兄様達の愛が止まりません!

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悪役令嬢回避

嫌な予感…その家族は…

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私には、幼少期からの親しい友人が四人いる。一人はいつも私の側で仕事を手伝ってくれていたり、個人的な頼み事をしてしまう一つ歳上のレイ事レイモンド・グレニクスだ。彼の一族は代々我が屋敷に仕えてくれていたが、幼少期から私の側にいた彼は、信頼できる専属執事件護衛でもありし、兄のような友人でもある。

そして、それとは別に、父に連れられて城に行った時からの幼馴染であり、学園時代の親友であり悪友仲間の三人だ。
僕達三人が悪戯しすぎると、それを隠匿するためにレイが走り回り、時には兄のように叱られたりもしていた。
意外と当時はやんちゃだったんだ。今では良い思い出だ。

で、その友人の一人、国教の若き教皇の位まで上り詰めたのが、カルロス。そう、カルロス・ジスパダールだった。
幼少時からの知り合いで、学園時代からの親友であり悪友仲間。銀髪で水色の瞳の中性的な美丈夫だ。
学園時代もその姿から、男女問わず言い寄られて、よく文句を言っていた。
外交的には穏やかに話すが、私たちの間ではとにかくお口が悪い。
神殿では「私」怒った時は友人に対しても「私」日頃は「俺」と言い、暴言もよく吐いていたなぁ…。

まぁ、そんな事はいい。で、今回子供達の属性検査を彼に頼んだんだ。
前回の急遽治療では、神殿に直接運ぶことになり、周りの目の事を考慮して、自分の片腕とも言える者を寄越してくれた。自分が直接行いたかったが、子供達に今後どんな影響が出るかわからないからと。
教皇自らとなれば、周りの…そう、貴族どもがどう囀るかわからない。場合によっては王族が出てくる可能性だってある。その配慮は有り難かった。しかし、今回の属性検査においては別だ。
属性…魔属性検査で、厄介なものが出てくる可能性がある。良いものであるが、それを悪用しようとする者達があの子達を狙う可能性が出てくるんだ。これ以上の悲しみを与えたくない。
よって、この前、友人達にも子供達のことを相談したのだから、今回もと彼に声をかけたんだ。

了承の返事をもらい、今日の日程となった。
屋敷の者達には事前に知られておいたし、妻も息子二人にも伝えておいた。
で、朝食の席で今日の主役の二人に「今日は特別だから、少しお洒落しておいで」と笑顔で言ったんだ。

そして、仕事があるからと、急いで片付けるために出かけたんだ。
朝早く、少しトラブルが起きたから、その解決のためだ。
当事者や、その他、現場の確認をして、指示を出して急ぎ屋敷に戻った。
何もこの日を狙うようにトラブルを起こさなくても良いのにと思う。
これ以上は時間がないとレイにも無理を言ってな。子供達のためだと笑って手伝ってもらい、屋敷の方での雑務も済ませた。今回は仕方ないですね。って笑った笑顔は怖かった。
レイもあの子達の事を多いに気にしているんだ。面倒ごとを起こすなと言いたいんだと思う。
しっかり部下を使ったんだろうな…。
で、出迎えの時にはしっかりといつも通り側にいたんだ。
レイを伴い出迎えに向かうと、神殿からこそっと一人でやって来た友人は、教皇の格好ではなく、高位神官の格好だった。

「昔着ていた物を引っ張り出してきたよ。神殿の者達には内緒だからな。後の事も上手くやるから任せとけ。」

そう言って、屋敷の敷地内にある建物に移動したんだ。
古くから続く高位貴族には、敷地内に祈りの場があったりする。我が家もそうだ。

「本当、ここは良いよね。不思議な感じだよ。」

そう言って、せっせと準備をして行った。
言われた物は準備はしておいたが、彼自身が持ってきてくれた必要物品とかもある。

準備を終えた頃、屋敷の者達の方からも、この後の食事会の準備ができた事も報告を受けた。
ちょうどそのぐらいで息子二人に連れてこられた子供達二人がやってきたんだ。
その姿は、弟がこの屋敷に来た時とよく似ていた。あの子の妻も、幼少時に会ったことがある。彼女にもよく似ていた。そして着ている服装などは…
妻から聞いてはいたが、息子達の色がしっかりと入っていた。

妻が準備していたのに対して、息子達が多いに意見をべてきたらしい。
似合っているけれど…
まぁ、これも我が一族独自の…仕方ないから…

レイも側でクスクス笑っていたよ。
そして、カルロスによる属性鑑定の儀式が執り行われたんだ。


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