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「133話」
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機会があったら良いなーと考えていたけど、その機会が向こうからやってきた。
翌朝、大塚さんが家に尋ねに来たのである。
昨日のニュースの件で、俺が気にしているだろうと説明しに来てくれたと言うわけだ。
俺の内容は知りたいと思っていたので、早速大塚さんを家に上げ、話を聞くことにした。
「以前島津さんにちょっかい掛けた奴を覚えてますか?リークしたのはあれの仲間ですね」
「あー……ってことはわざと漏らした訳じゃなかったんですね」
あのむかつき野郎だね。覚えてますとも。
あれのお仲間と言うことは、わざと流したって訳じゃ無かったのか。
と、俺が微妙な表情を浮かべていると、それに気付いた大塚さんがイヤイヤと手を振り、話を続ける。
「いえ、事前に止めることも出来ましたが……ちょうど良いタイミングでしたので、いっそ利用してしまおうかと言う話になりまして」
「なるほど。そう言うことなら良かったです」
わざとか。
事前に止めることも出来たってことは、きっちり監視なりしてたって事だし……まあ、一安心?だね。
わざと漏らしたとなると、あのコメンテーターの人とかも……あれかな、仕込んでたとか?
それに調べて見た感じ荒れてなかったし、他にも色々とやってそうな気もする。
怖い怖い。
「てことは次の会見で色々とぶっちゃけてしまう訳ですか?」
あれがわざと漏らしたのであれば、次の会見で色々と話すってことかなー。
世論もそんなに悪くない感じだし、一般開放についても話しちゃうかもね。
なんて期待した目で大塚さんを見てみる。
「ええ、その予定です」
「おお……」
ちょっと苦笑しながらもそう答えてくれた。
これは色々と期待できるんじゃなかろうか?
ポーションに世間の興味が向いているし、勢いに任せて一気に一般開放……とまでは行かなくとも、先行で選抜メンバーだけでダンジョン潜ったりとか……うん、それぐらいなら行けそうな気がするぞ。
いやー、次の会見楽しみだね!
なんか気合い入ってきたぞ。
会見までに次の階層いっちゃうかな?あカードを一枚ゲットして、ちょいちょい戦闘こなせば行けると思うんだよね。
トロールの再生能力は本当にやっかいだけど、最近は安定して仕留められる様になっているし、あとは数がもっと増えても大丈夫な様にするだけだ。
そして次の階層ってか、セーフルームに行けば新しいポーション手に入るはずだし。
たぶん会見で使うことになるんでないかな?
実際に治療する映像とかあればインパクトでっかいからね。
使う相手は……言い方悪いけど、大怪我している人っていっぱい居るから困らないだろうし。
……自分が使われる側になるのは御免被るけど。
そういや自衛隊さんの方はどんな調子なのかな?
発表前に大量のポーションを確保出来るかは、彼らがどんだけ進んでいるかに掛かっているんだけど。
発表しましたー、ポーションの在庫まったくありませーん。
これだとポーション求めて一部で騒ぎが起きそうな気がする。
うん、明日でも……いや、別にまだ午前中だし、午後にでも聞けば良いか。ささっとトロール狩って、ご飯食べたら聞いてみよー。
トロールをひたすらしばいて休憩所に戻ると、そこには先客がいた。
「およ。今上がりですか?」
「ああ……島津さんを見習って午前中だけ頑張ることにしたんだ」
隊員さん達である。
まあ、隊員さんかお偉いさんかの二択なんですけどね。
……ぱっと見今日はこれで終わりっぽい?装備とかメンテ終わってるし、シャワーの浴びた後かな。
隊員さんは一日中狩ってるイメージだったけど、変えたんだろうか?と思ったら、実際そうだったらしい。
一日ずっとよりそっちの方が良いと思う。
精神的な負担が大分違うだろうからね。
「そっちの方が良いと思いますよー……ところでご飯まだでしたらご一緒にどうです?」
ちょうど良いタイミングなのでご飯に誘ってお話聞くとしよう。
とりあえず肉かな……そろそろ次のお肉が出て来ても良いと思うんだけどね。次の階層に期待だなー。
「今は4匹同時ですか。次の階層もそう遠くはないですねー」
「かなり安定してきたしな」
話を聞く限り割と順調らしい。
以前よりも次の階層に行くまで時間掛かっているが、これは俺が前に北上さんに話した……適正レベルのことから、レベルをある程度上げてから先に進む方針に切り替えたためだ。
最初は時間が掛かるだとうけど、その分安定するので……最終的にはレベルをしっかり上げた方が攻略早くなるんじゃないかな?たぶんだけど。
強くなるには装備とかはもちろん、しっかりレベル上げないとだからねー……あれ、そういやもう一つ強くなる方法あったな。
見た感じ隊員さん達はやってなさそうだし……話してみるか。
「……そう言えば皆さんって若返りのポーション使ってます?」
「いや、使ってないな」
あ、やっぱまだ使ってないのな。
隊員さん達の年齢は平均すると30ちょいって感じかな?
