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第一章
第37話 魔石レース⑥
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転移すると、例によって以前と同じような広いホールのような空間へと来ていた。ただ、以前と違ってかなり前方の方に人影が見えた。その人影はすぐに転移ゲートをくぐると、この場から消えていった。
(人影だ! ようやく他の人に追いついてきたんだ!)
もしあれが先頭集団の最後の方だったら、僕にもまだ可能性はあるかもしれない。……残る関門はあと2つだ。次の関門を最速で突破して、最後の関門の前で先頭集団に追いつくことは不可能じゃない。
……そもそもこの魔石レースは、各関門を必ず個人の力で突破しなければならない仕組みになっている。どれだけぶっちぎりで先頭を走っていたとしても、後の関門で躓けばその時点で大きなタイムロスになるし、そもそも関門を突破できなければその時点で脱落になる。
(つまり、残りの関門の難易度が高くてみんながそこで詰まれば詰まるほど、僕にとっては都合がいいということ……!)
まだ希望はある……。僕はそう思いつつ、前方の転移ゲートへと急いだ。
――ホールの半ばほどまで来ると、後ろに人の気配のようなものがした。ちらりと後方を確認すると、ちょうど僕のようにこのホールに転移してきた人が見えた。その人は状況を把握するとすぐに僕のように前方にある転移ゲートへと向かって走り出した。ぱっと見は騎士のような外見だったので白銀騎士団所属の冒険者だろうと僕は思った。
(僕よりも遅い人がいたんだ……。もしかしたら僕は結構追い上げてるのかもしれない)
第一関門であれだけ時間をかけてしまった僕だけど、その後の第二関門や第三関門はかなり早いスピードで突破した。それなら、先頭集団には届かなくともそれなりの位置にいるとしてもおかしくはない。実際、僕に抜かれた参加者が今僕の後ろを走っている。
(ただ、先頭集団は第二関門も第三関門も僕と同じように相当のスピードで突破しているはず。それなら差は全然縮まっていないと考えるのが妥当か……)
理想的なのはやはり第四関門がかなりの難関で先頭集団がそこで時間を食う一方、僕が最速で第四関門を抜けるケースだ。これなら先頭集団を抜いて僕が先頭に立てる。
(ここまで来たら、いけるところまではいってやるぞ……!)
僕は静かに闘志を燃やしつつ、転移ゲートをくぐった。
――気がつくと僕は例によって通路に立っていた。前方には扉が見え、後方には壁があるだけだ。僕は急いで扉に向かって進んでいく。扉の前まで来ると、扉の横に木の札が貼り付けられていて、そこにはこう書いてあった。
~第四の関門『汝の力を示せ』~
自身の全ての力を持って敵を撃滅せよ
……なるほど、戦闘系か。どんな敵が待っているかは知らないけど、戦闘系なら僕にとってはとても好都合だ。このレースはランク3以下しか出られないレースだ。出てくるモンスターも冒険者のレベルに合わせてせいぜいレベル40と言ったところだと思う。その程度のモンスターなら、レベル300超えの僕ならきっと瞬殺できる。
(いっそものすごく強いドラゴンとか出てきて他の参加者を苦戦させてほしいぐらいかも……)
周りが苦戦している間に僕が瞬殺でドラゴンを倒せば一気にトップに立つことも可能なのだ。僕は中にできるだけ強く、かつ僕にとっては簡単に倒せるモンスターがいることを願いつつ、扉を開いた。
――中に入ると、そこはかなり広い空間になっていて、前方に何やら巨大な岩の塊のようなものが鎮座していてるのが見えた。よくよく見ると、それは人型をしていて、こちらに気づくとゆっくりと大きな音をたてて立ち上がった。頭の部分には単眼のようなものがあり、赤く光りながら僕の方を向いている。
(人型の岩のようなモンスター……いわゆるゴーレム的なやつだろうか?)
その姿はゲームでよくあるゴーレム系のモンスターにそっくりだった。僕は相手のレベルやスキルを知るために【識別】をかけた。
【識別結果】
レベル:36
スキル:【物理耐性:強】【魔法耐性:強】【完全状態異常耐性】……
見た目から想像できる通り、耐性系のスキルが並んだ。物理と魔法に耐性があって、状態異常は全く効かないとそういうことらしい。他にも攻撃スキルとか持っているのだろうけど、【識別】は三つまでしかスキルを見破ることができないので、攻撃に関しては何もわからなかった。
……でも、ゴーレム系の敵はそこまで特殊な攻撃はしてこない気がする。レベルも36とそこまで高くはないので、例え耐性があっても僕の【魔力の矢】でなんとかなるんじゃないだろうか。
僕がそう考えていると、相手は「ゴゴゴ……」と大きな音を立てて近づいてきた。僕が慎重に相手の行動を見定めていると、近くまで来た相手は両腕をゆっくりと振り上げ、僕に叩きつけようとしてきた。かなりのスピードだったけど、僕はそれを難なく避けた。
ドガァン!と大きな音を立てて相手の両腕が石でできた床にヒットし、床を大きく破壊する。まともに喰らえばかなりのダメージというか、当たりどころか悪ければ死んでもおかしくなさそうな威力だった。
(……うーん、普通に殴ってくるだけかな? それなら距離を取って【魔力の矢】でいけそうだけども)
僕はそう思い、相手から距離を取ると【具現化:弓矢】のスキルを使って弓矢を具現化し、【魔力の矢】で矢に魔力を込めた。さらに僕は【弓使いの心得】を発動しつつ、魔力を込めた矢を相手に向かって放つ。
ズガアアァン!!
