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厨房にて
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カーティス=ドルマン男爵様が来ると聞いて、私は慌てて厨房に行った。
厨房では、ボーティーンがベディズとサラと休憩がてらお茶をしていた。
「ねぇ、どうしよう!」
3人の顔を見て、一言言った。
「おう。マーガレット!軽食作っておいたぞ。とりあえず食べろ。」
「ありがとう!」
そうね。食堂に行く時間が迫ってきてしまうわ。
パンに具を挟んでくれ、それを半分に切ってくれた物を食べながら、私は言った。
「ねぇ、ボーティーンが言ってた事本当になっちゃった!」
「オレなんか言ってたか?」
「結婚よ!朝届いた、カーティス=ドルマン男爵様からの手紙に、私との結婚の打診があったそうなの! 」
「まぁ!素晴らしいじゃないですか。」
と、持っていた紅茶のカップを置いて、サラが言った。
「でもちょっと早くないか?お嬢様はまだお若いですぞ。」
と、ベディズが言ってくれた。
「でもベディズ。もうマーガレットは16歳だぜ。早いやつはそろそろなんだろ?」
「なに!?もうお嬢様は16歳になりましたか?いやはや私も歳を取るはずですな…。」
と、目を見開いて驚いている。
「嫌だわ、ベディズ。それよりも、準備はどうするんです?結婚式に着るドレスや、婚約式などどうするのでしょうか?」
サラが、侍女だからかいろいろと気にしてくれた。
そうよね、これが普通の反応だわ。お父様ったら…。
「それが、お父様が言うにはあちらが結婚支度金を準備して下さるらしいの。で、私にはお祖母様かお母様のドレスを手直しすればいいだろうって…。身一つで嫁いでこればいいって言われたみたいだけど、そんな事ある?」
「やべーな。マーガレット。それ、売られたんじゃねぇの?大丈夫か?そのなんたら男爵って、やべー奴じゃないのか?」
ボーティーンは下町育ちでもあるので言葉が少々荒っぽい。まぁ、私はそこは気にしないけれど、売られたってのが引っかかったわ。
「売られた…」
「そんな!ボーティーン!滅多な事を言うもんじゃありませんよ!マーガレット様が不安になるじゃありませんか!!…マーガレット様。そんな事はいくら何でもありませんよ。」
サラがそう、宥めてくれた。でも…。
「お父様、私の結婚支度金で、滞納金を支払えるぞってウハウハだったのだけど…滞納金って払える金額?」
「ん?さー、オレは滞納金が幾らあるのかまでは…でもよ、結婚支度金で滞納金を払うっておかしくないか?結婚の支度するための金じゃないのか?」
ボーティーンが首をかしげながらそう言った。
「私もそう思ったんだけど…。」
「マーガレット様。男爵様がこのお屋敷に挨拶に来られますか?」
「あ、そうなの!明後日来るそうなの!だから、綺麗に掃除もしなくちゃ。」
「まぁ!それではドレスも見繕わないとですね!?どうしましょ。マーガレット様が食堂から帰るまでに私、候補をいくつか出しておきます。」
とサラが言ってくれた。
「さすがサラ!ありがとう!そうなの。時間がないのよね。明日はお休みをもらえるか聞いてくるわ。」
「そうか。じゃあオレも高い所の掃除、してやるよ。あと窓拭きもな。あとは畑掃除か?」
「わしも出来るところはしておきますゆえ。」
「ありがとう!みんな助かるわ!!ベディズは無理しないでね。」
厨房では、ボーティーンがベディズとサラと休憩がてらお茶をしていた。
「ねぇ、どうしよう!」
3人の顔を見て、一言言った。
「おう。マーガレット!軽食作っておいたぞ。とりあえず食べろ。」
「ありがとう!」
そうね。食堂に行く時間が迫ってきてしまうわ。
パンに具を挟んでくれ、それを半分に切ってくれた物を食べながら、私は言った。
「ねぇ、ボーティーンが言ってた事本当になっちゃった!」
「オレなんか言ってたか?」
「結婚よ!朝届いた、カーティス=ドルマン男爵様からの手紙に、私との結婚の打診があったそうなの! 」
「まぁ!素晴らしいじゃないですか。」
と、持っていた紅茶のカップを置いて、サラが言った。
「でもちょっと早くないか?お嬢様はまだお若いですぞ。」
と、ベディズが言ってくれた。
「でもベディズ。もうマーガレットは16歳だぜ。早いやつはそろそろなんだろ?」
「なに!?もうお嬢様は16歳になりましたか?いやはや私も歳を取るはずですな…。」
と、目を見開いて驚いている。
「嫌だわ、ベディズ。それよりも、準備はどうするんです?結婚式に着るドレスや、婚約式などどうするのでしょうか?」
サラが、侍女だからかいろいろと気にしてくれた。
そうよね、これが普通の反応だわ。お父様ったら…。
「それが、お父様が言うにはあちらが結婚支度金を準備して下さるらしいの。で、私にはお祖母様かお母様のドレスを手直しすればいいだろうって…。身一つで嫁いでこればいいって言われたみたいだけど、そんな事ある?」
「やべーな。マーガレット。それ、売られたんじゃねぇの?大丈夫か?そのなんたら男爵って、やべー奴じゃないのか?」
ボーティーンは下町育ちでもあるので言葉が少々荒っぽい。まぁ、私はそこは気にしないけれど、売られたってのが引っかかったわ。
「売られた…」
「そんな!ボーティーン!滅多な事を言うもんじゃありませんよ!マーガレット様が不安になるじゃありませんか!!…マーガレット様。そんな事はいくら何でもありませんよ。」
サラがそう、宥めてくれた。でも…。
「お父様、私の結婚支度金で、滞納金を支払えるぞってウハウハだったのだけど…滞納金って払える金額?」
「ん?さー、オレは滞納金が幾らあるのかまでは…でもよ、結婚支度金で滞納金を払うっておかしくないか?結婚の支度するための金じゃないのか?」
ボーティーンが首をかしげながらそう言った。
「私もそう思ったんだけど…。」
「マーガレット様。男爵様がこのお屋敷に挨拶に来られますか?」
「あ、そうなの!明後日来るそうなの!だから、綺麗に掃除もしなくちゃ。」
「まぁ!それではドレスも見繕わないとですね!?どうしましょ。マーガレット様が食堂から帰るまでに私、候補をいくつか出しておきます。」
とサラが言ってくれた。
「さすがサラ!ありがとう!そうなの。時間がないのよね。明日はお休みをもらえるか聞いてくるわ。」
「そうか。じゃあオレも高い所の掃除、してやるよ。あと窓拭きもな。あとは畑掃除か?」
「わしも出来るところはしておきますゆえ。」
「ありがとう!みんな助かるわ!!ベディズは無理しないでね。」
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