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4章 三国鼎立
南海城内にて問答
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足を踏み入れた南海城内も閑散としていた。上へ上へと上り、やがて一つの扉に辿り着き、それを開ける。そこには、床で裸で体をくねらせて悶える男2人とその中央にこちらに背を向けて立つ男が居た。
???「ようやくここまで来たか待ちくたびれたぞ。王道の遣いよ」
???「兄上様~もっともっと~私を蕩けさせて~」
???「あぁんずるい~私の方が締め付けますから~兄様のを」
劉備「なんなんだ。これは?男同士で?」
???「なんだ男同士がやることは悪いとでも言うつもりか?愛に男も女も無かろう。その床で悶えてるのは俺の弟、士頌と士幹だ。見苦しいところを見せたな劉備よ」
劉備「弟?弟とこんなことを?」
???「そうかお前にも弟が居たのだったな?弟は良い。無条件で兄を慕って付いてきてくれるからな。何の疑問も抱かずに。まぁ士徽の奴は例外だがな」
劉備「貴様!このようなことをして、恥ずかしくはないのか?」
???「何を恥ずかしがることがある。弟たちを見てみるが良い。俺のを恍惚の目で見つめ、俺に犯されるのを待っているそのケツを。可愛いではないか」
劉備「狂っている血を分けた兄弟にそのようなことをするなど正気の沙汰ではない。やはり、貴様はここで殺さねばならんようだ」
陳到「殿が直接手を下す必要はありません。ここは、白毦兵の陳叔至にお任せを」
???「おーっと。ここには大量の爆弾を仕掛けている。劉備以外は動くなよ。といっても帰るなら止めはしないがな」
劉備「何が目的だ」
???「なーに、王道というくだらぬ偽善思想に終止符を打ってやろうと思ってな。一騎討ちをしないか?劉備、お前が1人で俺と戦うのならこの爆弾は爆破しないと約束してやろう」
陳到「敵の挑発に乗ってはなりません殿!」
劉備「俺が受ければ爆弾は爆破させないんだな?」
???「お前ならそう言うと思ったよ。この爆弾を見たらな」
士祇の後ろには、人の形をした者に導火線のようなものがついているがクネクネと動いていた。
???「もう察しは付いてるのだろう?」
劉備「ここの民たちだな?お前はとことん俺をイラつかせるようだ」
???「御名答。人型爆弾と言ってな。人のお腹の中に。あぁ、勿論掻っ捌いてだぞ。そこに爆誕の元を植え込めば、あら不思議、導火線に火を付ければ爆発する人型爆弾の完成ってな。あぁ、無理やりしたと思ってんなら大間違いだぜ。今は袋を被せているがその証拠に声を聞かせてやるよ」
民男「士祇様、早くこの爆弾を起爆してください。あの男を俺が俺が殺すんだ」
民老「まだ若いお前が先に行く必要はない。士祇様、ワシにワシにやらせてくだされ。あの薄汚い簒奪者を殺すために」
民女「士祇様、あの男は強姦王です。私が床に誘って、共に爆発します」
士祇「この通り、皆心からこの実験に協力してくれた」
陳到「何故!?このようなことに進んで協力する」
士祇「先程から劉備のお守りが煩いな。ここで爆発させても良いんだぞ。良い加減黙れよ。いや、この場から去れ。10分以内にお前たちが城内の外に出ないなら爆発させる」
劉備「!?陳到、お前たちはいう通りにせよ。あの爆弾というものがどの規模なのかもわからん。外にいる皆んなも退去させよ」
陳到「しかし、殿を置いてこの場を離れるなど親衛隊の名が」
劉備「これは命令だ!さっさと行け!」
陳到「ぐっ。殿、必ずや無事で帰ってきてください」
劉備「わかっている」
陳到がその場にいた白毦兵の全てを連れて外に出ていく。
士祇「これでようやく2人きりだな。これでも俺はお前のことを認めているんだ。王道という矛盾だらけのくだらない偽善思想に囚われながらもそれを必死に目指そうとするお前をな」
劉備「王道が矛盾だらけのくだらない偽善思想だと?馬鹿にするな!徳を持って皆と手を取り合い国を治めることの何が偽善なのだ!」
士祇「ほぉ?お前が今やっていることは?」
劉備「何が言いたい?」
士祇「力を振り翳して交州を無理やり支配しようとしている。それはな王道とは程遠いと思わんか?」
劉備「なら、お前は話を聞いてくれるのか?私と一緒に王道への道を歩めるか?」
士祇「そこが矛盾なのだ。徳だけで本当に国を治められるとでも?いやはっきり言ってやったほうが良いな。お前が今やっていることは覇道と変わりないおこないだ!」
劉備「!!!!!私の行いが覇道だと?」
士祇「否定できるのか?」
劉備「王道は覇道と対を為しているわけではない。王道は覇道の先にあるもの」
士祇「ほぉ。その真理に到達していたか。流石、王道を語るだけの大馬鹿者ではないようだな」
劉備「桓治殿から教えて貰ったのだ。意味は全くわからなかったが、そういうことか」
士祇「かつてこの国を統一した王が居た」
劉備「秦国の嬴政王のことか」
士祇「流石、中山王の末裔と名乗るだけはあって歴史をきちんと学んでいるようだな。あぁ、嬴政とて、覇道の後は善政を敷くつもりだったのだそうだ。だが、実際はどうだ?あるかもわからぬ不老不死の薬に取り憑かれ、その後を貴様らの先祖である劉邦が強奪したのだ。貴様らはどこまで行っても簒奪者なのだよ」
劉備「そのようなことはない。あの時、国は疲弊していた。民たちが新たな指導者を求めたのだ。だから太祖帝が立ち上がったのだ。決して、簒奪するためではない国を守るためだ」
士祇「なんとでも言えよう。だが、貴様の中に簒奪者の血が混じっているのは確かだ。この世界、見渡せば簒奪者どもの子孫だらけ。だから対して気にもしていなかったがお前はどうやら本物のようだ。だからこそ殺し甲斐があるというもの。さぁ武器を取れ。問答はもう必要ない。次は武で語り合おうぞ」
劉備「なんという圧だ」
劉備は士祇の強者の圧を受けて、一瞬気圧されるのだった。
???「ようやくここまで来たか待ちくたびれたぞ。王道の遣いよ」
???「兄上様~もっともっと~私を蕩けさせて~」
???「あぁんずるい~私の方が締め付けますから~兄様のを」
劉備「なんなんだ。これは?男同士で?」
???「なんだ男同士がやることは悪いとでも言うつもりか?愛に男も女も無かろう。その床で悶えてるのは俺の弟、士頌と士幹だ。見苦しいところを見せたな劉備よ」
劉備「弟?弟とこんなことを?」
???「そうかお前にも弟が居たのだったな?弟は良い。無条件で兄を慕って付いてきてくれるからな。何の疑問も抱かずに。まぁ士徽の奴は例外だがな」
劉備「貴様!このようなことをして、恥ずかしくはないのか?」
???「何を恥ずかしがることがある。弟たちを見てみるが良い。俺のを恍惚の目で見つめ、俺に犯されるのを待っているそのケツを。可愛いではないか」
劉備「狂っている血を分けた兄弟にそのようなことをするなど正気の沙汰ではない。やはり、貴様はここで殺さねばならんようだ」
陳到「殿が直接手を下す必要はありません。ここは、白毦兵の陳叔至にお任せを」
???「おーっと。ここには大量の爆弾を仕掛けている。劉備以外は動くなよ。といっても帰るなら止めはしないがな」
劉備「何が目的だ」
???「なーに、王道というくだらぬ偽善思想に終止符を打ってやろうと思ってな。一騎討ちをしないか?劉備、お前が1人で俺と戦うのならこの爆弾は爆破しないと約束してやろう」
陳到「敵の挑発に乗ってはなりません殿!」
劉備「俺が受ければ爆弾は爆破させないんだな?」
???「お前ならそう言うと思ったよ。この爆弾を見たらな」
