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#10 あのDVDのように その2
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………そして今夜………、僕はマモルのベッドの上で先ほど浣腸責めを受け入れるときにとらされた姿勢を再び取っていた。でも今度は浣腸器ではなくマモルを迎え入れる為に………。
マモルの手でジェルが丹念に菊花に塗り込まれていく。
ドロリとした感触がちょっとエロティックだ………。
「うっ!」
マモルが指を1本突き入れた。
更にジェルが塗り込まれ、今度は指が2本、僕の菊花に突き立てられる。
やがて………。
これなら、大丈夫………。そう確信したのだろう。マモルの肉筒がそっと僕のそこにあてがわれた。
熱く、それでいて幾分しっとりとしたマモルの筒先………。
僕の胸の鼓動は高まり、思わず背中に捻じり上げられた手をぎゅっと握り締める。ふと顔を上げるとあのDVDでも今、正にMがSに挿入されようとしていた。
「あああああ……」
瞬間、焼けつくような痛みを感じた。そして確かにマモルの肉筒が僕の臀中に含まれたのを知覚する。念願が叶えられて感じる何とも言えない至福のとき………。彼の手が僕の腰にかかり、激しい腰の動きが始まった。それにつれてベッドがギシギシときしる。
「う……、う、うっ……」
深く突き立てられる度にめくるめく痺れが菊花から体中に伝播していき、堪えようと思っても声が出てしまう。そしてマモルも何か訳の分からない雄叫びを上げている。
ただマモルに突き立たてられ、僕自身何ら能動的な動きをしていないのに、いつのまにか全身がじっとりと汗ばんでいた。
不意に彼の右手が僕の肉筒を捕らえた。激しく肉筒をしごかれ、あっと言う間に僕は爆発寸前まで追い立てられる。このまま爆発してはシーツを汚してしまう。わずかに残った理性が最後の爆発を堪えさせたが、それも激しい快美感の高まりの中に消え去り、いつしか僕は欲情の流れに身を委ねていた。
突然、髪の毛を掴まれ顔をねじ曲げられると、マモルが僕の唇を奪う。そして………………、
一際深い突きと共にマモルは僕の中で果てた。殆ど同時に僕も白い牡精を噴き散らしていた……………。
二人重なり合ったまま、放出の後のけだるい気持ちの中で、何とも言えない幸せを噛みしめていた。ふとDVDを見れば、Mが爆発した後のSの肉筒を口で拭い清めている。そう、最後までこのDVDと同じように務めなければ………。
マモルの分身が静かに僕から出ていった。彼は催促するかのように僕の髪の毛を掴むと、彼の股間へ僕の顔を押し付ける。牡精で濡れているマモルの鈴口、顔を近づけると、特有の匂いが鼻を突いた。未だ縄を解かれていない不自由な体のまま、僕は姿勢を整える。
「タツヤの口と舌で後始末をさせていただきます………」
そう告げると僕はそっと彼の肉筒を口に含んだ。(了)
マモルの手でジェルが丹念に菊花に塗り込まれていく。
ドロリとした感触がちょっとエロティックだ………。
「うっ!」
マモルが指を1本突き入れた。
更にジェルが塗り込まれ、今度は指が2本、僕の菊花に突き立てられる。
やがて………。
これなら、大丈夫………。そう確信したのだろう。マモルの肉筒がそっと僕のそこにあてがわれた。
熱く、それでいて幾分しっとりとしたマモルの筒先………。
僕の胸の鼓動は高まり、思わず背中に捻じり上げられた手をぎゅっと握り締める。ふと顔を上げるとあのDVDでも今、正にMがSに挿入されようとしていた。
「あああああ……」
瞬間、焼けつくような痛みを感じた。そして確かにマモルの肉筒が僕の臀中に含まれたのを知覚する。念願が叶えられて感じる何とも言えない至福のとき………。彼の手が僕の腰にかかり、激しい腰の動きが始まった。それにつれてベッドがギシギシときしる。
「う……、う、うっ……」
深く突き立てられる度にめくるめく痺れが菊花から体中に伝播していき、堪えようと思っても声が出てしまう。そしてマモルも何か訳の分からない雄叫びを上げている。
ただマモルに突き立たてられ、僕自身何ら能動的な動きをしていないのに、いつのまにか全身がじっとりと汗ばんでいた。
不意に彼の右手が僕の肉筒を捕らえた。激しく肉筒をしごかれ、あっと言う間に僕は爆発寸前まで追い立てられる。このまま爆発してはシーツを汚してしまう。わずかに残った理性が最後の爆発を堪えさせたが、それも激しい快美感の高まりの中に消え去り、いつしか僕は欲情の流れに身を委ねていた。
突然、髪の毛を掴まれ顔をねじ曲げられると、マモルが僕の唇を奪う。そして………………、
一際深い突きと共にマモルは僕の中で果てた。殆ど同時に僕も白い牡精を噴き散らしていた……………。
二人重なり合ったまま、放出の後のけだるい気持ちの中で、何とも言えない幸せを噛みしめていた。ふとDVDを見れば、Mが爆発した後のSの肉筒を口で拭い清めている。そう、最後までこのDVDと同じように務めなければ………。
マモルの分身が静かに僕から出ていった。彼は催促するかのように僕の髪の毛を掴むと、彼の股間へ僕の顔を押し付ける。牡精で濡れているマモルの鈴口、顔を近づけると、特有の匂いが鼻を突いた。未だ縄を解かれていない不自由な体のまま、僕は姿勢を整える。
「タツヤの口と舌で後始末をさせていただきます………」
そう告げると僕はそっと彼の肉筒を口に含んだ。(了)
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