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第十二章
発熱・二、のそのあと
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「では、お目覚めになられた際の水分補給と、体を冷やさないよう定期的なお召し替えをお願いいたします」
診察を終えた医師のタビタに「ああ」と短く頷くと、ルシアナの看病に必要なものを一通り揃えていた侍女のエステルへと目を向ける。
「他にルシアナのために必要なものがあれば、何でもギュンターやバルバラに言ってくれ」
「かしこまりました」
「では、人手が必要な際はお呼びください」
「ああ」
エステルとタビタは揃って頭を下げると、部屋を出て行った。
レオンハルトは、扉へと向けていた視線をルシアナに戻すと、額に浮かぶ汗をタオルで拭う。
あのあと。
ルシアナの過去や抱えていた思いを聞き、己の醜い心の一部を彼女へと伝えたあと。
彼女はそのまま深い眠りへと落ちたのだが、翌朝、気が付けば再び高熱を出していた。
(俺がもっと気を遣うべきだった)
治ったわけでもないのにあんな風に長話をして、泣かせてしまった。
ルシアナの熱が上がった原因は自分にあるだろう、とレオンハルトは反省する。
(だが、聞けてよかった。貴女の心の内を。抱えていたものを)
以前、トゥルエノ王国の第一王女であり、ルシアナの姉であるアレクサンドラに言われた言葉が思い出される。
『皆同じように愛しているが、やはりどうしても気にかかってしまう』
『フィリアもルティナもスティナも、ルシーのことは他の姉妹に比べてよく気にかけていた。父も母も、多くの人間があの子のことを気にしていた』
『気にかけすぎていたんだ。多くの人間が』
『あの子はいつの間にか、私たちが顔を見せるたび、笑って、大丈夫、心配をかけて申し訳ない、と言うようになった』
『辛いときは辛いと言っていいし、泣きたいときは泣いていい。怒りたいときは怒っていいのだと何度も言い聞かせたが、あの子はわかったと笑うばかりだった。あの子の凄いところは、それが決して無理をしていたり、我慢しているように見えないところだ。ま、実際にしていないのだろう。あの子にとっては、それがもう当たり前になっているのだから』
タオルを握る手を、レオンハルトは強く握り込む。
今なら、当時のルシアナの心境を痛いほど思い量ることができる。
(幼い身で、自分が悪いなど自責思考を抱くなど……優しく愛に溢れた貴女は、どれほど傷付いただろう。家族が見舞いに来るたび、どれだけ自分を責めたのだろう)
あのとき、アレクサンドラから話を聞いていてよかったと心底思う。
そうでなければ、愚かな自分は「大丈夫」というルシアナの言葉を額面通りに受け取り、彼女の心の内を知る機会を永久に失っていたかもしれない。
(そればかりか、彼女を一人泣かせていたかもしれない)
『彼女が感情を晒してもいいと思えるような人間になります。彼女が素直に感情を晒せるよう、俺ができることは何でもします。彼女が安心して寄りかかれるような居所になると、レオンハルト・パウル・ヴァステンブルクの名において誓います』
ルシアナについて話してくれたアレクサンドラに、レオンハルトはそう返答していた。
少しはあの誓いを守れているだろうか、と考え始めたところで、ルシアナの長い睫毛が揺れる。
(……!)
ゆっくりと目を開けたルシアナは、きょろ、と視線を彷徨わせる。
「……ルシアナ」
小さく呼びかければ、彼女のロイヤルパープルの瞳はレオンハルトを捉え、次の瞬間には嬉しそうな笑みをその相貌に浮かべた。
「れおんはるとさま」
「ああ。具合はどうだ? 水を飲むか?」
緩い微笑を返しながら吸い飲みを手に取れば、ルシアナは小さく頷いた。
彼女に水を飲ませ、濡れた口元を拭えば、ルシアナは布団から手を出した。何を言われずともその手を握れば、彼女は嬉しそうに目を細める。
「何か欲しいものはあるか? 食べ物でもなんでも」
ルシアナは考えるようにゆったりと瞼を上下させたものの、緩く首を横に振った。
「なにも。ですが……」
「ああ。なんだ?」
ルシアナはじっとレオンハルトを見つめると、握る手に力を込めた。
「……れおんはるとさまに、いてほしいです」
「!」
レオンハルトが目を見開くと、ルシアナはどこか申し訳なさそうな、けれど期待を込めた眼差しでレオンハルトを見つめた。
『わたくしは大丈夫ですから、どうかギュンターたちの元へ戻ってください』
領地へと着いた日、笑みを浮かべながらそう言ったルシアナの姿が思い出される。
あれは、「自分のことは気にしなくていい」とレオンハルトに気を遣ったゆえの発言だと理解している。しかし、ルシアナが辛いときに甘え頼れる存在ではないのか、と寂しく思ったのも事実だった。
だから、ルシアナから「傍にいてほしい」と言われたのは、言葉にできないほどの喜びをレオンハルトに与えた。
「ああ。もちろんだ。ずっと貴女の傍にいよう」
握っている手を引き、手の甲に口付ければ、ルシアナは嬉しそうにはにかんで再び目を閉じた。
