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第3章2部
握った手
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『ノノリ君って、ちょっと怖いよね。』
『アイツ、大人みたいなことばっかり言って話が全然分からない。』
『オレたちのこと見下してるんじゃねーの?』
ただひたむきに興味のあることに向き合っていたら、同級生との距離がどんどんと広がっていった。
易しすぎる授業とそれに頭を抱える同級生が理解できなかったし、ノノリの質問に教師は顔を青くした。スゴイと褒められても実感はなかった。
心無い声が聞こえてくるたびに、ノノリの心にドス黒い気持ちが溢れてくる。それに蓋をするように、ノノリは連日学園の図書室に入り浸った。
知らなかった知識を得るのは刺激的だったし、予想通りの実証結果は大きな自信となったが、自分の探究心とそれに対する周りの反応にノノリは疲弊していく。周りの色に同調する方法を知らなかったし、それが必要なのかも判断できなかったからだ。
『君の力が必要なんだ。生徒会に入ってもらえないだろうか?』
そう誘われたのは、周りの目に怯える日々を過ごしていた秋空の日だった。
陽の光さえ霞む金糸の髪がフワリと揺れる。差し出されたミトラの手にノノリは躊躇した。
『僕は普通の生徒です。生徒を代表する自治組織である生徒会なんて入る力はありません。』
自分が執筆したいくつもの魔法研究資料が、連合から高い評価を受けていることは知っていた。
称賛の拍手を送られながら、周囲の同級生はさらにノノリから距離を取るようになった。ノノリにとって功績はただの重荷にしかならなかったのだ。
『僕はスゴイことをしたいわけではないんです。ただ、ただ・・・知りたかっただけで・・・。』
鼻の奥がツンとする。全力で臨んだ結果を喜ぶことができない。本当は嬉しいはずなのに笑うことができない。それがとても悔しくて苦しかった。
ジレンマに耐えられなくなったノノリは、いつしか無意識に感情や探究心にブレーキをかけていく。それは、全力で取り組んだ結果からの自衛だったのだろう。
『力なんて必要ないさ。』
ミトラはにっこりと笑いながら腰をかがめる。
『え・・・?』
『特別なことなんてしなくていい。ただ僕たちを手伝ってくれないだろうか?』
『手伝う?』
『うん。僕たちの活動は多岐にわたっていて雑務を含めれば膨大な量になる。それをまとめる時間もなければ、効率よく捌く方法も分からない。目を背けていたんだけど、そろそろ限界でね。』
ははは、と困った顔をする生徒会長は、いつも完璧な姿で登壇に上がる人物とまるで違った。こんな顔もするのだと、ノノリはぼんやりと思った。
『君の活躍は知っているよ。研究資料も読ませてもらった。でも勘違いしないでほしい。その成果で生徒会に誘っているわけではないんだ。』
『え・・・?』
『おもしろい着眼点を持っているなって思ってね。なかなか思いつかない視点から切り込む問題提起から、角度を変えたプロセスと見事な着地点。この子だったら生徒会の問題をどう解決するんだろうって単純に興味がわいたんだ。』
『でも・・・』
称賛の裏に潜む感情に敏感になっていたノノリは、ミトラの言葉を素直に受け取ることができなかった。
望まれることに臆病になっているノノリの狼狽に、ミトラはギュッと手を握る。
『思ったことを言っていいよ。試したいことをやっていい。僕は君の努力を全力で応援する。』
『・・・努、力・・・?』
『ああ。今までの成果は君の努力の塊だ。自分をもっと褒めてやっていい。』
衝撃だった。
自分のことをそんな風に見てくれたのは初めてだったからだ。
誰もがノノリの出す結果だけに注目し、妬み僻みをぶつけてくる。天才少年と揶揄され、出した結果を当たり前と処理されたノノリの乾いた心に、ミトラの言葉は一滴の希望として潤していった。
『僕は、僕は頑張ってますか・・・?』
『あぁ、もちろんさ。』
『僕は・・・胸を張っていいですか?』
『あぁ、君はもっと自分を誇っていい。』
『僕は・・・僕は・・・。』
気づけばノノリの目から大粒の涙がポロポロとこぼれていた。誰も見てくれなかった自分の努力を初めて認めてもらえたノノリは、鼻を真っ赤にして声を出し泣いた。そんなノノリをミトラは優しく抱きしめる。
『1人でよく頑張ったね。でも1人に慣れなくていいんだ。君の嬉しさや楽しさ、苦しみや悲しみを一緒に共有させてほしい。』
