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第二章 本部編
53 抱き枕
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2度目となるギルの部屋のベッドで目を覚ました俺。目の前には初めてギルに抱かれた時のようにあどけない顔のギルが寝ていた。今日は、朝から仕事をしていないようだ。
あの後結局全てギルに任せてしまったので、ぐっすり寝ているギルを見てかなりホッとしている。
時計を見るとまだ朝食までには時間がある。俺はもう一度ギルの寝ている布団に潜り込み横になった。
「はぁ、でもやっぱりギルに全部任せっきりにしちゃったな……」
レオに教えてもらった事が全て無駄になりがっかりする。やはり体を鍛えるべきだろうかと、ギルの寝顔を眺めながら考えていた。
「なんでそんなに自分からしようとしてたんだ?」
「だって前、ギル疲れてる感じだったから疲れないように俺が頑張らなきゃと思って……!?」
自然に会話をしていたが、俺は誰と会話しているんだと驚くがこの部屋には俺の他にはギルしかいないのだから今の声は間違いなくギルの声だ。
ギルの閉じられていたまぶたがゆっくりと開き、俺の目とばっちり合う。寝起きだと言うのにあどけない顔からいつものキリッとした顔に戻っていた。
「なんだそんなこと気にしてたのか」
「だって、倒れたって言うし」
「あれは俺の自己管理ができていなかっただけで、お前は何も悪くない」
ギルはそう言ってくれるが、負担になっていることには違いなかったから少しでもその負担を減らしたかった。
しかし、身の丈に合わないことはするものではないと身に染みて感じた。
「でも……結局何もできなかった」
「あの後何をするつもりだったんだ……?」
「そ、それは……」
何をするつもりなのかといえば、エロいことなので口に出して言うのは恥ずかしい。あの時は夜のテンションというもので気持ちがハイになっていたから、朝の気持ちがリセットされたこの状態で話すのは気まずい。
俺の心情なんて知る由もないギルは、キリッとした目で俺の顔をじっと見つめている。
あぁ、これはさっさと話せと言っている目だ。他の人が見たら怒っているような目をしているが、さすがにこの仏頂面にも慣れて怒っているわけではないことは理解できる。
この男は俺が話さない限りずっと黙っているつもりなのかもしれない。へんなところで頑固だ。
「その……レオに教えてもらった、騎乗位をしようとしました……」
体をモジモジさせながら正直に白状した。ただし、レオに教えられたことであり自ら調べたわけではないと、変態度を抑えるための保険はかけておいた。
「ふっ、そんなことしようとしていたのか」
──鼻で笑われた。
まるで、お前にそんなことできるのか?とでも言いたげだ。
「俺だって、やろうと思えばそのくらい朝飯前だ!」
「じゃあ今からするか?本当に朝飯前だしな」
「……ごめんなさい、無理でした」
ちょっと強がりを言ってしまったら、すぐに反撃され撃沈する。すぐに謝った俺を嘲笑っていた。
ムッとした俺は、向かい合っていた体を反転させギルに背を向けてふて寝し始める。
どーせ、俺にはそんなことできるほど技量もメンタルもないですよ!どいつもこいつも俺のこと馬鹿にしやがって、俺だってたまには上になりたいと思う気持ちはあるんだ。
「ははっ、悪い悪い。お前の気持ちはよくわかったが余計な心配だったぞ」
「! どういうこと?」
「明日アルが帰ってくる。それに第一、第二連隊も帰ってきてだいぶ仕事も片付いた。だから最近は快眠できていたからな」
「え? それって……うおっ!」
「だから、もう少し寝かせろ、まだ朝食まで時間がある」
俺の言葉を遮って、後ろからギルが抱きついてきた。まさに抱き枕状態になっている。
少しの間動けないでいると耳元にギルの寝息が聞こえた。せっかく最近よく眠れているというのだから、起こすのも悪いと思った俺はその後朝食までの時間、大人しく抱き枕に徹することとなった。
俺はドキドキして全く寝られず、かれこれ一時間ほど背中にギルの体温を感じながら、昨晩確実にいらんことをした自分の過ちを呪っていた。
◇◇◇
「いただきます」
朝食を目の前に手を合わせ感謝の言葉を呟く。
その後、朝食の時間が近づいた頃にギルは目を覚ましたので俺は自室に戻った。
現在一人で食堂で朝食を食べるところである。
今日の朝食は、パンとサラダ、スープにヨーグルトといった至って普通で健康的なメニューだ。
むしゃむしゃと食事をとっていた俺の前に誰かが座る。
「ふぁあ~、おはよサタロー」
「はよ、パスカル、随分眠たそうだな」
「あぁ、医療班は人手が足りないから大変なんだ」
「そうなのか……」
俺の前に座ったパスカルはいつにも増して眠たそうにしている。もともと朝が弱いようで少し経てば直ぐにウザいぐらいのハイテンションに戻るのだが、それにしても疲れている様子だった。
でもまぁ、大量に皿に乗せられたベーコンやらソーセージやらを見ると食欲はあるようだ。
「なぁ、アルが帰ってくるって本当か?」
「なんだ、知ってたのか……あぁ、明日帰ってくるぞ」
「そっか」
ギルが言っていたことはどうやら本当だったらしい。アルに会うのは実に一か月ぶりとなる。
