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十二章
救命救急三級、1
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僕らの受けた救命救急三級の授業は、楽しいや素晴らしいという感想を超えた授業だった。けど判っているのはそこまでで、ならどこがどう超えているのかと自分に問うても、はっきり答えることが僕にはできなかった。それは僕を悩ませたが救命救急三級の予習復習をするたびに、「研究者としても一人の人間としてもあまりに未熟なあなた達」という教育AIの言葉が脳をかすめたお蔭で、その授業の特殊性を何とか文字にすることができた。それは、この授業で僕らは初めて、
――大人の世界を垣間見た
というものだった。
智樹が許可をもらった二日後、十四日木曜の二限目に、救命救急三級の授業は始まった。昇降口で北斗や輝夜さん達と合流してから体育館を目指した僕らは子猿の如くはしゃいでいて、それは受講者全員に当てはまる事だったけど、チャイムが鳴り先生が現れるや喧噪は嘘のように止んだ。心身を厳しく鍛えてきたことが一目瞭然の、山吹色の訓練服に身を包む若き消防隊員が、そこにいたからである。武道家ともアスリートとも異なる足取りで教卓についた若き消防隊員へ挨拶すべく、
「起立!」
北斗が号令を掛けた。その途端、
ザッッ
六十三名の生徒達が一斉に立ち上がった。この授業を初めて受講する二十のクラスから集まった生徒達が、予行練習など一切無しに完璧な集団行動を取ったのである。故に、
「礼!」「着席」
を終えたとき、僕らは同じ想いを共有していた。「ああ皆はまこと、部やサークルで重責を担うに値する、生徒なのだな」と。
もちろんここにいる生徒だけが部長や副部長になるのではない。一年時に騎士見習いとなり、救命救急三級の勉強を去年の内から始めていた同級生からも、部長やサークル長が育つからだ。だがそれでも湖校において、救命救急三級の無資格者が運動系部活の二大責任者になることは無い。不文律でしかなくとも、そんなことは絶対ない。怪我を負った仲間のもとへ一目散に駆けてゆき、適切な処置を施し、苦悩を少しでも軽減する使命感を芽生えさせた生徒のみが、運動系組織を預かる二大責任者として育ってゆく。これは湖校生にとって、太陽が東から昇って西へ沈むが如き、絶対法則なのだ。
とは言うものの、いかなる場合も少数の例外が存在するのもまた事実。そしてここにいる生徒の中で、例外筆頭に相応しいのは僕以外あり得ないという確固たる自信が僕にはあった。怪我を負った仲間を助けたいと心底思うし、ここにいる生徒達の中から二大責任者が育つことも疑ってないけど、真田さんや荒海さんの立場にいる自分を、僕はどうしても想像できなかったのである。ただ、北斗が生徒会長に就任し、京馬が新忍道部部長を拝命した時、僕に副部長の資格がないせいで後輩に責任を押し付ける事だけは避けたかった。一つ下の後輩三人はすこぶる優秀で、特に松井は最上級生でなくとも副部長の仕事を十全にこなすはずだが、それと「僕が無資格だったせいで後輩に重責を押し付ける」のは話が別。しかもそれが、いじいじモジモジ性格に負けたが故の結果だったなら、僕は自分を生涯許せないだろう。かくなる次第で、例外なんですスミマセンという罪悪感に苛まれつつも、僕はここにこうして座っているのだった。
そのはずだったのに、
「所沢市消防局から派遣された、結城正彦だ。どうやら今年も、安全を背負って立つ覚悟のできた生徒達が、集まったようだな」
鋭い眼光を一瞬緩めた先生から嬉しげにそう言われると、闘志がふつふつと湧いて来たのだから不思議だ。例外中の例外でございますと委縮していた僕でさえそうなのだから他のみんなは一層そうで、六十一名の放った闘気に目を射られ、僕は瞬きを盛んに繰り返していた。受講者は六十三人なのになぜ二人少ないかと言うと、僕と同じく輝夜さんも、体育館に充満した闘気から目を守ることに専念していたのである。「眠留くん大丈夫?」「うん平気、輝夜さんは?」「私も平気」 僕らは目で会話し、互いの体調に安堵を覚えていた。