抱きしめられた温もりと優しい言葉に涙が止まらない。ミトラの首元に顔を埋めたノノリは、揺れる金糸の髪の毛に触れ、まるで太陽みたいだとおぼろげに思った。
音楽隊の奏でる音が頭の中を巡っている。振り返った先にある楽しそうな笑い声に何度も惹きつけられたノノリは、しかし手を伸ばせずにいた。
望んでもいいのだろうか。ワガママじゃないだろうか。しかし、ノノリの抱く不安のモヤは、信頼できるかっこいい生徒会メンバーの笑顔にかき消されていく。
そうだ、自分が今、全力で物事に取り組めているのは、我慢しなくてもよくなったのはいつだって傍にいてくれたミトラたちのおかげではないか。
「今からでも・・・間に合うでしょうか!?」
数秒の沈黙があった。しかしセリカはノノリの言いたいことをすぐに理解した。
「始めることに遅いなんてことはない。」
隣でシリアも頷く。
「僕も・・・僕も音楽を奏でてみたい。だから、ミトラさんたちに相談してみます!」
顔を上げたノノリの笑顔にセリカはホッとする。
「私もよかったら参加させてほしい。」
「私もですわ。」
「はいっ!!」
歓声が響く。セレモニーが終盤を迎えようとしているのだろう。
「あっ、いけない。僕はそろそろ失礼するのです。」
「そうでしたわ。ノノリさんも評議会に参加しなければいけませんもんね。」
「いえ、評議会に参加するのはミトラ会長とアシェリナ様、あとシャノハ博士です。」
本当は元老院も出席することになっている。しかし、元老院の目的は話し合いではなく監視のためだ。だからノノリは敢えて口には出さなかった。
「あと、特別枠でエリス・マークディルワスさんと菲耶・邵呉さんが参加されます。」
「えっ!?エリスとフェイがですか?」
「はい。特別枠については直前に決まったということでバタバタしたのです。それでは僕は失礼するのです。」
「あぁ、引き留めて悪かった。ノノリも頑張ってな。」
「はいです!」
そう言うとノノリはパタパタと去っていった。残された2人は思わず顔を見合わせる。
「エリスと菲耶が評議会に参加なんてどういうことでしょう。一般生徒の参加なんて聞いたことありませんわ。」
「許可を得ての参加だから理由があるんだろう。でもエリスにとってはとても貴重な機会なんじゃないか?」
「そうですわね。終わったら聞いてみましょう。」
そう話す2人の頭上には、薄く広がる巻雲が流れるように浮かんでいた。
『アイツ、大人みたいなことばっかり言って話が全然分からない。』
『オレたちのこと見下してるんじゃねーの?』
ただひたむきに興味のあることに向き合っていたら、同級生との距離がどんどんと広がっていった。
易しすぎる授業とそれに頭を抱える同級生が理解できなかったし、ノノリの質問に教師は顔を青くした。スゴイと褒められても実感はなかった。
心無い声が聞こえてくるたびに、ノノリの心にドス黒い気持ちが溢れてくる。それに蓋をするように、ノノリは連日学園の図書室に入り浸った。
知らなかった知識を得るのは刺激的だったし、予想通りの実証結果は大きな自信となったが、自分の探究心とそれに対する周りの反応にノノリは疲弊していく。周りの色に同調する方法を知らなかったし、それが必要なのかも判断できなかったからだ。
『君の力が必要なんだ。生徒会に入ってもらえないだろうか?』
そう誘われたのは、周りの目に怯える日々を過ごしていた秋空の日だった。
陽の光さえ霞む金糸の髪がフワリと揺れる。差し出されたミトラの手にノノリは躊躇した。
『僕は普通の生徒です。生徒を代表する自治組織である生徒会なんて入る力はありません。』
自分が執筆したいくつもの魔法研究資料が、連合から高い評価を受けていることは知っていた。
称賛の拍手を送られながら、周囲の同級生はさらにノノリから距離を取るようになった。ノノリにとって功績はただの重荷にしかならなかったのだ。
『僕はスゴイことをしたいわけではないんです。ただ、ただ・・・知りたかっただけで・・・。』
鼻の奥がツンとする。全力で臨んだ結果を喜ぶことができない。本当は嬉しいはずなのに笑うことができない。それがとても悔しくて苦しかった。
ジレンマに耐えられなくなったノノリは、いつしか無意識に感情や探究心にブレーキをかけていく。それは、全力で取り組んだ結果からの自衛だったのだろう。
『力なんて必要ないさ。』
ミトラはにっこりと笑いながら腰をかがめる。
『え・・・?』
『特別なことなんてしなくていい。ただ僕たちを手伝ってくれないだろうか?』
『手伝う?』
『うん。僕たちの活動は多岐にわたっていて雑務を含めれば膨大な量になる。それをまとめる時間もなければ、効率よく捌く方法も分からない。目を背けていたんだけど、そろそろ限界でね。』
ははは、と困った顔をする生徒会長は、いつも完璧な姿で登壇に上がる人物とまるで違った。こんな顔もするのだと、ノノリはぼんやりと思った。
『君の活躍は知っているよ。研究資料も読ませてもらった。でも勘違いしないでほしい。その成果で生徒会に誘っているわけではないんだ。』
『え・・・?』
『おもしろい着眼点を持っているなって思ってね。なかなか思いつかない視点から切り込む問題提起から、角度を変えたプロセスと見事な着地点。この子だったら生徒会の問題をどう解決するんだろうって単純に興味がわいたんだ。』
『でも・・・』
称賛の裏に潜む感情に敏感になっていたノノリは、ミトラの言葉を素直に受け取ることができなかった。
望まれることに臆病になっているノノリの狼狽に、ミトラはギュッと手を握る。
『思ったことを言っていいよ。試したいことをやっていい。僕は君の努力を全力で応援する。』
『・・・努、力・・・?』
『ああ。今までの成果は君の努力の塊だ。自分をもっと褒めてやっていい。』
衝撃だった。
自分のことをそんな風に見てくれたのは初めてだったからだ。
誰もがノノリの出す結果だけに注目し、妬み僻みをぶつけてくる。天才少年と揶揄され、出した結果を当たり前と処理されたノノリの乾いた心に、ミトラの言葉は一滴の希望として潤していった。
『僕は、僕は頑張ってますか・・・?』
『あぁ、もちろんさ。』
『僕は・・・胸を張っていいですか?』
『あぁ、君はもっと自分を誇っていい。』
『僕は・・・僕は・・・。』
気づけばノノリの目から大粒の涙がポロポロとこぼれていた。誰も見てくれなかった自分の努力を初めて認めてもらえたノノリは、鼻を真っ赤にして声を出し泣いた。そんなノノリをミトラは優しく抱きしめる。
『1人でよく頑張ったね。でも1人に慣れなくていいんだ。君の嬉しさや楽しさ、苦しみや悲しみを一緒に共有させてほしい。』
抱きしめられた温もりと優しい言葉に涙が止まらない。ミトラの首元に顔を埋めたノノリは、揺れる金糸の髪の毛に触れ、まるで太陽みたいだとおぼろげに思った。
音楽隊の奏でる音が頭の中を巡っている。振り返った先にある楽しそうな笑い声に何度も惹きつけられたノノリは、しかし手を伸ばせずにいた。
望んでもいいのだろうか。ワガママじゃないだろうか。しかし、ノノリの抱く不安のモヤは、信頼できるかっこいい生徒会メンバーの笑顔にかき消されていく。
そうだ、自分が今、全力で物事に取り組めているのは、我慢しなくてもよくなったのはいつだって傍にいてくれたミトラたちのおかげではないか。
「今からでも・・・間に合うでしょうか!?」
数秒の沈黙があった。しかしセリカはノノリの言いたいことをすぐに理解した。
「始めることに遅いなんてことはない。」
隣でシリアも頷く。
「僕も・・・僕も音楽を奏でてみたい。だから、ミトラさんたちに相談してみます!」
顔を上げたノノリの笑顔にセリカはホッとする。
「私もよかったら参加させてほしい。」
「私もですわ。」
「はいっ!!」
歓声が響く。セレモニーが終盤を迎えようとしているのだろう。
「あっ、いけない。僕はそろそろ失礼するのです。」
「そうでしたわ。ノノリさんも評議会に参加しなければいけませんもんね。」
「いえ、評議会に参加するのはミトラ会長とアシェリナ様、あとシャノハ博士です。」
本当は元老院も出席することになっている。しかし、元老院の目的は話し合いではなく監視のためだ。だからノノリは敢えて口には出さなかった。
「あと、特別枠でエリス・マークディルワスさんと菲耶・邵呉さんが参加されます。」
「えっ!?エリスとフェイがですか?」
「はい。特別枠については直前に決まったということでバタバタしたのです。それでは僕は失礼するのです。」
「あぁ、引き留めて悪かった。ノノリも頑張ってな。」
「はいです!」
そう言うとノノリはパタパタと去っていった。残された2人は思わず顔を見合わせる。
「エリスと菲耶が評議会に参加なんてどういうことでしょう。一般生徒の参加なんて聞いたことありませんわ。」
「許可を得ての参加だから理由があるんだろう。でもエリスにとってはとても貴重な機会なんじゃないか?」
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