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第十二章
ルシアナのお願い(三)
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潤んだ瞳に見つめられ、レオンハルトは慌てたようにルシアナの頬や頭を撫でまわし、額や目尻に口付けた。
「触ってる……! 触っているぞ、ルシアナ……!」
「……」
ルシアナを見つめるレオンハルトの眼差しはとても真剣だ。
ルシアナの言葉の意味をはき違えてはいるものの、その一生懸命な様子に思わず心が緩みそうになる。しかし、それをなんとか引き締めると、ルシアナも真剣な表情でレオンハルトを見つめた。
「レオンハルト様。わたくしの体調はすっかり良くなりました。タビタからは外を走り回っても問題ないと言われています」
「あ、ああ。俺も同席して話を聞いていたから知っている。だが、今の時期は外に出ること自体危ない。だから、走り回るなら室内にしてくれ」
そういうことではない、と思うものの、今のは自分の言い方が悪かったとルシアナは言い方を変える。
「レオンハルト様。月のものも数日前に終わっていますわ」
「ああ。貴女の侍女から聞いている。食欲が戻ったようで何よりだ」
レオンハルトはどこか痛ましげに眉を寄せながら、ルシアナの頬を優しく撫でた。
喉の怪我でしばらくまともな食事ができず、元に戻り始めていた矢先に発熱。月のものも重なって食欲が落ちていたこともあり、ひと月ほど前に比べると、ルシアナは少々肉が落ちていた。
(……もしかして貧相に見えるのかしら。それで魅力を感じられない、とか……)
自分の考えに落ち込み、ルシアナは目を伏せる。それをどう受け取ったのか、レオンハルトはルシアナを優しく抱き締め、頬に口付けた。宥めるように背を撫でながら、「ルシアナ」と柔らかく名を呼ぶ。
「どうした? 俺が何かしてしまったか? 俺に足りないところがあるならどうか教えてくれ」
温かなレオンハルトの言葉に、邪なことばかり考えている自分が恥ずかしくて情けなくて、ルシアナは隠れるように彼の肩口に額を擦り付けた。
「……レオンハルト様はもう、わたくしに触れたくなくなってしまいましたか?」
「……先ほどから触れていると思うんだが……」
その戸惑った声色に、ルシアナは固く口を閉じる。深く息を吸い込み、覚悟を決めると顔を上げ、真っ直ぐレオンハルトの双眸を見つめた。
「何故わたくしを抱いてくださらないのかと尋ねているのです」
「抱い……」
言いかけて、レオンハルトは息を吞む。一連のルシアナの言葉の意味をやっと理解したのか、彼の目元がかすかに色づいた。
「っ、すまない、そういう意味だとは……その、俺はずいぶん間の抜けたことを……」
「わたくしも遠回しの言い方をしましたから。けれど……すぐに思い至らないほどには……わたくしに対するそういう欲求はなくなってしまったのでしょうか……」
女として見られてないのか、と自ら問う行為は思っていた以上に胸が痛み、ルシアナの瞳を再び水の膜が覆う。こぼれそうなほど涙を溜めるルシアナに、レオンハルトは慌てたように「違う!」と声を上げた。
「貴女はずっと変わらず美しいし、愛らしくて魅力的だ! 貴女を抱きたいと……触れたいとずっと思っている……! ただっ……」
レオンハルトそこで言葉を区切ると、一度口を閉じる。少しの躊躇いを見せたあと、覚悟を決めたようにゆっくりっと口を開いた。
「……怖いんだ。貴女を壊してしまいそうで……貴女に一度でも触れたら、際限なく貪り尽くしてしまいそうで……貴女を求めすぎて、傷付けてしまいそうで……」
ルシアナの頬を撫でる手は、割れ物にでも触れるかのように繊細で優しい。けれどその瞳は深い欲望で鈍く光っており、すぐにでもルシアナを食い尽くしたくて仕方ないのだと訴えていた。
体の芯を焦がすようなその視線に、ルシアナは小さく喉を鳴らす。
