90 / 304
「90話」
しおりを挟む
16階に入ってまず確認したのは地図だ。
もし地図が作成されないとなるとかなりきつい。手動で出来なくもないけど、信頼性の低い地図になってしまうだろう。迷子になるのはさすがに避けたいところである。
「地図は……大丈夫そう。草原とかじゃないだけましか」
地図用の紙を開いてみると、きっちり俺たちが通った部分は地図に記載されていた。
ちなみにフィルードタイプとは言ったが、ずっと遠くまで平原が続いてるとか言う訳ではない。
所々に柱やら壁があり、あまり遠くまでは見通せない感じだ。それに天井もある。
あと岩とか穴ぼこがあったりして、ちょっと歩きにくい。
狭いところは通路の様になっており、広いところはそれこそ学校の校庭とかぐらいには広い。
「たまに壁にある色の違う石が気になる……1個だけ持って帰ろ」
壁は石で出来ているようだが、たまに色の違う石が埋まっていたりする。
もしかすると価値があるかも?と思い、回収して見ることにした。
フィールドタイプになって、採掘が追加されたとかだろうか?
だとしたら楽しみが増えるのでちょっち嬉しいね。
そのまま道を進んでいくと、やがて遠くの方で何やら物音がするのを捉えた。
おそらく、歩いているだけ……かな?
「……うん、この先いるね」
クロも気が付いたらしく、こちらをじっと見つめていた。
俺は頷き返すと、足音を出来るだけ殺して先へと進む。
そして少し歩いた先で、広場をウロウロと歩き回っているモンスター達を発見した。
距離があるからだろうか、幸いな事に向こうはこっちを発見していないようだった。
不意打ちのチャンスかな?まあ、近づこうとすれば気が付くだろうから、不意打ちとまではいかないけど、ナイフ投げるぐらいの余裕はあるだろう。出来ればコボルトっぽいのとキモイのを倒すまでは行かなくても、行動不能か攻撃を遅らせたい。
「クロ、突撃する前にナイフ投げるから気を付けてねー」
小声でクロに話しかけ、ナイフを構える。
一度に投げれるのは3本が限界だろうか。とりあえず各属性ナイフを指の間に挟み込むようにして持つ。
まずは前衛のオーガに向けて投げる。でもって次に残りの誘導と毒ナイフをキモイのに投げつけよう。
その後は駆け寄って鉈で仕留める。
んむ、これで行こう。
岩や穴を利用して気付かれない様に出来るだけ近寄り、20~30m程まで近づいたところでクロに合図し……ナイフを思いっきり投げつけた。
甲高い音を立てながら、投げたナイフはオーガへと向かい飛んでいく。
音に反応し、すぐこちらへと顔を向けるモンスターであったが、その時には既にナイフは目の前だ。
1本は外れたが、2本が1体のオーガに突き刺さる。
悲鳴を上げる事すら出来ず、崩れ落ちるオーガ。おそらく刺さったのは雷と……氷だろう。
あいつはほぼ無効か出来たと見て良さそうだ。
「ほっ!もういっちょ!」
さらに追加でナイフを2本、今度はキモイのに向かい投げつける。
それとほぼ同時に矢と火球がこちらに向かい飛んでくるので、俺とクロは散会してこれを避ける。
その後の戦闘はあっさりと終った。
キモイのはあまり回避力が高くないのだろう。投げたナイフが2本とも刺さっており、コボルト?とオーガを仕留めた時には毒で瀕死の状態だった。
「しっかりナイフのダメージ通ってたね」
剥ぎ取りを終え、オーガに刺さったナイフを確認する。
刃の半分以上が肉にめり込んでいて、それでいて刃こぼれや、曲がっていたりといったことも無い。
この階層でも十分使えそうで良かった。
まあ、15階突破して買える装備が、16階で通用しなかったらそりゃポイント返せって話になるしね。
使えて当然っちゃ当然か。
その後、しばらくは1チームだけの敵を狙い倒していったが、そろそろ2チーム同時でも行けるかな?と思い丁度良いの居ないかなーと歩き回っていると、俺の耳が何か物音を捉えた。
遠くてはっきりとはしないが、どうも足音が多い気がする。それが2チームなのかそれより多いのかまでは分からない。
