120 / 185
120話、サンゴアクセサリーとたこ焼き
しおりを挟む
海沿いの町カカミの市場は熱気を感じるほど賑わっている。
この町自体が元々有名な観光地なのだろうか、道行く人は多く、またお店も多い。
町の中心地は市場街道と呼ばれていて、道の端には露店や出店がそこかしこにあった。区画によってお店の傾向が定まっているらしく、市場を歩いていると日用品から観光客用のお土産屋、高級志向のアクセサリーに食べ物の販売店など、様々なお店と出会える。
先ほどライラと共にカニ炒飯を食べてきた私は、午後の時間をこの市場街道で過ごす事に決めていた。海を見たばかりで記憶に残っているサンゴアクセサリーでも見ようかと考えていたのだ。
アクセサリー関連は高級志向のお店がたくさんあったが、観光客用の安価なお土産屋で見繕う事にする。そんなに高いアクセサリーを買ってもさすがにもったいない。旅の最中につけていたら、すぐに汚れたり壊れたりするだろう。かといって身に着けないならアクセサリーを買う意味などない。
高級志向のお店ではサンゴジュエリー、いわゆるコーラルと呼ばれる宝石サンゴが主だ。これは真珠のように丸く、時には花や動物の意匠を刻んで加工したりする。
対してお土産屋にあるサンゴアクセサリーは、海辺に落ちているようなサンゴの形そのままなのが多い。質自体も宝石サンゴとは段違いだ。
でも、私からすれば宝石の形をしているよりこちらの方がよりサンゴの印象が強くて良い。枝分かれしているサンゴはまるで鹿の角のようだ。
サンゴの色合いは薄いピンク色からやや濃いめのピンク、赤色が基本だ。色味は多少加工して艶を出しているのか、自然の物よりテカっている。
そういったサンゴを使ったネックレスやピアス、そしてサンゴそのものを捻じ曲げて作った指輪などもある。どれもそこまで高くないが、旅をしている私からすると身に着けるのはちょっと邪魔だ。
……そういえば、宝石や原石に魔力を込め続けると、魔宝石と呼ばれる不思議な色合いで発光する魔女独特の宝石が作れるが、サンゴも同じなのだろうか?
ここは一つ、身に着ける用ではなく魔力を込める触媒用としてサンゴアクセサリーを買うのも良いかもしれない。
とするとどれがいいかな……。
「やっぱりこれかな」
私が手にしたのは、枝分かれしたピンクサンゴが複数入った透明な小袋だ。これはアクセサリー作成のパーツとしての商品で、自分で紐を通してネックレスにしたり腕輪にしたりできる。アクセサリーを自作したい人向けの商品。
袋の大きさは手の平に乗るくらい。つまり魔女服のポケットに入る程度の大きさで、そこに小さな枝分かれサンゴが五つ六つほど入っている。これなら常に持ち歩いても邪魔にならないだろう。
旅をしている間、以前買った安価な原石とこのサンゴを持ち歩いて魔力をそそいでいれば、いずれ魔宝石へと出来上がるはずだ。
「それで、出来上がった魔宝石はどうするの?」
ライラにその事を説明して枝分かれサンゴを買う事を伝えると、そう尋ねられた。
「あまりにも出来が良かったら売っちゃうかな。私が持っていても意味ないし。商品にならない程度の出来なら、誰かのお土産にする」
エメラルダとかリネット、あとクロエとかカルラちゃんなら喜ぶかも。イヴァンナとモニカはダメだ。イヴァンナはすでに魔宝石くらい作成してそうだし、場合によっては鼻で笑われそう。モニカは肉しか興味ない。
でも大切なのは、とにかくやってみる事だ。魔法薬専門の魔女の私だが、こういう別路線の魔女の技術を試すのも経験。作成してみる事、それ自体に意味がある。
そう考えると、初めて作った魔宝石第一号として記念に取っておくのも良い。何にせよ、全ては無事出来あがってから考えよう。
こうして当初の目的は達成できたので、後の時間はぶらぶら市場街道を歩きつつ気になった商品を眺める事にした。
人通りが多く、活気あふれる市場街道。海が近いから潮の匂いも感じられて、なんだか独特の雰囲気だ。
そうこうしていると、食べ物関係のお店が密集する区画へと来てしまっていた。潮の匂いよりも、様々な匂いが感じられる。
