息の仕方を教えてよ。

コポコポ、コポコポ。
海の中から空を見上げる。

ああ、やっと終わるんだと思っていた。

人間は酸素がないと生きていけないのに、どうしてか僕はこの海の中にいる方が苦しくない。

そうか、もしかしたら僕は人魚だったのかもしれない。
いや、人魚なんて大それたものではなくただの魚?

そんなことを沈みながら考えていた。

そしてそのまま目を閉じる。


次に目が覚めた時、そこはふわふわのベッドの上だった。



話自体は書き終えています。
12日まで一日一話短いですが更新されます。
ぎゅっと詰め込んでしまったので駆け足です。
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