あまり数が多いようであれば撤退、いける様なら戦えばいいかな?と思い。俺とクロはその物音がする方へと向かう。
そして少し進むと、敵の姿が見えてきた……広場に居たのは2チームだった。
「2チーム……やってみるか。やばい時はスキルもがんがん使おう」
ただ、お互いが常にくっついて移動していると言う訳ではなく、近付いたり離れたりとランダムに動いている。
これならどちらか片方に奇襲を掛けて数を減らしておけるだろう。
おそらく2チームを同時に相手しても問題なく倒せるとは思うが、出来るだけ危険は減らしておきたい。
と、言う訳で2チームの距離が離れている、それでもってこちらの奇襲が出来る位置にどちらか1チームが居る。その状態になるのを待って奇襲を仕掛けるとしよう。
奇襲は成功した。
俺の投げナイフでキモイのを行動不能にし、オーガ1体に手傷を負わせた。
そしてオーガと俺が対峙している間に、クロがコボルトを仕留める。
このまま全部倒せたら良いな……と思ったが、やはりそう上手くは行かない。
離れた位置に居た別チームがもう合流してきたのだ。
俺と対峙していたオーガの内1体は致命傷を負わせている。このまま放っておけばそのうち死ぬと思うが、こいつらは死ぬ直前まで攻撃仕掛けてくるので気は抜かないでおく。
合流したオーガ2体を追加で俺が受け持ち、その間にクロはコボルトをつぶしに行った。
キモイのは火球を使うが、さすがにここまで敵味方が入り混じっている状態では撃ってこないだろう……なんて思っていたのだけど。
「あっぶねえ!?」
まさかのフレンドリーファイヤーお構いなしでぶっぱしてきた。
火球はオーガにあたり、はじけて辺りに火をまき散らす。
まさか味方にぶち当てて来るとは思っていなかったので反応が遅れたが、何とか回避することに成功した。
燃えるオーガから距離を取り、キモイのを先に仕留めるか一瞬迷うが……また火球を撃たれては厄介だと、キモイのを先に潰そ――
後方から何かが迫る音が聞こえた。
――増援が来た!
やべえ!と思い、一瞬体が硬直する。
そして最悪のタイミングでコボルトが俺に矢を放った。
矢を放ったコボルトはその直後にクロに八つ裂きにされたが……矢が俺の頬を掠めた。
「っ! クロ、後ろから追加!」
クロに声をかけ、俺はとりあえずキモイのに切りかかった。
キモイのを一刀のもとに切り伏せると、次はオーガだと振り返るが……急に吐き気と倦怠感、それに血管の中を氷で出来た針が通っているような、冷たさと痛みを感じた。
コボルトの矢に塗られた毒だろう。
やばいと思ったが、症状は重くはなかった。
レベル差であまり効いていないのかも知れない?動くのにさほど支障は無さそうだったので、俺はオーガに向かい斬りかかった。
残っていたオーガの首をはね、増援へと視線を向ける。
来たのは2チームだ……ちょっときついけど、まあ問題なく倒せるはずだ。
オーガを引き留めるべく、楯を構え……そこで異変が起きた。
「ぁっ?」
大して効いていなかはったはずの毒が急に強くなったのだ。
体に力が入らず、がくっと膝が落ち……そこにオーガの攻撃が襲い掛かる。
もし地図が作成されないとなるとかなりきつい。手動で出来なくもないけど、信頼性の低い地図になってしまうだろう。迷子になるのはさすがに避けたいところである。
「地図は……大丈夫そう。草原とかじゃないだけましか」
地図用の紙を開いてみると、きっちり俺たちが通った部分は地図に記載されていた。
ちなみにフィルードタイプとは言ったが、ずっと遠くまで平原が続いてるとか言う訳ではない。
所々に柱やら壁があり、あまり遠くまでは見通せない感じだ。それに天井もある。
あと岩とか穴ぼこがあったりして、ちょっと歩きにくい。
狭いところは通路の様になっており、広いところはそれこそ学校の校庭とかぐらいには広い。
「たまに壁にある色の違う石が気になる……1個だけ持って帰ろ」
壁は石で出来ているようだが、たまに色の違う石が埋まっていたりする。
もしかすると価値があるかも?と思い、回収して見ることにした。
フィールドタイプになって、採掘が追加されたとかだろうか?