士祇の後ろには、人の形をした者に導火線のようなものがついているがクネクネと動いていた。
???「もう察しは付いてるのだろう?」
劉備「ここの民たちだな?お前はとことん俺をイラつかせるようだ」
???「御名答。人型爆弾と言ってな。人のお腹の中に。あぁ、勿論掻っ捌いてだぞ。そこに爆誕の元を植え込めば、あら不思議、導火線に火を付ければ爆発する人型爆弾の完成ってな。あぁ、無理やりしたと思ってんなら大間違いだぜ。今は袋を被せているがその証拠に声を聞かせてやるよ」
民男「士祇様、早くこの爆弾を起爆してください。あの男を俺が俺が殺すんだ」
民老「まだ若いお前が先に行く必要はない。士祇様、ワシにワシにやらせてくだされ。あの薄汚い簒奪者を殺すために」
民女「士祇様、あの男は強姦王です。私が床に誘って、共に爆発します」
士祇「この通り、皆心からこの実験に協力してくれた」
陳到「何故!?このようなことに進んで協力する」
士祇「先程から劉備のお守りが煩いな。ここで爆発させても良いんだぞ。良い加減黙れよ。いや、この場から去れ。10分以内にお前たちが城内の外に出ないなら爆発させる」
劉備「!?陳到、お前たちはいう通りにせよ。あの爆弾というものがどの規模なのかもわからん。外にいる皆んなも退去させよ」
陳到「しかし、殿を置いてこの場を離れるなど親衛隊の名が」
劉備「これは命令だ!さっさと行け!」
陳到「ぐっ。殿、必ずや無事で帰ってきてください」
劉備「わかっている」
陳到がその場にいた白毦兵の全てを連れて外に出ていく。
士祇「これでようやく2人きりだな。これでも俺はお前のことを認めているんだ。王道という矛盾だらけのくだらない偽善思想に囚われながらもそれを必死に目指そうとするお前をな」
劉備「王道が矛盾だらけのくだらない偽善思想だと?馬鹿にするな!徳を持って皆と手を取り合い国を治めることの何が偽善なのだ!」
士祇「ほぉ?お前が今やっていることは?」
劉備「何が言いたい?」
士祇「力を振り翳して交州を無理やり支配しようとしている。それはな王道とは程遠いと思わんか?」
劉備「なら、お前は話を聞いてくれるのか?私と一緒に王道への道を歩めるか?」
士祇「そこが矛盾なのだ。徳だけで本当に国を治められるとでも?いやはっきり言ってやったほうが良いな。お前が今やっていることは覇道と変わりないおこないだ!」
劉備「!!!!!私の行いが覇道だと?」
士祇「否定できるのか?」
劉備「王道は覇道と対を為しているわけではない。王道は覇道の先にあるもの」
士祇「ほぉ。その真理に到達していたか。流石、王道を語るだけの大馬鹿者ではないようだな」
劉備「桓治殿から教えて貰ったのだ。意味は全くわからなかったが、そういうことか」
士祇「かつてこの国を統一した王が居た」
劉備「秦国の嬴政王のことか」
士祇「流石、中山王の末裔と名乗るだけはあって歴史をきちんと学んでいるようだな。あぁ、嬴政とて、覇道の後は善政を敷くつもりだったのだそうだ。だが、実際はどうだ?あるかもわからぬ不老不死の薬に取り憑かれ、その後を貴様らの先祖である劉邦が強奪したのだ。貴様らはどこまで行っても簒奪者なのだよ」
劉備「そのようなことはない。あの時、国は疲弊していた。民たちが新たな指導者を求めたのだ。だから太祖帝が立ち上がったのだ。決して、簒奪するためではない国を守るためだ」
士祇「なんとでも言えよう。だが、貴様の中に簒奪者の血が混じっているのは確かだ。この世界、見渡せば簒奪者どもの子孫だらけ。だから対して気にもしていなかったがお前はどうやら本物のようだ。だからこそ殺し甲斐があるというもの。さぁ武器を取れ。問答はもう必要ない。次は武で語り合おうぞ」
劉備「なんという圧だ」
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