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2017年

名刺代わりに電子書籍と紙の本を作る、ココナラ、VALUと出版社に頼らない作家への道

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出版なんてウソだらけ。あなたも「作活」始めよう ~酒井日香の出版体験記~ 作者:酒井日香
http://ncode.syosetu.com/n3296cr/

ココナラ
https://coconala.com/

南 章行 / ココナラ代表/VALU
https://valu.is/akoxford

坂崎文明@小説家になるための戦略ノート/VALU
https://valu.is/sakazaki

8/4~8/8大阪『古墳・はにわフェス』で書籍版『ラストシャーマン』販売イベント、40歳以上の小説家志望者のためのVALUと人生戦略
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/280/


 VALUにココナラの社長さんが上場していて、上がるの早くてVA買いそびれた訳ですが、書籍版『ラストシャーマン』を作った長緒鬼無里さんを見てて思うのですが、同人誌とかこれだけ売られてる時代に小説家、作家になりたい人が自分で本を作らずに新人賞をただ受賞するのを待ってるというのも何だかなあと思ったりしてました。

長緒鬼無里さんツイッター
https://mobile.twitter.com/NagaoKinasa


 酒井日香さんの自費出版体験記を読んでて思うのは、自費出版は出版社への依存心がまだ抜け切れていなくて、無名の作家の本は最初、売れないのは当たり前ではないかと思ったりしました。

 酒井さんの言うように、最初の本は自分で作って名刺代わりに配るようにしてもいいくらいです。
 自分を売り込む販促資材だと思ってもいいし、そもそも作品サンプルもない人間が作家ですと名乗っても雲を掴むような話ですよね。

 同人誌的な『個人出版』というか、ココナラなどでハイクォリティな電子書籍の表紙が1000円ぐらいで手に入る時代だし、文章の電子書籍化なども含めて一万円ぐらいでできてしまう時代です。
 その制作費はクラウドファウンディングやVALUで資金調達してもいいし、その対価としてファウンディングやVALUの優待で完成した電子書籍を配布することもできます。



 漫画家の方で夏コミとかに出る人もかなり多くなっていて、島本和彦氏など、単行本より同人誌の方が売れてんじゃないか?と思われるほどの大ヒットになってます。

“コミケ席巻”の島本和彦さん「シン・ゴジラ」同人誌、小学館が8ページを無料公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/25/news085.html


 「バスタード」という伝説の漫画を描いてる(完結はいつ?)萩原一至氏は絵にこだわりがあり、単行本出す時も直しが多くて制作期間が長引くので、「バスタード」キャラのエロ系同人誌売ってアシスタントの人件費を稼いでるという話もある。あとがきで絶賛同人誌宣伝中だったり。
 最近ではイラスト展だとか、ゲームのキャラ原案などの仕事もいろいろしてる。
 
 「バスタード」で悪魔描いたら怪奇現象が起きてPCトラブルとか多いらしいです。
 デビルマンなどでもそういう話がある。


未だに終わっていないバスタード。実は色々あるマンガ。
https://middle-edge.jp/articles/I0002617

HAGIPAGE ~萩原一至公式サイト~
http://basta.gangz.com/index.php

永井豪とデビルマンの都市伝説
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/e/fd107d53eb63e5261dc748054d16ce9a


 みかみてれんさんも夏コミに出るみたいです。
 
『C92夏コミに出ます!@三日目(日)東2ホールQ27a』
http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/178437/blogkey/1794029/



 話を戻すと、無名の人間の本が売れないのは当たり前だし、そんなにショックを受けることもないし、期待しすぎず、本を手軽に出していってもいいんじゃないんじゃないかと思いました。


自費出版を「ベストセラー」にさせる唯一の確実な方法。
http://ameblo.jp/sakainichika/entry-12009269351.html

「自費出版」ベストセラーの奇跡
http://president.jp/articles/-/1238

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・夏目 漱石 著  『こころ』(岩波書店)
・島崎 藤村 著  『破戒』出版は明治39年、 他に『春』 『家』
・小泉 信三 著  『海軍主計大尉小泉信吉』
・山田 悠介 著  『リアル鬼ごっこ』最初の発行部数は1000部
・小池 真理子 著  『知的悪女のすすめ』
・漫才コンビ「B&B」の島田洋七 著  『佐賀のがばいばあちゃん』2001年の最初は自費出版
・山田 真哉 著  『女子大生会計士の事件簿』(英治出版)
・Jamais Jamais(じゃめじゃめ) 著  『B型自分の説明書』(文芸社)
・天野 節子 著   『氷の華』

http://www.1book.co.jp/004602.html
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 作家で自費出版からベストセラーになった人もたまにいて、文豪、島崎藤村から映画化した小説家、会計士までなかなか幅広いです。

 たぶん、会社の社長、士業、生徒のいる先生、大学教授などの元々、名刺代わりに本を配る人、売り先が確保されてる人が自費出版を利用してたんじゃないかな。

 そこへ無名の個人が参入して出版社が儲かるということになって、話がおかしくなった。

 そもそも、ファンのいない個人の本は売れないし、出来た本を持ってファンを作る地方営業や講演会をやる必要がありますが、それが分かってない個人が勘違いしたのがあったんだと思います。

 それが自費出版詐欺に繋がるのだけど、現実を見ずに、夢を見すぎてる個人も読みが甘かった面もある。

 ただ、最近ではブログやSNSもあり、個人でも有名になるチャンスはあるが、イケハヤさん書生のような有名人ブランド戦略はなかなか近道かもしれない。
 
 イケハヤ書生を馬鹿にしてるブログもあるけど、現実にVALUで人気化しちゃってるし、この現実に対してどういい訳するのか?ちょっと疑問です。
 無名の個人は失敗しながらやっていくものだし、それを笑うのはどうかと思うけどね。

 誰か有名人の弟子になってのしあがるのは、たけし軍団、AKB、モーニング娘などなどかなり成功してる戦略だからである。



 自費出版業者は玉石混交で詐欺的なものも多いし、僕は自分で本を作る『個人出版』を勧めます。

 酒井日香さんのブログ記事にあるように版権が出版社にあると、自由に本を売れないし、何千部も本があるのに、自費出版で著者はがお金を出して出版してもその本の大部分は出版社の所有という謎仕様の場合もあります。
 これ自費出版の落とし穴です。

 出版契約の問題なんでしょうが、契約を読まない作者も悪いのでしょうが、なかなかそのあたりは確認しないで契約しがちです。

 僕も『個人出版』で電子書籍本の制作を進めていこうと思います。







(あとがき)


TVアニメ「転生したらスライムだった件」公式サイト 
http://www.ten-sura.com/

転生したらスライムだった件 作者:伏瀬
https://ncode.syosetu.com/n6316bn/



 「転生したらスライムだった件」原作はまだ読んでないのですが、アニメはなかなか面白い。
 
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