溺愛彼氏は消防士!?

すずなり。

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失踪2。

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雄大side・・・




雪華が病院に搬送され3日が経った。

出動が立て続けにあった昨日、面会に来ることができずに今、病室に向かって歩いてる。


医師の説明ではそろそろ目が覚めても良さそうな時だ。



雄大(目が覚めてるといいんだけど・・・。)



病室に入った時に目が覚めてたら、伝えないといけないことがたくさんある。

襲われてないことはもちろんのこと、頭をケガしてることも言わないといけない。

精神的ショックを考えたら・・・もう結婚してしまって一緒に暮らした方がいいかもしれないことも。




雄大(キスされただけで熱出すもんなー・・・トラウマになってなきゃいいけど。)



そんなことを思いながら雪華の病室についた俺は、ドアをノックした。



コンコン・・・





返事がないことを考えると、まだ雪華は目を覚ましてないのかもしれない。

ガラガラと音を立ててドアを開ける。

すると・・・ベッドに雪華の姿がなかった。



雄大「・・・いない?」




ただの検査かとも思ったけど、どう見てもおかしいものがある。

ベッドの上は、きれいに畳まれた布団。

ベッド脇においてあったケータイも無い。




雄大「・・・部屋、間違えた?」




病室のドアはどれもこれも同じだ。

だから部屋番号を見ないと・・・間違えることもある。


俺は病室を出て部屋番号を確認した。



雄大「・・・714号室・・・合ってる・・・。」



部屋番号が合ってるにもかかわらず雪華がいない。

俺はどういうことか分からずにナースステーションに向かった。





雄大「すみません、橋本 雪華の病室って714号室ですよね?」



受付っぽくナースステーションに座っていた看護師さんに聞くと、その看護師さんは近くにあったファイルのようなものを手に取った。

パラパラとめくっていき、雪華のものらしいページで手を止めた。




看護師「橋本 雪華さんなら・・・今朝退院されましたよ?」

雄大「・・・・え!?」

看護師「ですから、今朝、退院されました。」

雄大「そ・・うですか、ありがとうございます・・・。」



俺は自分のケータイを開いた。

退院したってことは目が覚めたということ。

なら何か連絡が来てると思った。



雄大「なにも・・・来てない・・・。」



メールも着信も・・・なんの通知もない俺のケータイ。

なら・・・行くところは一か所だ。



雄大「アパートに行ってみよう。」



そう考え、俺は雪華のアパートに足を向けた。





ーーーーー




雪華のアパートについた俺は、ひたすらノックを繰り返した。



コンコン・・・

雄大「雪華?いる?」

コンコン・・・

雄大「いたら開けて?」

コンコン・・・

雄大「いないの?」

コンコン・・・

雄大「・・・開けるよ?」




雪華の容態が気になる俺は、ドアノブに手をかけた。

でも鍵がかかってるようでドアは開かない。



雄大「合鍵で・・・開けるからな?」



部屋の中に聞こえるように言い、財布から合鍵を取り出す。

その鍵を鍵穴に入れて鍵を開け、俺はドアを開けた。



ガチャ・・




雄大「雪華・・・?」



シーン・・・とした部屋の中。

人の気配は・・・ない。




雄大「戻ってきてないのか?じゃあ一体どこに・・・。」



そう思って辺りを見回した。

アイツに襲われかけた時に動いたテーブルはそのまま。

キッチンも、部屋も特に変化はない。

雪華はまだ帰ってきてないようだ。




雄大「ユキくんとどこかに寄ってから帰ってくんのかな・・・。」



一足早く、俺が来てしまったのかもしれない。

そう思った時・・・俺は一つ気づいてしまった。


部屋の中は特に何も変わってないように思えたけど・・・一つ・・・減ってるものがあったのだ。




雄大「・・・キャンドルホルダーが・・・無い・・・。」




キッチンにある食器棚の隣に置かれていたキャンドルホルダー。

それが無くなっていた。



雄大「飾ってたし・・・落として割ったなんてことはないよな・・・?」



なぜキャンドルホルダーが無いのか・・・心がざわつき始めた俺は雪華のケータイに電話をかけた。



ピッ・・ピッ・・ピッ・・・




『おかけになった電話は、電波の届かないところにあるか電源が入っていません。もう一度ーーーーー』




雄大「つながらない・・・・・。」




電話がつながらないならメールを送るしかない。

だから俺は・・・雪華にメールを送った。




『今、どこ?雄大』




俺のメールを見たら・・きっと連絡をくれる。

そう思っていたのに








いくら待っても












雪華からの返事が来ることはなかった。















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