(……よかった。わたくしに触れたくないわけではなかったのね……むしろ、ずっと我慢をして……)
これほどの熱情を、彼は自分を想う一心で隠していたのだ。その事実に、先ほどまで悲しみに包まれていた心が一瞬にして喜びに塗り替えられた。先ほどとは違う理由で瞳を濡らしながら、ルシアナは指先でレオンハルトの唇に触れる。
「わたくしに触れることが……求めすぎてしまいそうなことが怖いだけで、触れたくないわけではないのですね?」
「……ああ。貴女に触れたくないなんて、そんなこと思うわけないだろう? こんなに求めてやまないのに」
劣情を孕んだ視線を向けられ、体の奥が疼く。体温が上がっていくのを感じながら、ルシアナは「では」と声を掛けた。
「……抱いてください、とお願いしたら、抱いてくださいますか?」
シアンの瞳がわずかに揺れる。その瞳の中に彼の葛藤が見えて、ルシアナは触れている指先を滑らせた。
「どうしても触れるのが怖いですか?」
「……すまない。貴女に触れたいとは思っているが……貴女の弱っている姿が脳裏に浮かんで……」
それ以上は言い淀むレオンハルトに、やはりそれか、とルシアナは内心納得する。
触れるたびに自分を気遣ってくれているレオンハルトのことだから、衰弱している姿を見せたらさらに気を遣わせるだろう、とは思っていた。
体の弱さを気にしていたルシアナにそれを伝えること自体憚られるのか、彼は申し訳なさそうな表情を浮かべた。けれど、ルシアナは彼のその優しさと愛情が嬉しかった。
(レオンハルト様にされることなら、きっとわたくしは何でも嬉しいわ。……そうね、いつかはしたいと思っていたし、レオンハルト様が触れるのが恐ろしいとおっしゃるなら……)
ルシアナは決意を新たにすると、柔らかな微笑をレオンハルトに向けた。
「レオンハルト様のお気持ちはわかりましたわ。それでしたら……わたくしがレオンハルト様に触れるのは構いませんか?」
「……ルシアナが、俺に?」
予想外の提案だったのか、目を丸くするレオンハルトにルシアナはにっこりと頷き返した。
「それではレオンハルト様、こちらに寄りかかるようにお座りになってください」
「え、ああ……」
ルシアナに促され、レオンハルトはヘッドボードに寄りかかるように座り直した。
ルシアナはレオンハルトの傍に座りながら、戸惑いの表情を浮かべる彼をにこやかに見つめる。
「では、そのままわたくしに触れずに、身を任せてくださいませ」
「待ってくれ、ルシアナ。触れるというのは……」
「そのままの意味ですわ。わたくしはレオンハルト様と触れ合いたいですが、レオンハルト様はわたくしに触れることを恐れている……それなら、わたくしが触れればいいと思いませんか?」
ルシアナは「それに」と言葉を続ける。
「これまではわたくしばかりいろいろとしていただいておりましたし、いつかわたくしもお返ししたいと思っていたのです」
「え、いや、返す必要は……」
どこか渋った様子のレオンハルトに、ルシアナはわずかに眉尻を下げた。
「……わたくしと抱き合いたくないわけではないのですよね?」
「抱き合いたくないなんて思っていない! それは本当だ! ただっ……ただ、触れる、というのがどういう……どの程度のものかわからなくて……」
戸惑いを隠しきれないレオンハルトの姿に、ルシアナはかつての自分を重ね合わせた。
ルシアナも、最初は戸惑った。知識として知っているはずなのに、実際にレオンハルトの手が肌を滑ると、すべてが未知のことのように感じたものだ。
彼もきっと、かつての自分と同じような感覚なのだろう、と思い、ルシアナはレオンハルトを安心させるように柔らかく笑んだ。
「大丈夫ですわ、レオンハルト様。男性の悦ばせ方については、お姉様にいただいた本に書いてありましたもの。初めてで拙いかもしれませんが、精一杯努めさせていただきますわ」
「……は……?」
言葉を失い固まるレオンハルトに、ルシアナは笑みを深めると、彼の足を跨いで座った。
