どうにかしたいの!

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カイル目線

決意

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彼女ともう少し話をしたいが、今はメイド達に任せておこう。
必要なものは、お金にいとめは付けず、彼女の好みと、似合うものを準備させて。
彼女のドレス選びに参加したいが(スポンサーとして)それをやると嫌がられるかもしれない。
もう少し親しくなったら、彼女に似合うものを私自身で選び、送ることにしよう。

今まで、こんな事を考えた事はなかった。
必要時は全て執事に任せて、国務に勤しんだ。

そう、過去の皇帝達の甘い汁を啜っていた者達。
不正の輩を次々と排除し、血塗られた事もある。
全ては、弟に皇帝の座をスムーズに渡すため。
私はあくまでも、彼が国務にが行えれるまでの、あくまでも代理のつもりだった。

弟は正室の子供であり、私とは異母兄弟だ。

当時、正室と新婚生活であるはずの皇帝が、私の母親に恋慕した。
母親は婚約者がおり、結婚まじかで、皇帝の権限で無理やり側室にされたそうだ。
正室と側室。本来は仲違いしそうだが、彼女達はもともと親友同士であり、お互いを庇いあっていたようだ。
そう、恋慕し、側室にした時には、母は婚約者であった者の子を身ごもっていた。
それをひた隠しにして、産まれたのが私だ。
日浅くして産まれたとされて……

そんな諸事情もあり、父と母が亡くなった時、私に皇帝の座がやってきたが、弟に譲るつもりでその座についた。
実の弟は宰相職につき、正妻である現皇太后の息子である弟に皇帝職の権限を帰した。
父が亡くなった時、現皇帝である弟は6歳。当時18歳である私は、彼のために、あらゆる火種も消し去るつもりで職務に就いていた。

皇帝時、臣下の者達か、妻を数名娶るよう勧められたが、後々の諍いが起こる可能性があると考慮して、全て拒絶してきた。時には寝所に入ってくる者もいたが、それらは丁重に帰した。
男色家の噂も流れたようだが、全ては弟の為、国のためと考えての行動だと、現家族の者は理解してくれている。

皇帝職を離れ、気ままに研究などに勤しんでいた時に現れた彼女。
あまりの美しさに一目惚れし、実際接してみて、ますます好意を抱いてしまった。

「まるで思春期の子供のようだ……」

思わず呟いてしまう。
とのかく、まずは彼女にこの世界を知り、慣れてもらい、私の事も知ってもらえれるように、彼女を護ろうと決意した。



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