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決戦
決着の付いた後
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ホールーンとアーチェラスから放射される光で、隙間は埋め尽くされ、中央、くっきりと濃い黒の隙間が、どんどん小さくなって行く。
“おの…おのれっ!!!”
隙間の奥、かなり遠くから聞こえる『闇の第二』の咆吼。
“最早、これまでか…”
『闇の第三』の、はっきりとした声が響き、突如気配が消え…。
その後隙間は
ぐぐぐっ!!!
と、一気に縮まり始める。
バルバロッサ王邸宅、二階では。
テリュスは我慢出来ず目を開けてしまい、目前に迫る、目を見開く死体の顔が、いきなり止まるのを見た。
エリューンはテリュスの斜め後ろに居たけれど。
テリュスが、死体とキスできちゃうくらい近づいてるのを見、ぞっ…と鳥肌立てた。
エディエルゼはレジィとミラーシェンを背後に庇いながら、テリュスとスフォルツァが、ほぼ死体とくっつくぐらい近づいてるのを見、眉間寄せまくる。
一階の、オーガスタスとローフィス。
ノルデュラス公爵とロットバルトもが、死体の動きが止まるのを見、息を止めてその不気味な死んだ顔を見据えた。
エルデリオンは死体に背を向け、横たわるデルデロッテに抱きつき、心の中で神に祈ってた。
“絶対絶対絶対!
死体をこっちに、寄越さないで!!!”
デルデロッテはやっと、ミラーレスの治療の苦痛から復活し。
抱きつくエルデリオンに気づき、顔を上げて背後に迫る死体を見つけ、思わずエルデリオンを腕の中に抱き込み、庇った。
“『闇の第二』様!!!”
しゃがれた声が、大音量で響き渡ったかと思うと。
突然
ドタッ!!!
ドタッ!!!
とそこら中で、死体の倒れる音がし始める。
オーガスタスとローフィスは、同時にほっ…と吐息を吐き出し。
シュテフが
“もういいのか?!
限界超えてるから、結界解くぞ?!”
と怒鳴り、オーレは脳裏に尋ねる。
“ダンザイン!!!(神聖騎士の長の名前)”
と呼びかけた。
間もなく、ダンザインの荘厳な声が響く。
“隙間は、ホールーンとアーチェラスが閉じた。
が、神聖騎士を召喚したアイリスと…『闇』の眷属を退けたディアヴォロスは、気力を使い切って動けない”
オーガスタスが、即座に怒鳴る。
“どこだ!!!
今直ぐ、迎えに行く!!!”
間もなく、ダンザインの
“案内する。
守護結界を今直ぐ解き、『影』に汚された者を光の結界内に。
怪我人も結界に入れて置かないと、傷口が開く”
と返答が聞こえ、ミラーレスはオーレを見る。
オーレはミラーレスの、無言の視線を受け、ラフィーレとレンフに振り向き
“防護結界よりは、光の量が少ないから”
と呟き、両手広げ、ヤッハ族の長と、エルデリオンを腕に抱くデルデロッテを、エルデリオンごと光の結界で包み込んだ。
ラフィーレは、確かに死体がひっきりなしに結界に触れ、『影』の“障気”で攻撃される衝撃よりは、うんとうんとうんと楽で。
気絶寸前のエドウィンに
“気絶して、いいよ”
と告げた。
エドウィンは返答もせず、それを聞くなりローフィスにもたれかかって、気を失った。
レンフは脳裏に
“俺は休み無しか…”
と呻いて、二階の防護結界を解き、休んでるシュテフを睨んだ。
洞窟では。
ホールーンとアーチェラスが強引に、縮みきった隙間を引き寄せ、完全に塞ぎ。
再び開かせないよう、更に光を放って封印を形作った。
閉じた隙間の空間の上に、白い光の文字が、一瞬くっきり浮かび上がった後。
薄くなって、吸い込むように消えて行く。
その後は。
そこには何も無いような、岩場が広がっていて…。
二人の神聖騎士は、一瞬でその場から消えて行き、ディングレー、ディンダーデン、ローランデ、シェイルの脳裏に、神聖騎士の長、ダンザインの声が響く。
“ディアヴォロスとアイリスは、暫く休養が必要。
オーガスタスがここにやって来るまで。
君らに護衛してもらいたい”
即座に、ディングレーが尋ねる。
“危険が来たら、知らせてもらえるか?”
“知らせよう”
ダンザインの返答を聞き、ディングレーは頷くと、大声で叫ぶ。
「エリス!!!」
間もなく、崩れた岩場の向こうから。
ヒヒン!!!
と愛馬エリスの、威勢の良い返答が聞こえ
パカッパカッ!!!
ひずめの音が近づき、見事に艶やかな黒馬が、黒いたてがみと尾を振って、駆けて来た。
エリスの後から、ローランデの愛馬、クリーム色の艶やかな毛色のラデンシャと、少し遅れてシェイルの愛馬、栗毛に茶の斑点のミュスが。
その後、ディアヴォロスの愛馬、黒毛のデュネヴィスと、アイリスの愛馬、艶やかな栗毛のサテスフォンもが、岩場の向こうから駆けて来る。
ディンダーデンは、待った。
が、いつまで経ってもやって来る様子無く、とうとう
「ノートス!!!」
と、大声で叫ぶ。
ヒン?!
声がして。
ディンダーデンだけで無く、ディングレーもローランデもシェイルもが、声の方を見る。
岩場のかなり向こう、僅かな草地で草を食んでいる黒馬、ノートスが振り向いていて。
ディンダーデンはディングレーの間近に駆けつける、黒馬エリスをチラ見し
「お前だって黒馬だろう?!
エリスに負けてどーする!!!
黒馬の、誇りは無いのか!!!」
とかなり遠くの、ノートスを怒鳴りつけた。
が、ノートスはディンダーデンが怒鳴り終わった後。
顔を下げてまた、草を食むのに戻る。
思わずシェイルは感想を述べた。
「飼い主同様、ウルトラ・マイペース…」
ディングレーは嬉しそうに愛馬エリスの首に触れ
「違いない」
と笑った。
シェイルは馬達が直ぐ側の、地下水が湧き出た小さな水場に集まり、水を飲み始める姿を見る。
ローランデはラディンシャが掠り傷一つ負ってないのを確認後、意識を無くしたアイリスの横に倒れ込み、気絶するディアヴォロスを伺い見ると
「ここで休ませる?
それとも、移動する?」
と尋ねる。
ディングレーはエリスの鞍に括り付けた、酒瓶掴んであおりながら
「…ちっとは、休もうぜ」
と文句垂れ、もう二口飲んだ後、エリスを水場に軽く押しやり、シェイルに酒瓶手渡した。
シェイルも一口飲むと、屈んでるローランデに手渡す。
ディングレーが、静かなディンダーデンに気づき、振り向くと。
ノートスはまだ、草を食んで動かず。
ディンダーデンは両手腰に当て、ノートスを睨み付け、怒ってた。
ディングレーは付き合いきれず、岩の上に腰下ろす。
周囲が岩だらけ。
崩れた洞窟跡を見回し、呟く。
「一生に一度、お目にかかれるかどうか分からない、どえらい光景だったな…」
シェイルはディングレーの向かいの岩に腰下ろすと
「うん!
ワーキュラスって、凄く大きくて綺麗♡」
そう、にこにこ笑って言葉を返す。
ディングレーはそれを聞いた後、暫し沈黙し、顔を下げる。
「お前って、繊細なのかタフなのか、分かんない…」
ローランデもやって来て、ディングレーに酒瓶返し、シェイルの横に腰を下ろして微笑む。
「ワーキュラスは絶対、ディアヴォロスを見捨てないって、分かっていたけど。
凄かったね。
あんな大きな黒竜が。
ワーキュラスと対峙すると、小さく見えた」
シェイルは嬉しそうに、親友の言葉に頷いてる。
目前の、可憐そのものの美貌のシェイルと。
美しき貴公子ローランデが、見つめ合いながら微笑む姿を、ディングレーは眺めた後。
二人の感覚に付いて行けず、まだノートスを睨む、ディンダーデンの広く逞しい背に視線向ける。
「(…なんでだか、あれ見るとほっとする…。
やっぱシェイルとローランデって、自分と同じ野郎に見えず、別世界の住民みたいだからかな…)」
ディングレーは自分が、居心地悪く、疎外感を感じてる。
と気づき、心からローフィスやギュンター。
オーガスタスらが懐かしくなって、ため息吐いた。
とうとうディンダーデンは、ぷんぷん怒ってやって来ると、ディングレーの隣にどかっ!と腰掛け、手を差し出すので。
ディングレーはその手に、酒瓶握らせる。
一気に瓶を煽るディンダーデンの向こう。
遠くの岩場に居る、ノートスに視線を向けると。
ノートスはまだ、草を食んでいた。
“おの…おのれっ!!!”
隙間の奥、かなり遠くから聞こえる『闇の第二』の咆吼。
“最早、これまでか…”
『闇の第三』の、はっきりとした声が響き、突如気配が消え…。
その後隙間は
ぐぐぐっ!!!
と、一気に縮まり始める。
バルバロッサ王邸宅、二階では。
テリュスは我慢出来ず目を開けてしまい、目前に迫る、目を見開く死体の顔が、いきなり止まるのを見た。
エリューンはテリュスの斜め後ろに居たけれど。
テリュスが、死体とキスできちゃうくらい近づいてるのを見、ぞっ…と鳥肌立てた。
エディエルゼはレジィとミラーシェンを背後に庇いながら、テリュスとスフォルツァが、ほぼ死体とくっつくぐらい近づいてるのを見、眉間寄せまくる。
一階の、オーガスタスとローフィス。
ノルデュラス公爵とロットバルトもが、死体の動きが止まるのを見、息を止めてその不気味な死んだ顔を見据えた。
エルデリオンは死体に背を向け、横たわるデルデロッテに抱きつき、心の中で神に祈ってた。
“絶対絶対絶対!
死体をこっちに、寄越さないで!!!”
デルデロッテはやっと、ミラーレスの治療の苦痛から復活し。
抱きつくエルデリオンに気づき、顔を上げて背後に迫る死体を見つけ、思わずエルデリオンを腕の中に抱き込み、庇った。
“『闇の第二』様!!!”
しゃがれた声が、大音量で響き渡ったかと思うと。
突然
ドタッ!!!
ドタッ!!!
とそこら中で、死体の倒れる音がし始める。
オーガスタスとローフィスは、同時にほっ…と吐息を吐き出し。
シュテフが
“もういいのか?!
限界超えてるから、結界解くぞ?!”
と怒鳴り、オーレは脳裏に尋ねる。
“ダンザイン!!!(神聖騎士の長の名前)”
と呼びかけた。
間もなく、ダンザインの荘厳な声が響く。
“隙間は、ホールーンとアーチェラスが閉じた。
が、神聖騎士を召喚したアイリスと…『闇』の眷属を退けたディアヴォロスは、気力を使い切って動けない”
オーガスタスが、即座に怒鳴る。
“どこだ!!!
今直ぐ、迎えに行く!!!”
間もなく、ダンザインの
“案内する。
守護結界を今直ぐ解き、『影』に汚された者を光の結界内に。
怪我人も結界に入れて置かないと、傷口が開く”
と返答が聞こえ、ミラーレスはオーレを見る。
オーレはミラーレスの、無言の視線を受け、ラフィーレとレンフに振り向き
“防護結界よりは、光の量が少ないから”
と呟き、両手広げ、ヤッハ族の長と、エルデリオンを腕に抱くデルデロッテを、エルデリオンごと光の結界で包み込んだ。
ラフィーレは、確かに死体がひっきりなしに結界に触れ、『影』の“障気”で攻撃される衝撃よりは、うんとうんとうんと楽で。
気絶寸前のエドウィンに
“気絶して、いいよ”
と告げた。
エドウィンは返答もせず、それを聞くなりローフィスにもたれかかって、気を失った。
レンフは脳裏に
“俺は休み無しか…”
と呻いて、二階の防護結界を解き、休んでるシュテフを睨んだ。
洞窟では。
ホールーンとアーチェラスが強引に、縮みきった隙間を引き寄せ、完全に塞ぎ。
再び開かせないよう、更に光を放って封印を形作った。
閉じた隙間の空間の上に、白い光の文字が、一瞬くっきり浮かび上がった後。
薄くなって、吸い込むように消えて行く。
その後は。
そこには何も無いような、岩場が広がっていて…。
二人の神聖騎士は、一瞬でその場から消えて行き、ディングレー、ディンダーデン、ローランデ、シェイルの脳裏に、神聖騎士の長、ダンザインの声が響く。
“ディアヴォロスとアイリスは、暫く休養が必要。
オーガスタスがここにやって来るまで。
君らに護衛してもらいたい”
即座に、ディングレーが尋ねる。
“危険が来たら、知らせてもらえるか?”
“知らせよう”
ダンザインの返答を聞き、ディングレーは頷くと、大声で叫ぶ。
「エリス!!!」
間もなく、崩れた岩場の向こうから。
ヒヒン!!!
と愛馬エリスの、威勢の良い返答が聞こえ
パカッパカッ!!!
ひずめの音が近づき、見事に艶やかな黒馬が、黒いたてがみと尾を振って、駆けて来た。
エリスの後から、ローランデの愛馬、クリーム色の艶やかな毛色のラデンシャと、少し遅れてシェイルの愛馬、栗毛に茶の斑点のミュスが。
その後、ディアヴォロスの愛馬、黒毛のデュネヴィスと、アイリスの愛馬、艶やかな栗毛のサテスフォンもが、岩場の向こうから駆けて来る。
ディンダーデンは、待った。
が、いつまで経ってもやって来る様子無く、とうとう
「ノートス!!!」
と、大声で叫ぶ。
ヒン?!
声がして。
ディンダーデンだけで無く、ディングレーもローランデもシェイルもが、声の方を見る。
岩場のかなり向こう、僅かな草地で草を食んでいる黒馬、ノートスが振り向いていて。
ディンダーデンはディングレーの間近に駆けつける、黒馬エリスをチラ見し
「お前だって黒馬だろう?!
エリスに負けてどーする!!!
黒馬の、誇りは無いのか!!!」
とかなり遠くの、ノートスを怒鳴りつけた。
が、ノートスはディンダーデンが怒鳴り終わった後。
顔を下げてまた、草を食むのに戻る。
思わずシェイルは感想を述べた。
「飼い主同様、ウルトラ・マイペース…」
ディングレーは嬉しそうに愛馬エリスの首に触れ
「違いない」
と笑った。
シェイルは馬達が直ぐ側の、地下水が湧き出た小さな水場に集まり、水を飲み始める姿を見る。
ローランデはラディンシャが掠り傷一つ負ってないのを確認後、意識を無くしたアイリスの横に倒れ込み、気絶するディアヴォロスを伺い見ると
「ここで休ませる?
それとも、移動する?」
と尋ねる。
ディングレーはエリスの鞍に括り付けた、酒瓶掴んであおりながら
「…ちっとは、休もうぜ」
と文句垂れ、もう二口飲んだ後、エリスを水場に軽く押しやり、シェイルに酒瓶手渡した。
シェイルも一口飲むと、屈んでるローランデに手渡す。
ディングレーが、静かなディンダーデンに気づき、振り向くと。
ノートスはまだ、草を食んで動かず。
ディンダーデンは両手腰に当て、ノートスを睨み付け、怒ってた。
ディングレーは付き合いきれず、岩の上に腰下ろす。
周囲が岩だらけ。
崩れた洞窟跡を見回し、呟く。
「一生に一度、お目にかかれるかどうか分からない、どえらい光景だったな…」
シェイルはディングレーの向かいの岩に腰下ろすと
「うん!
ワーキュラスって、凄く大きくて綺麗♡」
そう、にこにこ笑って言葉を返す。
ディングレーはそれを聞いた後、暫し沈黙し、顔を下げる。
「お前って、繊細なのかタフなのか、分かんない…」
ローランデもやって来て、ディングレーに酒瓶返し、シェイルの横に腰を下ろして微笑む。
「ワーキュラスは絶対、ディアヴォロスを見捨てないって、分かっていたけど。
凄かったね。
あんな大きな黒竜が。
ワーキュラスと対峙すると、小さく見えた」
シェイルは嬉しそうに、親友の言葉に頷いてる。
目前の、可憐そのものの美貌のシェイルと。
美しき貴公子ローランデが、見つめ合いながら微笑む姿を、ディングレーは眺めた後。
二人の感覚に付いて行けず、まだノートスを睨む、ディンダーデンの広く逞しい背に視線向ける。
「(…なんでだか、あれ見るとほっとする…。
やっぱシェイルとローランデって、自分と同じ野郎に見えず、別世界の住民みたいだからかな…)」
ディングレーは自分が、居心地悪く、疎外感を感じてる。
と気づき、心からローフィスやギュンター。
オーガスタスらが懐かしくなって、ため息吐いた。
とうとうディンダーデンは、ぷんぷん怒ってやって来ると、ディングレーの隣にどかっ!と腰掛け、手を差し出すので。
ディングレーはその手に、酒瓶握らせる。
一気に瓶を煽るディンダーデンの向こう。
遠くの岩場に居る、ノートスに視線を向けると。
ノートスはまだ、草を食んでいた。
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