「では、決してわたくしには触れないでくださいね。レオンハルト様」
念を押すようにそう伝えると、ルシアナはレオンハルトの腰紐に手を伸ばした。
「触ってる……! 触っているぞ、ルシアナ……!」
「……」
ルシアナを見つめるレオンハルトの眼差しはとても真剣だ。
ルシアナの言葉の意味をはき違えてはいるものの、その一生懸命な様子に思わず心が緩みそうになる。しかし、それをなんとか引き締めると、ルシアナも真剣な表情でレオンハルトを見つめた。
「レオンハルト様。わたくしの体調はすっかり良くなりました。タビタからは外を走り回っても問題ないと言われています」
「あ、ああ。俺も同席して話を聞いていたから知っている。だが、今の時期は外に出ること自体危ない。だから、走り回るなら室内にしてくれ」
そういうことではない、と思うものの、今のは自分の言い方が悪かったとルシアナは言い方を変える。
「レオンハルト様。月のものも数日前に終わっていますわ」
「ああ。貴女の侍女から聞いている。食欲が戻ったようで何よりだ」
レオンハルトはどこか痛ましげに眉を寄せながら、ルシアナの頬を優しく撫でた。
喉の怪我でしばらくまともな食事ができず、元に戻り始めていた矢先に発熱。月のものも重なって食欲が落ちていたこともあり、ひと月ほど前に比べると、ルシアナは少々肉が落ちていた。
(……もしかして貧相に見えるのかしら。それで魅力を感じられない、とか……)
自分の考えに落ち込み、ルシアナは目を伏せる。それをどう受け取ったのか、レオンハルトはルシアナを優しく抱き締め、頬に口付けた。宥めるように背を撫でながら、「ルシアナ」と柔らかく名を呼ぶ。
「どうした? 俺が何かしてしまったか? 俺に足りないところがあるならどうか教えてくれ」
温かなレオンハルトの言葉に、邪なことばかり考えている自分が恥ずかしくて情けなくて、ルシアナは隠れるように彼の肩口に額を擦り付けた。
「……レオンハルト様はもう、わたくしに触れたくなくなってしまいましたか?」
「……先ほどから触れていると思うんだが……」
その戸惑った声色に、ルシアナは固く口を閉じる。深く息を吸い込み、覚悟を決めると顔を上げ、真っ直ぐレオンハルトの双眸を見つめた。
「何故わたくしを抱いてくださらないのかと尋ねているのです」
「抱い……」
言いかけて、レオンハルトは息を吞む。一連のルシアナの言葉の意味をやっと理解したのか、彼の目元がかすかに色づいた。
「っ、すまない、そういう意味だとは……その、俺はずいぶん間の抜けたことを……」
「わたくしも遠回しの言い方をしましたから。けれど……すぐに思い至らないほどには……わたくしに対するそういう欲求はなくなってしまったのでしょうか……」
女として見られてないのか、と自ら問う行為は思っていた以上に胸が痛み、ルシアナの瞳を再び水の膜が覆う。こぼれそうなほど涙を溜めるルシアナに、レオンハルトは慌てたように「違う!」と声を上げた。
「貴女はずっと変わらず美しいし、愛らしくて魅力的だ! 貴女を抱きたいと……触れたいとずっと思っている……! ただっ……」
レオンハルトそこで言葉を区切ると、一度口を閉じる。少しの躊躇いを見せたあと、覚悟を決めたようにゆっくりっと口を開いた。
「……怖いんだ。貴女を壊してしまいそうで……貴女に一度でも触れたら、際限なく貪り尽くしてしまいそうで……貴女を求めすぎて、傷付けてしまいそうで……」
ルシアナの頬を撫でる手は、割れ物にでも触れるかのように繊細で優しい。けれどその瞳は深い欲望で鈍く光っており、すぐにでもルシアナを食い尽くしたくて仕方ないのだと訴えていた。
体の芯を焦がすようなその視線に、ルシアナは小さく喉を鳴らす。
(……よかった。わたくしに触れたくないわけではなかったのね……むしろ、ずっと我慢をして……)
これほどの熱情を、彼は自分を想う一心で隠していたのだ。その事実に、先ほどまで悲しみに包まれていた心が一瞬にして喜びに塗り替えられた。先ほどとは違う理由で瞳を濡らしながら、ルシアナは指先でレオンハルトの唇に触れる。
