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第26話 女性が幸福な人生を送るのに絶対に大切な事
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「イリス様の言う通りです!」
「エレナ?」
「あなた達は美人だからブスの辛さが分からないんですよ!きれい事を言わないでください!」
エレナはメイドに向かって本気で怒って叫んだ。美人メイドたちはブスは恵まれてると言いブスになりたいとまで言った。その言葉が床で横になっていたエレナの耳に流れ込んでキレちまったらしい。
「私はエレナの気持ちが分かりますよ。ブスは本当に悲しいですよね」
「お気持ちを分かっていただきイリス様ありがとうございます」
イリスは慈愛深く微笑んでエレナの頭を撫でながら優しく思いやりました。エレナはすぐに屈託のない笑顔をみせてイリスに心から感謝したい気持ちになった。
「――人間とは間違いだらけの愚かな生き物ですからね。メイドたちは美人で自分が満たされてるからブスに体裁のよい言葉を言えるんです。ブスになりたい?上辺だけの言葉で本心ではブスになりたくないと思っていますね」
イリスは無表情な視線で見つめて、美人メイドたちの心の中を見透かしているかのようなことを言う。
「奥様!私たちにそんな感情のない冷たい目を向けないでください」
「あなた達が嘘をついてるから怒ってるのです」
「イリス様!私たちは何も嘘は申しておりません!」
尊敬して慕っているイリスにゴミでも見るような視線を向けられ、メイドがたちは息が詰まった表情で気まずさに耐えられなくなり口を開く。
イリスに嘘をついていると言われると、完璧に取り繕う態度をとって言葉に偽りはないと答える。
「それでは本当にブスになりたいのですか?」
醜い顔になりたいの?イリスは確かめるように尋ねました。
「なりたいです!」
「私も!ブス最高!!」
「頭のおかしい変な男にストーカーとかされないし……」
「ブスは髪型とかどうでもいいから美容院に行く必要ないから美容院のお金もかからないし」
「そうそれ!ブスは無駄なお金使わなくていいよね。私なんてオシャレでかなり使ってるよ」
「ブスは適当に地味な服を着とけばいいから服にお金もかからないし」
「それは正解!ブスが身だしなみ整えても誰も気にしないもんね」
「ブスだったらファッション雑誌を買う必要もないもーん!」
「その通り!あとはブスは基本的にブスだから化粧する意味もないから化粧代もかからないからお金が溜まるよね」
「美人に比べてブスって気楽で本当に良いよね」
ブスになりたいですか?イリスにそう問いかけられた美人メイドたちは、誰もがみんなブスになりたいと言う。
しかし本音ではメイド全員が心の中で舌を出して、ブスなんて気持ち悪くてなりたくないと思っている。
「この偽善者どもめっ!」
イリスは偽善者と言葉を浴びせて美人メイドたちを非難した。イリスの心は決まって兄に視線を向けた。
「お兄様」
「どうしたの?」
イリスが兄を呼ぶとシモンは振り返り、優しそうな声と笑顔が返ってくる。
「メイドたち全員の顔をあの魔法で醜い顔にしてください」
「え!?良いのか?」
「この子たちはブスになりたいようなのでお手伝いしてあげるだけですよ?」
「そうか。それなら問題ないな」
シモンは妹の言葉に顔は困惑して慌て気味の声を発した。妹に改めて聞くとメイドたちも見た目が悪い顔になりたいようですよ?と返事があり、シモンもメイドたちが納得してるなら大丈夫だなという思いになる。
美人メイドたちはシモンの魔法によってエレナと同じ醜い顔になりました。メイドたちは元の顔に戻してほしいと泣き叫びましたが、何が何でもイリスは許さなかった。
「自分が経験して初めて人の心の痛みが分かりますからね」
「イリス様お願いしますから美人に戻してくださいませ」
「絶対いや!」
「お願いですから美人に戻してぇぇえええええ!」
「そうムキにならないでね。ブスに変身して嬉しいでしょ?」
イリスはブスになったメイドの噛みついてくるような勢いにも余裕そうに微笑を湛えて振る舞い、お澄まし顔を作り口元に一本指を立ててチッチッチと気取った風な身ぶりをする。
