異世界の孤児院でただ平和に暮らしたいだけだった。
齢二十六、性別女。
職業自宅警備員。
名前は七町 楓。
元孤児で施設の出の彼女は愛に飢えていた。
二十五歳までごく普通に働いていたが、上司からのパワハラを切っ掛けに脱サラニートに。
ある晴れた日。
マンションの自室の窓から桜の花弁が舞うのを眺めていた時だ。
七町楓は謎の心臓発作により命を落とす。
七町楓は目が覚めるとそこは天国でも地獄でもなく、ルイ・エレメルと言うエルフの孤児に生まれ変わり、異世界に来ていた。
この物語は異世界転生した主人公が孤児院でなんとか平和に暮らそうとする話である。
一章【なんとか平和に暮らしたい】
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