議長の推測を、報告します」
僕は心の中で「ちょっと待った!」と叫んでいた。僕の知っているプレゼンの冒頭とは、まるっきり異なっていたからだ。今朝受け取ったプレゼン原稿には、僕を持ち上げる文など欠片も無かったはずなのに、これは一体どういう事なのでしょうか? 過剰に持ち上げて僕を許容量ギリギリにして、何を企んでいるのですか? と問いただしたかったが、許容量ギリギリの顔でそんな質問をしたら、皆の悪ノリは避けられない。過剰評価の集中砲火を、ここぞとばかりに皆は放つに違いないのである。よって大変な苦労をして涼しい顔を保っていたのに、
「いよっ、敏腕議長!」
などと久保田がヤジを飛ばしたせいで、すべて台無しになってしまった。許容量を超えたヘタレ男に更なる追い打ちをかけるべく敏腕議長コールが起こり、勘弁して下さいとヘタレ男が懇願し、会議室に大爆笑が鳴り響いてから、秋吉さんのプレゼンは再開した。
「猫将軍君はまず、七ッ星北斗君の一組の動向を推測しました。推測の主軸に据えたのは、一組が『おにぎり』を商品に選んだことで・・・」
旧十組の文化祭とクリスマス会に北斗がどう貢献したかを、秋吉さんは香取さんの助けを借り、解りやすくかつ面白おかしく述べていった。そうする事で、北斗と面識のない人にも北斗の傑物ぶりを理解してもらってから、例の表を空中に投影した。
集客 二十組 一組 ?
売り上げ 一組 ? 二十組
インパクト ? 二十組 一組
「「「オオッッ!!」」」
この表を初めて目にする実行委員達から驚きの声が上がった。だが姐御はそれに影響されることなく、淡々とプレゼンを終えた。
「皆さんご存知のように、部門賞の一位には30点、二位には20点、三位には10点のボーナスが加算されます。これは各部門共通ですから、仮にハテナマークが同じ組だった場合、獲得点数の等しい三クラスによる三つ巴となります。そして猫将軍君は、かなりの確率で三つ巴を予想しているそうです。私見ですが、信憑性は極めて高いと思います。私の報告は以上です。猫将軍君、引継ぎをお願いします」
この表を思い付いたのが男子生徒だったら頭脳の優秀さを褒め称え、さっきの仕返しができたのになあ。と残念に思いつつ秋吉さんのプレゼンを引き継ぎ、三つ巴プレゼンを僕は始めた。
「このパワーランチ直前まで情報収集した結果、僕らの二十組に比肩する情熱をもってクラス展示に取り組んでいる組は、一組と六組の2クラスしかありませんでいた。学期間休暇を考慮すると、文化祭の準備期間は現時点をもって、三分の一以上を消費しています。残り三分の二を切った状態で、二十組のクオリティーを超えるクラスが真山のいる六組以外に出てくる可能性は非常に低いと、僕は考えています」
僕は香取さんに頷き、ハテナマークを六組に替えた表を映し出してもらう。
集客 二十組 一組 六組
売り上げ 一組 六組 二十組
インパクト 六組 二十組 一組
真山がクラス展示の品質向上を突如始めた日曜の朝が、一組と二十組に追いつくタイムリミットだったのだと僕は直感していた。魔想討伐と新忍道で培った戦闘経験が、そう断言していたのである。その感覚を皆と分かち合うのは無理でも、真山がどれほどぶっ飛んでいるかを伝えるのは、一桁の足し算引き算のようなもの。僕は真山の行動と六組の反応を、時系列で挙げて行った。
「三日前の日曜朝七時、真山がクラスHPの文化祭掲示板に、ジュース作りと販売促進活動を二日間休まず行うことを書き込んだ。十分後、六組の女子全員が真山に最大限協力する宣言をした。その五十分後の午前八時に男子全員がそれに加わり、午後一時までに各責任者が再選され、そして同日午後九時、六組はクラス展示の完全新設計を完了させた。翌月曜一限に臨時HRが開かれ、クラスのやる気を一新した功績によりアドバイザーとして真山がパワーランチに出席することを教育AIが認め、そして現在、真山は三度目のパワーランチに出席している。