だとしたら楽しみが増えるのでちょっち嬉しいね。
そのまま道を進んでいくと、やがて遠くの方で何やら物音がするのを捉えた。
おそらく、歩いているだけ……かな?
「……うん、この先いるね」
クロも気が付いたらしく、こちらをじっと見つめていた。
俺は頷き返すと、足音を出来るだけ殺して先へと進む。
そして少し歩いた先で、広場をウロウロと歩き回っているモンスター達を発見した。
距離があるからだろうか、幸いな事に向こうはこっちを発見していないようだった。
不意打ちのチャンスかな?まあ、近づこうとすれば気が付くだろうから、不意打ちとまではいかないけど、ナイフ投げるぐらいの余裕はあるだろう。出来ればコボルトっぽいのとキモイのを倒すまでは行かなくても、行動不能か攻撃を遅らせたい。
「クロ、突撃する前にナイフ投げるから気を付けてねー」
小声でクロに話しかけ、ナイフを構える。
一度に投げれるのは3本が限界だろうか。とりあえず各属性ナイフを指の間に挟み込むようにして持つ。
まずは前衛のオーガに向けて投げる。でもって次に残りの誘導と毒ナイフをキモイのに投げつけよう。
その後は駆け寄って鉈で仕留める。
んむ、これで行こう。
岩や穴を利用して気付かれない様に出来るだけ近寄り、20~30m程まで近づいたところでクロに合図し……ナイフを思いっきり投げつけた。
甲高い音を立てながら、投げたナイフはオーガへと向かい飛んでいく。
音に反応し、すぐこちらへと顔を向けるモンスターであったが、その時には既にナイフは目の前だ。
1本は外れたが、2本が1体のオーガに突き刺さる。
悲鳴を上げる事すら出来ず、崩れ落ちるオーガ。おそらく刺さったのは雷と……氷だろう。
あいつはほぼ無効か出来たと見て良さそうだ。
「ほっ!もういっちょ!」
さらに追加でナイフを2本、今度はキモイのに向かい投げつける。
それとほぼ同時に矢と火球がこちらに向かい飛んでくるので、俺とクロは散会してこれを避ける。
その後の戦闘はあっさりと終った。
キモイのはあまり回避力が高くないのだろう。投げたナイフが2本とも刺さっており、コボルト?とオーガを仕留めた時には毒で瀕死の状態だった。
「しっかりナイフのダメージ通ってたね」
剥ぎ取りを終え、オーガに刺さったナイフを確認する。
刃の半分以上が肉にめり込んでいて、それでいて刃こぼれや、曲がっていたりといったことも無い。
この階層でも十分使えそうで良かった。
まあ、15階突破して買える装備が、16階で通用しなかったらそりゃポイント返せって話になるしね。
使えて当然っちゃ当然か。
その後、しばらくは1チームだけの敵を狙い倒していったが、そろそろ2チーム同時でも行けるかな?と思い丁度良いの居ないかなーと歩き回っていると、俺の耳が何か物音を捉えた。
遠くてはっきりとはしないが、どうも足音が多い気がする。それが2チームなのかそれより多いのかまでは分からない。
あまり数が多いようであれば撤退、いける様なら戦えばいいかな?と思い。俺とクロはその物音がする方へと向かう。
そして少し進むと、敵の姿が見えてきた……広場に居たのは2チームだった。
「2チーム……やってみるか。やばい時はスキルもがんがん使おう」
ただ、お互いが常にくっついて移動していると言う訳ではなく、近付いたり離れたりとランダムに動いている。
これならどちらか片方に奇襲を掛けて数を減らしておけるだろう。
おそらく2チームを同時に相手しても問題なく倒せるとは思うが、出来るだけ危険は減らしておきたい。
と、言う訳で2チームの距離が離れている、それでもってこちらの奇襲が出来る位置にどちらか1チームが居る。その状態になるのを待って奇襲を仕掛けるとしよう。
奇襲は成功した。
俺の投げナイフでキモイのを行動不能にし、オーガ1体に手傷を負わせた。
そしてオーガと俺が対峙している間に、クロがコボルトを仕留める。
このまま全部倒せたら良いな……と思ったが、やはりそう上手くは行かない。
離れた位置に居た別チームがもう合流してきたのだ。