ルシアナの手は握ったまま、椅子をよりベッドに近付けて座ると、燃えるように熱いルシアナの手をさする。
(……いっそこのまま、貴女が俺だけに依存してくれればいいのに)
他の誰の感情も、他の誰の言葉も、ルシアナを悲しませることがないように。
レオンハルトの囁く愛がこの世のすべてだと。レオンハルトの言葉だけが、正解で真実なのだと。
(そう……思わないのが貴女なんだろうな。貴女は、自立心が強いから)
周りの人々に頼らざるを得ない幼少期を過ごしたからだろうか。
もっと甘えて頼ってほしいと願うレオンハルトに反し、ルシアナは自分の領分内のことであれば己の裁量のみで物事を進め完結させてしまうきらいがある。もちろん、彼女に関することを彼女が自己判断で決めるのは、何も問題もない。けれど、いっそのこと依存してほしいとまで思っているレオンハルトには、少々物足りなかった。
(だが、これ以上は欲張りすぎだ。いつかは、という願いは捨てられないが、今はこれでいい)
心の弱い部分を晒し、遠慮することなく寄りかかろうとしてくれた。
レオンハルトのことではなく、彼女自身の気持ちを優先し、願いを口にしてくれた。
それがこの上なく嬉しくて、自然と口元が緩む。
(俺の前で泣くも怒るも自由にし、抱いた願いをそのまま口にしてくれる。俺はそれが嬉しい。貴女の家族よりも、俺に気を許してくれているようで。……いや。こうして本心を晒す貴女は、貴女の家族が得られなかったものだ。貴女の家族が生涯得られないものを俺が得られたことが嬉しい。……貴女と貴女の家族の仲の良さに、密かに嫉妬していたと言ったら、貴女は呆れるだろうか)
レオンハルトは自嘲するような笑みを小さく漏らすと、汗で濡れてきたルシアナの手をタオルで拭い、再び繋ぎ直す。
(だが、貴女は俺を唯一無二だと言ってくれた。俺に出会えたことが、俺に愛されたことが、人生において最大の幸運で最上の幸福だと。……今は、それで十分だ)
「俺を選んでくれてありがとう、ルシアナ」
これからも、自分の愛が幸福をもたらしますように、という願いを込めながら、レオンハルトは赤く染またルシアナの頬に口付けた。
診察を終えた医師のタビタに「ああ」と短く頷くと、ルシアナの看病に必要なものを一通り揃えていた侍女のエステルへと目を向ける。
「他にルシアナのために必要なものがあれば、何でもギュンターやバルバラに言ってくれ」
「かしこまりました」
「では、人手が必要な際はお呼びください」
「ああ」
エステルとタビタは揃って頭を下げると、部屋を出て行った。
レオンハルトは、扉へと向けていた視線をルシアナに戻すと、額に浮かぶ汗をタオルで拭う。
あのあと。
ルシアナの過去や抱えていた思いを聞き、己の醜い心の一部を彼女へと伝えたあと。
彼女はそのまま深い眠りへと落ちたのだが、翌朝、気が付けば再び高熱を出していた。
(俺がもっと気を遣うべきだった)
治ったわけでもないのにあんな風に長話をして、泣かせてしまった。
ルシアナの熱が上がった原因は自分にあるだろう、とレオンハルトは反省する。
(だが、聞けてよかった。貴女の心の内を。抱えていたものを)
以前、トゥルエノ王国の第一王女であり、ルシアナの姉であるアレクサンドラに言われた言葉が思い出される。
『皆同じように愛しているが、やはりどうしても気にかかってしまう』
『フィリアもルティナもスティナも、ルシーのことは他の姉妹に比べてよく気にかけていた。父も母も、多くの人間があの子のことを気にしていた』
『気にかけすぎていたんだ。多くの人間が』
『あの子はいつの間にか、私たちが顔を見せるたび、笑って、大丈夫、心配をかけて申し訳ない、と言うようになった』
『辛いときは辛いと言っていいし、泣きたいときは泣いていい。怒りたいときは怒っていいのだと何度も言い聞かせたが、あの子はわかったと笑うばかりだった。あの子の凄いところは、それが決して無理をしていたり、我慢しているように見えないところだ。ま、実際にしていないのだろう。あの子にとっては、それがもう当たり前になっているのだから』
タオルを握る手を、レオンハルトは強く握り込む。
今なら、当時のルシアナの心境を痛いほど思い量ることができる。
(幼い身で、自分が悪いなど自責思考を抱くなど……優しく愛に溢れた貴女は、どれほど傷付いただろう。家族が見舞いに来るたび、どれだけ自分を責めたのだろう)
あのとき、アレクサンドラから話を聞いていてよかったと心底思う。
そうでなければ、愚かな自分は「大丈夫」というルシアナの言葉を額面通りに受け取り、彼女の心の内を知る機会を永久に失っていたかもしれない。
(そればかりか、彼女を一人泣かせていたかもしれない)
『彼女が感情を晒してもいいと思えるような人間になります。彼女が素直に感情を晒せるよう、俺ができることは何でもします。彼女が安心して寄りかかれるような居所になると、レオンハルト・パウル・ヴァステンブルクの名において誓います』
ルシアナについて話してくれたアレクサンドラに、レオンハルトはそう返答していた。
少しはあの誓いを守れているだろうか、と考え始めたところで、ルシアナの長い睫毛が揺れる。
(……!)
ゆっくりと目を開けたルシアナは、きょろ、と視線を彷徨わせる。
「……ルシアナ」
小さく呼びかければ、彼女のロイヤルパープルの瞳はレオンハルトを捉え、次の瞬間には嬉しそうな笑みをその相貌に浮かべた。
「れおんはるとさま」
「ああ。具合はどうだ? 水を飲むか?」
緩い微笑を返しながら吸い飲みを手に取れば、ルシアナは小さく頷いた。
彼女に水を飲ませ、濡れた口元を拭えば、ルシアナは布団から手を出した。何を言われずともその手を握れば、彼女は嬉しそうに目を細める。
「何か欲しいものはあるか? 食べ物でもなんでも」
ルシアナは考えるようにゆったりと瞼を上下させたものの、緩く首を横に振った。
「なにも。ですが……」
「ああ。なんだ?」
ルシアナはじっとレオンハルトを見つめると、握る手に力を込めた。
「……れおんはるとさまに、いてほしいです」
「!」
レオンハルトが目を見開くと、ルシアナはどこか申し訳なさそうな、けれど期待を込めた眼差しでレオンハルトを見つめた。
『わたくしは大丈夫ですから、どうかギュンターたちの元へ戻ってください』
領地へと着いた日、笑みを浮かべながらそう言ったルシアナの姿が思い出される。
あれは、「自分のことは気にしなくていい」とレオンハルトに気を遣ったゆえの発言だと理解している。しかし、ルシアナが辛いときに甘え頼れる存在ではないのか、と寂しく思ったのも事実だった。
だから、ルシアナから「傍にいてほしい」と言われたのは、言葉にできないほどの喜びをレオンハルトに与えた。
「ああ。もちろんだ。ずっと貴女の傍にいよう」
握っている手を引き、手の甲に口付ければ、ルシアナは嬉しそうにはにかんで再び目を閉じた。
ルシアナの手は握ったまま、椅子をよりベッドに近付けて座ると、燃えるように熱いルシアナの手をさする。
(……いっそこのまま、貴女が俺だけに依存してくれればいいのに)
他の誰の感情も、他の誰の言葉も、ルシアナを悲しませることがないように。
レオンハルトの囁く愛がこの世のすべてだと。レオンハルトの言葉だけが、正解で真実なのだと。
(そう……思わないのが貴女なんだろうな。貴女は、自立心が強いから)
周りの人々に頼らざるを得ない幼少期を過ごしたからだろうか。
もっと甘えて頼ってほしいと願うレオンハルトに反し、ルシアナは自分の領分内のことであれば己の裁量のみで物事を進め完結させてしまうきらいがある。もちろん、彼女に関することを彼女が自己判断で決めるのは、何も問題もない。けれど、いっそのこと依存してほしいとまで思っているレオンハルトには、少々物足りなかった。
(だが、これ以上は欲張りすぎだ。いつかは、という願いは捨てられないが、今はこれでいい)
心の弱い部分を晒し、遠慮することなく寄りかかろうとしてくれた。
レオンハルトのことではなく、彼女自身の気持ちを優先し、願いを口にしてくれた。
それがこの上なく嬉しくて、自然と口元が緩む。
(俺の前で泣くも怒るも自由にし、抱いた願いをそのまま口にしてくれる。俺はそれが嬉しい。貴女の家族よりも、俺に気を許してくれているようで。……いや。こうして本心を晒す貴女は、貴女の家族が得られなかったものだ。貴女の家族が生涯得られないものを俺が得られたことが嬉しい。……貴女と貴女の家族の仲の良さに、密かに嫉妬していたと言ったら、貴女は呆れるだろうか)
レオンハルトは自嘲するような笑みを小さく漏らすと、汗で濡れてきたルシアナの手をタオルで拭い、再び繋ぎ直す。
(だが、貴女は俺を唯一無二だと言ってくれた。俺に出会えたことが、俺に愛されたことが、人生において最大の幸運で最上の幸福だと。……今は、それで十分だ)
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