HRやパワーランチの内容等は犯罪になるから調べてないけど、噂を集計した結果、どうやら真山を主役にしたショーを六組は計画しているらしい。去年のギャルソンが証明しているように、体力的にも容姿的にもカリスマ的にも、真山はそれを大成功させるはず。よってインパクト部門を制するのは、ほぼ確定で六組。真山ショーの間は来客数が落ちるから集客は三位でも、湖校写真館より価格を高くできるから、売り上げは二位を見込める。というか、三日前に巻き返しを図った六組の最高到達点は三つ巴にあると真山は予想していて、その状態を文化祭一日目に明示することでクラスメイトを燃え上がらせ、二日目に奇跡を呼び込む作戦を立てているんじゃないかって、僕は考えているよ」
「「「却下!!」」」
三人に声を揃えられたら諦めるしかなかった。三人にくれぐれも無理をしないよう頼み、後ろ髪を大いに引かれつつ、僕一人だけ会合を抜けさせてもらったのだった。
翌九月十四日、水曜日。
早朝研究を普段より早く終えて教室に飛び込んだ僕は、智樹達三人のもとへ駆け寄った。挨拶もそこそこに尋ねたところ、プレゼンは九時十五分に完成したと返された。その時間なら問題なかった抜けるんじゃなかった、と僕はかなり真剣に落ち込んだ。きっとそれを見越していたのだろう、秋吉さんの後に行う「三つ巴プレゼン」を作ってみないかと三人は持ち掛けて来た。僕が俄然やる気になったのは言うまでもない。一限から四限までの全時間を費やし、三つ巴プレゼンの製作に僕は没頭した。
そして迎えた、パワーランチ。
実行委員達は久保田のプレゼンに耳を傾けていた。メタモルフォーゼは別として、
「以上で、クラスHPに掲載する木製台座案の報告を、終えます」
久保田は高品質のプレゼンを堂々と終えた。実行委員達による盛大な拍手が湧き起こる。それだけで充分だったが手順に則り決を採り、同案は満場一致で可決された。帰りのHRを利用し智樹が木製台座案をクラスメイトに伝え、それと共に久保田が同案を掲示板にアップすることもすぐさま決定し、次の議題へ移ることを僕は宣言した。
「それでは次の、議題二です。秋吉さん、お願いします」
「はい!」
秋吉さんは張りのある声で応え、書記の香取さんと頷き合ったのち、原稿を読み上げた。
「猫将軍君が昨夕、文化祭の三つの部門賞へ高度な推測を立てました。そして昨夜、委員長からそれについて電話があり、猫将軍君と久保田君を交えた四人で話し合った結果、実行委員全員が早急に共有すべき重大情報であるとの合意に至りました。よってこの場を借り、私達四人が感服した議長の推測を、報告します」
僕は心の中で「ちょっと待った!」と叫んでいた。僕の知っているプレゼンの冒頭とは、まるっきり異なっていたからだ。今朝受け取ったプレゼン原稿には、僕を持ち上げる文など欠片も無かったはずなのに、これは一体どういう事なのでしょうか? 過剰に持ち上げて僕を許容量ギリギリにして、何を企んでいるのですか? と問いただしたかったが、許容量ギリギリの顔でそんな質問をしたら、皆の悪ノリは避けられない。過剰評価の集中砲火を、ここぞとばかりに皆は放つに違いないのである。よって大変な苦労をして涼しい顔を保っていたのに、
「いよっ、敏腕議長!」
などと久保田がヤジを飛ばしたせいで、すべて台無しになってしまった。許容量を超えたヘタレ男に更なる追い打ちをかけるべく敏腕議長コールが起こり、勘弁して下さいとヘタレ男が懇願し、会議室に大爆笑が鳴り響いてから、秋吉さんのプレゼンは再開した。
「猫将軍君はまず、七ッ星北斗君の一組の動向を推測しました。推測の主軸に据えたのは、一組が『おにぎり』を商品に選んだことで・・・」
旧十組の文化祭とクリスマス会に北斗がどう貢献したかを、秋吉さんは香取さんの助けを借り、解りやすくかつ面白おかしく述べていった。そうする事で、北斗と面識のない人にも北斗の傑物ぶりを理解してもらってから、例の表を空中に投影した。
集客 二十組 一組 ?
売り上げ 一組 ? 二十組
インパクト ? 二十組 一組
「「「オオッッ!!」」」
この表を初めて目にする実行委員達から驚きの声が上がった。だが姐御はそれに影響されることなく、淡々とプレゼンを終えた。
「皆さんご存知のように、部門賞の一位には30点、二位には20点、三位には10点のボーナスが加算されます。これは各部門共通ですから、仮にハテナマークが同じ組だった場合、獲得点数の等しい三クラスによる三つ巴となります。そして猫将軍君は、かなりの確率で三つ巴を予想しているそうです。私見ですが、信憑性は極めて高いと思います。私の報告は以上です。猫将軍君、引継ぎをお願いします」
この表を思い付いたのが男子生徒だったら頭脳の優秀さを褒め称え、さっきの仕返しができたのになあ。と残念に思いつつ秋吉さんのプレゼンを引き継ぎ、三つ巴プレゼンを僕は始めた。
「このパワーランチ直前まで情報収集した結果、僕らの二十組に比肩する情熱をもってクラス展示に取り組んでいる組は、一組と六組の2クラスしかありませんでいた。学期間休暇を考慮すると、文化祭の準備期間は現時点をもって、三分の一以上を消費しています。残り三分の二を切った状態で、二十組のクオリティーを超えるクラスが真山のいる六組以外に出てくる可能性は非常に低いと、僕は考えています」
僕は香取さんに頷き、ハテナマークを六組に替えた表を映し出してもらう。
集客 二十組 一組 六組
売り上げ 一組 六組 二十組
インパクト 六組 二十組 一組
真山がクラス展示の品質向上を突如始めた日曜の朝が、一組と二十組に追いつくタイムリミットだったのだと僕は直感していた。魔想討伐と新忍道で培った戦闘経験が、そう断言していたのである。その感覚を皆と分かち合うのは無理でも、真山がどれほどぶっ飛んでいるかを伝えるのは、一桁の足し算引き算のようなもの。僕は真山の行動と六組の反応を、時系列で挙げて行った。
「三日前の日曜朝七時、真山がクラスHPの文化祭掲示板に、ジュース作りと販売促進活動を二日間休まず行うことを書き込んだ。十分後、六組の女子全員が真山に最大限協力する宣言をした。その五十分後の午前八時に男子全員がそれに加わり、午後一時までに各責任者が再選され、そして同日午後九時、六組はクラス展示の完全新設計を完了させた。翌月曜一限に臨時HRが開かれ、クラスのやる気を一新した功績によりアドバイザーとして真山がパワーランチに出席することを教育AIが認め、そして現在、真山は三度目のパワーランチに出席している。HRやパワーランチの内容等は犯罪になるから調べてないけど、噂を集計した結果、どうやら真山を主役にしたショーを六組は計画しているらしい。去年のギャルソンが証明しているように、体力的にも容姿的にもカリスマ的にも、真山はそれを大成功させるはず。よってインパクト部門を制するのは、ほぼ確定で六組。真山ショーの間は来客数が落ちるから集客は三位でも、湖校写真館より価格を高くできるから、売り上げは二位を見込める。というか、三日前に巻き返しを図った六組の最高到達点は三つ巴にあると真山は予想していて、その状態を文化祭一日目に明示することでクラスメイトを燃え上がらせ、二日目に奇跡を呼び込む作戦を立てているんじゃないかって、僕は考えているよ」
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