矢は相手の右足に命中すると右足を木っ端微塵に破壊した。ちょっと魔力を込めただけだったけど、ゴーレムは特に障壁などは張らなかったので、その分だけそのままダメージを受けたようだった。
ゴーレムは右足を破壊されたことで倒れ、起き上がることはできなくなった。ほぼ再起不能といった様子だけど、赤い単眼はまだこちらを向いていて、さらにその単眼がいきなり大きく光った。
――僕は直観的に攻撃が来ると思った。
「――【魔力障壁】」
僕は【魔力障壁】を前方に展開する。すると、予想通り、ゴーレムの単眼から赤いビームのようなものがこちらへと放たれた。ビームは勢いよく僕の【魔力障壁】へとぶつかる。
バシュウウウウウウ!
しかし、ビームは【魔力障壁】に阻まれ、僕まで届くことはなかった。
(なるほど、そういう攻撃もできると……)
ゴーレムのビーム攻撃が止むと、僕は障壁を解いて、ゴーレムにトドメを刺すためにもう一度弓矢を構える。そして矢を放つと、矢は相手の赤い単眼を貫いた。こういう部分はだいたい弱点と相場が決まっていると僕は考えたのだった。
――すると、相手は動かなくなり、単眼から光が消え、巨大な体が霧のように離散していく。残ったのは魔石だけだった。僕は「あ、ラッキー」と思い、魔石を回収する。レベル36モンスターの魔石なら結構いい値段がつくだろう。これだけでもレースに参加した価値はあったかもと僕は思った。
僕は部屋の奥の扉から先に進み、通路へと出る。通路の奥には小部屋があって、中には転移の魔法陣が見えた。これで第四関門まで突破したことになるので、残る関門はあと一つ。第四関門もスムーズに突破できたので、もしかしたら先頭集団に追いついているかもしれない――あるいは既に僕がトップになってたりして。僕は少しワクワクしながら転移の魔法陣に足を踏み入れた。
――しかし、転移先で僕を待ち受けていたのは、全く予想だにしない衝撃の光景だった。
(人影だ! ようやく他の人に追いついてきたんだ!)
もしあれが先頭集団の最後の方だったら、僕にもまだ可能性はあるかもしれない。……残る関門はあと2つだ。次の関門を最速で突破して、最後の関門の前で先頭集団に追いつくことは不可能じゃない。
……そもそもこの魔石レースは、各関門を必ず個人の力で突破しなければならない仕組みになっている。どれだけぶっちぎりで先頭を走っていたとしても、後の関門で躓けばその時点で大きなタイムロスになるし、そもそも関門を突破できなければその時点で脱落になる。
(つまり、残りの関門の難易度が高くてみんながそこで詰まれば詰まるほど、僕にとっては都合がいいということ……!)
まだ希望はある……。僕はそう思いつつ、前方の転移ゲートへと急いだ。
――ホールの半ばほどまで来ると、後ろに人の気配のようなものがした。ちらりと後方を確認すると、ちょうど僕のようにこのホールに転移してきた人が見えた。その人は状況を把握するとすぐに僕のように前方にある転移ゲートへと向かって走り出した。ぱっと見は騎士のような外見だったので白銀騎士団所属の冒険者だろうと僕は思った。
(僕よりも遅い人がいたんだ……。もしかしたら僕は結構追い上げてるのかもしれない)
第一関門であれだけ時間をかけてしまった僕だけど、その後の第二関門や第三関門はかなり早いスピードで突破した。それなら、先頭集団には届かなくともそれなりの位置にいるとしてもおかしくはない。実際、僕に抜かれた参加者が今僕の後ろを走っている。
(ただ、先頭集団は第二関門も第三関門も僕と同じように相当のスピードで突破しているはず。それなら差は全然縮まっていないと考えるのが妥当か……)
理想的なのはやはり第四関門がかなりの難関で先頭集団がそこで時間を食う一方、僕が最速で第四関門を抜けるケースだ。これなら先頭集団を抜いて僕が先頭に立てる。
(ここまで来たら、いけるところまではいってやるぞ……!)
僕は静かに闘志を燃やしつつ、転移ゲートをくぐった。
――気がつくと僕は例によって通路に立っていた。前方には扉が見え、後方には壁があるだけだ。僕は急いで扉に向かって進んでいく。扉の前まで来ると、扉の横に木の札が貼り付けられていて、そこにはこう書いてあった。
~第四の関門『汝の力を示せ』~
自身の全ての力を持って敵を撃滅せよ
……なるほど、戦闘系か。どんな敵が待っているかは知らないけど、戦闘系なら僕にとってはとても好都合だ。このレースはランク3以下しか出られないレースだ。出てくるモンスターも冒険者のレベルに合わせてせいぜいレベル40と言ったところだと思う。その程度のモンスターなら、レベル300超えの僕ならきっと瞬殺できる。
(いっそものすごく強いドラゴンとか出てきて他の参加者を苦戦させてほしいぐらいかも……)
周りが苦戦している間に僕が瞬殺でドラゴンを倒せば一気にトップに立つことも可能なのだ。僕は中にできるだけ強く、かつ僕にとっては簡単に倒せるモンスターがいることを願いつつ、扉を開いた。
――中に入ると、そこはかなり広い空間になっていて、前方に何やら巨大な岩の塊のようなものが鎮座していてるのが見えた。よくよく見ると、それは人型をしていて、こちらに気づくとゆっくりと大きな音をたてて立ち上がった。頭の部分には単眼のようなものがあり、赤く光りながら僕の方を向いている。
(人型の岩のようなモンスター……いわゆるゴーレム的なやつだろうか?)
その姿はゲームでよくあるゴーレム系のモンスターにそっくりだった。僕は相手のレベルやスキルを知るために【識別】をかけた。
【識別結果】
レベル:36
スキル:【物理耐性:強】【魔法耐性:強】【完全状態異常耐性】……
見た目から想像できる通り、耐性系のスキルが並んだ。物理と魔法に耐性があって、状態異常は全く効かないとそういうことらしい。他にも攻撃スキルとか持っているのだろうけど、【識別】は三つまでしかスキルを見破ることができないので、攻撃に関しては何もわからなかった。
……でも、ゴーレム系の敵はそこまで特殊な攻撃はしてこない気がする。レベルも36とそこまで高くはないので、例え耐性があっても僕の【魔力の矢】でなんとかなるんじゃないだろうか。
僕がそう考えていると、相手は「ゴゴゴ……」と大きな音を立てて近づいてきた。僕が慎重に相手の行動を見定めていると、近くまで来た相手は両腕をゆっくりと振り上げ、僕に叩きつけようとしてきた。かなりのスピードだったけど、僕はそれを難なく避けた。
ドガァン!と大きな音を立てて相手の両腕が石でできた床にヒットし、床を大きく破壊する。まともに喰らえばかなりのダメージというか、当たりどころか悪ければ死んでもおかしくなさそうな威力だった。
(……うーん、普通に殴ってくるだけかな? それなら距離を取って【魔力の矢】でいけそうだけども)
僕はそう思い、相手から距離を取ると【具現化:弓矢】のスキルを使って弓矢を具現化し、【魔力の矢】で矢に魔力を込めた。さらに僕は【弓使いの心得】を発動しつつ、魔力を込めた矢を相手に向かって放つ。
ズガアアァン!!
矢は相手の右足に命中すると右足を木っ端微塵に破壊した。ちょっと魔力を込めただけだったけど、ゴーレムは特に障壁などは張らなかったので、その分だけそのままダメージを受けたようだった。
ゴーレムは右足を破壊されたことで倒れ、起き上がることはできなくなった。ほぼ再起不能といった様子だけど、赤い単眼はまだこちらを向いていて、さらにその単眼がいきなり大きく光った。
――僕は直観的に攻撃が来ると思った。
「――【魔力障壁】」
僕は【魔力障壁】を前方に展開する。すると、予想通り、ゴーレムの単眼から赤いビームのようなものがこちらへと放たれた。ビームは勢いよく僕の【魔力障壁】へとぶつかる。
バシュウウウウウウ!
しかし、ビームは【魔力障壁】に阻まれ、僕まで届くことはなかった。
(なるほど、そういう攻撃もできると……)
ゴーレムのビーム攻撃が止むと、僕は障壁を解いて、ゴーレムにトドメを刺すためにもう一度弓矢を構える。そして矢を放つと、矢は相手の赤い単眼を貫いた。こういう部分はだいたい弱点と相場が決まっていると僕は考えたのだった。
――すると、相手は動かなくなり、単眼から光が消え、巨大な体が霧のように離散していく。残ったのは魔石だけだった。僕は「あ、ラッキー」と思い、魔石を回収する。レベル36モンスターの魔石なら結構いい値段がつくだろう。これだけでもレースに参加した価値はあったかもと僕は思った。
僕は部屋の奥の扉から先に進み、通路へと出る。通路の奥には小部屋があって、中には転移の魔法陣が見えた。これで第四関門まで突破したことになるので、残る関門はあと一つ。第四関門もスムーズに突破できたので、もしかしたら先頭集団に追いついているかもしれない――あるいは既に僕がトップになってたりして。僕は少しワクワクしながら転移の魔法陣に足を踏み入れた。
――しかし、転移先で僕を待ち受けていたのは、全く予想だにしない衝撃の光景だった。
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