それなら若返れば劇的にではなくても身体能力上がるはずだ。
「なら使ったほうが良いですよ。レベルアップほどじゃ無いにしても身体能力上がりますし……これ7年ものです。5年まではもう入手出来ますよね?合わせて15年若返るんで大分違うはずです。あ、貰うのがまずいんであれば、そのうち返してくれればOKですよ」
とりあえずポーション渡しておこう。
貰うの不味けりゃあとで返してくれればええのです。
「確かに少しでも身体能力は上げておきたい……すまん、いずれ返す」
うんむ。
しっかり使ってがっちり攻略するのです。
15年も若返ったら、周りにばれるだろうけど、その時にはポーションもある程度出回ってるんじゃないかなー。だと良いなーって話だけどさ。
「15年て、島津くん私たちのこといくつだと思ってるのかなー」
んんんんん!!
不意打ちやめて……どうしよ。別に北上さんがそんな年齢だとは思ってないんだけど、せいぜい20代半ばから……もしかすると30とか?……うん微妙な年頃だったかも知れない、やばい。
ここは素直に謝って……いや、それだと俺が北上さんの年齢をそうだと思っていたと、そう勘違いされてしまう。
別に俺は北上さんの年齢はそんな気にした事は無くて、あくまで対象は全員で渡した訳で、別に使わなくても良いし、別にいっぱい使ったとしても赤ちゃんになるとかそう言う訳じゃ無いし、俺に他意はないし。
……よし、それでいこう。
ちなみにこの間わずかコンマ3秒である。
やばいね。
「へ?ああ、いえ。単に飲みすぎても一番身体能力の高い年に合わせて調整してくれるんで……他意はないですよ」
……どうだ!?
表情も態度もごく自然に振る舞ったはず……。
「ふーん。じゃあ、貰っちゃおうかなー……ありがとね」
許された!
……かも知れない。
目がちょっと笑ってなかった気がする。気のせい、気のせいよね?
それから何事もなく時は流れ……いや、たまに北上さんに若返りのポーションのことで脇腹突かれたりしたけど、何事もなく時は流れた。
「来週会見かー。楽しみだね?」
例の会見も来週と……いよいよダンジョン一般開放が近付いている。
俺は勿論のことクロもどこか機嫌が良さそうだ。
……まあ、チュールを食べているからかもだけどね。
最初は色々と不安もあったけど、ついにここまできたかーって感じだ。
このまま何事もなく進めば良いんだけど……なんて考えたのが悪かったのか。
その日俺のスマホに一本の電話が掛かってきた。
「はい、島津ですー」
相手は宇佐美さんだった。
「……えっ!?」
内容を聞いた俺は、ポーションを大量に手にしクロと共に病院へと向かった。
翌朝、大塚さんが家に尋ねに来たのである。
昨日のニュースの件で、俺が気にしているだろうと説明しに来てくれたと言うわけだ。
俺の内容は知りたいと思っていたので、早速大塚さんを家に上げ、話を聞くことにした。
「以前島津さんにちょっかい掛けた奴を覚えてますか?リークしたのはあれの仲間ですね」
「あー……ってことはわざと漏らした訳じゃなかったんですね」
あのむかつき野郎だね。覚えてますとも。
あれのお仲間と言うことは、わざと流したって訳じゃ無かったのか。
と、俺が微妙な表情を浮かべていると、それに気付いた大塚さんがイヤイヤと手を振り、話を続ける。
「いえ、事前に止めることも出来ましたが……ちょうど良いタイミングでしたので、いっそ利用してしまおうかと言う話になりまして」
「なるほど。そう言うことなら良かったです」
わざとか。
事前に止めることも出来たってことは、きっちり監視なりしてたって事だし……まあ、一安心?だね。
わざと漏らしたとなると、あのコメンテーターの人とかも……あれかな、仕込んでたとか?
それに調べて見た感じ荒れてなかったし、他にも色々とやってそうな気もする。
怖い怖い。
「てことは次の会見で色々とぶっちゃけてしまう訳ですか?」
あれがわざと漏らしたのであれば、次の会見で色々と話すってことかなー。
世論もそんなに悪くない感じだし、一般開放についても話しちゃうかもね。
なんて期待した目で大塚さんを見てみる。
「ええ、その予定です」
「おお……」
ちょっと苦笑しながらもそう答えてくれた。
これは色々と期待できるんじゃなかろうか?
ポーションに世間の興味が向いているし、勢いに任せて一気に一般開放……とまでは行かなくとも、先行で選抜メンバーだけでダンジョン潜ったりとか……うん、それぐらいなら行けそうな気がするぞ。
いやー、次の会見楽しみだね!
なんか気合い入ってきたぞ。
会見までに次の階層いっちゃうかな?あカードを一枚ゲットして、ちょいちょい戦闘こなせば行けると思うんだよね。
トロールの再生能力は本当にやっかいだけど、最近は安定して仕留められる様になっているし、あとは数がもっと増えても大丈夫な様にするだけだ。
そして次の階層ってか、セーフルームに行けば新しいポーション手に入るはずだし。
たぶん会見で使うことになるんでないかな?
実際に治療する映像とかあればインパクトでっかいからね。
使う相手は……言い方悪いけど、大怪我している人っていっぱい居るから困らないだろうし。
……自分が使われる側になるのは御免被るけど。
そういや自衛隊さんの方はどんな調子なのかな?
発表前に大量のポーションを確保出来るかは、彼らがどんだけ進んでいるかに掛かっているんだけど。
発表しましたー、ポーションの在庫まったくありませーん。
これだとポーション求めて一部で騒ぎが起きそうな気がする。
うん、明日でも……いや、別にまだ午前中だし、午後にでも聞けば良いか。ささっとトロール狩って、ご飯食べたら聞いてみよー。
トロールをひたすらしばいて休憩所に戻ると、そこには先客がいた。
「およ。今上がりですか?」
「ああ……島津さんを見習って午前中だけ頑張ることにしたんだ」
隊員さん達である。
まあ、隊員さんかお偉いさんかの二択なんですけどね。
……ぱっと見今日はこれで終わりっぽい?装備とかメンテ終わってるし、シャワーの浴びた後かな。
隊員さんは一日中狩ってるイメージだったけど、変えたんだろうか?と思ったら、実際そうだったらしい。
一日ずっとよりそっちの方が良いと思う。
精神的な負担が大分違うだろうからね。
「そっちの方が良いと思いますよー……ところでご飯まだでしたらご一緒にどうです?」
ちょうど良いタイミングなのでご飯に誘ってお話聞くとしよう。
とりあえず肉かな……そろそろ次のお肉が出て来ても良いと思うんだけどね。次の階層に期待だなー。
「今は4匹同時ですか。次の階層もそう遠くはないですねー」
「かなり安定してきたしな」
話を聞く限り割と順調らしい。
以前よりも次の階層に行くまで時間掛かっているが、これは俺が前に北上さんに話した……適正レベルのことから、レベルをある程度上げてから先に進む方針に切り替えたためだ。
最初は時間が掛かるだとうけど、その分安定するので……最終的にはレベルをしっかり上げた方が攻略早くなるんじゃないかな?たぶんだけど。
強くなるには装備とかはもちろん、しっかりレベル上げないとだからねー……あれ、そういやもう一つ強くなる方法あったな。
見た感じ隊員さん達はやってなさそうだし……話してみるか。
「……そう言えば皆さんって若返りのポーション使ってます?」
「いや、使ってないな」
あ、やっぱまだ使ってないのな。
隊員さん達の年齢は平均すると30ちょいって感じかな?
それなら若返れば劇的にではなくても身体能力上がるはずだ。
「なら使ったほうが良いですよ。レベルアップほどじゃ無いにしても身体能力上がりますし……これ7年ものです。5年まではもう入手出来ますよね?合わせて15年若返るんで大分違うはずです。あ、貰うのがまずいんであれば、そのうち返してくれればOKですよ」
とりあえずポーション渡しておこう。
貰うの不味けりゃあとで返してくれればええのです。
「確かに少しでも身体能力は上げておきたい……すまん、いずれ返す」
うんむ。
しっかり使ってがっちり攻略するのです。
15年も若返ったら、周りにばれるだろうけど、その時にはポーションもある程度出回ってるんじゃないかなー。だと良いなーって話だけどさ。
「15年て、島津くん私たちのこといくつだと思ってるのかなー」
んんんんん!!
不意打ちやめて……どうしよ。別に北上さんがそんな年齢だとは思ってないんだけど、せいぜい20代半ばから……もしかすると30とか?……うん微妙な年頃だったかも知れない、やばい。
ここは素直に謝って……いや、それだと俺が北上さんの年齢をそうだと思っていたと、そう勘違いされてしまう。
別に俺は北上さんの年齢はそんな気にした事は無くて、あくまで対象は全員で渡した訳で、別に使わなくても良いし、別にいっぱい使ったとしても赤ちゃんになるとかそう言う訳じゃ無いし、俺に他意はないし。
……よし、それでいこう。
ちなみにこの間わずかコンマ3秒である。
やばいね。
「へ?ああ、いえ。単に飲みすぎても一番身体能力の高い年に合わせて調整してくれるんで……他意はないですよ」
……どうだ!?
表情も態度もごく自然に振る舞ったはず……。
「ふーん。じゃあ、貰っちゃおうかなー……ありがとね」
許された!
……かも知れない。
目がちょっと笑ってなかった気がする。気のせい、気のせいよね?
それから何事もなく時は流れ……いや、たまに北上さんに若返りのポーションのことで脇腹突かれたりしたけど、何事もなく時は流れた。
「来週会見かー。楽しみだね?」
例の会見も来週と……いよいよダンジョン一般開放が近付いている。
俺は勿論のことクロもどこか機嫌が良さそうだ。
……まあ、チュールを食べているからかもだけどね。
最初は色々と不安もあったけど、ついにここまできたかーって感じだ。
このまま何事もなく進めば良いんだけど……なんて考えたのが悪かったのか。
その日俺のスマホに一本の電話が掛かってきた。
「はい、島津ですー」
相手は宇佐美さんだった。
「……えっ!?」
内容を聞いた俺は、ポーションを大量に手にしクロと共に病院へと向かった。
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