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五
二
しおりを挟む無理やり引きずり出され羽交い締めにされ、暴れて抵抗しようも妖怪にとって結の力なんて赤子同然だ。
「人間って奴は本当に弱い生き物だよなぁ」
「所詮神が創り出した未完成の生き物だからな」
「けど、美味そうだよなぁ。肉はやわらかそうだ」
ゲラゲラ笑う男達は結の服を紙切れのように破いて行く。
「胸はまぁあるな。食いちぎりてぇ」
「それは後でにしろ」
まずは楽しむ事が先だと結を床に倒す。
上に乗り覆いかぶさってくる男を見て、こんな状況になればなるほど自分の身に今から何が起きるのか想像が着いた。
犯されながら食い殺される。
こんな知らない場所で。
親にも会える事なく。
「こんなに震えて可哀想」
「心にも無いこと言ってやるなよ」
腕を押さえつけられ、破れた服からブラジャーを剥がされる。
「やぁっ!」
「若いだけあっていい弾力」
胸を触られ強く揉まれれば痛みが走る。
首をいやいやと横に振り、足はバタバタと足掻くが、ただただ抵抗にすらならずに虚しいだけだった。
「ひっ!」
----じゅっと胸を吸われた。
「ゃだ···っ···やぁっ」
舐められ吸われ軽く噛まれて弄ばれ、結の目からはボロボロ涙が零れていく。
「止めて」と、何度も言って暴れるが、笑われるだけ笑われ自分ご無力な事を思い知らされる。
「ぅ····ヒック···ぁ゛う゛···ヒッ····」
「可哀想。仲間だと思った女に裏切られてこんな所で犯されて最後は殺されるんだからよォ」
まぁ、その前に四肢のどれかを美味しくいただくけどな···と、結の内側太腿をするりと撫で
「い゛っ」
爪で軽く切られた。
「皮膚なんて簡単に切れるなぁ。····良い匂い」
結の太腿を上げ、切られた皮膚から流れる血を舐める。
「ずりぃぞ!お前らばっかり味見して」
「お前は黙って腕を掴んでろよ」
「ざっけんな!俺にも味見させろ」
ぎゃあぎゃあ喚きながら結の上で言い合いをする中で結は独りこのまま蹂躙される事をただ待つしかない事に絶望した。
「···て·····」
頭の中で縁と助けを求める。
違う····
頭に浮かんだのは
「····な···繋····」
助けてと、その名を何度も呼ぶ。
何度も
何度も
「!?」
--ドオォンと、少し遠くから何かを破壊する音と地響きが鳴る。
「なんだ!?」
驚いた男達が結から離れて立ち上がる。
その途端、室内なのに突風が吹き結達のいる部屋の中にもその風が吹き荒れた。
「なっ!?」
突風は結以外の三人を天井と壁に追いやり風圧で身体の動きを奪った。
一体何が起きているのか·····
廊下からこちらに走ってくる二つの足音が聞こえる。
「結!大丈夫!?」
部屋の中に入ってきて結の名を呼んだのは····
「····ムギ?」
そして、その後ろから入ってきたのは
「··········」
結が名前を呼び、心から助けを求めた人物だった。
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