1,105 / 2,140
ー海上ー138
しおりを挟む
相変わらずの望に雄介の方はクスリとすると今まで胸の突起を吸ったりしていた舌は段々と下の方へと向かいお腹辺りで一旦止めるとお腹の辺りも吸い上げる。
だが今日の雄介は本当に意地悪なんだろうか? こうも望が一番触れて欲しい所には全くもって触れようとしていない。
そんな雄介の行動に段々と望の方は焦ったくなってきているようだ。 望は腰を淫らに動かしながら雄介の事を誘うような瞳で見上げてみるもののその望の行動に雄介の方は気付いていないのかそれとも気付いているのだけど望の口から言ってくれるのを待っているのかは分からないのだが全くもってその望の行動に触れてくる事はなかった。
望の方は涙目で雄介の事を見上げる。 だが望の方も何を雄介にして欲しいか? というのは言わないようだ。 寧ろ望の場合そんな事恥ずかしくて言える訳がない。
雄介はひと吐きすると半身を起こす。
「な、望……前に言わんかったか? 今な、望が俺に何かこうサインを送ってきてるのは分かっておったんやけど、流石に何をして欲しいっていうのは分からないんだわぁ。 人間には言葉っていうのがあるんやからそういう時っていうのは言葉にして欲しいねんけど……」
そう雄介の方は言いながら切なそうな表情を望へと向ける。
「……はぁ!? 何がだよ……! 俺の方は一切お前にサインなんか送ってないからな」
望はそう言うと再び真っ赤な顔をして雄介の方には視線を向けないようにしてしまったようだ。
その望の態度に雄介は再びため息を吐くと、
「あんな……望の顔にも書いてあんねん『早く先に進んで欲しい』ってな」
雄介の方は仕方無しに事実を言ったのだが、それが図星だったのであろう。 更に顔を真っ赤にする望。
「……望? ゴメンな……」
そういきなり雄介が望に向かって謝ってきた。 そんないきなりの事で何がなんだか分かってない望は目を丸くしながら雄介の事を見上げる。
「……へ? どないしてん? 何か俺が変な事言うたか?」
そんな望の行動に驚いたのは雄介の方だ。
望はそれを雄介に指摘されてしまい再び顔を真っ赤にすると視線を反らしてしまう。
「だから、お前はズルいって言ってんだよ。 お前はなぁ、ホント俺の弱い所ばっか突いて来るのな。 謝られたら普通何も言い返す事が出来なくなんだろ?」
「だってなぁ、望とは喧嘩とかしたくないしな。 それにせっかくの休みなんやから離れとうないしな」
そうそこで雄介の方は一旦間を置くと今度は真剣な表情で、
「ほんまに俺は望の事が好きや。 ほんまのほんまで望の事を心から愛しておるからな。 うん……まぁ、昔はお前から逃げた事もあったけど、今の俺はどんな望であっても愛し続けるっていう自信あるしな。 せやから、こういう貴重な望との時間を大切にしないとあかんと違う?」
だが今日の雄介は本当に意地悪なんだろうか? こうも望が一番触れて欲しい所には全くもって触れようとしていない。
そんな雄介の行動に段々と望の方は焦ったくなってきているようだ。 望は腰を淫らに動かしながら雄介の事を誘うような瞳で見上げてみるもののその望の行動に雄介の方は気付いていないのかそれとも気付いているのだけど望の口から言ってくれるのを待っているのかは分からないのだが全くもってその望の行動に触れてくる事はなかった。
望の方は涙目で雄介の事を見上げる。 だが望の方も何を雄介にして欲しいか? というのは言わないようだ。 寧ろ望の場合そんな事恥ずかしくて言える訳がない。
雄介はひと吐きすると半身を起こす。
「な、望……前に言わんかったか? 今な、望が俺に何かこうサインを送ってきてるのは分かっておったんやけど、流石に何をして欲しいっていうのは分からないんだわぁ。 人間には言葉っていうのがあるんやからそういう時っていうのは言葉にして欲しいねんけど……」
そう雄介の方は言いながら切なそうな表情を望へと向ける。
「……はぁ!? 何がだよ……! 俺の方は一切お前にサインなんか送ってないからな」
望はそう言うと再び真っ赤な顔をして雄介の方には視線を向けないようにしてしまったようだ。
その望の態度に雄介は再びため息を吐くと、
「あんな……望の顔にも書いてあんねん『早く先に進んで欲しい』ってな」
雄介の方は仕方無しに事実を言ったのだが、それが図星だったのであろう。 更に顔を真っ赤にする望。
「……望? ゴメンな……」
そういきなり雄介が望に向かって謝ってきた。 そんないきなりの事で何がなんだか分かってない望は目を丸くしながら雄介の事を見上げる。
「……へ? どないしてん? 何か俺が変な事言うたか?」
そんな望の行動に驚いたのは雄介の方だ。
望はそれを雄介に指摘されてしまい再び顔を真っ赤にすると視線を反らしてしまう。
「だから、お前はズルいって言ってんだよ。 お前はなぁ、ホント俺の弱い所ばっか突いて来るのな。 謝られたら普通何も言い返す事が出来なくなんだろ?」
「だってなぁ、望とは喧嘩とかしたくないしな。 それにせっかくの休みなんやから離れとうないしな」
そうそこで雄介の方は一旦間を置くと今度は真剣な表情で、
「ほんまに俺は望の事が好きや。 ほんまのほんまで望の事を心から愛しておるからな。 うん……まぁ、昔はお前から逃げた事もあったけど、今の俺はどんな望であっても愛し続けるっていう自信あるしな。 せやから、こういう貴重な望との時間を大切にしないとあかんと違う?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
171
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる