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紙飛行機
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目を開くと闇。
辺りにざわめく気配は感じる。
けれど、何も見えない。
目を閉じていても開いていてもそれは変わらず、ただまぶたに何かが擦れる感覚だけが残る。
私はアイマスクをしていた。
ここは上空10,000フィート。
飛行機の中。
アイマスクを取り、窓を眺める。
私はおもむろに立ち上がり、細い通路を歩いていった。
最奥の扉を開き、インカムを装着。
無数のスイッチを手際よく操り、ハンドルを握りしめる。
そう、私が機長さん。
私には任務があった。
他の誰にも出来ない。
私だけの任務。
今、この飛行機に乗っている皆んなを無事に送り届ける事。
「あてんしょんぷりーず!」
私は皆んなの命を背負って。
今日も空を行く。
辺りにざわめく気配は感じる。
けれど、何も見えない。
目を閉じていても開いていてもそれは変わらず、ただまぶたに何かが擦れる感覚だけが残る。
私はアイマスクをしていた。
ここは上空10,000フィート。
飛行機の中。
アイマスクを取り、窓を眺める。
私はおもむろに立ち上がり、細い通路を歩いていった。
最奥の扉を開き、インカムを装着。
無数のスイッチを手際よく操り、ハンドルを握りしめる。
そう、私が機長さん。
私には任務があった。
他の誰にも出来ない。
私だけの任務。
今、この飛行機に乗っている皆んなを無事に送り届ける事。
「あてんしょんぷりーず!」
私は皆んなの命を背負って。
今日も空を行く。
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