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#12 ベッドの中で…その1
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頭一つ高いジュンが小柄なミツルを引きたてていく………。縄尻を握っていなくても、ミツルが逃げることなど万に一つもないことだ。
リゾートホテルの一室。仮にジュンの手を振り払ったとしても、すぐに捕まり、簡単に組み伏せられてしまうだろう。それに何より、ミツルにはジュンに逆らうことなど全く考えもつかないことだった。
今はもう、激しくジュンに責め立てられることで、この熱い疼きを自分の限界まで導いていって欲しいのだ。
ツインベッドの前にミツルを立たせると、ジュンは部屋の照明を一番低く落とした。オレンジ色のシルエットとなったジュンが静かに服を脱いでいく。
ゴクリ……と、のどを鳴らしてミツルはじっとそれを見つめている。全ての衣類を脱ぎ終えたジュンが静かにミツルに近付く。右手をミツルの頭に回し、そっと引き寄せた。
くちびるが重なる。かすかにラムコークの味がした。
不意にジュンの右手がミツルの背中に、左手が太ももの裏側に回り、そのままミツルはジュンに抱きかかえられた。俗にお姫様抱っこという形だ。
思わずミツルの頬はキュンと赤く染まる。すぐ近くにあるジュンの顔をまともに見ることができず、ミツルはうっとりと目を閉じた。
そのままジュンはミツルをベッドの真中に寝かしつけられた。
「どうして欲しい?」
ジュンがミツルの耳元で囁く。
「………が、欲しい…」
「聞こえないなあ」
今度は逆にジュンがミツルの口元に耳を寄せる。
「…ジュ、ジュンが、………ジュンが欲しい!」
「僕が欲しいの?」
ミツルはコックリと頷く。
「言葉だけじゃ駄目だな。態度で示してもらわないと…」
そう言うと、ジュンはベッドのヘッドボードにもたれるように座った。そしてミツルの頭をジュンの左太ももの上に乗せた。腕まくらならぬ肢まくらと言ったところか。
顔を右に傾けると、ジュンそのものがまさに目の前にある。それは既にたくましく屹立し、微かにジュンの匂いを漂わせていた。
ミツルはそれを頼もしげに見つめると、軽くキスした。
「これでどう?」
「駄目…」
ジュンが首を横に振る。
「そう、それじゃ…」
今度は、ジュンの玉袋、肉サオ、その先端にチュッチュッと音を立ててキスする。
「3回キスしたよ。これでいいでしょ?」
もちろんミツルはこれでジュンが満足するとは思っていない。ジュンの期待をはぐらかすことで、ちょっとした意地悪をしているのだ。
(氷責めをされたり、クリームを塗られたりしたものね。このくらい焦らしてもいいよね……)
「駄目だよ…これじゃ…」
焦れたジュンは右手をミツルの頭に添えると、自分の股間に押し付けようとする。
頭を振り切ってその手を払いのけると、ようやくミツルは本気になった。
「分かったよ……。おしゃぶりをしろってことだよね」
ジュンに確認するというよりは、半ば自分に言い聞かせるように、そう言うとミツルは舌先をジュンの肉竿の根元にねっとりとあてがい、ゆっくりと裏筋に沿って動かしていった。
リゾートホテルの一室。仮にジュンの手を振り払ったとしても、すぐに捕まり、簡単に組み伏せられてしまうだろう。それに何より、ミツルにはジュンに逆らうことなど全く考えもつかないことだった。
今はもう、激しくジュンに責め立てられることで、この熱い疼きを自分の限界まで導いていって欲しいのだ。
ツインベッドの前にミツルを立たせると、ジュンは部屋の照明を一番低く落とした。オレンジ色のシルエットとなったジュンが静かに服を脱いでいく。
ゴクリ……と、のどを鳴らしてミツルはじっとそれを見つめている。全ての衣類を脱ぎ終えたジュンが静かにミツルに近付く。右手をミツルの頭に回し、そっと引き寄せた。
くちびるが重なる。かすかにラムコークの味がした。
不意にジュンの右手がミツルの背中に、左手が太ももの裏側に回り、そのままミツルはジュンに抱きかかえられた。俗にお姫様抱っこという形だ。
思わずミツルの頬はキュンと赤く染まる。すぐ近くにあるジュンの顔をまともに見ることができず、ミツルはうっとりと目を閉じた。
そのままジュンはミツルをベッドの真中に寝かしつけられた。
「どうして欲しい?」
ジュンがミツルの耳元で囁く。
「………が、欲しい…」
「聞こえないなあ」
今度は逆にジュンがミツルの口元に耳を寄せる。
「…ジュ、ジュンが、………ジュンが欲しい!」
「僕が欲しいの?」
ミツルはコックリと頷く。
「言葉だけじゃ駄目だな。態度で示してもらわないと…」
そう言うと、ジュンはベッドのヘッドボードにもたれるように座った。そしてミツルの頭をジュンの左太ももの上に乗せた。腕まくらならぬ肢まくらと言ったところか。
顔を右に傾けると、ジュンそのものがまさに目の前にある。それは既にたくましく屹立し、微かにジュンの匂いを漂わせていた。
ミツルはそれを頼もしげに見つめると、軽くキスした。
「これでどう?」
「駄目…」
ジュンが首を横に振る。
「そう、それじゃ…」
今度は、ジュンの玉袋、肉サオ、その先端にチュッチュッと音を立ててキスする。
「3回キスしたよ。これでいいでしょ?」
もちろんミツルはこれでジュンが満足するとは思っていない。ジュンの期待をはぐらかすことで、ちょっとした意地悪をしているのだ。
(氷責めをされたり、クリームを塗られたりしたものね。このくらい焦らしてもいいよね……)
「駄目だよ…これじゃ…」
焦れたジュンは右手をミツルの頭に添えると、自分の股間に押し付けようとする。
頭を振り切ってその手を払いのけると、ようやくミツルは本気になった。
「分かったよ……。おしゃぶりをしろってことだよね」
ジュンに確認するというよりは、半ば自分に言い聞かせるように、そう言うとミツルは舌先をジュンの肉竿の根元にねっとりとあてがい、ゆっくりと裏筋に沿って動かしていった。
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