俺の命の恩人でもある彼には、遠征訓練中に別れたため王都に帰ってきてから会うのは初めてである。
アルに相談したいこともあったので帰ってくるのをずっと待っていた。そんなこと無しにしても会いたいとは思っていたしな。
明日になるのが待ち遠しいと思いながら、残りの朝食を食べた。
あの後結局全てギルに任せてしまったので、ぐっすり寝ているギルを見てかなりホッとしている。
時計を見るとまだ朝食までには時間がある。俺はもう一度ギルの寝ている布団に潜り込み横になった。
「はぁ、でもやっぱりギルに全部任せっきりにしちゃったな……」
レオに教えてもらった事が全て無駄になりがっかりする。やはり体を鍛えるべきだろうかと、ギルの寝顔を眺めながら考えていた。
「なんでそんなに自分からしようとしてたんだ?」
「だって前、ギル疲れてる感じだったから疲れないように俺が頑張らなきゃと思って……!?」
自然に会話をしていたが、俺は誰と会話しているんだと驚くがこの部屋には俺の他にはギルしかいないのだから今の声は間違いなくギルの声だ。
ギルの閉じられていたまぶたがゆっくりと開き、俺の目とばっちり合う。寝起きだと言うのにあどけない顔からいつものキリッとした顔に戻っていた。
「なんだそんなこと気にしてたのか」
「だって、倒れたって言うし」
「あれは俺の自己管理ができていなかっただけで、お前は何も悪くない」
ギルはそう言ってくれるが、負担になっていることには違いなかったから少しでもその負担を減らしたかった。
しかし、身の丈に合わないことはするものではないと身に染みて感じた。
「でも……結局何もできなかった」
「あの後何をするつもりだったんだ……?」
「そ、それは……」
何をするつもりなのかといえば、エロいことなので口に出して言うのは恥ずかしい。あの時は夜のテンションというもので気持ちがハイになっていたから、朝の気持ちがリセットされたこの状態で話すのは気まずい。
俺の心情なんて知る由もないギルは、キリッとした目で俺の顔をじっと見つめている。
あぁ、これはさっさと話せと言っている目だ。他の人が見たら怒っているような目をしているが、さすがにこの仏頂面にも慣れて怒っているわけではないことは理解できる。
この男は俺が話さない限りずっと黙っているつもりなのかもしれない。へんなところで頑固だ。
「その……レオに教えてもらった、騎乗位をしようとしました……」
体をモジモジさせながら正直に白状した。ただし、レオに教えられたことであり自ら調べたわけではないと、変態度を抑えるための保険はかけておいた。
「ふっ、そんなことしようとしていたのか」
──鼻で笑われた。
まるで、お前にそんなことできるのか?とでも言いたげだ。
「俺だって、やろうと思えばそのくらい朝飯前だ!」
「じゃあ今からするか?本当に朝飯前だしな」
「……ごめんなさい、無理でした」
ちょっと強がりを言ってしまったら、すぐに反撃され撃沈する。すぐに謝った俺を嘲笑っていた。
ムッとした俺は、向かい合っていた体を反転させギルに背を向けてふて寝し始める。
どーせ、俺にはそんなことできるほど技量もメンタルもないですよ!どいつもこいつも俺のこと馬鹿にしやがって、俺だってたまには上になりたいと思う気持ちはあるんだ。
「ははっ、悪い悪い。お前の気持ちはよくわかったが余計な心配だったぞ」
「! どういうこと?」
「明日アルが帰ってくる。それに第一、第二連隊も帰ってきてだいぶ仕事も片付いた。だから最近は快眠できていたからな」
「え? それって……うおっ!」
「だから、もう少し寝かせろ、まだ朝食まで時間がある」
俺の言葉を遮って、後ろからギルが抱きついてきた。まさに抱き枕状態になっている。
少しの間動けないでいると耳元にギルの寝息が聞こえた。せっかく最近よく眠れているというのだから、起こすのも悪いと思った俺はその後朝食までの時間、大人しく抱き枕に徹することとなった。
俺はドキドキして全く寝られず、かれこれ一時間ほど背中にギルの体温を感じながら、昨晩確実にいらんことをした自分の過ちを呪っていた。
◇◇◇
「いただきます」
朝食を目の前に手を合わせ感謝の言葉を呟く。
その後、朝食の時間が近づいた頃にギルは目を覚ましたので俺は自室に戻った。
現在一人で食堂で朝食を食べるところである。
今日の朝食は、パンとサラダ、スープにヨーグルトといった至って普通で健康的なメニューだ。
むしゃむしゃと食事をとっていた俺の前に誰かが座る。
「ふぁあ~、おはよサタロー」
「はよ、パスカル、随分眠たそうだな」
「あぁ、医療班は人手が足りないから大変なんだ」
「そうなのか……」
俺の前に座ったパスカルはいつにも増して眠たそうにしている。もともと朝が弱いようで少し経てば直ぐにウザいぐらいのハイテンションに戻るのだが、それにしても疲れている様子だった。
でもまぁ、大量に皿に乗せられたベーコンやらソーセージやらを見ると食欲はあるようだ。
「なぁ、アルが帰ってくるって本当か?」
「なんだ、知ってたのか……あぁ、明日帰ってくるぞ」
「そっか」
ギルが言っていたことはどうやら本当だったらしい。アルに会うのは実に一か月ぶりとなる。
俺の命の恩人でもある彼には、遠征訓練中に別れたため王都に帰ってきてから会うのは初めてである。
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