肉が焼けたような匂い。香ばしさを感じる匂い。甘い匂い。色んな匂いが混じってよく分からない。
でも、そういう食べ物の匂いを嗅いでいると、何だか小腹が空いていくる。
「軽く食べちゃうか」
サンゴアクセサリーを見ていて結構時間も経っている。軽くおやつでも食べて良い頃合いだ。
しかし何を食べる? デザート系でもいいけど、それとは違うちょっとつまめる系の料理も悪くない。色んな匂いが感じられるので、何が食べたいのか定まらない。
「ライラ食べたいのある?」
「うぅーん、別に何でもいいけど」
ライラもこの様々な匂いで食欲の行方に迷っているのか、何が食べたいのかはっきりしないようだ。
困った……どちらの食欲も迷子だ。
どうしよう、何食べよう。もう何でもいいんだけどな……と思いつつも、思いを決められない。
そんな時、どことなく香ばしい匂いを感じた。ソースの良い匂いだ。
それにつられて足が進む。やってきたのは、とある屋台の前だった。
そこの屋台には、鉄板に丸い穴がいくつもついた不思議な器具があった。そこにどろっとした液体を流し込み、タコの足らしき物を入れていく。
そしてある程度したら針のような器具で綺麗にひっくり返し、裏側も焼いていく。
焼きあがった物は紙パックに六つずつ詰められ、そこにどろっとしたソースとマヨネーズをかけ、青のりを散らしていた。
「たこ焼きかぁ」
食べた事は無いが、聞いた事はある。海辺の町など海鮮系が豊富な地域では、タコの足を入れた生地を焼き上げるたこ焼きなるものがあると。魔術遺産を研究する都合上、色んな地域の事を調べているクロエが言ってた。
でもまさかこんな丸っこい食べ物だったなんて。一口二口で食べられるサイズで、小腹を満たすのにはちょうどいいかも。何よりソースの匂いと青のりの爽やかな匂いが相まって堪らない。
よし、これを買って食べよう。そう決めて、すぐに一パック購入した。
すぐ近くに腰を落ち着けられるベンチがあったので、そこに座って早速食べる事に。
爪楊枝で刺して食べる形式らしく、丸っこい生地に刺してみる。でも、刺してからすくい上げようとしたら生地が破れて持ちあがらない。結構柔らかいようだ。
どうすればいいんだろうと何度か刺していると、柔らかい生地とは違った硬い感触があった。多分タコに刺さったのだ。
そのまま爪楊枝で持ち上げると、うまく出来た。そうか、中のタコを刺して生地ごと持ち上げるのか。
うっかり落とさないよう気をつけつつ、口の中に運ぶ。一口でぱくりといった。
出来たてだからか、かなり熱々だ。一度噛むだけでとても熱く、はふはふ言いながら冷ましつつ味わう。
まずソースの香ばしさに青のりの爽やかな匂いと味が感じられ、次に表面の生地のカリっとした食感に遅れてとろっとしたのを感じる。そして噛み続けるとタコの弾力あるコリコリとした食感が楽しめた。
うーん、結構おいしい。ソースの味が強いけど生地にも柔らかな味があって、タコの独特の食感と旨みが味わえる。
なんだか不思議な感じ。カリっとしててとろっとしててコリコリともしてる。食べてて面白い。
「リリア、私も食べる」
ライラに爪楊枝を渡すと、私の食べ方を見ていた彼女は器用にたこ焼きを持ち上げた。
さすがにライラでは一口では食べられないらしく、まずは表面から半分近く食べる。
「なんだかどろっとしてる」
タコまではまだ食べられなかったライラはそう感想を漏らしつつ、次はタコごと残った生地を食べ始めた。
もぐもぐ、もぐもぐ、と口を動かしつつ、やがて丸い目をして私を見る。
「このタコってやつ、噛んでも噛んでも口の中に残るんだけど……」
私は思わず笑ってしまった。体が小さいからか、噛む力が弱くてタコをうまく噛み切れないらしい。
「ちょっと、笑いごとじゃないわ! これ、このタコ! ずっと口の中にいる! なんなのこれ!」
必死でもぐもぐするライラを見ながら、私はくすくす笑うのが止められなかった。
ライラにタコを食べさせる時は、もっと小さい方が良いみたいだ。
