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五
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「結に触んな」
「はあぁ?!テメェ俺が手助けしてやったのになんだその態度!!?」
知人でも結に触ったのが心底気に食わなかったらしい繋は結を抱き締めながら鳳来から話した。
「何?お前らそういう関係?」
ニタニタ笑う鳳来に威嚇する繋。
普段クールなイメージの繋しか見ていないムギと姫雛は唖然としていた。
これが繋?
どうしちゃったの?
キャラ崩れをしている繋の事を気に止めていないのは結だけだろう。
「···········」
ぎゅっと繋に抱きつき返す。
「····結。大丈夫か?」
繋の問に結はふるふると首を振る。
繋が来てくれなかったら最悪な死に方をしていただろう。
きっと犯されながら食い殺されていた。
「まぁ、人間···しかも戦争すら知らない未来から来たJKからすればショッキングな事が一気に来てるわけだから大丈夫じゃねぇだろうなァ」
「·······未来?」
どういう事かと繋が聞く。
答える前に鳳来は結に聞く事があると言い結に質問をする。
「結ちゃんだっけ?生まれは平成?それとも····」
「·········令和····です」
「そっか····つまり結ちゃんは室町時代の上界にタイムスリップしたってことか」
「え?」
室町時代にタイムスリップ?
「まぁ、初めから説明するとだなぁ」
ここは【上界倭国】
神人と妖が共存する世界で【下界】の上に位置する。
そしてこの世界は天明300年。
人間界の時代は今室町時代だという。
「結ちゃんは何らかの方法でタイムスリップした上にこの世界にやってきてしまった。そしてこの世界の食いもん食っちまったって事だろ?」
「·····················」
時代を超えて、しかも異世界に来てしまったと言う結の帰り道は完全に絶たれてしまった事を鳳来の説明で理解してしまった結はあまりのショックで目の前が真っ白になってしまった。
「はあぁ?!テメェ俺が手助けしてやったのになんだその態度!!?」
知人でも結に触ったのが心底気に食わなかったらしい繋は結を抱き締めながら鳳来から話した。
「何?お前らそういう関係?」
ニタニタ笑う鳳来に威嚇する繋。
普段クールなイメージの繋しか見ていないムギと姫雛は唖然としていた。
これが繋?
どうしちゃったの?
キャラ崩れをしている繋の事を気に止めていないのは結だけだろう。
「···········」
ぎゅっと繋に抱きつき返す。
「····結。大丈夫か?」
繋の問に結はふるふると首を振る。
繋が来てくれなかったら最悪な死に方をしていただろう。
きっと犯されながら食い殺されていた。
「まぁ、人間···しかも戦争すら知らない未来から来たJKからすればショッキングな事が一気に来てるわけだから大丈夫じゃねぇだろうなァ」
「·······未来?」
どういう事かと繋が聞く。
答える前に鳳来は結に聞く事があると言い結に質問をする。
「結ちゃんだっけ?生まれは平成?それとも····」
「·········令和····です」
「そっか····つまり結ちゃんは室町時代の上界にタイムスリップしたってことか」
「え?」
室町時代にタイムスリップ?
「まぁ、初めから説明するとだなぁ」
ここは【上界倭国】
神人と妖が共存する世界で【下界】の上に位置する。
そしてこの世界は天明300年。
人間界の時代は今室町時代だという。
「結ちゃんは何らかの方法でタイムスリップした上にこの世界にやってきてしまった。そしてこの世界の食いもん食っちまったって事だろ?」
「·····················」
時代を超えて、しかも異世界に来てしまったと言う結の帰り道は完全に絶たれてしまった事を鳳来の説明で理解してしまった結はあまりのショックで目の前が真っ白になってしまった。
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