美人メイドたちは不美人になって、初めてブスの女性の辛さや苦しみを心の底から知って味わうことになる。
メイドたちはブスになって普段の生活で大変な思いをしましたが、どんな苦難があろうともイリスは元の美人には戻すことはなく、メイドたちは生涯を醜い顔で過ごす。
「――イリス様」
「エレナどうしたの?」
「女性の人生が幸福になると言われましたが、イリス様の答えを教えてください」
「わかりました。まずブスの話をしますね」
「はーい!」
エレナはイリスに話しかけた。メイドたちに口を挟まれて言えなかった女性の幸せについて聞きたかった。エレナが元気よく返事をするとイリスは優しい笑顔を見せて語り始める。
「どうすれば女性が幸せになれるかということですが、自分の事を愛してくれる人を見つける事です」
「ブスを大切にしてくれる男を見つけるという事ですか?」
「そうですね」
「そんな人いますか?」
「いますよ。一人見つければ良いだけですからね」
「世の中広いですからどこかにいるかなあ?」
「私みたいなブスが恋しくて可愛くて仕方がない男を見つけてください」
「はい!」
「それにブスは小さい頃から顔の問題で性格が歪んでますからね。ブスだって少しくらいは褒められたいしモテたいんですよ」
「そうですよね」
他人の意見に左右されないとか、自分をしっかり持ってるとか男も女も関係なく生きる上で大切な事だとイリスは言う。
顔によって生きづらいと感じさせる社会のほうが問題です。女性は男で人生の幸せが9割決まるから、いくら美人でもDQNな男と付き合えば一生不幸ですから気をつけてください。
後は自分がどんなに苦しい時でも見捨てないで、守ってくれる男が信頼できて良いですね。でも女性が悪さしたら優しく怒ってくれる男も大事ですね。
女性の心の持ちようは自分の事を世界で一番偉い神様だとでも思っておけば、悪い人に洗脳されることはないからね。後は力では基本的に男に負けるから危ない場所にはいかないという危機意識を持ってくださいね。
イリスは夫のレオナルドとエレナの幼馴染同士に罰を与えました。レオナルドはエロい事を考えると股間に死にそうなほどの激痛が走る魔法を兄にかけてもらい、エレナは全身の毛を剃られイリスの忠実な侍女になった――
「エレナ?」
「あなた達は美人だからブスの辛さが分からないんですよ!きれい事を言わないでください!」
エレナはメイドに向かって本気で怒って叫んだ。美人メイドたちはブスは恵まれてると言いブスになりたいとまで言った。その言葉が床で横になっていたエレナの耳に流れ込んでキレちまったらしい。
「私はエレナの気持ちが分かりますよ。ブスは本当に悲しいですよね」
「お気持ちを分かっていただきイリス様ありがとうございます」
イリスは慈愛深く微笑んでエレナの頭を撫でながら優しく思いやりました。エレナはすぐに屈託のない笑顔をみせてイリスに心から感謝したい気持ちになった。
「――人間とは間違いだらけの愚かな生き物ですからね。メイドたちは美人で自分が満たされてるからブスに体裁のよい言葉を言えるんです。ブスになりたい?上辺だけの言葉で本心ではブスになりたくないと思っていますね」
イリスは無表情な視線で見つめて、美人メイドたちの心の中を見透かしているかのようなことを言う。
「奥様!私たちにそんな感情のない冷たい目を向けないでください」
「あなた達が嘘をついてるから怒ってるのです」
「イリス様!私たちは何も嘘は申しておりません!」
尊敬して慕っているイリスにゴミでも見るような視線を向けられ、メイドがたちは息が詰まった表情で気まずさに耐えられなくなり口を開く。
イリスに嘘をついていると言われると、完璧に取り繕う態度をとって言葉に偽りはないと答える。
「それでは本当にブスになりたいのですか?」
醜い顔になりたいの?イリスは確かめるように尋ねました。
「なりたいです!」
「私も!ブス最高!!」
「頭のおかしい変な男にストーカーとかされないし……」
「ブスは髪型とかどうでもいいから美容院に行く必要ないから美容院のお金もかからないし」
「そうそれ!ブスは無駄なお金使わなくていいよね。私なんてオシャレでかなり使ってるよ」
「ブスは適当に地味な服を着とけばいいから服にお金もかからないし」
「それは正解!ブスが身だしなみ整えても誰も気にしないもんね」
「ブスだったらファッション雑誌を買う必要もないもーん!」
「その通り!あとはブスは基本的にブスだから化粧する意味もないから化粧代もかからないからお金が溜まるよね」
「美人に比べてブスって気楽で本当に良いよね」
ブスになりたいですか?イリスにそう問いかけられた美人メイドたちは、誰もがみんなブスになりたいと言う。
しかし本音ではメイド全員が心の中で舌を出して、ブスなんて気持ち悪くてなりたくないと思っている。
「この偽善者どもめっ!」
イリスは偽善者と言葉を浴びせて美人メイドたちを非難した。イリスの心は決まって兄に視線を向けた。
「お兄様」
「どうしたの?」
イリスが兄を呼ぶとシモンは振り返り、優しそうな声と笑顔が返ってくる。
「メイドたち全員の顔をあの魔法で醜い顔にしてください」
「え!?良いのか?」
「この子たちはブスになりたいようなのでお手伝いしてあげるだけですよ?」
「そうか。それなら問題ないな」
シモンは妹の言葉に顔は困惑して慌て気味の声を発した。妹に改めて聞くとメイドたちも見た目が悪い顔になりたいようですよ?と返事があり、シモンもメイドたちが納得してるなら大丈夫だなという思いになる。
美人メイドたちはシモンの魔法によってエレナと同じ醜い顔になりました。メイドたちは元の顔に戻してほしいと泣き叫びましたが、何が何でもイリスは許さなかった。
「自分が経験して初めて人の心の痛みが分かりますからね」
「イリス様お願いしますから美人に戻してくださいませ」
「絶対いや!」
「お願いですから美人に戻してぇぇえええええ!」
「そうムキにならないでね。ブスに変身して嬉しいでしょ?」
イリスはブスになったメイドの噛みついてくるような勢いにも余裕そうに微笑を湛えて振る舞い、お澄まし顔を作り口元に一本指を立ててチッチッチと気取った風な身ぶりをする。
美人メイドたちは不美人になって、初めてブスの女性の辛さや苦しみを心の底から知って味わうことになる。
メイドたちはブスになって普段の生活で大変な思いをしましたが、どんな苦難があろうともイリスは元の美人には戻すことはなく、メイドたちは生涯を醜い顔で過ごす。
「――イリス様」
「エレナどうしたの?」
「女性の人生が幸福になると言われましたが、イリス様の答えを教えてください」
「わかりました。まずブスの話をしますね」
「はーい!」
エレナはイリスに話しかけた。メイドたちに口を挟まれて言えなかった女性の幸せについて聞きたかった。エレナが元気よく返事をするとイリスは優しい笑顔を見せて語り始める。
「どうすれば女性が幸せになれるかということですが、自分の事を愛してくれる人を見つける事です」
「ブスを大切にしてくれる男を見つけるという事ですか?」
「そうですね」
「そんな人いますか?」
「いますよ。一人見つければ良いだけですからね」
「世の中広いですからどこかにいるかなあ?」
「私みたいなブスが恋しくて可愛くて仕方がない男を見つけてください」
「はい!」
「それにブスは小さい頃から顔の問題で性格が歪んでますからね。ブスだって少しくらいは褒められたいしモテたいんですよ」
「そうですよね」
他人の意見に左右されないとか、自分をしっかり持ってるとか男も女も関係なく生きる上で大切な事だとイリスは言う。
顔によって生きづらいと感じさせる社会のほうが問題です。女性は男で人生の幸せが9割決まるから、いくら美人でもDQNな男と付き合えば一生不幸ですから気をつけてください。
後は自分がどんなに苦しい時でも見捨てないで、守ってくれる男が信頼できて良いですね。でも女性が悪さしたら優しく怒ってくれる男も大事ですね。
女性の心の持ちようは自分の事を世界で一番偉い神様だとでも思っておけば、悪い人に洗脳されることはないからね。後は力では基本的に男に負けるから危ない場所にはいかないという危機意識を持ってくださいね。
イリスは夫のレオナルドとエレナの幼馴染同士に罰を与えました。レオナルドはエロい事を考えると股間に死にそうなほどの激痛が走る魔法を兄にかけてもらい、エレナは全身の毛を剃られイリスの忠実な侍女になった――
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