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「あんま、暴れんといてな……今中にゆっくりと入ってる所やし、あんま動くと抜けてしまうしな……」

 そう雄介は望に宥めるように言い、本当にゆっくりと望の中へとその道具を入れて行くのだ。

 こういう行為ではきっと望は初めてそこに物を入れるからなのか、額には汗のようなものが滲み、背中にも汗が滲み始める。

 そして痛みから少しでも解放されようとしているのか、時折ゆっくりと息を吐き続けるのだ。

「もう、そろそろかな?」

 と言った直後だっただろうか、今まで中に差し込んでいた道具が止まったような感じがし、

「ココで限界みたいやしなぁ……」

 雄介の方も余程集中していたのか、額に汗を滲ませ、曲げていた体を一旦起こすのだ。

「望のムスコさんの中に、今のこの道具全部入ったで……なんか、ココに入ってるっていう感じしとるか?」

 その質問に望の方は何も答えたくはないのか、首を思いっきり振る。

「ま、望やったら、そう答えるやろなぁ……ま、そこは、ええねんけどな……ほな、コレ、動かしてみるな」

 雄介はそう言うと、ゆっくりと望のモノの先端部分から中に入れていた道具を動かしていく。

「ぁ……ぁあ……うっ! ちょ、ぁあああ!」

 最初の方は全く気持ち良さそうにな声ではなかったのだが、急に甘くて甲高い声を上げた所をみると、きっと望の奥にある気持ちいいポイントに当たったのであろう。

「望が気持ちいいポイントっていうのは、ココか? あと、この道具のはな……小さい球みたいなのが付いておって、これが、望のムスコさんの入口部分で入ったり出たりってすると、その部分を擦る事でも気持ち良くなれるんやって……」

 本当に何処で雄介はそんな知識を得て来たのであろう。 っていう位にそこで説明を始める雄介。 そして雄介の方は今日初めての事に満足しているようにも思える。 そりゃ、そうだろう。 いつも二人きりだったら、そんな事しないのだから。 きっとこの雰囲気だからこそ出来たのだろう。

 望や歩夢がモノの前端部分から中に道具を入れられている中、和也と裕実の方は、裕実がベッドへと手を付かせたままで振動する玩具を双丘周辺で動かしていた。

 さっきと違うのは、もう既に裕実の中には玩具が入っているという所だろう。

 しかもその玩具には動物の尻尾みたいなのが付いていて、裕実がピクピク体を動かす度にそのふわふわに出来ている尻尾もふわりと動いているようにも見えるのだから。

「ぁんっ! ぁ……」

 それは案外優しい刺激なのか、刺激される度にこう優しく裕実の口からは可愛い声が上がっているようにも思える。 いや寧ろ、裕実の双丘や背中を和也が手で動かし振動を繰り返す玩具が這い回っているのだから、それに反応して可愛い声が上がっているのかもしれない。 それに裕実は元から可愛い声をしているのだから、より可愛く聞こえているのであろう。
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