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111話、鉱石の町カルディアとビーフストロガノフ
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死火山リグマットの裾野には、カルディアと呼ばれる大きな町が広がっている。
カルディアは鉱石の町とも呼ばれていて、リグマットを中心とする火山地帯で盛んに採掘を行ってる町でもあった。
時折すれ違っていた採掘現場などは、ほぼこの町の物であり、鉱石採掘に熱を入れているのはすでに肌で感じている。
基本的に鉄鉱石の採掘がメインだが、その副産物として宝石類へと加工できる原石もよく見つかるらしい。
なのでこの町では原石が安価で売られており、宝石商人が未加工の良品原石を求めて買いつけにも訪れる。ただの採掘現場の町ではなく、商売も盛んな地なのだ。
そのせいか、街並みは結構小奇麗だ。
鉄鉱石を加工する鉄工場や、産出された鉄で作られた鉄橋などが目立ってはいるが、民家は鉄づくりではなくレンガ作りのお洒落な雰囲気が漂っている。
どうやら採掘の際に出てくる粘土質な土をそのままにせず、レンガへと加工して街づくりに生かしているらしい。
無骨な工業地帯と、人の熱気にあふれる商業地帯、そして洒落た外観の住宅地。殺風景な火山地帯とは思えない街並みは中々に眩しい。
そんなカルディアの町へたどり着いた私とライラは、ひとまず宿屋に荷物を置き、気ままに散歩をしていた。
様々な原石を売っているであろう商業地帯に興味がありはしたが、まずは鉄工場が居並ぶ工業地帯へと足を運んでみる。
「おおー、何だかすごく無骨な建物ばかりある」
鉄工場は鉄製の外観の小さな小屋のような作りだった。
さすがに部外者の私が中に入るのはダメだろうけど、扉は開け放たれていて中を垣間見る事ができる。
鉄製小屋の中には、大きな炉があった。
鉄の精製など魔女の私からすれば門外漢だが、人並みの知識程度はある。
あの炉を高温に熱し、鉄鉱石を入れて溶かして、不純物を取り除いて冷ませば鉄が出きる……はずだっけ。
そしてその鉄を加工すれば様々な商品の部材となるはずだ。
私が分かるのはその程度。おそらくただ適当に溶かすだけでなく、他にも色々様々な作業があるのだろう。
でなければこんなにたくさん作業員が居る説明がつかないし。
とはいえ、そこまで深く鉄精製の現場について理解したいかと言うと……そうでもない。
こうして離れたところから眺めて、何かすごいなー程度で終わらせるのが一見さんとしての楽しみ方だろう。
「……リリア、これ見てて楽しいの?」
ライラが可愛らしくあくびをする。妖精の彼女はこの光景に退屈さを覚えているようだ。
「うーん、何か分かんないけどすごいなーとは思う。でも、楽しいとは思わないよね」
おそらく、鉄が好きで好きで堪らない人くらいしかこの光景を楽しむことは出来ないだろう。そして私は別に鉄への熱狂的な興味など持っていない。
日常生活には欠かせない便利な物だとは思うけどね。
「あ、でもあのドロドロに解けた鉄らしい物体は見ててちょっと楽しいかも」
「どうして?」
「何か飴っぽくて美味しそうじゃん」
「ええー、そう? 食べたら体に悪そうな色してるわよ」
「体に悪いどころか、中から燃えちゃうけどね」
鉄の融点は千度くらいと聞いた事がある。そんな物を口から入れたら焼けるとかのレベルじゃなく、燃えてしまうだろう。まず口に入れるのが無理だろうけど。
「そういえば飴っぽい鉄を見ていて思い出したけど、この町ではビーフストロガノフが人気って話だよ」
「何でそれで思い出したのか私には全く分からないんだけど? リリアの食欲への刺激って何が切っ掛けになってるか分からないわ」
「私も分からない。多分旅をしている間に食欲への切っ掛けがバカになったんだと思う」
「それは何となく察しているわ」
ライラ、察してたんだ。
「じゃあ早速ビーフストロガノフとやらを食べに行きましょうよ。そもそもビーフストロガノフって何?」
「何かね、酸味が効いた肉の煮込み料理って感じの食べ物だよ」
「ふーん、鉄よりもはるかに美味しそうじゃない」
「鉄よりは絶対に美味しいのは間違いないね」
ビーフストロガノフについての胡乱な知識を話しつつ、商業地区にあるお店へと向かう。
やや空が茜色に染まった頃合いだからか、まだ飲食店はどこも空いていた。その中から適当に落ち着けそうな内装のお店へと入店してみる。
お客が数人しかいない中、二人掛けのテーブル席へと座り、早速ビーフストロガノフを注文した。
ちょっと前に採掘現場近くにあったお店へと立ち寄ったが、あそこと同じく作業員が多いこの町は肉料理が盛んなようだ。
メニューを軽く眺めていると、分厚いステーキやらハンバーグやら、ボリュームが目立つ肉料理がたくさんある。
こういう料理、モニカはすごく喜ぶだろうな。
肉好きの幼馴染の顔を思い出しながら水を数度口に運んでいると、ビーフストロガノフが私の前に運ばれてきた。
ライラにも説明したが、ビーフストロガノフは肉の煮込み料理だ。
具材は好みによって変わるが、スタンダードな物だと肉の他にタマネギやマッシュルームなどのキノコ類。それらをバターで炒め、潰したトマトとデミグラスソースで煮込み、最後にサワークリームを軽くかけると完成だ。
濃厚なデミグラスソースの味に、トマトとサワークリームの二つの酸味が合わさった煮込み料理で、さっぱりとしながら濃厚な口当たりをしている。
私の中ではパンと一緒に食べるイメージだったのだけど、このお店のは違った。
お皿の右半分にビーフストロガノフがあり、左半分にはパセリが乗ったごはんが入っていたのだ。どうやらここはライスと一緒に食べるタイプらしい。
湿地帯が比較的近いから、お米を良く食べる文化があるのだろう。でもビーフストロガノフとごはんの相性はどうなのだろうか。
スプーンでごはんとビーフストロガノフを器用にすくい、一口食べてみる。
濃厚なデミグラスソースの味に、トマトとサワークリームの酸味が口の中に広がる。牛肉は薄切りだけどしっかりした食感で、スライスされたタマネギはしんなりしつつも芯の方がシャキっとしていた。
ビーフストロガノフは間違いなく美味しい。問題はごはんとの相性だ。
パセリが乗ったごはんは、無臭に近いお米に良い匂いを付けている。でも酸味が効いたビーフストロガノフと合っているかと言えば……ちょっと難しいかも。
サワークリームの酸っぱい感じがごはんとはそこまで合ってないようにも思える。いや、美味しいには美味しいんだけどね。
これは基本パン派の私だから感じるのだろうか。ライラの意見もちょっと聞いてみたい。
ライラもスプーンを手にし、ごはんとビーフストロガノフをようよう一口ぱくりとする。
もぐもぐ口を動かしてごくんと飲みこんだ後、また無言で食べ始めた。
あれ、特に問題無い感じ?
「ビーフストロガノフ、ごはんと合う?」
「え? うん、私は別に問題ないけど。っていうか、普通はごはんと一緒に食べない物なの?」
「私は基本パンと食べるかな……」
「ふーん、そうなんだ。これはこれで美味しいと思うわよ」
確かに美味しいのは美味しい。でもパンの方が合うような気も……うーん。
どうしてもごはんとはそこまで合ってるような気がしない。でもそれはパンと食べるという先入観があるからで、そんな先入観が無いライラの方が正しいのかもしれない。
分からない。何かもう、自分の味覚が正しいのかも自信が無い。
ビーフストロガノフを食べ、追いかけるようにごはんも食べる。
……やっぱり酸っぱいんだよなぁ。
これはもう、好みの問題なのかもしれない。
なんだか釈然としないながらも、ライス合わせのビーフストロガノフを食べ続ける私だった。
カルディアは鉱石の町とも呼ばれていて、リグマットを中心とする火山地帯で盛んに採掘を行ってる町でもあった。
時折すれ違っていた採掘現場などは、ほぼこの町の物であり、鉱石採掘に熱を入れているのはすでに肌で感じている。
基本的に鉄鉱石の採掘がメインだが、その副産物として宝石類へと加工できる原石もよく見つかるらしい。
なのでこの町では原石が安価で売られており、宝石商人が未加工の良品原石を求めて買いつけにも訪れる。ただの採掘現場の町ではなく、商売も盛んな地なのだ。
そのせいか、街並みは結構小奇麗だ。
鉄鉱石を加工する鉄工場や、産出された鉄で作られた鉄橋などが目立ってはいるが、民家は鉄づくりではなくレンガ作りのお洒落な雰囲気が漂っている。
どうやら採掘の際に出てくる粘土質な土をそのままにせず、レンガへと加工して街づくりに生かしているらしい。
無骨な工業地帯と、人の熱気にあふれる商業地帯、そして洒落た外観の住宅地。殺風景な火山地帯とは思えない街並みは中々に眩しい。
そんなカルディアの町へたどり着いた私とライラは、ひとまず宿屋に荷物を置き、気ままに散歩をしていた。
様々な原石を売っているであろう商業地帯に興味がありはしたが、まずは鉄工場が居並ぶ工業地帯へと足を運んでみる。
「おおー、何だかすごく無骨な建物ばかりある」
鉄工場は鉄製の外観の小さな小屋のような作りだった。
さすがに部外者の私が中に入るのはダメだろうけど、扉は開け放たれていて中を垣間見る事ができる。
鉄製小屋の中には、大きな炉があった。
鉄の精製など魔女の私からすれば門外漢だが、人並みの知識程度はある。
あの炉を高温に熱し、鉄鉱石を入れて溶かして、不純物を取り除いて冷ませば鉄が出きる……はずだっけ。
そしてその鉄を加工すれば様々な商品の部材となるはずだ。
私が分かるのはその程度。おそらくただ適当に溶かすだけでなく、他にも色々様々な作業があるのだろう。
でなければこんなにたくさん作業員が居る説明がつかないし。
とはいえ、そこまで深く鉄精製の現場について理解したいかと言うと……そうでもない。
こうして離れたところから眺めて、何かすごいなー程度で終わらせるのが一見さんとしての楽しみ方だろう。
「……リリア、これ見てて楽しいの?」
ライラが可愛らしくあくびをする。妖精の彼女はこの光景に退屈さを覚えているようだ。
「うーん、何か分かんないけどすごいなーとは思う。でも、楽しいとは思わないよね」
おそらく、鉄が好きで好きで堪らない人くらいしかこの光景を楽しむことは出来ないだろう。そして私は別に鉄への熱狂的な興味など持っていない。
日常生活には欠かせない便利な物だとは思うけどね。
「あ、でもあのドロドロに解けた鉄らしい物体は見ててちょっと楽しいかも」
「どうして?」
「何か飴っぽくて美味しそうじゃん」
「ええー、そう? 食べたら体に悪そうな色してるわよ」
「体に悪いどころか、中から燃えちゃうけどね」
鉄の融点は千度くらいと聞いた事がある。そんな物を口から入れたら焼けるとかのレベルじゃなく、燃えてしまうだろう。まず口に入れるのが無理だろうけど。
「そういえば飴っぽい鉄を見ていて思い出したけど、この町ではビーフストロガノフが人気って話だよ」
「何でそれで思い出したのか私には全く分からないんだけど? リリアの食欲への刺激って何が切っ掛けになってるか分からないわ」
「私も分からない。多分旅をしている間に食欲への切っ掛けがバカになったんだと思う」
「それは何となく察しているわ」
ライラ、察してたんだ。
「じゃあ早速ビーフストロガノフとやらを食べに行きましょうよ。そもそもビーフストロガノフって何?」
「何かね、酸味が効いた肉の煮込み料理って感じの食べ物だよ」
「ふーん、鉄よりもはるかに美味しそうじゃない」
「鉄よりは絶対に美味しいのは間違いないね」
ビーフストロガノフについての胡乱な知識を話しつつ、商業地区にあるお店へと向かう。
やや空が茜色に染まった頃合いだからか、まだ飲食店はどこも空いていた。その中から適当に落ち着けそうな内装のお店へと入店してみる。
お客が数人しかいない中、二人掛けのテーブル席へと座り、早速ビーフストロガノフを注文した。
ちょっと前に採掘現場近くにあったお店へと立ち寄ったが、あそこと同じく作業員が多いこの町は肉料理が盛んなようだ。
メニューを軽く眺めていると、分厚いステーキやらハンバーグやら、ボリュームが目立つ肉料理がたくさんある。
こういう料理、モニカはすごく喜ぶだろうな。
肉好きの幼馴染の顔を思い出しながら水を数度口に運んでいると、ビーフストロガノフが私の前に運ばれてきた。
ライラにも説明したが、ビーフストロガノフは肉の煮込み料理だ。
具材は好みによって変わるが、スタンダードな物だと肉の他にタマネギやマッシュルームなどのキノコ類。それらをバターで炒め、潰したトマトとデミグラスソースで煮込み、最後にサワークリームを軽くかけると完成だ。
濃厚なデミグラスソースの味に、トマトとサワークリームの二つの酸味が合わさった煮込み料理で、さっぱりとしながら濃厚な口当たりをしている。
私の中ではパンと一緒に食べるイメージだったのだけど、このお店のは違った。
お皿の右半分にビーフストロガノフがあり、左半分にはパセリが乗ったごはんが入っていたのだ。どうやらここはライスと一緒に食べるタイプらしい。
湿地帯が比較的近いから、お米を良く食べる文化があるのだろう。でもビーフストロガノフとごはんの相性はどうなのだろうか。
スプーンでごはんとビーフストロガノフを器用にすくい、一口食べてみる。
濃厚なデミグラスソースの味に、トマトとサワークリームの酸味が口の中に広がる。牛肉は薄切りだけどしっかりした食感で、スライスされたタマネギはしんなりしつつも芯の方がシャキっとしていた。
ビーフストロガノフは間違いなく美味しい。問題はごはんとの相性だ。
パセリが乗ったごはんは、無臭に近いお米に良い匂いを付けている。でも酸味が効いたビーフストロガノフと合っているかと言えば……ちょっと難しいかも。
サワークリームの酸っぱい感じがごはんとはそこまで合ってないようにも思える。いや、美味しいには美味しいんだけどね。
これは基本パン派の私だから感じるのだろうか。ライラの意見もちょっと聞いてみたい。
ライラもスプーンを手にし、ごはんとビーフストロガノフをようよう一口ぱくりとする。
もぐもぐ口を動かしてごくんと飲みこんだ後、また無言で食べ始めた。
あれ、特に問題無い感じ?
「ビーフストロガノフ、ごはんと合う?」
「え? うん、私は別に問題ないけど。っていうか、普通はごはんと一緒に食べない物なの?」
「私は基本パンと食べるかな……」
「ふーん、そうなんだ。これはこれで美味しいと思うわよ」
確かに美味しいのは美味しい。でもパンの方が合うような気も……うーん。
どうしてもごはんとはそこまで合ってるような気がしない。でもそれはパンと食べるという先入観があるからで、そんな先入観が無いライラの方が正しいのかもしれない。
分からない。何かもう、自分の味覚が正しいのかも自信が無い。
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