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第11章 ダンジョンフロア2階 オープン準備編
【094】雪山でのテストプレイ with スキー&スノボー4
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「にゃー、ご主人!このカンヌキ?凄いにゃー。足が雪に沈まないにゃー。」
「雪国で古くから、雪道を歩くのに開発されたものだしね。本来は稲藁を編んだものらしいよ。で、このダンジョンでは、これがもっともコスパがいいからね。」
「でも、ですねウィーンさん。このカンヌキって、あまりオシャレじゃありませんよ。ちょっと野暮ったさが出てしまってます。」
「まー、機能性を重視して、手作業によって開発されたものだし。近年はあまり使われてないみたいだから。よかったら、小咲ちゃん、これのデザインもやってみる?雪兎とか、狼とかデザインしてみると案外可愛いくなるんじゃないかな。」
「そうですね。機構も少し見直してみますね。手作りでするなら、おそらくその作りが一番よいのでしょうが。今は、3Dプリンタもある時代ですからね。それに、こっちは、デザインして、それをショップ登録したら、後は量産はしなくても、大量に販売出来ますから。楽しそうですね。後でやってみます!」
小咲ちゃん。その心意気や良し。仕事は楽しんでやったもの勝ちだからね。1日8時間もその仕事に着くんだから、嫌嫌やるよりかは、楽しんでやった方が人生は、十二分に楽しくなると思う。
と話し込んでいる間にもミリィは、カンヌキを履いて周囲を走り回っている。あれ、おかしいですね。カンヌキって、歩くのには重宝されるけど、走るのには適してなかった気がするんですが。
ミリィの走った後には、粉雪が舞い上がっている。うん、冬場の子供が遊ぶ風景みたいで和むな~。僕も欧州にいた頃は、雪が積もると、ウキウキして、外に出て遊んでたっけ。
「ご主人、ご主人!これもう一組欲しいにゃー」
「えっ、なんで?両足履いてるから、もういらないんじゃないの?」
「にゃー」
と言って、両の手のひらを上に向けて、こっちに差し出してくる。
「あーなるほど、手にもつけたいわけか」
「.にゃー、にゃー、その通りにゃー」
本来、カンヌキは手につけるものではないし、上手く使えるかどうかは分からないけど、ミリィがやってみたいんなら、買ってあげようか。子供は自分のやってみたいこと、あれこれ、自分でやって失敗して成長出来る生き物だしね。
年長者がそれは失敗する、それはダメだって言葉一つでやってしまうと、子供は考えることや成長することを諦めてしまうケースがあるらしいし。
「はい、ミリィ、送っておいたし。使ってみてね」
「にゃー、ご主人、ありがとうにゃー」
両手にさっそく装備?いや、本来の使い方ではないので、カンヌキを両手で掴んで、動物の猫のように4足歩行で、歩いていた。
「にゃー、にゃー、いい感じだにゃー」
慣れてきたのか、4つのカンヌキを使って器用に走り回っている。うっ、上手く行くもんなんだね。自分の普通と呼べる考えで押し付けなくてよかった。
「ミリィちゃん。凄いですね。あんなに器用に走れるもんなんですね。」
同じ猫族故か、小咲ちゃんがウズウズしながら、その様子を眺めていた。
「やっぱり、小咲ちゃんもカンヌキでテストプレイしてみる?」
「うっ、うーーーーん。そ、それでもいですか?でも、やめときます。そうなるとトナカイのテストプレイする人がいなくなりますし。」
「それなら心配しなくても僕がやるから大丈夫だよ。」
「なら私もお願いします。」
こっちは経費扱いで従業員に配布する形で、小咲ちゃんに渡す。ややこしいよね。テストプレイは、善意でしてもらっている。なので、必要は備品があれば、それは会社で用意する必要がある。
でも、これがスキーやスノボーだと、個人が遊ぶ範囲で使用するため、経費にはできない。僕のやつを使うならそもそも買う必要もないけどね。まー僕は、スキーもスノボーも買ってないや。ミリィ用に購入してあるだけだし。
レンタルにするのも一つの手ではあるよね。ちょっとコスパが悪くなるけど。
「なっ、なるほど、これがカンヌキなんですね。足元が少しふわふわして、不思議な感じがします。それにしても、これであれだけ走り回れるミリィちゃんは凄いですね。私は慣れるまでに時間がかかりそうです。」
「あっ、ミリィみたいに、手用のカンヌキもあった方がいいよね。はいっ、送っといたよ。」
「ありがとうございます。」
ミリィの後を追いかける様にして、小咲ちゃんがのっそりのっそりと追いかける。手用のカンヌキは、しばらく装備しないようだ。
さっ、チートで登っていった二人はどうかな?