授業は座学と実習を基本に行われた。座学と言ってもそれは結城先生自身と同僚達の実体験に基づく話だったため、ひしひしと伝わって来る緊迫感に僕は冷汗を流し通しだった。その冷汗が乾かぬうちに始まった実習で、床に膝を突いた僕ら一人一人の前に現れたのは、怪我の痛みにのたうつ3D映像の湖校生だった。たとえAIの作った架空の生徒であろうと、湖校の制服に身を包む同級生の腕があらぬ方向へ曲がり、そこから折れた骨が付き出ている光景は僕らを狼狽えさせた。いやそれは、狼狽えるなんて生易しいものではなかった。大半の生徒が悲鳴を上げ後ずさり、立ち上がって逃げる者すらいるほどだった。恐怖が連鎖し増幅され、実習室はパニックになりかけていた。そこへ、
「一番つらいのは誰だ!」
結城先生の怒声が響いた。大災害時も隊員同士で意思疎通ができるよう鍛えられたその野太い声に、皆ピタリと動きを止めた。そこへ再度、
「一番苦しんでいるのは誰だ!」
先生の怒声が響く。僕らはその誰かを探すべく周囲へ目をやった。逃げ出すことすら出来ず腰を抜かした生徒がちらほらいたので、その人達を置き去りにしようとしていた事を先生は責めているのだと思い、羞恥心が湧き上がって来た。だが先生は、お前らいい加減にしろと激怒した。
「一番つらく、激痛に苦しんでいるのは、床に横たわる生徒だろうが!」
全員がハッとし床へ顔を向けた。膝のすぐ先に、あるいは足元に、折れた左腕を手で押さえもがき苦しむ同級生がいた。脂汗を流し、うめき続ける同級生がいた。その食いしばった歯から、かすれ声がもれる。
「助けてくれ」
時が止まった。
あまりに多くの感情が一気に噴出し、目を見開く以外何もできない瞬間が実習室を支配した。
その、感情に突き動かされる寸前なのに感情の発露方法が分からない状態へ陥った皆の耳に、
「気をしっかり持って。すぐ応急処置を施すから、安心して」
銀鈴の声が届いた。凛としつつも優しく、たおやかでありつつも勇気溢れる輝夜さんのその声に、全員が悟った。自分が今すべきことは、何なのかを。
それからは一心不乱の時間が続いた。折れた腕を固定し、骨が飛び出た箇所を消毒した。消毒液の痛みに負傷者が激しく動き傷を悪化させる事がないよう、駆けつけた人達に呼びかけ手足を押さえてもらった。駆けつけた人達も、消毒液も包帯も添え木も全部3Dだったが、それらを完全に忘れて応急処置を施した。そして雑菌が入らぬよう清潔な布で傷口を覆い終えた時、救急車のサイレンと共に担架を担いだ救急隊員が現れた。救急隊員へ、傷の様子と応急処置の説明をする。「よくやった、後は任せろ」 僕の肩を力強く叩き、救急車は去って行った。それを見届け、僕はグラウンドを映した体育館の床に、崩れ落ちたのだった。
――大人の世界を垣間見た
というものだった。
智樹が許可をもらった二日後、十四日木曜の二限目に、救命救急三級の授業は始まった。昇降口で北斗や輝夜さん達と合流してから体育館を目指した僕らは子猿の如くはしゃいでいて、それは受講者全員に当てはまる事だったけど、チャイムが鳴り先生が現れるや喧噪は嘘のように止んだ。心身を厳しく鍛えてきたことが一目瞭然の、山吹色の訓練服に身を包む若き消防隊員が、そこにいたからである。武道家ともアスリートとも異なる足取りで教卓についた若き消防隊員へ挨拶すべく、
「起立!」
北斗が号令を掛けた。その途端、
ザッッ
六十三名の生徒達が一斉に立ち上がった。この授業を初めて受講する二十のクラスから集まった生徒達が、予行練習など一切無しに完璧な集団行動を取ったのである。故に、
「礼!」「着席」
を終えたとき、僕らは同じ想いを共有していた。「ああ皆はまこと、部やサークルで重責を担うに値する、生徒なのだな」と。
もちろんここにいる生徒だけが部長や副部長になるのではない。一年時に騎士見習いとなり、救命救急三級の勉強を去年の内から始めていた同級生からも、部長やサークル長が育つからだ。だがそれでも湖校において、救命救急三級の無資格者が運動系部活の二大責任者になることは無い。不文律でしかなくとも、そんなことは絶対ない。怪我を負った仲間のもとへ一目散に駆けてゆき、適切な処置を施し、苦悩を少しでも軽減する使命感を芽生えさせた生徒のみが、運動系組織を預かる二大責任者として育ってゆく。これは湖校生にとって、太陽が東から昇って西へ沈むが如き、絶対法則なのだ。
