上 下
18 / 46

初、縄拘束♡

しおりを挟む

「靴!靴脱いでないです!」

 玄関に入って、まだ靴も羽美は脱げぬまま、律也は自分だけ靴を脱ぐと、羽美を肩に担ぐ。

「きゃ!」
「軽いなぁ……胸デカイのに」
「それとこれとは………私太りやすいので、重いですって!」
「そうか?」

 それでも、寝室迄律也の肩に担がれた羽美は、ベッドの上に放り落とされた。靴は、暴れて何処かに落ちた様で、バックと共にベッドの中央に仰向けになった羽美。
 投げ出した律也はスーツを脱ぎながら、ネクタイを緩めベッド脇に膝立ちをしている。

「っ!」

 色っぽいその仕草は、獲物を捉えようとする捕食者そのもの。
 スーツを脱ぎ捨て、ネクタイを手に持っている律也。片手は器用にワイシャツのボタンを外していて、肌着も見え始めた。

「羽美、今日………ガーターベルトか?」
「ち、違います……だって……金曜日じゃない………し……」
「…………そうか……残念……」

 この前、破ってしまったからか、律也は羽美の足首から手を太腿迄擦り上げ、ストッキングを脱がしてしまう。素足を晒した羽美の足首を持つと、足の指を舐めた。

「シャ、シャワーぐらい浴びさせて下さい!足臭いと思います!」
「羽美のニオイがするなら、何処でも舐めるさ………後で一緒に風呂に入ればいい……今は羽美を食わせろ」

 指1本1本、慈しむ様に舐める律也にゾクゾクする。片足を持たれているので、覗けばスカートの中は見えているだろうが、足以外まだ触れようとはしない。じわじわと遊ぶ様に食べるつもりの様だ。

「っあっ!」
「フッ………太腿擦っただけだぞ?羽美……」
「だ………って……手付き……やらし……」
「羽美………もっと感度高めてやる」

 そう言うと、羽美の視界をネクタイで隠し、脱がせたストッキングで羽美の手首を縛る律也。

「目隠し、外さない様に手首は縛っておく」
「っ!……ですか!?」

 つい先日も拘束されたセックスを強いられた羽美。また違う方法ではあるが、律也はそのを羽美にも与えたくて仕方がない様子。
 目隠しをされてしまったので、気配で律也を感じるしか出来ない羽美。何処をこれから触られるかも分からないまま、身を委ねる事になる。

「っ!」

 チクッとした唇の感触が太腿も付け根に何回か走る。キスマークだと直ぐに分かるが、服はまだ脱がしにはこない。

「羽美………」
「…………んっ!」

 耳に掛かる声は甘く切なく淫靡だ。耳の孔に舌のザラザラとした感触と熱い息が掛かり、羽美も甘い声を奏でた。

「好きだ、羽美」
「あっ………わた……んっ……」

 『私も好き』と言おうとした瞬間、律也の2本の指が口内に入る。

「舐めて………俺のを咥える練習」
「っ!………んっ……ふっ……」

 ちゅぱちゅぱと、律也の杭を想像する羽美。キスをする様に舌を使い、律也の指を舐め扱いた。

「上手いな………想像してるか?」
「んっ………は……い……」
「可愛い……の前に、苦しそうな服を開放しなきゃな………手首解くから自分で脱いで……全部ね………」

 羽美の口に指が入る律也に、脱がせる手は無いと言うのだろう。律也によって身体を起こされた羽美は、手首を解かれ手探りで服を脱いだ。脱いだ服は、律也にベッドの下に落とされていく。

「エロいな……染み付けてたか……」

 ショーツの湿り具合も確認されてしまい、羽美は顔を火照らせた。

「い、言わないで下さい!………あっん!」

 律也の指から顔を背けた羽美。咥えているのを止めてしまい、律也から乳首を強く弾かれてしまった。

「お仕置き………咥えてなきゃ駄目だろ?」
「…………だって……恥ずかし………」
「………まぁ、いいや………脱いだしな………そのまま待ってろ」

 ベッドが軋む。ベッドの上には律也が居ない様だ。

 ―――あれ?何処かに行っちゃった?

「律也さん?」

 部屋にある掛時計の秒針の音が、羽美の耳に届く。その秒針が10、20、30、と動く度に不安になっていく羽美。

「律也さん!」
「ん?如何した?」
「…………何処かに行ったかと……」
「不安そうにしてる羽美は可愛いな………その羽美を安心させるもの持って来た……この見れば、

 そう、羽美の背後で低く甘く囁く律也は、羽美に縄を掛けていく。

「律也さん?………な、何を………」
「言ったろ?『めちゃくちゃに犯したい』と………拘束してセックスする趣味……土曜日に知ったと思うが?」
「っ!…………縄迄使うなんて思ってな………ああっあぁぁぁっ!」

 秘唇に縄が当たる。胸、腕迄縄の感触があり、上半身は自由が効かない。

「エロっ………可愛いし、エロい……最高だな………」
「律也さ………」
「好きだよ、羽美」
「んっ………」

 縄で縛られた後、深いキスが唇に落ちる。縄ごと抱き締められている羽美の身体は、全身で律也を感じている様だった。

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

性欲の強すぎるヤクザに捕まった話

古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。 どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。 「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」 「たまには惣菜パンも悪くねぇ」 ……嘘でしょ。 2019/11/4 33話+2話で本編完結 2021/1/15 書籍出版されました 2021/1/22 続き頑張ります 半分くらいR18な話なので予告はしません。 強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。 誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。 当然の事ながら、この話はフィクションです。

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

【R18】散らされて

月島れいわ
恋愛
風邪を引いて寝ていた夜。 いきなり黒い袋を頭に被せられ四肢を拘束された。 抵抗する間もなく躰を開かされた鞠花。 絶望の果てに待っていたのは更なる絶望だった……

性処理係ちゃんの1日 ♡星安学園の肉便器♡

高井りな
恋愛
ここ、星安学園は山奥にある由緒正しき男子校である。 ただ特例として毎年一人、特待生枠で女子生徒が入学できる。しかも、学費は全て免除。山奥なので学生はみんな寮生活なのだが生活費も全て免除。 そんな夢のような条件に惹かれた岬ありさだったがそれが間違いだったことに気づく。 ……星安学園の女子特待生枠は表向きの建前で、実際は学園全体の性処理係だ。 ひたすら主人公の女の子が犯され続けます。基本ずっと嫌がっていますが悲壮感はそんなにないアホエロです。無理だと思ったらすぐにブラウザバックお願いします。

坊っちゃまの計画的犯行

あさとよる
恋愛
お仕置きセックスで処女喪失からの溺愛?そして独占欲丸出しで奪い合いの逆ハーレム♡見目麗しい榑林家の一卵性双子から寵愛を受けるこのメイド…何者? ※性的な描写が含まれます。

【完結】竿師、娼婦に堕ちる月の夜

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 首輪をされた女が幌ぐらい部屋のベッドの上で、裸にされていた。その女を囲む上半身裸の男達。  誰が閑静な洋館の1部屋で、この様な事が行われるのか、外からは思いもよらなかった。何故なら、この女は新しくメイドとしてやって来た女だったからだ。  主人の身の回りの世話や家事等の求人情報を紹介され来ただけである。  時は大正、西洋文化に侵食され始めた恋物語―。

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

処理中です...