この町自体が元々有名な観光地なのだろうか、道行く人は多く、またお店も多い。
町の中心地は市場街道と呼ばれていて、道の端には露店や出店がそこかしこにあった。区画によってお店の傾向が定まっているらしく、市場を歩いていると日用品から観光客用のお土産屋、高級志向のアクセサリーに食べ物の販売店など、様々なお店と出会える。
先ほどライラと共にカニ炒飯を食べてきた私は、午後の時間をこの市場街道で過ごす事に決めていた。海を見たばかりで記憶に残っているサンゴアクセサリーでも見ようかと考えていたのだ。
アクセサリー関連は高級志向のお店がたくさんあったが、観光客用の安価なお土産屋で見繕う事にする。そんなに高いアクセサリーを買ってもさすがにもったいない。旅の最中につけていたら、すぐに汚れたり壊れたりするだろう。かといって身に着けないならアクセサリーを買う意味などない。
高級志向のお店ではサンゴジュエリー、いわゆるコーラルと呼ばれる宝石サンゴが主だ。これは真珠のように丸く、時には花や動物の意匠を刻んで加工したりする。
対してお土産屋にあるサンゴアクセサリーは、海辺に落ちているようなサンゴの形そのままなのが多い。質自体も宝石サンゴとは段違いだ。
でも、私からすれば宝石の形をしているよりこちらの方がよりサンゴの印象が強くて良い。枝分かれしているサンゴはまるで鹿の角のようだ。
サンゴの色合いは薄いピンク色からやや濃いめのピンク、赤色が基本だ。色味は多少加工して艶を出しているのか、自然の物よりテカっている。
そういったサンゴを使ったネックレスやピアス、そしてサンゴそのものを捻じ曲げて作った指輪などもある。どれもそこまで高くないが、旅をしている私からすると身に着けるのはちょっと邪魔だ。
……そういえば、宝石や原石に魔力を込め続けると、魔宝石と呼ばれる不思議な色合いで発光する魔女独特の宝石が作れるが、サンゴも同じなのだろうか?
ここは一つ、身に着ける用ではなく魔力を込める触媒用としてサンゴアクセサリーを買うのも良いかもしれない。
とするとどれがいいかな……。
「やっぱりこれかな」
私が手にしたのは、枝分かれしたピンクサンゴが複数入った透明な小袋だ。これはアクセサリー作成のパーツとしての商品で、自分で紐を通してネックレスにしたり腕輪にしたりできる。アクセサリーを自作したい人向けの商品。
袋の大きさは手の平に乗るくらい。つまり魔女服のポケットに入る程度の大きさで、そこに小さな枝分かれサンゴが五つ六つほど入っている。これなら常に持ち歩いても邪魔にならないだろう。
旅をしている間、以前買った安価な原石とこのサンゴを持ち歩いて魔力をそそいでいれば、いずれ魔宝石へと出来上がるはずだ。
「それで、出来上がった魔宝石はどうするの?」
ライラにその事を説明して枝分かれサンゴを買う事を伝えると、そう尋ねられた。
「あまりにも出来が良かったら売っちゃうかな。私が持っていても意味ないし。商品にならない程度の出来なら、誰かのお土産にする」
エメラルダとかリネット、あとクロエとかカルラちゃんなら喜ぶかも。イヴァンナとモニカはダメだ。イヴァンナはすでに魔宝石くらい作成してそうだし、場合によっては鼻で笑われそう。モニカは肉しか興味ない。
でも大切なのは、とにかくやってみる事だ。魔法薬専門の魔女の私だが、こういう別路線の魔女の技術を試すのも経験。作成してみる事、それ自体に意味がある。
そう考えると、初めて作った魔宝石第一号として記念に取っておくのも良い。何にせよ、全ては無事出来あがってから考えよう。
こうして当初の目的は達成できたので、後の時間はぶらぶら市場街道を歩きつつ気になった商品を眺める事にした。
人通りが多く、活気あふれる市場街道。海が近いから潮の匂いも感じられて、なんだか独特の雰囲気だ。
そうこうしていると、食べ物関係のお店が密集する区画へと来てしまっていた。潮の匂いよりも、様々な匂いが感じられる。
肉が焼けたような匂い。香ばしさを感じる匂い。甘い匂い。色んな匂いが混じってよく分からない。