「わたくしに触れることが……求めすぎてしまいそうなことが怖いだけで、触れたくないわけではないのですね?」
「……ああ。貴女に触れたくないなんて、そんなこと思うわけないだろう? こんなに求めてやまないのに」
劣情を孕んだ視線を向けられ、体の奥が疼く。体温が上がっていくのを感じながら、ルシアナは「では」と声を掛けた。
「……抱いてください、とお願いしたら、抱いてくださいますか?」
シアンの瞳がわずかに揺れる。その瞳の中に彼の葛藤が見えて、ルシアナは触れている指先を滑らせた。
「どうしても触れるのが怖いですか?」
「……すまない。貴女に触れたいとは思っているが……貴女の弱っている姿が脳裏に浮かんで……」
それ以上は言い淀むレオンハルトに、やはりそれか、とルシアナは内心納得する。
触れるたびに自分を気遣ってくれているレオンハルトのことだから、衰弱している姿を見せたらさらに気を遣わせるだろう、とは思っていた。
体の弱さを気にしていたルシアナにそれを伝えること自体憚られるのか、彼は申し訳なさそうな表情を浮かべた。けれど、ルシアナは彼のその優しさと愛情が嬉しかった。
(レオンハルト様にされることなら、きっとわたくしは何でも嬉しいわ。……そうね、いつかはしたいと思っていたし、レオンハルト様が触れるのが恐ろしいとおっしゃるなら……)
ルシアナは決意を新たにすると、柔らかな微笑をレオンハルトに向けた。
「レオンハルト様のお気持ちはわかりましたわ。それでしたら……わたくしがレオンハルト様に触れるのは構いませんか?」
「……ルシアナが、俺に?」
予想外の提案だったのか、目を丸くするレオンハルトにルシアナはにっこりと頷き返した。
「それではレオンハルト様、こちらに寄りかかるようにお座りになってください」
「え、ああ……」
ルシアナに促され、レオンハルトはヘッドボードに寄りかかるように座り直した。
ルシアナはレオンハルトの傍に座りながら、戸惑いの表情を浮かべる彼をにこやかに見つめる。
「では、そのままわたくしに触れずに、身を任せてくださいませ」
「待ってくれ、ルシアナ。触れるというのは……」
「そのままの意味ですわ。わたくしはレオンハルト様と触れ合いたいですが、レオンハルト様はわたくしに触れることを恐れている……それなら、わたくしが触れればいいと思いませんか?」
ルシアナは「それに」と言葉を続ける。
「これまではわたくしばかりいろいろとしていただいておりましたし、いつかわたくしもお返ししたいと思っていたのです」
「え、いや、返す必要は……」
どこか渋った様子のレオンハルトに、ルシアナはわずかに眉尻を下げた。
「……わたくしと抱き合いたくないわけではないのですよね?」
「抱き合いたくないなんて思っていない! それは本当だ! ただっ……ただ、触れる、というのがどういう……どの程度のものかわからなくて……」
戸惑いを隠しきれないレオンハルトの姿に、ルシアナはかつての自分を重ね合わせた。
ルシアナも、最初は戸惑った。知識として知っているはずなのに、実際にレオンハルトの手が肌を滑ると、すべてが未知のことのように感じたものだ。
彼もきっと、かつての自分と同じような感覚なのだろう、と思い、ルシアナはレオンハルトを安心させるように柔らかく笑んだ。
「大丈夫ですわ、レオンハルト様。男性の悦ばせ方については、お姉様にいただいた本に書いてありましたもの。初めてで拙いかもしれませんが、精一杯努めさせていただきますわ」
「……は……?」
言葉を失い固まるレオンハルトに、ルシアナは笑みを深めると、彼の足を跨いで座った。
「では、決してわたくしには触れないでくださいね。レオンハルト様」
念を押すようにそう伝えると、ルシアナはレオンハルトの腰紐に手を伸ばした。
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