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二
一
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次の日になって繋の言った意味を理解した。
「·····くっきり付けられてる」
右頚部のうっ血痕。
つまりキスマーク。
まるで「俺のもの」とでも言いたいその痕をみて結は手鏡を持ったままため息を漏らした。
「長は独占欲強いから」
目が覚めると既に繋は部屋からいなくなっており、代わりにムギがやってきて結の首を見て「あらまぁ」と、笑っていた。
どうなっているのか分からなかった結にムギが手鏡を持ってきて見せて来た。
それにしてもだ。
独占欲云々の前に己は繋の所有物ではない。
「けど、ここの住人になるんでしょ?」
「ならないよ」
暫くは世話になるけど帰るまでの期間限定だ。
しかも、住人になったとしても繋の所有物になるつもりはない。
全く似た顔だとしても未だに結の心には縁が住み着いているのだから。
「···ご飯の前にさっぱりしておいでよ」
ムギは何か言いたそうだったが、昨日から風呂に入っていなかった結は有難く風呂を使わせていただくことになった。
脱衣場に案内され洗濯済の制服を手渡されて「ごゆっくり~」と、ムギは脱衣場から出ていった。
この屋敷のお風呂は温泉で広いと説明された時に少し心が踊った。
「温泉温泉♪」
上機嫌で服を脱いで浴室のドアを開ける。
そこに広がるのは湯気に包まれた大きな岩風呂だった。
まるで何処かの温泉旅館に泊まりに来たのかと錯覚するくらい立派な岩風呂に結の心は高揚した。
「けど····」
シャワーなどの器具は無い。
少し不憫だなと、思いながらも身体を湯で流して温泉に浸かる。
「···あ~···いい湯だなぁ」
「そうだろ?」
「····················!?」
立ち篭る湯気で気づかなかった結はその聞こえた声に驚愕する。
そして·····
「·····き···」
結の大きな叫び声が一面に響き渡ったのは言うまでもない。
-------
「俺が悪いのか!?」
先に入っていたのは紛れもない繋の方。
後から入ってきた結が被害者面をするのは納得いかない。
(見られた!見られた!!見られたァァ!!)
御立腹の繋とは逆に己の生まれたままの姿を見られた結は顔を真っ赤にしてショックを受けていた。
「「長ー?」」
「結ー?」
それぞれの部屋に行ったムギと座敷わらしは二人に聞く。
「「「裸どうだったー?」」」
「ふぁっ!?」
突然の質問に変な声を出す結とは逆に
「まぁ、悪くねぇな」と、さらりと答える繋。
繋に「悪くない」と、言われたこなんて別室にいる結は知る由もなかった。
「·····くっきり付けられてる」
右頚部のうっ血痕。
つまりキスマーク。
まるで「俺のもの」とでも言いたいその痕をみて結は手鏡を持ったままため息を漏らした。
「長は独占欲強いから」
目が覚めると既に繋は部屋からいなくなっており、代わりにムギがやってきて結の首を見て「あらまぁ」と、笑っていた。
どうなっているのか分からなかった結にムギが手鏡を持ってきて見せて来た。
それにしてもだ。
独占欲云々の前に己は繋の所有物ではない。
「けど、ここの住人になるんでしょ?」
「ならないよ」
暫くは世話になるけど帰るまでの期間限定だ。
しかも、住人になったとしても繋の所有物になるつもりはない。
全く似た顔だとしても未だに結の心には縁が住み着いているのだから。
「···ご飯の前にさっぱりしておいでよ」
ムギは何か言いたそうだったが、昨日から風呂に入っていなかった結は有難く風呂を使わせていただくことになった。
脱衣場に案内され洗濯済の制服を手渡されて「ごゆっくり~」と、ムギは脱衣場から出ていった。
この屋敷のお風呂は温泉で広いと説明された時に少し心が踊った。
「温泉温泉♪」
上機嫌で服を脱いで浴室のドアを開ける。
そこに広がるのは湯気に包まれた大きな岩風呂だった。
まるで何処かの温泉旅館に泊まりに来たのかと錯覚するくらい立派な岩風呂に結の心は高揚した。
「けど····」
シャワーなどの器具は無い。
少し不憫だなと、思いながらも身体を湯で流して温泉に浸かる。
「···あ~···いい湯だなぁ」
「そうだろ?」
「····················!?」
立ち篭る湯気で気づかなかった結はその聞こえた声に驚愕する。
そして·····
「·····き···」
結の大きな叫び声が一面に響き渡ったのは言うまでもない。
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「俺が悪いのか!?」
先に入っていたのは紛れもない繋の方。
後から入ってきた結が被害者面をするのは納得いかない。
(見られた!見られた!!見られたァァ!!)
御立腹の繋とは逆に己の生まれたままの姿を見られた結は顔を真っ赤にしてショックを受けていた。
「「長ー?」」
「結ー?」
それぞれの部屋に行ったムギと座敷わらしは二人に聞く。
「「「裸どうだったー?」」」
「ふぁっ!?」
突然の質問に変な声を出す結とは逆に
「まぁ、悪くねぇな」と、さらりと答える繋。
繋に「悪くない」と、言われたこなんて別室にいる結は知る由もなかった。
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