上 下
278 / 1,109

『レスが欲しくて嘘を書き込む』そんな心理状態にあるってことは、その人は、 『心が弱ってる』ってことじゃないの?

しおりを挟む
『レスが欲しくて嘘を書き込む』

そんな心理状態にあるってことは、その人は、

『心が弱ってる』

ってことじゃないの? 私はレスが欲しくてコメントしたりなんてしないし、したいとも思わない。

だとしたら、叩いていい相手じゃないと思うんだけど? もっとも、だからって私がどうこうしなきゃならない義理も義務もない相手だから、何もしないけどさ。

私がそれをする義理や義務があると感じてるのは、子供達とダンナと、担当編集のさくらと彼女の家族だけだよ。

だって私は小さくて非力でできることも大してない、ただの凡人だからさ。

どんな綺麗事掲げたって、私の力が及ぶ以上のことは実現できない。

でもその代わり、自分の力が及ぶ範囲のことについては、できることをしたいと思ってる。子供達が、レス欲しさにネット上に嘘を書いたりしなくて済むように、ちゃんと受け止めたいと思ってる。『メンドクサイ』とか言って自分の子供と向き合わないなんて甘えたことはしないでおこうと思ってる。

どんなに言い訳並べたって、子供が承認欲求を拗らせた人間になるかどうかは、親の影響が一番だとしか思わないからね。

『自分が生きてることを許されてる』

『自分が生まれてきたことを歓迎されてる』

自分をこの世に送り出した張本人からのその実感があれば、承認欲求を拗らせる理由なんて別にないんじゃないの? 

『普段は素っ気ない態度とってても実は』

とか、

『普段は頭ごなしに否定するようなことを口にしてても実は』

とか、そんなフィクションでは定番の<お涙頂戴>なんて現実ではそうそう通用しないからね? そういうのはちゃんと言葉にしないと態度で表さないと通じないから。たいていは。

子供が<ムシのいい話>を期待すると『甘えんな!』とか言うクセに、親がフィクションの中にしか存在しないようなムシのいい話を期待するのは許されたいとか、それはやっぱおかしいでしょ?

もしくは、親がフィクションの中にしか存在しないようなムシのいい話を期待するんなら、子供がそういうのを期待することを『甘えるな!』と言うのもおかしいじゃん。

私が言ってるのはそれだけのことなんだよね。そして心掛けてるのもそれだけのこと。

子供に甘えることを許さないのなら、自分も甘えない。

自分が甘えたいなら、子供が甘えるのも許す。

そうじゃなきゃ筋が通らないじゃん。

親は『メンドクサイ』からって手を抜いても許されて、子供はそれを許されないとか。

『そうやって甘やかすとロクな大人にならない!』

って言うかもしれないけど、それを言ってる大人がロクなもんじゃないじゃん。

『自分に甘く他人に厳しい』

っていうさ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ぽっちゃりOLが幼馴染みにマッサージと称してエロいことをされる話

よしゆき
恋愛
純粋にマッサージをしてくれていると思っているぽっちゃりOLが、下心しかない幼馴染みにマッサージをしてもらう話。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

体育教師に目を付けられ、理不尽な体罰を受ける女の子

恩知らずなわんこ
現代文学
入学したばかりの女の子が体育の先生から理不尽な体罰をされてしまうお話です。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

【完結】私は悪い父と母の、娘だった。かつてのお人形は救われたのでしょうか?

BBやっこ
大衆娯楽
以前とガラっと変わった生活。 わたしは、パパとママの隠していたお人形を見た。 店の倉庫、奥の部屋。代わって祭事に出席してあげると、わたしは健康で過ごせるんだって。 お人形を投げて、倒すのもワザワイを払うためでパパとママがやってた。 秘密にしないといけないお人形。悪いものを代わってもらえて、わたしたちは幸せになる。 …そう教わったとおりではなかったと分かったのは成長してからだった。※序盤、むなくそ悪い展開注意

前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります

京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。 なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。 今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。 しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。 今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。 とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。

婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。

夢草 蝶
恋愛
 侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。  そのため、当然婚約者もいない。  なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。  差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。  すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?

処理中です...