とは言うものの、いかなる場合も少数の例外が存在するのもまた事実。そしてここにいる生徒の中で、例外筆頭に相応しいのは僕以外あり得ないという確固たる自信が僕にはあった。怪我を負った仲間を助けたいと心底思うし、ここにいる生徒達の中から二大責任者が育つことも疑ってないけど、真田さんや荒海さんの立場にいる自分を、僕はどうしても想像できなかったのである。ただ、北斗が生徒会長に就任し、京馬が新忍道部部長を拝命した時、僕に副部長の資格がないせいで後輩に責任を押し付ける事だけは避けたかった。一つ下の後輩三人はすこぶる優秀で、特に松井は最上級生でなくとも副部長の仕事を十全にこなすはずだが、それと「僕が無資格だったせいで後輩に重責を押し付ける」のは話が別。しかもそれが、いじいじモジモジ性格に負けたが故の結果だったなら、僕は自分を生涯許せないだろう。かくなる次第で、例外なんですスミマセンという罪悪感に苛まれつつも、僕はここにこうして座っているのだった。
そのはずだったのに、
「所沢市消防局から派遣された、結城正彦だ。どうやら今年も、安全を背負って立つ覚悟のできた生徒達が、集まったようだな」
鋭い眼光を一瞬緩めた先生から嬉しげにそう言われると、闘志がふつふつと湧いて来たのだから不思議だ。例外中の例外でございますと委縮していた僕でさえそうなのだから他のみんなは一層そうで、六十一名の放った闘気に目を射られ、僕は瞬きを盛んに繰り返していた。受講者は六十三人なのになぜ二人少ないかと言うと、僕と同じく輝夜さんも、体育館に充満した闘気から目を守ることに専念していたのである。「眠留くん大丈夫?」「うん平気、輝夜さんは?」「私も平気」 僕らは目で会話し、互いの体調に安堵を覚えていた。
授業は座学と実習を基本に行われた。座学と言ってもそれは結城先生自身と同僚達の実体験に基づく話だったため、ひしひしと伝わって来る緊迫感に僕は冷汗を流し通しだった。その冷汗が乾かぬうちに始まった実習で、床に膝を突いた僕ら一人一人の前に現れたのは、怪我の痛みにのたうつ3D映像の湖校生だった。たとえAIの作った架空の生徒であろうと、湖校の制服に身を包む同級生の腕があらぬ方向へ曲がり、そこから折れた骨が付き出ている光景は僕らを狼狽えさせた。いやそれは、狼狽えるなんて生易しいものではなかった。大半の生徒が悲鳴を上げ後ずさり、立ち上がって逃げる者すらいるほどだった。恐怖が連鎖し増幅され、実習室はパニックになりかけていた。そこへ、
「一番つらいのは誰だ!」
結城先生の怒声が響いた。大災害時も隊員同士で意思疎通ができるよう鍛えられたその野太い声に、皆ピタリと動きを止めた。そこへ再度、
「一番苦しんでいるのは誰だ!」
先生の怒声が響く。僕らはその誰かを探すべく周囲へ目をやった。逃げ出すことすら出来ず腰を抜かした生徒がちらほらいたので、その人達を置き去りにしようとしていた事を先生は責めているのだと思い、羞恥心が湧き上がって来た。だが先生は、お前らいい加減にしろと激怒した。
「一番つらく、激痛に苦しんでいるのは、床に横たわる生徒だろうが!」
全員がハッとし床へ顔を向けた。膝のすぐ先に、あるいは足元に、折れた左腕を手で押さえもがき苦しむ同級生がいた。脂汗を流し、うめき続ける同級生がいた。その食いしばった歯から、かすれ声がもれる。
「助けてくれ」
時が止まった。
あまりに多くの感情が一気に噴出し、目を見開く以外何もできない瞬間が実習室を支配した。
その、感情に突き動かされる寸前なのに感情の発露方法が分からない状態へ陥った皆の耳に、
「気をしっかり持って。すぐ応急処置を施すから、安心して」
銀鈴の声が届いた。凛としつつも優しく、たおやかでありつつも勇気溢れる輝夜さんのその声に、全員が悟った。自分が今すべきことは、何なのかを。
それからは一心不乱の時間が続いた。折れた腕を固定し、骨が飛び出た箇所を消毒した。消毒液の痛みに負傷者が激しく動き傷を悪化させる事がないよう、駆けつけた人達に呼びかけ手足を押さえてもらった。駆けつけた人達も、消毒液も包帯も添え木も全部3Dだったが、それらを完全に忘れて応急処置を施した。そして雑菌が入らぬよう清潔な布で傷口を覆い終えた時、救急車のサイレンと共に担架を担いだ救急隊員が現れた。救急隊員へ、傷の様子と応急処置の説明をする。「よくやった、後は任せろ」 僕の肩を力強く叩き、救急車は去って行った。それを見届け、僕はグラウンドを映した体育館の床に、崩れ落ちたのだった。
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