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第十二章
発熱・二(五)
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(ゆい、いつ……さいあい……いまの、わたくしを……)
止め方もわからなかった涙が、ぴたりと止まる。
滲んだ視界を正すようにゆっくりと瞬きをすれば、自分を真っ直ぐ見つめる、愛を湛えたシアンの瞳がはっきり見て取れた。
レオンハルトは濡れたルシアナの頬を撫で、そのまま髪を梳くと、赤く色づいた頬に口付けた。
「ルシアナ。これから言うことは……もしかしたら、貴女にとっては望ましくないことかもしれない。それでも、貴女に聞いてほしい。いいか?」
顔を覗き込むように額を合わせたレオンハルトに、ルシアナはこくりと頷く。
今、目の前にいる彼の言葉を、想いを、取りこぼしたくないと思った。
じっとレオンハルトを見つめるルシアナに、彼はふっと目を細めると、その細い腰に腕を回した。
「貴女が体格のことを気にしているようだったから言わなかったが……俺は正直、貴女が俺の腕の中にすっぽりと収まる……俺の体で隠せる大きさであることが嬉しいんだ」
「……ど、して、ですか?」
もしかして彼は小柄な女性が好みだったのだろうか、と思いつつ問えば、レオンハルトはルシアナを包み込むように抱き締めた。
「俺の身一つあれば、貴女を隠すことができるだろう? 誰の目にも触れないよう、俺以外が貴女を見ることがないよう、貴女を独占することができる。貴女の目に俺だけを映すことができる」
抱き締める腕に力を込めながら、レオンハルトは静かに続ける。
「こうして、貴女を捕らえておくことができる。貴女がどこにも行かないよう、腕に閉じ込めておくことができる。それが嬉しい。簡単に抱えて運べる大きさであることも喜ばしい。俺の意思一つで、貴女をどこにでも連れて行けるのだから」
淡々と、けれどどこか嬉しそうなレオンハルトの声を聞きながら、ルシアナはきつく口を閉じる。
心臓が、信じられないほど高鳴っていた。
全身にまとわりつくような彼の愛に包まれて、溺れてしまいそうだった。
(こん、なにも……)
レオンハルトが自分を愛してくれているのは知っていた。しかし、その愛がこれほど強い独占欲を内包しているとは、思ってもみなかった。
「貴女が俺より大きかったとしても愛することに変わりはないが、俺は、貴女がこの腕に収まる大きさでよかったと、心の底から思っている。……貴女にとっては、嬉しくない言葉かもしれないが」
ルシアナは、緩く首を横に振る。
本当に、そんな風には思わなかった。
「レオンハルト様は、今のわたくしが、好きですか?」
「ああ。俺は今の貴女を愛してる」
喜びに、頬が熱くなる。じわじわと体温が上がっていくのを感じながら、ルシアナはレオンハルトの胸を軽く押す。それに応じるように腕の拘束が弱まり、二人の視線が自然と交わった。
(これは、しなくていい質問だとわかっているわ。けれど……)
ルシアナは小さく喉を鳴らすと、ゆっくり口を開いた。
「……わたくしが騎士として未熟なままでも、褒めてくださった弓が義務感から始まったものだとしても……わたくしが、本当はどこにでもいる平凡な人間だったとしても、それでも……わたくしを愛してくださいますか?」
「外敵に怯むことなく立ち向かえている時点で未熟だとは思わないが、例え未熟だったとしても構わない。貴女は騎士としての俺の能力を高く評価してくれているが、俺自身も自ら望んで剣を握ったわけではない。精霊の加護を受け、精霊剣と精霊弓の使い手となった貴女が平凡だとは思わないが、例え平凡だろうと貴女への愛に変わりはない」
ルシアナの言葉に一つ一つ丁寧に返答したレオンハルトは、指の背で優しくルシアナの頬を撫でると、
「むしろ」と微笑んだ。
「貴女が本当に平凡な人間だったなら、もっと俺を頼ってくれていたかもしれない、と羨ましささえある」
「……以前にも申し上げましたが、レオンハルト様はわたくしに甘すぎます」
「前にも言ったが、俺は貴女を甘やかすことに喜びを感じている。だからとことんまで甘やかしたい。俺なしでは生きていけないほどに」
蕩けるほど甘いレオンハルトの眼差しに、熱がぶり返したのではないかというほど体が熱くなった。
こんなに自分を愛してくれている人がいて、しかもそれが自分の愛する人だなんて、なんて幸福なことだろう、とルシアナは考える。
