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四十話「ノヴァさん、ハッスルす」***
しおりを挟む気がついたらスイートルームの天蓋付きベッドに押し倒され、服を脱がされていた。
えっ? 宿屋の玄関から瞬間移動しました? 素早い! これがSランク冒険者の本気なのか……!?
赤い絨毯が敷き詰められた廊下とか、五階にはスイートルーム一室しかないとか、最初に泊まった宿屋の二十倍の広さのある部屋とか、豪華な調度品とか……その他もろもろを描写する暇がない!
絶対に眺めがいいと思われるテラスには出てもいない。宿と湖の位置関係から推測して、湖に夕日が沈む壮麗な景色が見れるはずなのに……!
「シエル! シエル! 今すぐしたい! 中に出したい!」
自らの服も素早く脱ぎ捨て、ノヴァさんがのしかかってきた。
「シャワー浴びてないですし、お腹空きましたし、俺ノヴァさんに聞きたい事が……」
「全部セックスのあとではだめか? 今すぐに抱きたい!」
ノヴァさんの唇が俺の唇に重なる、貪るように口を吸われた。
くちゅくちゅと唾液が混じる音が耳を犯す。
ノヴァさんが唇を離し、首筋、鎖骨と順番に口付けていく。
胸の飾りを指先でいじり、反対の突起を口に含む。
「あっ……、あっ、ふァ……、だめっ……俺、ノヴァさんと、話したいことが……あ、あぁッ……!」
ノヴァさんの頭をグイっと押すがびくともしない。
「程よく抵抗されるのもいい! 力で征服したくなる!」
ノヴァさんは胸の突起を吸いながら、アナルに指を入れ解かし始めた。
「やらっ……! あッ、あっ……ん! 中の感じるとこコリコリしないれ……!」
ノヴァさんに開発され、毎晩抱かれている体は、指の刺激だけで簡単にイきそうになる。
「分かっている、指の刺激ではイきたくないのだろ? 今私の愛の棒を中に入れる!」
ノヴァさんが指を引き抜き、硬い棒をアナルに押し付ける。
「やっ、やぁっ……! だめっ、入れないで、あっ、……ふぁぁぁっ!」
肉棒を一気に奥まで差し込まれる。目の前がチカチカして、入れられただけで達してしまった。
「シエル! ……しているシエル!」
ノヴァさんが俺の腰を掴むとギリギリまでペニスを引き抜き、勢いよく打ち付けた。
「あっ、あっ! あんっ、はぁ…! ん、ぁっ…ノヴァさん、激し……い!」
一度イかされたことで脳みそがとろけてしまたった俺は、シーツをギュッと掴みあとはされるがままだ。
「シエル! もっと私の名を読んでくれ! もっと喘ぎ声を聞きたい!」
ノヴァさんの愛の塊が中を攻め、同時に俺のおちんちんを擦る。
「ヒヤッ、んっ! あッ、あっ、あァッ! …ふぁッ! ノヴァしゃん、それやらぁ……!」
背をエビのように反らし快楽を逃がそうとする。
「シエル、可愛い! 私の背に腕を回してくれ!」
「ん、ノヴァさん……!」
言われるままにノヴァさんの背に手を伸ばすと、ノヴァさんが破顔した。
チュッチュッと口付けされ、最奥をずんずんと突かれる。
ぐちゅぐちゅと肉棒が抜き差しされる卑猥な音と、パンパンと腰を打ち付ける音が響く。
最奥をぐりっ! と突かれ、俺は達した。
白濁した液が腹を濡らす。ノヴァさんもほぼ同時に達し、俺の中に出した。
「ノヴァ……さん?」
達したあとだから頭がふわふわしてる。
「シエルにとろけた目で見上げられるのはたまらない!」
ノヴァさんが俺の唇に自身の唇を重ねる。
俺の中に入ったままのノヴァさんの竿が大きくなった。
キスしただけで硬くしないでほしい。
「シエル、私が欲しいと求めてくれ!」
「やぁ、もっ、だめ……れす、星を見に行く約束……」
シャワーを浴びて、星を見に行きたい。
「星はあとでも見れる、頼む求めてくれ! シエル!」
美しい藤色の瞳で見つめられ、中でゆるゆると動くペニスに快楽を与えられ続け、脳みそがトロトロになっていく。
俺もこのまま終わるのは寂しいし、実のところ一回では足りない。
「あと、一回らけらよ?」
コテンと首をかしげると、ノヴァさんがゴクリとつばを飲む音が聞こえた。
「約束する! だから求めてくれ!」
ギラギラとした目つきで、ノヴァさんが俺を見ている。中に入ったままの男根がまた硬さを増した。
「ノヴァさん……もう一回、して」
うるうるとした瞳で見上げると、
「シエルーー!!」
ノヴァさんが音を立てて壊れた姿が視界に入った。
壊れたノヴァさんが、めちゃくちゃハッスルしたので、そのあと三回中に出しされた。
◇◇◇◇◇
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