宴の翌朝

くねひと

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#11 催淫クリーム その2

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「な、何とかしてよ……」
「後ろを向いて……」
 ミツルの懇願に耳を貸すことはなく、ジュンはミツルを後ろに向かせるとお尻をピシャリと叩いた。

「肢を拡げて…」
 言われるがままに、ミツルは肢を拡げる。ジュンはもう一度クリームを指ですくうと、今度は股の間の秘めやかな場所に塗り込むのだった。

「くうう………」
 一瞬の冷たさの後の狂おしいほどの熱さ………自分の局所全体が燃え上がるようだった。
 ガクンと腰がくだけ、ミツルはその場に片膝をつく。そしてそのまま、カーペットの床にうつ伏せに倒れ込むと、恥も外聞もなく、自分の下半身を強く、床に擦りつけ始めていた。

「ズルはいけないよ……」
 ジュンはミツルの縄尻を掴むと邪険に引き絞った。いやいやながらミツルは体を引き起こされてしまう。

「罰を与えないといけないね…」
 ジュンは指にたっぷりとクリームをすくい取ると、更に入念にミツルの局部に塗り込んでいった。
「あ…、ああ……」
 腰骨を砕くような甘い快美感………。ミツルの全身はうっすらと汗ばみ、いつしかこきざみに体を震わせていた。

「呑みなよ」
 ジュンがミツルの口にラムコークの入ったタンブラーを近づける。
 うっ……
 一口呑んで思わずむせた。のどが焼けるようだった。コーラはほんの少しでほとんどがラムだったのだ。

 ミツルの耳元でジュンがそっとささやく。
「どうしてもらいたいの?」
 どうしてもらいたいのか……。この局部の熱いいほてりを何とかして欲しいのだ。ミツルの願いははっきりしている。

「縄を解いてやろうか……」
 また意地悪な質問をする………
 ミツルはジュンに潤んだ瞳を向ける。
「もうじらさないで……」
 ジュンがニヤリと笑う。
「縄は解かないでもいいの?」
「うん……」
「もっと苛めて欲しいの?」
 顔を真っ赤にしてミツルはコックリと頷く。

 やれやれ……と呆れたような声でジュンは独り言のようにつぶやく。
「苛めているのか、楽しませているのか分からないよ………、」
 ジュンはミツルの縄尻をぎゅっと握った。

「さあ、ベッドルームへ行くんだ」
 それこそがミツルが待ち望んでいた言葉だった。
 表向きは悄然としたまま、しかし高鳴る期待でミツルの胸はドキドキと心臓の音が聞こえてきそうだった。
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