と、二人がいそうな所に視線を向けると、雪山の山頂には、もう二人ともいなかった。もう滑り始めたんだね。と徐々に視線を下に移して行くと、パラレルで、右へ左へ移動しながら降りてくる姿があった、
やっぱり山育ちは上手いものだね。僕だとあーはいかないや。
「おーい、ウィーンさーん」
雪那さんが滑りながらこちらに手を振ってくる。滑りながらやるのってよっぽど慣れた人でないと難しいよね。と手を振っている間に、僕のところまで滑ってきた。
「雪国で古くから、雪道を歩くのに開発されたものだしね。本来は稲藁を編んだものらしいよ。で、このダンジョンでは、これがもっともコスパがいいからね。」
「でも、ですねウィーンさん。このカンヌキって、あまりオシャレじゃありませんよ。ちょっと野暮ったさが出てしまってます。」
「まー、機能性を重視して、手作業によって開発されたものだし。近年はあまり使われてないみたいだから。よかったら、小咲ちゃん、これのデザインもやってみる?雪兎とか、狼とかデザインしてみると案外可愛いくなるんじゃないかな。」
「そうですね。機構も少し見直してみますね。手作りでするなら、おそらくその作りが一番よいのでしょうが。今は、3Dプリンタもある時代ですからね。それに、こっちは、デザインして、それをショップ登録したら、後は量産はしなくても、大量に販売出来ますから。楽しそうですね。後でやってみます!」
小咲ちゃん。その心意気や良し。仕事は楽しんでやったもの勝ちだからね。1日8時間もその仕事に着くんだから、嫌嫌やるよりかは、楽しんでやった方が人生は、十二分に楽しくなると思う。
と話し込んでいる間にもミリィは、カンヌキを履いて周囲を走り回っている。あれ、おかしいですね。カンヌキって、歩くのには重宝されるけど、走るのには適してなかった気がするんですが。
ミリィの走った後には、粉雪が舞い上がっている。うん、冬場の子供が遊ぶ風景みたいで和むな~。僕も欧州にいた頃は、雪が積もると、ウキウキして、外に出て遊んでたっけ。
「ご主人、ご主人!これもう一組欲しいにゃー」
「えっ、なんで?両足履いてるから、もういらないんじゃないの?」
「にゃー」
と言って、両の手のひらを上に向けて、こっちに差し出してくる。
「あーなるほど、手にもつけたいわけか」
「.にゃー、にゃー、その通りにゃー」
本来、カンヌキは手につけるものではないし、上手く使えるかどうかは分からないけど、ミリィがやってみたいんなら、買ってあげようか。子供は自分のやってみたいこと、あれこれ、自分でやって失敗して成長出来る生き物だしね。
年長者がそれは失敗する、それはダメだって言葉一つでやってしまうと、子供は考えることや成長することを諦めてしまうケースがあるらしいし。
「はい、ミリィ、送っておいたし。使ってみてね」
「にゃー、ご主人、ありがとうにゃー」
両手にさっそく装備?いや、本来の使い方ではないので、カンヌキを両手で掴んで、動物の猫のように4足歩行で、歩いていた。
「にゃー、にゃー、いい感じだにゃー」
慣れてきたのか、4つのカンヌキを使って器用に走り回っている。うっ、上手く行くもんなんだね。自分の普通と呼べる考えで押し付けなくてよかった。
「ミリィちゃん。凄いですね。あんなに器用に走れるもんなんですね。」
同じ猫族故か、小咲ちゃんがウズウズしながら、その様子を眺めていた。
「やっぱり、小咲ちゃんもカンヌキでテストプレイしてみる?」
「うっ、うーーーーん。そ、それでもいですか?でも、やめときます。そうなるとトナカイのテストプレイする人がいなくなりますし。」
「それなら心配しなくても僕がやるから大丈夫だよ。」
「なら私もお願いします。」
こっちは経費扱いで従業員に配布する形で、小咲ちゃんに渡す。ややこしいよね。テストプレイは、善意でしてもらっている。なので、必要は備品があれば、それは会社で用意する必要がある。
でも、これがスキーやスノボーだと、個人が遊ぶ範囲で使用するため、経費にはできない。僕のやつを使うならそもそも買う必要もないけどね。まー僕は、スキーもスノボーも買ってないや。ミリィ用に購入してあるだけだし。
レンタルにするのも一つの手ではあるよね。ちょっとコスパが悪くなるけど。
「なっ、なるほど、これがカンヌキなんですね。足元が少しふわふわして、不思議な感じがします。それにしても、これであれだけ走り回れるミリィちゃんは凄いですね。私は慣れるまでに時間がかかりそうです。」
「あっ、ミリィみたいに、手用のカンヌキもあった方がいいよね。はいっ、送っといたよ。」
「ありがとうございます。」
ミリィの後を追いかける様にして、小咲ちゃんがのっそりのっそりと追いかける。手用のカンヌキは、しばらく装備しないようだ。
さっ、チートで登っていった二人はどうかな?
と、二人がいそうな所に視線を向けると、雪山の山頂には、もう二人ともいなかった。もう滑り始めたんだね。と徐々に視線を下に移して行くと、パラレルで、右へ左へ移動しながら降りてくる姿があった、
やっぱり山育ちは上手いものだね。僕だとあーはいかないや。
「おーい、ウィーンさーん」
雪那さんが滑りながらこちらに手を振ってくる。滑りながらやるのってよっぽど慣れた人でないと難しいよね。と手を振っている間に、僕のところまで滑ってきた。
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