(わたくしは、なんて幸せ者なのかしら)
レオンハルトが好きだと言ってくれるなら、今の自分も悪くないのではないかという気がしてきた。
むしろ、これほど深く自分を愛してくれる人を夫にできたのに、もっと恵まれた体格がよかったとか、トゥルエノ王国の王女らしい騎士になりたかったとか、得られなかったものに執着し続けるのはあまりにも愚かではないだろうか。
他の誰も手にできない、ただ一人の、レオンハルト・パウル・ヴァステンブルクという人物の最愛を得ているのだ。
これ以上を望むのは、あまりにも欲張りだ。
(……そうよ。わたくしは、レオンハルト様というただ一つの宝物を手に入れたの)
ルシアナは、レオンハルトの手に頬をすり寄せながら、深く息を吸い込んだ。
抱え続けた劣等感が完全に消えたわけではない。
両親への罪悪感や周りの人々への申し訳なさは、生涯持ち続けることになるだろう。
ただ、だからと言って、こんな風に深刻に思い詰める必要もないのではないだろうか。
もっと気楽に、楽に息をしてもいいのではないか。
もう少しだけ、自分を許してあげてもいいのではないだろうか。
『貴女と出会ってまだ七ヶ月だ。いずれはそうなってほしいが、今はまだ貴女の心をすべて明け渡してほしいとは思っていない。だからルシアナも、抱えているものを無理になくそうとしなくていい。いつか必ず、俺が溶かしてみせるから』
ふと、以前彼に言われた言葉が思い出された。
あの言葉を聞いたとき、心の奥底で握り潰した塊が、いつか本当に彼の手によって溶けてなくなるのではないかと思った。
(あの予感は正しかったわ)
ルシアナは吸った息をすべて吐き出すと、頬を撫でるレオンハルトの手を両手で取った。
レオンハルトは、ただされるがまま、溢れんばかりの愛を滲ませながら、ルシアナを優しく見つめる。
(……愛してる。わたくしはこの方を、心の底から愛しているわ)
レオンハルトの指先に口付けながら、ルシアナの顔は自然と綻んでいた。
「ありがとうございます、レオンハルト様。あなた様に出会えたことが、あなた様に愛していただいたことが、わたくしの人生において最大の幸運、最上の幸福です。愛しております。唯一無二の、わたくしの愛しい方」
ルシアナは、まるで誓いを立てるかのように、そっとレオンハルトの手の甲に口付けた。
止め方もわからなかった涙が、ぴたりと止まる。
滲んだ視界を正すようにゆっくりと瞬きをすれば、自分を真っ直ぐ見つめる、愛を湛えたシアンの瞳がはっきり見て取れた。
レオンハルトは濡れたルシアナの頬を撫で、そのまま髪を梳くと、赤く色づいた頬に口付けた。
「ルシアナ。これから言うことは……もしかしたら、貴女にとっては望ましくないことかもしれない。それでも、貴女に聞いてほしい。いいか?」
顔を覗き込むように額を合わせたレオンハルトに、ルシアナはこくりと頷く。
今、目の前にいる彼の言葉を、想いを、取りこぼしたくないと思った。
じっとレオンハルトを見つめるルシアナに、彼はふっと目を細めると、その細い腰に腕を回した。
「貴女が体格のことを気にしているようだったから言わなかったが……俺は正直、貴女が俺の腕の中にすっぽりと収まる……俺の体で隠せる大きさであることが嬉しいんだ」
「……ど、して、ですか?」
もしかして彼は小柄な女性が好みだったのだろうか、と思いつつ問えば、レオンハルトはルシアナを包み込むように抱き締めた。
「俺の身一つあれば、貴女を隠すことができるだろう? 誰の目にも触れないよう、俺以外が貴女を見ることがないよう、貴女を独占することができる。貴女の目に俺だけを映すことができる」
抱き締める腕に力を込めながら、レオンハルトは静かに続ける。
「こうして、貴女を捕らえておくことができる。貴女がどこにも行かないよう、腕に閉じ込めておくことができる。それが嬉しい。簡単に抱えて運べる大きさであることも喜ばしい。俺の意思一つで、貴女をどこにでも連れて行けるのだから」
淡々と、けれどどこか嬉しそうなレオンハルトの声を聞きながら、ルシアナはきつく口を閉じる。
心臓が、信じられないほど高鳴っていた。
全身にまとわりつくような彼の愛に包まれて、溺れてしまいそうだった。
(こん、なにも……)
レオンハルトが自分を愛してくれているのは知っていた。しかし、その愛がこれほど強い独占欲を内包しているとは、思ってもみなかった。
「貴女が俺より大きかったとしても愛することに変わりはないが、俺は、貴女がこの腕に収まる大きさでよかったと、心の底から思っている。……貴女にとっては、嬉しくない言葉かもしれないが」
ルシアナは、緩く首を横に振る。
本当に、そんな風には思わなかった。
「レオンハルト様は、今のわたくしが、好きですか?」
「ああ。俺は今の貴女を愛してる」
喜びに、頬が熱くなる。じわじわと体温が上がっていくのを感じながら、ルシアナはレオンハルトの胸を軽く押す。それに応じるように腕の拘束が弱まり、二人の視線が自然と交わった。
(これは、しなくていい質問だとわかっているわ。けれど……)
ルシアナは小さく喉を鳴らすと、ゆっくり口を開いた。
「……わたくしが騎士として未熟なままでも、褒めてくださった弓が義務感から始まったものだとしても……わたくしが、本当はどこにでもいる平凡な人間だったとしても、それでも……わたくしを愛してくださいますか?」
「外敵に怯むことなく立ち向かえている時点で未熟だとは思わないが、例え未熟だったとしても構わない。貴女は騎士としての俺の能力を高く評価してくれているが、俺自身も自ら望んで剣を握ったわけではない。精霊の加護を受け、精霊剣と精霊弓の使い手となった貴女が平凡だとは思わないが、例え平凡だろうと貴女への愛に変わりはない」
ルシアナの言葉に一つ一つ丁寧に返答したレオンハルトは、指の背で優しくルシアナの頬を撫でると、
「むしろ」と微笑んだ。
「貴女が本当に平凡な人間だったなら、もっと俺を頼ってくれていたかもしれない、と羨ましささえある」
「……以前にも申し上げましたが、レオンハルト様はわたくしに甘すぎます」
「前にも言ったが、俺は貴女を甘やかすことに喜びを感じている。だからとことんまで甘やかしたい。俺なしでは生きていけないほどに」
蕩けるほど甘いレオンハルトの眼差しに、熱がぶり返したのではないかというほど体が熱くなった。
こんなに自分を愛してくれている人がいて、しかもそれが自分の愛する人だなんて、なんて幸福なことだろう、とルシアナは考える。
(わたくしは、なんて幸せ者なのかしら)
レオンハルトが好きだと言ってくれるなら、今の自分も悪くないのではないかという気がしてきた。
むしろ、これほど深く自分を愛してくれる人を夫にできたのに、もっと恵まれた体格がよかったとか、トゥルエノ王国の王女らしい騎士になりたかったとか、得られなかったものに執着し続けるのはあまりにも愚かではないだろうか。
他の誰も手にできない、ただ一人の、レオンハルト・パウル・ヴァステンブルクという人物の最愛を得ているのだ。
これ以上を望むのは、あまりにも欲張りだ。
(……そうよ。わたくしは、レオンハルト様というただ一つの宝物を手に入れたの)
ルシアナは、レオンハルトの手に頬をすり寄せながら、深く息を吸い込んだ。
抱え続けた劣等感が完全に消えたわけではない。
両親への罪悪感や周りの人々への申し訳なさは、生涯持ち続けることになるだろう。
ただ、だからと言って、こんな風に深刻に思い詰める必要もないのではないだろうか。
もっと気楽に、楽に息をしてもいいのではないか。
もう少しだけ、自分を許してあげてもいいのではないだろうか。
『貴女と出会ってまだ七ヶ月だ。いずれはそうなってほしいが、今はまだ貴女の心をすべて明け渡してほしいとは思っていない。だからルシアナも、抱えているものを無理になくそうとしなくていい。いつか必ず、俺が溶かしてみせるから』
ふと、以前彼に言われた言葉が思い出された。
あの言葉を聞いたとき、心の奥底で握り潰した塊が、いつか本当に彼の手によって溶けてなくなるのではないかと思った。
(あの予感は正しかったわ)
ルシアナは吸った息をすべて吐き出すと、頬を撫でるレオンハルトの手を両手で取った。
レオンハルトは、ただされるがまま、溢れんばかりの愛を滲ませながら、ルシアナを優しく見つめる。
(……愛してる。わたくしはこの方を、心の底から愛しているわ)
レオンハルトの指先に口付けながら、ルシアナの顔は自然と綻んでいた。
「ありがとうございます、レオンハルト様。あなた様に出会えたことが、あなた様に愛していただいたことが、わたくしの人生において最大の幸運、最上の幸福です。愛しております。唯一無二の、わたくしの愛しい方」
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