国で暗殺されそうなので、公爵やめて辺境で美少女専門テイマーになります

竜頭蛇

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クソビッチゲットだぜ!

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 流石の俺にも竜の動きは見え見えだったので、突撃を避ける。

「な、何で避けるんですか!? 『ホーリーミラー!』」

 ビッチの目の前に光の壁みたいな生み出され、竜の突撃を止めた。
 奴のおかげで暴走老人を止めるチャンスが出来た。

「な、何をする!?」

 俺は竜の背によじ登ると、乗っているジジイを羽交い絞めにした。
 こういうタイプのおじいちゃんにはきつく言わんと聞かんからな。
 命令口調でこのバカ騒ぎを止めるように言うか。

「このバカ騒ぎを止めるために竜に待てをかけてください。これ以上暴れるのは禁止です」

 ――『禁術』発動

 するとジジイはいきなり嘘のようにおとなしくなり、竜も同じく動きを止めた。

 本当は構ってほしかっただけなんだな、ジジイ&竜……。

 俺は孤独な独居老人の切なる望みを垣間見て、少し涙腺に来るものを感じる。
 すると竜が我慢しようとこらえられなくなったのか、まるで麻痺ってるような緩慢な動きでこちらに向けて口を開けた。
 ――ペナルティ発生

 すると竜はいきなり体中から血を噴き出し始め、もがき苦しみだした。

「gyaaaaaaa……a……a……」

 断末魔を上げて、竜さんが絶命した。
 俺はビビッて、思わずこれをやらかしたジジイを見る。
 きっとこのジジイ、竜をしつけるために心臓辺りに爆弾でも埋め込んでいたんだろう。
 ジジイの行き過ぎた指導で、罪のない竜さんが……。

 さすがにこのジジイは暴走し過ぎだ。
 俺の手には負えない。ファーザーにぶん投げておこう。

「ファーザーさん、この人を拘束しておいてください」

「……あ、ああ」

 ジイサンを渡すと気おくれしたような感じで、ファーザーは立ったまま動かないジジイを担ぎあげた。

 さて、竜さんの亡骸を見るのも堪えるし、捜索を再開するか。

「母親――」

「いえ、謝罪の言葉は不要です。あなたは真実を告げただけでなのですから。……母は神に仕える天使になったのではなくて、この竜の巣の中で一人でいた。それだけ分かれば十分です」

 ビッチは竜の巣にあるビッチと同じような服を着た白髪のしゃれこうべを見て、そう告げる。
 どうやらビッチに見解によると、幼女のママはあのしゃれこうべらしい。
 ……。
 幼女の闇がまた深まってしまった。
 ママは動かないスケルトマン。
 これでは幼女を任すことができない。ここに来てまさかの幼女引きつれでのUターンか。
 俺は何のためにここに来たんだ……。

 俺が途方に暮れているとビッチは新たにネクロフィリアに目覚めたのか、幼女ママスケルトン含むスケルトンの山に向かって歩いていく。

「『ラストデザイア』」

 山ので止まって、そう呟くスケルトンたちが青い炎に包まれて消えていく。
 俺には高度なプレイ過ぎて何をやっているのか理解不能だ。
 ビッチは振り替えると少し大人びったような哀愁の漂うような顔をして、賢者タイムに入っていた。
 人がショックを受けているときに自分だけすっきりするなんて奴だ。

 俺が微かに怒りを覚えていると、ビッチは口を開いた。

「魔王、まだこの世の中には隠された真実があるのでしょうか?」

 ビッチは真実――性癖の事に関して俺に尋ねてくる。

「無数にあるでしょう。この世界は広く、人で溢れているのですから」

「そうですか……」

 俺は辺り一辺倒な答を答えると話を続けられても困るので、踵を返す。

「……私もあなたの真実を暴く旅に連れていてくださいませんか?」

 誰が性癖マニアだコノヤロー!
 失礼この上ないな、このビッチ。

「好きにすればいいでしょう」

 俺はビッチの挑発に乗らずに、適当に返す。
 ビッチはまだ煽る気なのか、俺の背後に追随してくる。

 幼女の闇が深まったし、ビッチに煽られるは、全く散々だ。
 早くここから帰ろう。
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