でも、そういう食べ物の匂いを嗅いでいると、何だか小腹が空いていくる。
「軽く食べちゃうか」
サンゴアクセサリーを見ていて結構時間も経っている。軽くおやつでも食べて良い頃合いだ。
しかし何を食べる? デザート系でもいいけど、それとは違うちょっとつまめる系の料理も悪くない。色んな匂いが感じられるので、何が食べたいのか定まらない。
「ライラ食べたいのある?」
「うぅーん、別に何でもいいけど」
ライラもこの様々な匂いで食欲の行方に迷っているのか、何が食べたいのかはっきりしないようだ。
困った……どちらの食欲も迷子だ。
どうしよう、何食べよう。もう何でもいいんだけどな……と思いつつも、思いを決められない。
そんな時、どことなく香ばしい匂いを感じた。ソースの良い匂いだ。
それにつられて足が進む。やってきたのは、とある屋台の前だった。
そこの屋台には、鉄板に丸い穴がいくつもついた不思議な器具があった。そこにどろっとした液体を流し込み、タコの足らしき物を入れていく。
そしてある程度したら針のような器具で綺麗にひっくり返し、裏側も焼いていく。
焼きあがった物は紙パックに六つずつ詰められ、そこにどろっとしたソースとマヨネーズをかけ、青のりを散らしていた。
「たこ焼きかぁ」
食べた事は無いが、聞いた事はある。海辺の町など海鮮系が豊富な地域では、タコの足を入れた生地を焼き上げるたこ焼きなるものがあると。魔術遺産を研究する都合上、色んな地域の事を調べているクロエが言ってた。
でもまさかこんな丸っこい食べ物だったなんて。一口二口で食べられるサイズで、小腹を満たすのにはちょうどいいかも。何よりソースの匂いと青のりの爽やかな匂いが相まって堪らない。
よし、これを買って食べよう。そう決めて、すぐに一パック購入した。
すぐ近くに腰を落ち着けられるベンチがあったので、そこに座って早速食べる事に。
爪楊枝で刺して食べる形式らしく、丸っこい生地に刺してみる。でも、刺してからすくい上げようとしたら生地が破れて持ちあがらない。結構柔らかいようだ。
どうすればいいんだろうと何度か刺していると、柔らかい生地とは違った硬い感触があった。多分タコに刺さったのだ。
そのまま爪楊枝で持ち上げると、うまく出来た。そうか、中のタコを刺して生地ごと持ち上げるのか。
うっかり落とさないよう気をつけつつ、口の中に運ぶ。一口でぱくりといった。
出来たてだからか、かなり熱々だ。一度噛むだけでとても熱く、はふはふ言いながら冷ましつつ味わう。
まずソースの香ばしさに青のりの爽やかな匂いと味が感じられ、次に表面の生地のカリっとした食感に遅れてとろっとしたのを感じる。そして噛み続けるとタコの弾力あるコリコリとした食感が楽しめた。
うーん、結構おいしい。ソースの味が強いけど生地にも柔らかな味があって、タコの独特の食感と旨みが味わえる。
なんだか不思議な感じ。カリっとしててとろっとしててコリコリともしてる。食べてて面白い。
「リリア、私も食べる」
ライラに爪楊枝を渡すと、私の食べ方を見ていた彼女は器用にたこ焼きを持ち上げた。
さすがにライラでは一口では食べられないらしく、まずは表面から半分近く食べる。
「なんだかどろっとしてる」
タコまではまだ食べられなかったライラはそう感想を漏らしつつ、次はタコごと残った生地を食べ始めた。
もぐもぐ、もぐもぐ、と口を動かしつつ、やがて丸い目をして私を見る。
「このタコってやつ、噛んでも噛んでも口の中に残るんだけど……」
私は思わず笑ってしまった。体が小さいからか、噛む力が弱くてタコをうまく噛み切れないらしい。
「ちょっと、笑いごとじゃないわ! これ、このタコ! ずっと口の中にいる! なんなのこれ!」
必死でもぐもぐするライラを見ながら、私はくすくす笑うのが止められなかった。
ライラにタコを食べさせる時は、もっと小さい方が良いみたいだ。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる