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ウィル王子とわかれた後のジル王子③
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「……ジル様…失礼致します……」
「……失礼致します…」
二人のメイドは肩を落としジル王子の部屋を後にした。
「ぶふっ……」
部屋の中で待機しているジル王子付きの護衛騎士一人がメイド達が部屋を出た後笑いをこらえ吹き出していた。
「ん?何か面白い事でもあったのか?」
ジル王子が護衛騎士の噎せる姿を見て声を掛けていた。
「あ、いえっ、何でもありません…」
「……くっ」
「…本当にどうしたのだ?」
「気にしないで下さいジル様」
「何も御座いません」
「?」
ジル王子は護衛騎士二人の顔を見てメイド達が出た後で何か笑うような所でもあったのか?と騎士二人の顔を見ているとまた扉を叩く音がすると別のメイドが食事の知らせを伝えていた。
「ウィル王子からの連絡はまだか?」
「はい、まだ護衛からの連絡はありません」
「そうか…」
ジル王子は護衛騎士二人を連れ廊下を歩きウィル王子の事を聞き出していた。
廊下を歩いていると視線を感じその方へ顔を向けた時メイド達が見ている事に気付き今着ている服が軽装の為騎士服でない事にメイド達が気付いたのだろうとジル王子は視線の事は気にせず食事をする部屋に向かっていた。
もうすぐ食事をする部屋に辿り着こうとした時反対側の方から女性がジル王子に気付いたのか思いっきり手を振る姿が見えジル王子は歩く足を止めていた。
「ジル様どうしましたか?」
「……前から歩いて来る人を避けて通りたいのだが……」
「…前から歩いて来る方ですか?」
騎士の一人がジル王子の後ろから顔を覗かせ騎士にも気付いた女性がまたブンブンと手を振る姿が見えた。
「……あ!ジル様避けて通らない方が宜しいかと思いますが……」
「わたくしも思います同じ食卓へ向かわれますから…」
タタタタ…と廊下を走る音が聞こえドサッとジル王子のお腹に顔を埋めた。
「……っ!」
ジル王子は自分に抱き着いて来た女性に声を掛け両手の置き場に困っていた。
「……母上…」
「な~に、ジルちゃん!」
ニコッと幼く見えるジル王子の母親は埋めていた顔を見上げジル王子の腰に腕を回してギュッと抱き締めていた。
ジル王子達の側にいたメイド達数名がジル王子を抱き締めている女性を見て驚く者もいた。城の中のメイド達に使用人達は城で雇われる人数が多く後から城にメイドとして雇われた者は王子達の顔は覚えては居るが母親達の顔までは覚えている者は少なく、今廊下の目の前で王子を抱き締めている女性が誰なのか分からないメイド達は何処かの国の姫がジル王子を慕い自分達が居るにも関わらず目の前で抱き着く姿を見せられると例え苦手な王子でも他の女性が抱き着いている姿は見たくないものだ。
「誰よあの女…ジル王子に抱き付くなんて、私声も掛けた事も無いのに……」
「私も知らないわ、隣国の姫かそれとも貴族の娘とか?」
「知らない女に私達の王子様達を渡せないわ」
「今お城にいる王子様は何人だった?」
「確か……四人だったかしら、シェル王子にジル王子にカイ…何とか王子に……後一人お城を出て城下町に居るって聞いたわ」
まだ城に雇われて日が浅いメイド達はもう一人王子が居ることを知らず、廊下でまだジル王子に抱き着いて居る女性に睨むようにメイド達は離れで見ていた。
「……母上放して下さいメイド達が見ています」
「あら、良いじゃないジルちゃんメイドちゃん達に仲の良い親子だと見て貰っても、今日は楽しい一日だったわウィルちゃんに御礼を言わないとね」
「…そうですね今日は楽しむ事が出来ました……これも母上の御蔭です」
ジル王子は自分を抱き締めている母親エリーゼに今まで手のやり場に困っていた両手をギュッと小さな母親を抱き締めその様子を見ていたメイド達は驚き一番に驚いたのは母親のエリーゼだった
いつものジル王子だと無理にでも抱き着いて居る手を無理矢理放し怒るのだが、今のジル王子は感謝を伝え抱き締めてくれるとは思いもしなかった事で、ジル王子に何かが変わり始めている事に気が付き「庭園で何かあったの?」とジル王子に聞きたいと思いもしたが、今は初めて気を許してくれているジル王子に抱き締めて貰いたいと思った。
(……母上の背丈は今のウィルと同じくらいだろう、ウィルが自分の足で立ち私に抱き締めてくれたら……ウィルを見ると私に抱き着く事はまず無いだろう慌て出し顔を真っ赤になる姿が目に浮かぶようだ……)
クスッ……と思わず笑みを見せたジル王子に側にいる者達が皆驚いた顔を見せ、初めて笑うジル王子の顔を見たメイド達は頬を染め喜ぶメイド達だが、ジル王子と抱き合う女性を見ると素直に喜べず「いつまでそうしているの?早くジル王子から放れてよ」と嫉妬のような目でジル王子の母親を見ていた。
「ジルちゃん、今笑った?!」
「!……いえ、私は笑っては…」
「……嘘、さっき声が聞こえた……私を誰と重ねて見ているの?ジルちゃん……」
「……っ、」
ジル王子は自分を見上げて見ている母親エリーゼに抱き締めていた手を放しまた手のやり場に困りまだ抱き締めている母親は顔を見上げじと~っと目を細めジル王子の顔を見ていた。
「部屋にも入らず何をしているのだお前達は……」
ジル王子と母親のエリーゼに声を掛けたのは、後ろに護衛騎士を連れて歩く王様の姿があった。
「……失礼致します…」
二人のメイドは肩を落としジル王子の部屋を後にした。
「ぶふっ……」
部屋の中で待機しているジル王子付きの護衛騎士一人がメイド達が部屋を出た後笑いをこらえ吹き出していた。
「ん?何か面白い事でもあったのか?」
ジル王子が護衛騎士の噎せる姿を見て声を掛けていた。
「あ、いえっ、何でもありません…」
「……くっ」
「…本当にどうしたのだ?」
「気にしないで下さいジル様」
「何も御座いません」
「?」
ジル王子は護衛騎士二人の顔を見てメイド達が出た後で何か笑うような所でもあったのか?と騎士二人の顔を見ているとまた扉を叩く音がすると別のメイドが食事の知らせを伝えていた。
「ウィル王子からの連絡はまだか?」
「はい、まだ護衛からの連絡はありません」
「そうか…」
ジル王子は護衛騎士二人を連れ廊下を歩きウィル王子の事を聞き出していた。
廊下を歩いていると視線を感じその方へ顔を向けた時メイド達が見ている事に気付き今着ている服が軽装の為騎士服でない事にメイド達が気付いたのだろうとジル王子は視線の事は気にせず食事をする部屋に向かっていた。
もうすぐ食事をする部屋に辿り着こうとした時反対側の方から女性がジル王子に気付いたのか思いっきり手を振る姿が見えジル王子は歩く足を止めていた。
「ジル様どうしましたか?」
「……前から歩いて来る人を避けて通りたいのだが……」
「…前から歩いて来る方ですか?」
騎士の一人がジル王子の後ろから顔を覗かせ騎士にも気付いた女性がまたブンブンと手を振る姿が見えた。
「……あ!ジル様避けて通らない方が宜しいかと思いますが……」
「わたくしも思います同じ食卓へ向かわれますから…」
タタタタ…と廊下を走る音が聞こえドサッとジル王子のお腹に顔を埋めた。
「……っ!」
ジル王子は自分に抱き着いて来た女性に声を掛け両手の置き場に困っていた。
「……母上…」
「な~に、ジルちゃん!」
ニコッと幼く見えるジル王子の母親は埋めていた顔を見上げジル王子の腰に腕を回してギュッと抱き締めていた。
ジル王子達の側にいたメイド達数名がジル王子を抱き締めている女性を見て驚く者もいた。城の中のメイド達に使用人達は城で雇われる人数が多く後から城にメイドとして雇われた者は王子達の顔は覚えては居るが母親達の顔までは覚えている者は少なく、今廊下の目の前で王子を抱き締めている女性が誰なのか分からないメイド達は何処かの国の姫がジル王子を慕い自分達が居るにも関わらず目の前で抱き着く姿を見せられると例え苦手な王子でも他の女性が抱き着いている姿は見たくないものだ。
「誰よあの女…ジル王子に抱き付くなんて、私声も掛けた事も無いのに……」
「私も知らないわ、隣国の姫かそれとも貴族の娘とか?」
「知らない女に私達の王子様達を渡せないわ」
「今お城にいる王子様は何人だった?」
「確か……四人だったかしら、シェル王子にジル王子にカイ…何とか王子に……後一人お城を出て城下町に居るって聞いたわ」
まだ城に雇われて日が浅いメイド達はもう一人王子が居ることを知らず、廊下でまだジル王子に抱き着いて居る女性に睨むようにメイド達は離れで見ていた。
「……母上放して下さいメイド達が見ています」
「あら、良いじゃないジルちゃんメイドちゃん達に仲の良い親子だと見て貰っても、今日は楽しい一日だったわウィルちゃんに御礼を言わないとね」
「…そうですね今日は楽しむ事が出来ました……これも母上の御蔭です」
ジル王子は自分を抱き締めている母親エリーゼに今まで手のやり場に困っていた両手をギュッと小さな母親を抱き締めその様子を見ていたメイド達は驚き一番に驚いたのは母親のエリーゼだった
いつものジル王子だと無理にでも抱き着いて居る手を無理矢理放し怒るのだが、今のジル王子は感謝を伝え抱き締めてくれるとは思いもしなかった事で、ジル王子に何かが変わり始めている事に気が付き「庭園で何かあったの?」とジル王子に聞きたいと思いもしたが、今は初めて気を許してくれているジル王子に抱き締めて貰いたいと思った。
(……母上の背丈は今のウィルと同じくらいだろう、ウィルが自分の足で立ち私に抱き締めてくれたら……ウィルを見ると私に抱き着く事はまず無いだろう慌て出し顔を真っ赤になる姿が目に浮かぶようだ……)
クスッ……と思わず笑みを見せたジル王子に側にいる者達が皆驚いた顔を見せ、初めて笑うジル王子の顔を見たメイド達は頬を染め喜ぶメイド達だが、ジル王子と抱き合う女性を見ると素直に喜べず「いつまでそうしているの?早くジル王子から放れてよ」と嫉妬のような目でジル王子の母親を見ていた。
「ジルちゃん、今笑った?!」
「!……いえ、私は笑っては…」
「……嘘、さっき声が聞こえた……私を誰と重ねて見ているの?ジルちゃん……」
「……っ、」
ジル王子は自分を見上げて見ている母親エリーゼに抱き締めていた手を放しまた手のやり場に困りまだ抱き締めている母親は顔を見上げじと~っと目を細めジル王子の顔を見ていた。
「部屋にも入らず何をしているのだお前達は……」
ジル王子と母親のエリーゼに声を掛けたのは、後ろに護衛騎士を連れて歩く王様の姿があった。
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