俺と対峙していたオーガの内1体は致命傷を負わせている。このまま放っておけばそのうち死ぬと思うが、こいつらは死ぬ直前まで攻撃仕掛けてくるので気は抜かないでおく。
合流したオーガ2体を追加で俺が受け持ち、その間にクロはコボルトをつぶしに行った。
キモイのは火球を使うが、さすがにここまで敵味方が入り混じっている状態では撃ってこないだろう……なんて思っていたのだけど。
「あっぶねえ!?」
まさかのフレンドリーファイヤーお構いなしでぶっぱしてきた。
火球はオーガにあたり、はじけて辺りに火をまき散らす。
まさか味方にぶち当てて来るとは思っていなかったので反応が遅れたが、何とか回避することに成功した。
燃えるオーガから距離を取り、キモイのを先に仕留めるか一瞬迷うが……また火球を撃たれては厄介だと、キモイのを先に潰そ――
後方から何かが迫る音が聞こえた。
――増援が来た!
やべえ!と思い、一瞬体が硬直する。
そして最悪のタイミングでコボルトが俺に矢を放った。
矢を放ったコボルトはその直後にクロに八つ裂きにされたが……矢が俺の頬を掠めた。
「っ! クロ、後ろから追加!」
クロに声をかけ、俺はとりあえずキモイのに切りかかった。
キモイのを一刀のもとに切り伏せると、次はオーガだと振り返るが……急に吐き気と倦怠感、それに血管の中を氷で出来た針が通っているような、冷たさと痛みを感じた。
コボルトの矢に塗られた毒だろう。
やばいと思ったが、症状は重くはなかった。
レベル差であまり効いていないのかも知れない?動くのにさほど支障は無さそうだったので、俺はオーガに向かい斬りかかった。
残っていたオーガの首をはね、増援へと視線を向ける。
来たのは2チームだ……ちょっときついけど、まあ問題なく倒せるはずだ。
オーガを引き留めるべく、楯を構え……そこで異変が起きた。
「ぁっ?」
大して効いていなかはったはずの毒が急に強くなったのだ。
体に力が入らず、がくっと膝が落ち……そこにオーガの攻撃が襲い掛かる。
0
お気に入りに追加
930
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
パーティ追放が進化の条件?! チートジョブ『道化師』からの成り上がり。
荒井竜馬
ファンタジー
『第16回ファンタジー小説大賞』奨励賞受賞作品
あらすじ
勢いが凄いと話題のS級パーティ『黒龍の牙』。そのパーティに所属していた『道化師見習い』のアイクは突然パーティを追放されてしまう。
しかし、『道化師見習い』の進化条件がパーティから独立をすることだったアイクは、『道化師見習い』から『道化師』に進化する。
道化師としてのジョブを手に入れたアイクは、高いステータスと新たなスキルも手に入れた。
そして、見習いから独立したアイクの元には助手という女の子が現れたり、使い魔と契約をしたりして多くのクエストをこなしていくことに。
追放されて良かった。思わずそう思ってしまうような世界がアイクを待っていた。
成り上がりとざまぁ、後は異世界で少しゆっくりと。そんなファンタジー小説。
ヒロインは6話から登場します。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
出戻り国家錬金術師は村でスローライフを送りたい
新川キナ
ファンタジー
主人公の少年ジンが村を出て10年。
国家錬金術師となって帰ってきた。
村の見た目は、あまり変わっていないようでも、そこに住む人々は色々と変化してて……
そんな出戻り主人公が故郷で錬金工房を開いて生活していこうと思っていた矢先。王都で付き合っていた貧乏貴族令嬢の元カノが突撃してきた。
「私に貴方の子種をちょうだい!」
「嫌です」
恋に仕事に夢にと忙しい田舎ライフを送る青年ジンの物語。
※話を改稿しました。内容が若干変わったり、登場人物が増えたりしています。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる