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五十五話「エアネストの初めては私のものだ」***

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※同じ話を2回続けて公開してました。すみません。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




「あっ、兄上、こっ……今度こそ、ひっ…一思いにやってください…っ…!」

声が震える、かっこ悪い。

「わかった、後悔はしないな?」

「しません!」

これ以上兄上に我慢させたくない。……怖いけど、ボクも兄上のが……ほしい。

「そうか、では遠慮なくエアネストの初めてをいただくとしよう」

「はい……!」

体がガタガタする、声がくぐもってしまう、たぶん泣きそうな顔をしている。

お風呂で見たヴォルフリック兄上のペニスは大きかった。

あれが天を突くほどそそり立ったら……兄上の勃起した陰茎を想像し戦慄(せんりつ)した。

ボクの腰を掴み、ボクの両脚を兄上の太腿で挟み、お尻にペニスをあてがう。

ピクンと体が揺れる。兄上の男根はガチガチに硬くなっていた。

「水魔法とクリームですべりやすくしたが、それでも苦痛をともなうかもな」

痛いんだ……ひりひり、ずきずきするんだ……。涙で目が潤む。

頑張れボク! 負けるなボク! 

「が、我慢します!」

ヴォルフリック兄上を気持ちよくして上げるんだ!

「入れるぞ」

「はっ、はい!」

兄上の先端がお尻の割れ目に入ってくる。

「ん、ぁっ……、ああ……っ!」

滑りをよくしたとはいえ、指とは明らかに違う質量に痛みで瞳が揺れる。

「まだ、先端も入っていないぞ」

「ン……、うっ……あっ! ボクは、大丈夫です……から、ズブっと奥に挿してください!」

「わかった、では少しずつ進めるとしよう」

ちょとずつ、兄上の陰茎がボクの中に入ってくる。

お尻が悲鳴を上げる。痛みで涙がボロボロとこぼれる。

「あっ……、や……くっ……ぁ! うッ……、あっ、あっ…………ひゃん!!」

兄上のペニスがある箇所を突いたとき、体がびくっと跳ねた。

「やっ、なに……今の?」

今まで痛みしかなかったのに、兄上のペニスがそこに触れたとき、たまらない良さがあった。

「エアネストの感じる部分に、私のペニスが触れたようだな」

「感じるところ?」

「そうだ、エアネストはここを突かれると嬉しいのだろう?」

兄上がボクの腰を掴み、同じ箇所を突いた。

「ああっ……、はぁッ! ああん……、やぁ……ああァっ!」

「震えが止まらないようだな? 快感か?」

「やァっ……、ふぁぁ! ああ……っ! ひゃぁ! ……ァああっ! そ、そんなこと、言えません……!」

いい気持ち……幸せ、でもそんなこと恥ずかしくて言えないよぅ!

「そうか、では今度は奥を気持ちよくしてやろう」

「ふぇっ? ぁっ、ぁああああっっ……!」

兄上がペニスを中にすすめる。

「やぁぁぁァ……! 兄上ぇぇえ!」

一気に最奥を突かれた。

やさしくするって言ったのにぃっ……! すごく痛いよぅ!!

「すまない、時間をかけて進めるつもりだったが、エアネストが愛らしすぎて我慢できなかった」

「ううっ、ひどいです兄上……」

「悪かった、お前がなれるまでしばらく動かない」

「うん」

そうしてもらえると助かります。

兄上の男根がボクの中に入っているのが分かる。

嬉しい……兄上と一つになれた。でもじっとしていると、そこに意識がいってしまって……羞恥心が!

ヴォルフリック兄上のペニスが根元までボクの中に……愛で満たされているのを感じて、顔に熱が集まり耳まで赤くなる。

兄上に背を向けていてよかった。きっとボクは、涙とよだれでぐずぐずになったひどい顔をしている。

「動くぞ」

「はいっ……!」

期待と不安で、体がぴくぴくとしびれる。

兄上が腰をスローペースで前後に出し入れした。

ゆっくりとペニスをギリギリまで引き抜き、奥まで挿す。

「あっ、……はぁ、ん! あぁ……!  ふぁっ、はぁ……ん!」

兄上の男根の先端が、ボクの感じるところに触れビクン! と打ち震える。

「エアネスト、愛している!」

「あッ、ぁあ……っ! はぅ……ぁあ っ! あぁっ……ん、ああァ……っ! ふぁあっ! ボクも、愛しています……兄上!」

兄上が好き、大好き! まだ少しセックスは怖いけど、兄上をずっと感じていたい!

「エアネスト……!」

ヴォルフリック兄上が腰の動きを早める。

「アあぁっ……アぁぁっ! やぁぁあ…ん! はぁぁ…っ、うぁぁァ……! ぁアアっ! ふぁあッ……兄上ぇぇ!」

兄上がペニスを出し入れするたびに、接続部分がずひゅずひゅと卑猥な音を立てる。

腰を打ち付けられるたびに、パンパンとみだらな音を立てる。

「エアネスト、好きだ! 愛している!!」

「やぁぁあ……っ! はぁぁァ! クぁぁぁ! あアぁぁっ! はぁああ……!! ンんッ……ああぁァッ!! ボクもです……兄上っ!!」

兄上がボクを愛してくださっているのが伝わってくる。まだ少しちくちくするけど、セックスはすごく……心地いい。

「こちらにも、刺激をあたえてやろう」

「はぁああァァ! うァああッ…!! ひゃぁああっ! ふぁアああ! はぁぁアッッ! やぁぁぁああッ!!」

兄上がボクのおちんちんを握る。

ボクのおちんちんは、兄上に触られる前にそそり立っていた。

お尻を突かれておちんちんが硬くなるとか、ボクって変態なのかな?

兄上が腰の動きを早める。同時におちんちんを上下に擦る。二カ所を同時に攻められ、快感で頭がおかしくなる。

「ああぁぁっ!! ンぁああッ!! ふァあああっ!! はぁぁァあン! ひぁあアアッ! ふぁぁああっ……!! 出、ちゃうよぅ!!」

「エアネスト、一緒にイこう!」

兄上に最奥を突かれ、ボクは達した。

「ひゃぁぁぁあああっっ!!」

「くっ、エアネスト、締付けがすごい!」

兄上もボクの中で達した。

ドクドクと兄上の精子がボクの中に注がれる。

兄上の愛で満たされ、しばしボクは夢見心地だった。

◇◇◇◇◇
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